2019年02月11日
昔と違う今の防災の常識
日本全国地震はいつどこで起こっても不思議ではない状況になっています。
また地震に対して昔と今では防災知識が変わっています。
従って「昔の防災常識」から「今の防災常識」へ知識をアップデート!する必要があります。
その例を以下にリストします。
●地震が起きた直後に取るべき行動は、
☓「昔の防災常識」では、地震が起きたら、すぐに安全な公園に避難などを考え、「すぐに外に飛び出る」だった。
◯「今の防災常識」では、外に出るより、家の中にいる方が安全で、「すぐに外に飛び出なくてよい」
これは、すぐに外に出ることで、上からガラスや看板などの「落下物により怪我をする危険性」のほうが高いと考えられているため。
●「家のどこが一番安全」か
☓昔はトイレがいいと言われていたが、最近は柱が使われていないことがあり耐震性が低い場合がある。又リビングやキッチンなどは食器棚や、本棚が倒れたり、逃げ場がなくなる危険性がある。
◯今は「家の玄関」に避難し、ドアを開け避難経路を確保すること。
●屋外で地震にあった場合はどこに逃げればいいのか。
◯「ガソリンスタンド」が最も安全。
一見危険な様な気がしますが、「ガソリンスタンド」は、消防法・建築基準法において、普通の建物よりも厳しい基準で建築されており、他の建物よりはるかに頑丈に作られている。更に全体が「防火壁」に覆われているため、炎が外から入ってこないことも、安全な理由のひとつ。
日頃自宅に近いガソリンスタンドの位置を1、2ヶ所チェックしておく必要がありますね。
昔は竹やぶがいいといっていましたがそもそもありませんね。
●地震が起きた際の「火の始末」は
☓「昔の防災常識」では・・・「まず火の始末」だった。
◯「今の防災常識」・・・「揺れがおさまってから」
今は都市ガス・プロパンガスなど、全てのガスメーターは、震度5以上の揺れで自動的に消火する仕組みになっている。
石油ストーブも場合ちょっとした衝撃で消える。(日頃経験済み?)
●地震に備えた準備
☓「昔の防災常識」では、断水などに備えて「お風呂の水を溜めておく」だった。
◯「今の防災常識」では、「お風呂の水を溜めて使うのは危険」、
「普段から飲料水や生活用水を備蓄しておくこと」が大事。
お風呂に入ったあとの水は1日で様々な菌が繁殖してしまい、それが原因で感染症を引き起こす危険性があるため。
●お風呂の水を溜めてつかう。
☓昔・・・「トイレに流す」だった。
◯今・・・「トイレに流してはいけない」
地震で、トイレの下水管が破裂した場合、お風呂に溜めていた水を流すと、水の逃げ場がなくなり、下水が逆流する恐れがある。
●地震の後は、
☓「昔の防災常識」では、「地震後、帰宅してすぐに片付け」
◯「今の防災常識」では、「家に帰ったら、まず写真撮影」。「片付け」の前に「写真撮影」しておくこと。
地震などで被災した際、自宅の被害状況によって、自治体に生活費や修繕費に当てる資金を申し込むことができる。その申し込みの際に必要な「り災証明書」に「被害の状況が分かる写真を出す」ことで認定されやすく、支給額が増える可能性がある。写真を撮る際は、「壁に入ったヒビ」、「壊れた窓」、「ドア」は必ず撮影することをオススメ。
尚「り災証明書」は原紙を市区町村の役所で貰えますが、郵送もしてくれます。必要事項を記入し提出すれば後日その証明書が届きます。
またよく似てるのに「ひ災証明書」もあるのでどちらになるかよく確認して提出することが必要です。
(当年以前の災害被害はひ災証明になるようです)
●地震後、火災が起きた時にとるべき行動
☓「昔の防災常識」では、「濡れたハンカチを口元に当てて避難」する。
◯「今の防災常識」では、「透明なポリ袋(ビニール袋)を被る」。
ポリ袋(ビニール袋)を頭から被り、袋を閉じることで、煙を吸わず、目をあけたまま避難できる。但し5分以上は窒息の危険。
