体に負荷がかかりすぎる運動はNG!
健康を維持したり、ストレスを解消するために、適度な運動がすすめられていますが、運動なら何でもよいわけではありません。無理な運動をするとかえって病気を引き起こす場合があります。
おすすめなのは、早歩き、ジョギング、ゆっくりとしたサイクリング、ゆっくりとした水中歩行や水泳などの全身運動です。ゆっくりと持続して行うことにより有酸素運動にもなります。さらに、ラジオ体操やストレッチ、軽い負荷の筋力トレーニングも合わせて行うと効果的です。これらを、週3日、毎日30分以上続けてみてください。
一方、おすすめできないのは、大きな負荷を用いた筋力トレーニングや全力疾走、縄跳びなど、きついと感じる運動です。息を止めて力をいれると血圧の急上昇につながりますし、無理な運動が、怪我や体の不調につながることもあります。
運動の効果がでるまで少なくとも4週間ほどかかりますので、無理のない範囲で、継続してみましょう。
ダイエット効果だけではない、生活習慣病の予防に効果大!
4週間ほど運動を続けても、体重はそれほど変化ないかもしれません。しかし、目には見えなくても以下のような効果がでてくるでしょう。
1.血圧が下がる。
2..血糖値が下がる。
3.脂質異常症が改善する。
4.動脈硬化を予防する。
5.ストレスの解消になる。
たくさんの利点がある運動療法ですが、適切に行わないと、かえって体調を崩したり、けがをすることがあるので、様子をみながら行いましょう。また、中には運動が適さない場合もあります。それは、心臓の病気がある、血圧が高すぎる、重度の糖尿病がある、腎臓の病気がある方などです。持病がある場合は、主治医に相談してから運動を始めるようにしましょう。