東京都世田谷区といえば、サザエさんの街! 長谷川町子美術館のある桜新町駅周辺は、どこもかしこもサザエさんワールドが広がっている。駅前にあるサザエさん一家の銅像はちょっとした観光スポットだ。
だが、そのサザエさんの銅像が今ちょっとしたピンチに陥っている。なんと課税対象となり今後45年間で約980万円の税金を払わなければならない可能性が出てきたというのだ。
・課税対象になったサザエさん銅像
サザエさん一家の銅像に対する固定資産税の通知が来たのは、銅像を所有する桜新町商店街振興組合だ。2013年6月3日付で固定資産税58万9200円を納付するよう通知が来たそうだ。試算によると今後45年間で約980万円を納税する見込みだという。
・税務署「宣伝目的なので課税対象」
サザエさん銅像が課税された理由は、商店街の宣伝目的で設置されているためだとという。要するに「看板」と同じなので課税対象になったそうだ。同じ銅像でも「公共性が高い」「美術品である」と認められれば非課税になるらしい。
・一方、亀有の両さんやキャプテン翼は非課税
街に設置されている銅像が課税対象になるとは何とも衝撃的。日本各地には地域おこしのため多くの人気キャラ銅像が設置されているが、それらにも固定資産税がかかっているのだろうか?
スポーツ報知によると、葛飾区にある『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のキャラクター13体、『キャプテン翼』の翼くん、鳥取県境市の鬼太郎などの銅像は非課税。その理由は自治体の所有であるためだ。また自治体以外でも、神社所有の両津勘吉像は「収益性がない」という理由で非課税とのことである。
・7月1日までに区に譲渡すれば非課税に
非課税とするには、税務署に「公共性が高い」「美術品である」と認めてもらうか、自治体に譲渡するかであるようだ。世田谷都税事務所は7月1日までに区に譲渡すれば非課税になるとしている。
それに対し、桜新町商店街振興組合の坂口賢一理事長は「お金が理由で(世田谷区に)寄付というのも寂しいものがあります」(日刊スポーツより)と話しているそうだ。
・ネットユーザーの声
「えっ!?」
「サザエさんの銅像に課税だって!? ・・・ じぇい、じぇい、じぇい!!」
「サザエさんの銅像に課税するとか野暮なことするもんだ。」
「サザエさんの銅像の事言い出したらあちこちめんどくさい事になると思うんだけどどうなるんだろ。ケチだなーと思っちゃったけどね」
「サザエさんの銅像が商店街の店の看板を貼り付けてたら別だが、公共性があるよなー」
「例えサザエさんの銅像で集客効果があったにせよこれも商店街の営業努力であるのだしちょっと酷な気もする。。。」
「世田谷区ってこんな所から税金取らないと駄目なくらい財政厳しいの? 」
などとネットユーザーからは驚きや困惑の声が上がっている。
住民や観光客をなごませてくれるサザエさん一家の銅像に降りかかった今回の問題。みなさんはどう思うだろうか?