実は「濡れたハンカチ」には、有毒ガスを防ぐ効果は期待できず、口元に当てても煙を少しずつ吸い込んでしまう。
●今のオススメ防災グッズとは
専門家が進める身近な防災グッズ
フリーザーバック、ラップ、ベビーパウダーの3点。
@「フリーザーバッグ」・・・カセットコンロ、鍋、水、お米フリーザーパックい入れて、10分でご飯が炊ける。卵を同様にして茹でるとオムレツが出来る。
A「ラップ」・・・お皿に巻いて(敷いて)使えば皿を洗わずに済み、水と洗う手間の節約になる。他にもいろいろ用途あり。
B「ベビーパウダー」・・・成分はタルク(滑石)で水や脂を吸収する性質があるため、
髪の毛や身体につけて、こするだけで、お風呂に入った後のようにサラサラになる。
尚、本ブログはTBSTV 2019.2.5放送の「この差ってなんですか」をまとめたものです。
(但し証明書に関しては著者が一部追記)
<以下令和5年2月22日追記しました>
更に有用な方法が満載のオススメの本があります。
それは東京都が出している東京防災というB5版340ページ位の黄色い本です。
身近なもので防災グッズの作り方がいろいろ載っています。
内容はWEBサイトで確認できます。
PCで全体が分かり易いのはサイト1からがいいと思います。
一方スマホで自分好みでカスタマイズできるサイト2もあります。
しかし、平時ではどちらも落ち着いてみれますが、一旦災害が起きるとPCやスマホは見る余裕がないのでは?特に停電時。
スマホは主に他のこと(電話、メール、状況情報入手等)使われるのではないでしょうか。
やはり印刷物「本」として、いつでも見れる定置に置いておくのは必要かつ安心でしょう。
(内容にかんしては常日頃、いずれかで確認しておくことは必要ですが)
本「東京防災」をお持ちで無い方は是非お手元において置かれるといいと思います。
入手方法は上記サイト1にあるお近くの書店でも在庫があれば安く手にはいりますが、
在庫切れになっていれば高い値段(ご注意)になっていますが通販で手に入ります。
東京都が作成した非常に人気の防災本「東京防災」のご紹介でした。
常日頃これを見ていても全部覚えきれるものではないでしょう。
非常時、すぐ手に取り必要な部分をみて対処できるようにしておくのがベストの対応だと思います。
しかし、一般的には実際災害が起きた時の対応としては、
1.トイレ対応
2.水、食料対応(最低3日から1週間分)
3.電気(照明、スマホ充電)他
が最重要項目でしょう。
災害の規模にもよりますが、対応の程度には望めばキリがありませんので
個人(家庭)の対応としては最低限3日から1週間の対応ではないでしょうか。
そのうえで上記3つの項目への最低限の対応として幾多の商品のなかから一つの解として挙げてみます。
1.トイレ対応商品
@家庭にあるもので作る・・・東京防災参照。
A市販防災グッズ入手・・・・
2.水・食料品
⓵まずは長期保存可能商品を揃えるのではなく、毎日使うものをある程度貯めて、使った分を補充しながら生活する
Aただし補充直前の災害という事も有りうるので、安心の為、長期保存できる物も用意しておく。
3.電気、照明、充電
@これは平時に充電器に充電しておき、災害時に停電になった時に活用するタイプと
A充電器に頼らなくても人力で発電しながら使えるもの
の2種類あると思います。
⓵の場合の最も強力なものは、EV(電気自動車)の蓄電池(リチウムイオンバッテリー)でしょう
しかし現在のところEVを所有している家は極一部の家庭しかないので、EVがない家庭は
市販の充電器を買っておくことが賢明でしょう。
災害時でも冷蔵庫やエアコンを使いたいとなれば相当大きな蓄電池がいるでしょうが、
ここでは照明とスマホ等の省電力充電用を考えています。
A人力で充電し照明や、スマホ充電できる商品
また地震に対して昔と今では防災知識が変わっています。
従って「昔の防災常識」から「今の防災常識」へ知識をアップデート!する必要があります。
