2016年10月01日
2016年日本人ノーベル賞は誰?
遂に10月1日になり、ノーベル賞の発表が明後日からと迫りました。
3日は医学生理学賞、4日は物理学賞、5日は化学賞ですね。13日は文学賞もありますが。
私の関心はもちろん自然科学系です。
日本は2000年以降16人も受賞し、米国に次いで2番目の受賞国になりました。
2000年以降の受賞者は(敬称略)
<年> <物理学賞> <化学賞> <医学生理学賞>
2000年 白川英樹
2001年 野依良治
2002年 小柴昌俊 田中耕一
2008年 南部一郎 下村 脩
小林 誠
益川敏英
2010年 鈴木 章
根岸英一
2012年 山中伸弥
2014年 赤崎 勇
天野 浩
中村修二
2015年 梶田隆章 大村 智
2000年以降
合 計 8人 6人 2人
今年も受賞者が出ることが大いに期待されています。
医学生理学賞候補では
@米国人博士と共同で、免疫でがんを直す治療薬「オプジーボ」を開発した本庶佑(ほんじょたすく)京大名誉教授
Aコレステロールを下げるスタチンを発見した東工大の遠藤章特別栄誉教授。スタチンは毎日4000万人が飲み続けているそうだ。
B細胞内の小胞体という器官の中でたんぱく質の異常な蓄積を検知して修復する品質管理の仕組みを解明した森和俊京大教授。
C細胞内のたんぱく質の分解やリサイクルに重要なオートファージの仕組みを解明した大隅良典東工大教授。
等
私の予想ではAの遠藤教授。理由は昨年の大村智氏と同じ様に貢献対象人数が莫大なため。
次に物理学賞
これは米国の重力波天文台{LIGO」を使って昨年9月と6月に2つのブラックホールの合体によって生じたと見られる重力派を観測したことに対して。1916年アインシュタインがその存在を予言していたことが実証された。これにより新しい天文学が開くと期待されている。
しかしもう少し様子を見られるかも知れない。
実は物理学賞は物性物理と素粒子・宇宙理論が交互に受賞していて(昨年はニュートリノだったので)今年は物性物理の順になっている。
重力派が見送りになるなら、物理物性になり、日本人研究者の可能性もある。
@電気抵抗がゼロになる超電導の研究で不可能とされていた鉄系の超電導物質を発見した細野秀雄東工大教授。
A将来の省エネメモリーに繋がるとされるマルチフェロイック物質という新材料を開発した十倉好紀・創発物性科学研究センター長。
Bカーボンナノチューブ(CNT)の発見者、飯島澄男名古屋大特別招聘教授。
BのCNTは既にフラーレン(C60)やグラフェンが受賞していて、応用もこれら以上に進んでいるのにと思うが・・・。
最後に
化学賞
@世の中への貢献度という味方ではなんといってもリチウム電池の開発だろう。
これには、日本では旭化成の吉野彰氏が有名だが、もともとこの分野の第一人者は
米テキサス大のグッドイナフ教授で彼の右腕だった水島公一氏、元ソニーの西氏らが関係している。
3人なので人選が難しそうだ。
ところで
日本が得意な化学合成が01年と10年に受賞しているが、今年はそろそろではと言われている。
それで
A有機物同士をつないでより複雑な有機物を作る「向山アルドール反応」を開発した向山光昭東大名誉教授。
B精密に設計した分子を触媒として利用し有用な化合物を選択的に合成する手法を開発した山本尚中部大教授
が候補。
また
C建物の外壁など汚れ防止に既に多方面で使われている光触媒の開発者藤島昭・東京理科大学長
これは毎年の様に候補に挙がっているが実績も多くなっているのでそろそろでは。
とにかく先ずは3日の生理学賞を楽しみに待ちましょう。
3日は医学生理学賞、4日は物理学賞、5日は化学賞ですね。13日は文学賞もありますが。
私の関心はもちろん自然科学系です。
日本は2000年以降16人も受賞し、米国に次いで2番目の受賞国になりました。
2000年以降の受賞者は(敬称略)
<年> <物理学賞> <化学賞> <医学生理学賞>
2000年 白川英樹
2001年 野依良治
2002年 小柴昌俊 田中耕一
2008年 南部一郎 下村 脩
小林 誠
益川敏英
2010年 鈴木 章
根岸英一
2012年 山中伸弥
2014年 赤崎 勇
天野 浩
中村修二
2015年 梶田隆章 大村 智
2000年以降
合 計 8人 6人 2人
今年も受賞者が出ることが大いに期待されています。
医学生理学賞候補では
@米国人博士と共同で、免疫でがんを直す治療薬「オプジーボ」を開発した本庶佑(ほんじょたすく)京大名誉教授
Aコレステロールを下げるスタチンを発見した東工大の遠藤章特別栄誉教授。スタチンは毎日4000万人が飲み続けているそうだ。
B細胞内の小胞体という器官の中でたんぱく質の異常な蓄積を検知して修復する品質管理の仕組みを解明した森和俊京大教授。
C細胞内のたんぱく質の分解やリサイクルに重要なオートファージの仕組みを解明した大隅良典東工大教授。
等
私の予想ではAの遠藤教授。理由は昨年の大村智氏と同じ様に貢献対象人数が莫大なため。
次に物理学賞
これは米国の重力波天文台{LIGO」を使って昨年9月と6月に2つのブラックホールの合体によって生じたと見られる重力派を観測したことに対して。1916年アインシュタインがその存在を予言していたことが実証された。これにより新しい天文学が開くと期待されている。
しかしもう少し様子を見られるかも知れない。
実は物理学賞は物性物理と素粒子・宇宙理論が交互に受賞していて(昨年はニュートリノだったので)今年は物性物理の順になっている。
重力派が見送りになるなら、物理物性になり、日本人研究者の可能性もある。
@電気抵抗がゼロになる超電導の研究で不可能とされていた鉄系の超電導物質を発見した細野秀雄東工大教授。
A将来の省エネメモリーに繋がるとされるマルチフェロイック物質という新材料を開発した十倉好紀・創発物性科学研究センター長。
Bカーボンナノチューブ(CNT)の発見者、飯島澄男名古屋大特別招聘教授。
BのCNTは既にフラーレン(C60)やグラフェンが受賞していて、応用もこれら以上に進んでいるのにと思うが・・・。
最後に
化学賞
@世の中への貢献度という味方ではなんといってもリチウム電池の開発だろう。
これには、日本では旭化成の吉野彰氏が有名だが、もともとこの分野の第一人者は
米テキサス大のグッドイナフ教授で彼の右腕だった水島公一氏、元ソニーの西氏らが関係している。
3人なので人選が難しそうだ。
ところで
日本が得意な化学合成が01年と10年に受賞しているが、今年はそろそろではと言われている。
それで
A有機物同士をつないでより複雑な有機物を作る「向山アルドール反応」を開発した向山光昭東大名誉教授。
B精密に設計した分子を触媒として利用し有用な化合物を選択的に合成する手法を開発した山本尚中部大教授
が候補。
また
C建物の外壁など汚れ防止に既に多方面で使われている光触媒の開発者藤島昭・東京理科大学長
これは毎年の様に候補に挙がっているが実績も多くなっているのでそろそろでは。
とにかく先ずは3日の生理学賞を楽しみに待ちましょう。
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