2019年01月13日
思わず買ったロマネスコ。フラクタルからフィボナッチ数列の世界へ ブロッコリーやカリフラワーとどう違う。
先日スーパーの野菜コーで以前に初めて出会ったロマネスコが数個並んでいたので、
思わず衝動的に1個買いました。
帰って来てじっくり見ましたが、やはり驚愕としか言いようのない姿、形(規則性)です。
自然の美の神秘性を感じます。
しばらくは水を入れた皿に置いて観察することにしました。
ロマネスコ カリフラワー(左) とブロッコリー(右)
このロマネスコについて、学術情報に関してはウィキペディアを、食べ方はレシピサイトをご参照頂くとして、
私の関心はとにかく見事にその円錐形の塊がフラクタル形状になっていることです。
(フラクタルに関しては以前のブログもご参照ください)
見れば見るほど引き込まれますね。
そして螺旋状を描いている小塊の流れの列は右へも左へも流れており、
右へは8列、左へは13列になっています。
そして、その数がフィボナッチ数(以下、後部の添付サイトご参照)になっているということです。
フィボナッチ数というのは前の2個の数字の和が次の数になって大きくなっていく数字の列です
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89・・・・
そのフィボナッチ数がよく分かる例には、ひまわりや松ぼっくり、サボテンの他にもいろいろあります。
因みに、ひまわりは右へ21列、左へ34列、松ぼっくりは左へ13列、右に8列です。
また花びらの数もフィボナッチ数列になっています。
外観の形状は十分に堪能したので、食べる前に内部構造を調べて見ようと全体の分解とカットをすることにしました。
ロマネスコ全体(一部小塊分取) ロマネスコ小塊
参考の為、このロマネスコの元になったとされるブロッコリーとカリフラワーも見てみました。
カリフラワーの断面 ブロッコリーの断面
外観の違いについて見てみると、カリフラワーは白い蕾の小塊が全体として固く一体化しているのに対し、
ブロッコリーは緑の蕾の粗い集合体のようなので、ロマネスコは色は薄緑がかっているもののカリフラワーが特別顕著な形状になったものという感じです。
この時ふと思いました。カリフラワーは丸っこい塊の集まりで普段特に形を意識しませんが、
真実はこれもロマネスコと同じ様にフラクタル構造をしていて、人間がその形状を掴みきれていないだけではないのかと。
それと、もう一つの発見は、水に対する濡れ現象の違いです。
カリフラワーやロマネスコは水をその上に垂らすとスーと水を吸い込みます。
一方ブロッコリーは水を弾きます。
この水を弾く現象は、蓮の葉や里芋の葉が水を弾くのと同じ原理(表面の微細な繊維)だと思われます。
ただ形状が蓮の葉や里芋の葉の様に平面でないのでわかりにくいですが。
ロマネスコを実際に見られたことが無い方は是非一度スーパーで買って見られることをお薦めします。どんなに小さい塊も全体と同じ形をしていることにきっと感動しますよ。
子供さんと一緒に見ると会話が弾むかもしれません。これを機にフィボナッチ数列を調べて見てはいかが。
スーパーに無いときは通販で買えると思います。ロマネスコ
<参考サイト>
◎植物界のフラクタル!見ているだけでゾクゾクする野菜「ロマネスコ」
◎フィボナッチの説明動画
◎全ての植物をフィボナッチの呪いから救い出す
フラクタル図形の例
見ているだけで楽しくなりますね
◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育
◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ通信教育 【幼児コース】
今年も、初めての人も
旅行、出張の予定が出来たら直ぐに
思わず衝動的に1個買いました。
帰って来てじっくり見ましたが、やはり驚愕としか言いようのない姿、形(規則性)です。
自然の美の神秘性を感じます。
しばらくは水を入れた皿に置いて観察することにしました。
このロマネスコについて、学術情報に関してはウィキペディアを、食べ方はレシピサイトをご参照頂くとして、
私の関心はとにかく見事にその円錐形の塊がフラクタル形状になっていることです。
(フラクタルに関しては以前のブログもご参照ください)
見れば見るほど引き込まれますね。
そして螺旋状を描いている小塊の流れの列は右へも左へも流れており、
右へは8列、左へは13列になっています。
そして、その数がフィボナッチ数(以下、後部の添付サイトご参照)になっているということです。
フィボナッチ数というのは前の2個の数字の和が次の数になって大きくなっていく数字の列です
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89・・・・
そのフィボナッチ数がよく分かる例には、ひまわりや松ぼっくり、サボテンの他にもいろいろあります。
因みに、ひまわりは右へ21列、左へ34列、松ぼっくりは左へ13列、右に8列です。
また花びらの数もフィボナッチ数列になっています。
外観の形状は十分に堪能したので、食べる前に内部構造を調べて見ようと全体の分解とカットをすることにしました。
参考の為、このロマネスコの元になったとされるブロッコリーとカリフラワーも見てみました。
外観の違いについて見てみると、カリフラワーは白い蕾の小塊が全体として固く一体化しているのに対し、
ブロッコリーは緑の蕾の粗い集合体のようなので、ロマネスコは色は薄緑がかっているもののカリフラワーが特別顕著な形状になったものという感じです。
この時ふと思いました。カリフラワーは丸っこい塊の集まりで普段特に形を意識しませんが、
真実はこれもロマネスコと同じ様にフラクタル構造をしていて、人間がその形状を掴みきれていないだけではないのかと。
それと、もう一つの発見は、水に対する濡れ現象の違いです。
カリフラワーやロマネスコは水をその上に垂らすとスーと水を吸い込みます。
一方ブロッコリーは水を弾きます。
この水を弾く現象は、蓮の葉や里芋の葉が水を弾くのと同じ原理(表面の微細な繊維)だと思われます。
ただ形状が蓮の葉や里芋の葉の様に平面でないのでわかりにくいですが。
ロマネスコを実際に見られたことが無い方は是非一度スーパーで買って見られることをお薦めします。どんなに小さい塊も全体と同じ形をしていることにきっと感動しますよ。
子供さんと一緒に見ると会話が弾むかもしれません。これを機にフィボナッチ数列を調べて見てはいかが。
スーパーに無いときは通販で買えると思います。ロマネスコ
<参考サイト>
◎植物界のフラクタル!見ているだけでゾクゾクする野菜「ロマネスコ」
◎フィボナッチの説明動画
◎全ての植物をフィボナッチの呪いから救い出す
フラクタル図形の例
見ているだけで楽しくなりますね
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