その例を以下にリストします。
●地震が起きた直後に取るべき行動は、
☓「昔の防災常識」では、地震が起きたら、すぐに安全な公園に避難などを考え、「すぐに外に飛び出る」だった。
◯「今の防災常識」では、外に出るより、家の中にいる方が安全で、「すぐに外に飛び出なくてよい」
これは、すぐに外に出ることで、上からガラスや看板などの「落下物により怪我をする危険性」のほうが高いと考えられているため。
●「家のどこが一番安全」か
☓昔はトイレがいいと言われていたが、最近は柱が使われていないことがあり耐震性が低い場合がある。又リビングやキッチンなどは食器棚や、本棚が倒れたり、逃げ場がなくなる危険性がある。
◯今は「家の玄関」に避難し、ドアを開け避難経路を確保すること。
●屋外で地震にあった場合はどこに逃げればいいのか。
◯「ガソリンスタンド」が最も安全。
一見危険な様な気がしますが、「ガソリンスタンド」は、消防法・建築基準法において、普通の建物よりも厳しい基準で建築されており、他の建物よりはるかに頑丈に作られている。更に全体が「防火壁」に覆われているため、炎が外から入ってこないことも、安全な理由のひとつ。
日頃自宅に近いガソリンスタンドの位置を1、2ヶ所チェックしておく必要がありますね。
昔は竹やぶがいいといっていましたがそもそもありませんね。
●地震が起きた際の「火の始末」は
☓「昔の防災常識」では・・・「まず火の始末」だった。
◯「今の防災常識」・・・「揺れがおさまってから」
今は都市ガス・プロパンガスなど、全てのガスメーターは、震度5以上の揺れで自動的に消火する仕組みになっている。
石油ストーブも場合ちょっとした衝撃で消える。(日頃経験済み?)
●地震に備えた準備
☓「昔の防災常識」では、断水などに備えて「お風呂の水を溜めておく」だった。
◯「今の防災常識」では、「お風呂の水を溜めて使うのは危険」、
「普段から飲料水や生活用水を備蓄しておくこと」が大事。
お風呂に入ったあとの水は1日で様々な菌が繁殖してしまい、それが原因で感染症を引き起こす危険性があるため。
●お風呂の水を溜めてつかう。
☓昔・・・「トイレに流す」だった。
◯今・・・「トイレに流してはいけない」
地震で、トイレの下水管が破裂した場合、お風呂に溜めていた水を流すと、水の逃げ場がなくなり、下水が逆流する恐れがある。
●地震の後は、
☓「昔の防災常識」では、「地震後、帰宅してすぐに片付け」
◯「今の防災常識」では、「家に帰ったら、まず写真撮影」。「片付け」の前に「写真撮影」しておくこと。
地震などで被災した際、自宅の被害状況によって、自治体に生活費や修繕費に当てる資金を申し込むことができる。その申し込みの際に必要な「り災証明書」に「被害の状況が分かる写真を出す」ことで認定されやすく、支給額が増える可能性がある。写真を撮る際は、「壁に入ったヒビ」、「壊れた窓」、「ドア」は必ず撮影することをオススメ。
尚「り災証明書」は原紙を市区町村の役所で貰えますが、郵送もしてくれます。必要事項を記入し提出すれば後日その証明書が届きます。
またよく似てるのに「ひ災証明書」もあるのでどちらになるかよく確認して提出することが必要です。
(当年以前の災害被害はひ災証明になるようです)
●地震後、火災が起きた時にとるべき行動
☓「昔の防災常識」では、「濡れたハンカチを口元に当てて避難」する。
◯「今の防災常識」では、「透明なポリ袋(ビニール袋)を被る」。
ポリ袋(ビニール袋)を頭から被り、袋を閉じることで、煙を吸わず、目をあけたまま避難できる。但し5分以上は窒息の危険。
実は「濡れたハンカチ」には、有毒ガスを防ぐ効果は期待できず、口元に当てても煙を少しずつ吸い込んでしまう。
●今のオススメ防災グッズとは
専門家が進める身近な防災グッズ
フリーザーバック、ラップ、ベビーパウダーの3点。
