2014年08月01日
イヤ〜な虫を完全シャットアウト! 家に絶対侵入させない"即効虫よけ"
ジメジメ、シトシト、ムシムシ。嫌な季節がやって来ました。そう、梅雨です。なにが嫌かって雨に濡れるのも嫌ですが、人間に害為す奴らが活発になりはじめるのです。そう、ムシムシ……、虫、蟲。
そんな虫達を寄せ付けなくするためには、どうすればいいのか? 自分の家に、自分の周りに完全虫バリアーを築き上げるためのノウハウをご紹介していきましょう。
1.網戸には開き方のルールがある
まず虫対策で一番大事なのは、虫を家に入れないことです。これからの季節、気持ちの良い風が吹く夜などは網戸で過ごしたいところですが、網戸だからといって100%安全というわけではありません。
網戸にしていたのに、虫たちがどんどん入ってきてしまう……。という経験がありませんか? これはひょっとしたら、その網戸の開け方が間違っている可能性があります。網戸の開け方には、とあるルールが存在するのです。
網戸は基本的に右側に来るように配置するのが正解なのです。
え? どっちも一緒じゃないの? いやいや以下の図を御覧ください。
まずは閉まっている様子です。サッシを上から見たところですが、ご覧のようにガラス戸の外に網戸があります。例えばこの図のように左側に網戸がある状態で左の窓を開けると……?
のりこめー! のりこめー!
という状態になります。これが網戸をしているのに虫が侵入してくるという怪奇現象の真実です。では逆に右側を開けてみましょう。
どうでしょう。これなら虫たちは乗り込んでこれません。みなさんも今年からはちゃんと網戸は右側! と覚えておきましょうね。
2.「24メッシュ」以上の網戸で、小さな虫もシャットアウト
一般的な網戸は「18メッシュ(18#)。これは目の大きさが約1.15mmとなります。よく見る蚊「ヒトスジシマカ」の大きさは2mm〜4mmなので、理論的に蚊は網戸の締め方が間違っていなければ家の中には入ってこれません(中には根性で頭から突っ込んでくる勇猛果敢な個体がいるかもしれませんが)。
しかし、それより小さな虫。たとえば、田畑や川に面した家だとごく小さな名も知らぬ、細長い虫が入り込んでくることもありますよね。そして蛍光灯の中に到達して、いつの間にかごま粒のように……。
このような一般的な網戸を突破してくる虫たちへの対応としては網戸の張替えがベスト。網戸はメッシュの細かさによってさまざまな種類があり、細かくなれば なるほど防虫効果は高まります。例えば24メッシュ(24#)は18メッシュの約2倍の密度で、目の大きさは約0.84mmほど。ここまで小さなメッシュ になれば、そうやすやすと虫の侵入を許さなくなるはずです。
もっと目の細かい30メッシュ(30#)、40メッシュ(40#)という網戸もありますが、密度が増せば増すほど風が通りづらく、また値段も高くなるので、費用対効果に優れた24メッシュ(24#)あたりがオススメです。
網戸の網はホームセンターなどにありますし、張替え用の抑えゴムや工具などもホームセンターで揃います。もちろんAmazonのような通販サイトでも購入可能です。網戸の寿命は3年〜5年程度と言われています。もし頻繁に虫が入ってくるのなら、網の目をくぐり抜けてくるだけでなく、経年劣化による破損も疑ってみましょう。
天然成分で安全な防虫スプレー
3.蚊の退治は発生源の駆除も
蚊に限定した話になると、成虫の蚊を寄せ付けないだけでなく、その発生源も駆除する必要があります。ご存知のとおり、蚊は水の中に卵を産み、それが幼虫(ボウフラ)になり、その後羽化します。いかに寄せ付けないかだけでなく、いかに繁殖させないか? という点にも注意し、水場を作らないようにしておきましょう。
放置されたトレイ、植木鉢、じょうろなどは必ず撤去するか、裏返しに。水が貯まるという状態をできるだけ無くしていくことで蚊の発生は大きく抑えられます。
4.LED照明に買い換える
虫は光に集まる習性がある。これはあっているようで、正確にはちょっと違います。虫は光に含まれる紫外線に引き寄せられているのです。蛍光灯や白熱灯は紫外線を発するため、虫はそれをめがけて寄ってくるというわけですね。
逆に言えば、紫外線を発生しない光であれば虫は寄って来ないのです。そこでLED照明の出番です。例外もありますがLED照明の多くは紫外線を殆ど発しないため、不用意に虫を呼び寄せることが無いのです。もちろん、一般的な蛍光灯と比べた場合に、虫が集まりづらいというだけで、虫の目からステルス状態になれるわけではありません。
しかし、個人の体感ですが自室のシーリングをLEDにしてから、明らかに虫の来訪が減っているため、一定の効果は期待できるのではないかと思います。一般的な蛍光灯と比べるとやや割高ですが、省電力で長寿命。そして虫を寄せ付けない。夏が始まる前にLED化を検討してみてはいかがでしょうか。
5.安全な防虫スプレー
山や川に行くときは、防虫スプレーをシュッと吹きかけておくと便利。また、最近では持ち運びできる防虫アクセサリもあるので、それらを携帯しておくと良いでしょう。
しかし、防虫スプレーって安全なの? という疑問も。基本的に人間の体にふりかける程度であれば害にならないようですが、どうしても気になるなら、天然成分で安全な防虫スプレーを作ってみましょう。使うものは「ハッカ油」。
スプレーボトルに精製水を100ml入れ、そこにハッカ油を20滴ほど垂らせば完成。虫がハッカやハーブの匂いを嫌うのを利用したナチュラル成分な防虫スプレーです。
ただし、水と油なので利用前には良くボトルを振ること。そして、ハッカはすごくスースーするので、顔や目の周りへの使用は控えた方がよいかもしれません。また、刺激に弱い小さな子供への使用も控えるべきでしょう。効果は匂いが消えるまでなので、およそ1〜2時間は持続すると言われています。制汗にもどうぞ。
お米の虫対策、一番効果的なのは?
6.お米の虫対策、一番効果的なのは?
そろそろお米への虫対策も必要ですよね。何処から湧いてくるのか謎ですが、お米には虫が沸きます。米びつに唐辛子を入れる、にんにくを入れるなんて対策がメジャーですよね。
でも、最も効果的なのが、冷蔵庫。お米の虫は低温下では活動・繁殖できないため、夏の間だけでも冷蔵庫に収納しておきましょう。この際は透明なタッパーなどを使うと中の状態が確認できて便利です。個人的にはかさばらずに密閉性も高いジップロックの利用をオススメしますよ。タッパーと違って、自由に形変わるので、限られた冷蔵庫の空間を有効活用することができます。
なお、最近の家は通年快適な気温が保たれていたり、床暖房が備わっている家もありますよね。このような環境下だと、冬場でも冷蔵庫へ入れておいた方が良いかもしれません。
一概に虫と言っても、蚊のように明らかに人間に対して害を与えるものだけではなく、その多くは無害なものだったりします。彼ら虫の存在意義を全否定してしまうのは、さすがに申し訳ない気分もしますよね。
しかし、その存在が人間にとって無害だったとしても、僕の気分が悪くなったらその時点で有害です。
というわけで、只今をもって我が正義により虫は悪と認定されました。ぜひ今年の夏はこれらの防虫対策をしっかりして、気分良く過ごしていきましょう
投稿者:タロウ|21:11
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