2014年08月13日
子どもの年齢別「むし歯予防のコツ」
お子さんの夏休み。長い休みが始まると、つい夜ふかしや朝寝坊をしたり、食事の時間がずれたり、と生活リズムが乱れがちになることもあるでしょう。夏休みは、お子さんのむし歯ができやすい時期ともいえるのです。
そんなお子さんのむし歯、年齢によってなりやすい場所が変わっていくのをご存じでしょうか。もちろん、それにあわせて歯みがきで気をつけるポイントも変えていく必要があるのです。
幼いときからずっと同じ歯みがきの仕方を続けていたら、いくらがんばっていても、うちの子だけむし歯だらけ! という困ったコトになってしまうかもしれません。
はたしてみなさんは、今のお子さんの年齢にふさわしいむし歯予防をなさっているでしょうか? ということで、今回は、子どものための医学事典『キッズメディカ安心百科 子ども医学館』(小学館)を参考に、年齢ごとのむし歯になりやすいポイントを紹介します。
■1歳半前後
この時期は、上の前歯、とくに歯と歯の間、歯のつけ根が要注意ポイントだそうです。ちなみに、最初に生える下の前歯は、唾液がたまりやすく、いつも唾液にさらされた状態なので、むし歯になりにくいそうです。
■2〜3歳
生えて間もない奥歯が、この時期のむし歯発生のトップ。とくに、かみ合わせの溝の部分に注意が必要だそうです。
歯は、生え始めが一番弱く、唾液にさらされたり、かみ合わせたり、といったいろいろな刺激によって少しずつ強くなるとのこと。だから、この時期の生え始めの奥歯は、まだ弱く、むし歯になりやすいのです。
さらに、まわりの歯より頭が低くてみがきにくい、ということもむし歯の原因に。気をつけたいところですね。
■4〜5歳
この時期は、奥歯の歯と歯の間に注意。この部分はカンに頼ってみがくことが多く、汚れが残りやすいのだそうです。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを併用するのがおすすめです。
■6歳〜小学校低学年
一番奥に生える永久歯、6歳臼歯に注意が必要な時期だそうです。生えてきたことに気づかず、生えきったときにはすでにむし歯になっていた、というケースもあるとのこと。気を付けたいですね。
■小学校3〜4年
このころは、上下の前歯が永久歯に生え変わっている時期。この生え始めたばかりの上下の前歯はまだ弱いので、要注意だそうです。
また、この時期のお子さんは、大人に歯みがきを手伝ってもらうのを卒業したばかりで、汚れが落とせていないことが多いとのこと。これもむし歯の原因になるので、まだ大人が歯みがきのチェックをした方がよいでしょう。
■小学校高学年以降
この時期は、12歳前後で生える第二大臼歯に注意。6歳臼歯と同じように、生え始めは低い位置にあるので、歯ブラシが届きにくいそうです。
また、塾通いなどで食生活が乱れることも、むし歯の原因に。お子さんの食生活にも気を配りたいですね。
お子さんの歯が生えたり、永久歯に生え変わったりするのは、成長を感じられる嬉しいことですが、成長にあわせてむし歯予防の方法も変えていかなければならないですね。お子さんの歯を守るために、参考になさってくださいね。
投稿者:タロウ|19:54
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