@「フリーザーバッグ」・・・カセットコンロ、鍋、水、お米フリーザーパックい入れて、10分でご飯が炊ける。卵を同様にして茹でるとオムレツが出来る。
A「ラップ」・・・お皿に巻いて(敷いて)使えば皿を洗わずに済み、水と洗う手間の節約になる。他にもいろいろ用途あり。
B「ベビーパウダー」・・・成分はタルク(滑石)で水や脂を吸収する性質があるため、
髪の毛や身体につけて、こするだけで、お風呂に入った後のようにサラサラになる。
尚、本ブログはTBSTV 2019.2.5放送の「この差ってなんですか」をまとめたものです。
(但し証明書に関しては著者が一部追記)
<以下令和5年2月22日追記しました>
更に有用な方法が満載のオススメの本があります。
それは東京都が出している東京防災というB5版340ページ位の黄色い本です。
身近なもので防災グッズの作り方がいろいろ載っています。
内容はWEBサイトで確認できます。
PCで全体が分かり易いのはサイト1からがいいと思います。
一方スマホで自分好みでカスタマイズできるサイト2もあります。
しかし、平時ではどちらも落ち着いてみれますが、一旦災害が起きるとPCやスマホは見る余裕がないのでは?特に停電時。
スマホは主に他のこと(電話、メール、状況情報入手等)使われるのではないでしょうか。
やはり印刷物「本」として、いつでも見れる定置に置いておくのは必要かつ安心でしょう。
(内容にかんしては常日頃、いずれかで確認しておくことは必要ですが)
本「東京防災」をお持ちで無い方は是非お手元において置かれるといいと思います。
入手方法は上記サイト1にあるお近くの書店でも在庫があれば安く手にはいりますが、
在庫切れになっていれば高い値段(ご注意)になっていますが通販で手に入ります。
東京都が作成した非常に人気の防災本「東京防災」のご紹介でした。
常日頃これを見ていても全部覚えきれるものではないでしょう。
非常時、すぐ手に取り必要な部分をみて対処できるようにしておくのがベストの対応だと思います。
しかし、一般的には実際災害が起きた時の対応としては、
1.トイレ対応
2.水、食料対応(最低3日から1週間分)
3.電気(照明、スマホ充電)他
が最重要項目でしょう。
災害の規模にもよりますが、対応の程度には望めばキリがありませんので
個人(家庭)の対応としては最低限3日から1週間の対応ではないでしょうか。
そのうえで上記3つの項目への最低限の対応として幾多の商品のなかから一つの解として挙げてみます。
1.トイレ対応商品
@家庭にあるもので作る・・・東京防災参照。
A市販防災グッズ入手・・・・
|
2.水・食料品
⓵まずは長期保存可能商品を揃えるのではなく、毎日使うものをある程度貯めて、使った分を補充しながら生活する
Aただし補充直前の災害という事も有りうるので、安心の為、長期保存できる物も用意しておく。
非常食セット 5年保存 3日分18種類21品心も満たす非常食3日間満足セット食物繊維とビタミンB6たっぷり 災害食 防災食にも
|
3.電気、照明、充電
@これは平時に充電器に充電しておき、災害時に停電になった時に活用するタイプと
A充電器に頼らなくても人力で発電しながら使えるもの
の2種類あると思います。
⓵の場合の最も強力なものは、EV(電気自動車)の蓄電池(リチウムイオンバッテリー)でしょう
しかし現在のところEVを所有している家は極一部の家庭しかないので、EVがない家庭は
市販の充電器を買っておくことが賢明でしょう。
災害時でも冷蔵庫やエアコンを使いたいとなれば相当大きな蓄電池がいるでしょうが、
ここでは照明とスマホ等の省電力充電用を考えています。
|
A人力で充電し照明や、スマホ充電できる商品
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8550231
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック