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2021年05月07日
バイオハザード ヴィレッジ 2
体験版 館編
城編では、イーサンが囚われた状態でストーリーが進行していく。
かつてのマーガレットと思わしき虫の群れを思わしき攻撃を受けたり、メッセージに従い地下を通り抜けるなどの苦労を重ねるも、かつてのファミパンよろしく高身長の女性にやられてしまうので館から抜け出すことは出来ない。
館といえば、まさにバイオといった感じで軽い仕掛けが施されているが、それほど難易度は高くない。
初見で体験版と言えばそれまでであるが、たいまつ(?)の灯を左右に拳銃に照らせば扉は開き、途中で入手した指輪を調べれば、出口の(とはいっても外に出れることは出来ないが)扉を開くことは可能である。
体験版の内容から考察する間でもなく、館はカーミラ婦人の処女の血を詫びれば若返ると言った仕様と、バイオ独特の実験体の記録の書記がある点もシリーズ恒例である。
体験版 村編
村編では、「死の予言」をする老婆をはじめに館前の村にイーサンが到達することになる。
村のはじめの草陰では脅かし要素か、吸血鬼にありがちな人狼(ゾンビのように知性を失ったもの)が現れることになる。
村を攻略するにつれて、数名の村人にイーサンは出会うことになるのだが、とある老人が喀血したことにより、村の中にいる人狼らしき存在に変貌し、危機に見舞われる。これはバイオ特有のTウィルスの亜種らしき(続編ならば、E非検体の影響か?)ものへと変貌していく様を目の当たりにすることになる。
かつてのファミパン爺を彷彿とさせる、狭い場所でのクルマでの激突が行われるのだが、出口を広げることは出来ず、道すがら同行することになった女性と、極僅か短い時間共になることになる。
女性はほぼ人狼となった父親と一緒になるのだが、火の海の飲まれてしまう結果になってしまう。こうなってしまう前に、女性から「家族は無事だの」、あからさまに分かり易すぎるフラグを建設していたために、どうなるのか考える間でもなく想定出来ていた人はある程度いただろうからショックは少ないだろうが、自分一人だけが生き残ってしまった現実に、「俺一人生き残ってしまった現実に人間アピール」をし、憤るイーサンを目の当たりにすることが出来る。……だがしかし、個人的に女性とは再開できると思う。クリーチャー化か洗脳されたかたちで。
ヴィレッジの大まかな道筋としては、恐らくミアとの間に出来た子供を救出するために村に乗り込んだものだと思われるが、何とそのミア、真偽の方は不明だが、クリスに殺されていることが判明している。
イーサンが活躍する舞台において、クリスとはいえば最終局面においてエヴィリン特効薬の入ったイーグルを投げ渡しているだけではなく、DLC版にあたるルーカス討伐戦においては新生アンブレラとしての活躍を見せていた。
バイオ7の続きで、『選択肢』次第ではミアが死んでしまう結末があったとはいえ、どういういう事情でミアが死亡したのか定かではない……というか、イーサンの思い込みや、死んだ振りなどが色々と考えられるため、今のところ信憑性が薄いといったところが個人的な見解である。
だが、何かしらの形で生物兵器として生み出されたE型非検体『エヴィリン』の影響を、7の冒頭から彼女が見せていたため、続編であるヴィレッチにおいて、感染していたミアが無関係とは考えにくい。
それ以外にも、バイオ7でクリスから増援を受けて「遅かったじゃないか」と軽口をたたいていたイーサンであるが、ヴィレッチでは彼の背景が明らかになるかもしれない。
イーサンは公式には一般人と紹介されているが、あのクリスと知り合いらしきそぶりを見せていた為、何かしら一物抱えていると推測される。
吉幾三
何とベコ買うだ何だと歌っている吉幾三がヴィレッチのイメージソングを担当。
そりゃ……寒村とでもいうべき舞台において、代表曲でもあるレベル100の「俺ら東京さ行くざ」は、レベル1でもかなりきついのにその難易度をあらわすにしては、敵役かもしれないが……。
よし行くぞうじゃない、良し戻るぞうになっても誰も非難しないだろう。
https://www.capcom.co.jp/biohazard/village/topics/yoshi-ikuzo/
歌詞内容はお察しの通り、
「理性がねえ 正気じゃねえ
人かどうかもわからねえ
油断もねえ 隙もねえ
ライカン 毎日ぐーるぐる
朝起きて 飛びつかれ 首をかまれる散歩道
薬もねえ 弾もねえ
生き抜ぐためにはこさぇねばねえ
おらこんな村嫌だ おらこんな村嫌だ
生き抜いて帰るだ
生きて帰ったら銭コア貯めて東京でバイオ買うだあ
(YOU ARE DEAD!)
(あ〜ヨイショ)
村なのに城はある 吸血鬼ねえちゃんナニモノだ
怪しげな工場長 殺人マシーンがぐーるぐる
お屋敷もあるけれど 人形勝手に喋り出す
湖は巨大魚だ
地元がまるでユートピア
おらこんな村嫌だ おらこんな村嫌だ
生き抜いて帰るだ
生きて帰ったら銭コア貯めて銀座でバイオ買うだあ
おらこんな村嫌だ おらこんな村嫌だ
生き抜いて帰るだ
バイオハザードヴィレッジ買ってみんなでプレイするだあ」
……歌詞内容から推測する通り、少なくとも城には課金アイテム(装備強化)と、村には化け物がいるものだと思われる。
YouTubeにあげられているので興味のある人は聴いていいかもしれない。
バイオ村で遊ぼ
NHKで有名なハチポチステーションやガンコちゃんを、どことなく思い出させる人形劇。
決定的に違うのは「なんかキラキラしたもので誤魔化されているが血飛沫が舞う」点である。
https://www.capcom.co.jp/biohazard/village/topics/biomura/
第一話「ちかきうた」はすでに公開済み。
第二話は5月7日に公開予定。
こういう、いかにもゆるっとしたのを公式がやるのは若干冷めながらも、何となしに見てしまう私であるが、バイオといえば細かいネタ。かつての誰かさんのサンドウィッチネタがしつこいほど引き延ばされているあたり、何かしら考察のヒントがあるかもしれない。
人形劇 登場人物
ドミトおねぇさん
すてきなぼうしが似合うとってもきれいなおねえさん。「あかいえのぐ」でお絵描きするのが得意。村のおっきいお城に住んでいるんだって!
モローくん
身体中がヌメヌメで、おっちょこちょいのモロ―くん。なぜかいつもローブで身体を隠しているよ。恥ずかしがり屋さんなのかな?バイオ村のじめじめした湖に住んでいるんだ。
ハイゼンさん
バイオ村のはずれにある、おんぼろな工場に住んでいるおじさん。機械に詳しくて、今日もきっとなにかわくわくする作業をしているよ!
アンジー
楽しいことが大好きなお人形さん。人形なんだけど、ふしぎな力で喋ったり踊ったりできるよ! 村のお屋敷で、他の人形たちと暮らしているみたい。
ちなみに
一発お笑い芸人兼神社の神主である狩野英孝が、5月7日20:00より販売直前前夜祭として参加予定。
狩野英孝がユーチューバーデビューしてバイオシリーズをプレイしていることは非常に有名なのであるのだが、まさか公式からすべてのバイオシリーズをクリアしろとか言われたとか言われていないとか。
ちなみに前夜祭においては狩野の他に、地球儀が相方なゴー☆ジャスも参戦予定である。
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ネット匿名乗っ取り(コピペの起源主張)
ネット匿名乗っ取りはその名が示す通り、詠み人知らず、誰が書いたのか分からない掲示板への書き込みがコピペ化したものが個人のものになるというものである。
コピペ投下側、そして読み手にとって吊りだろうが嘘だろうが些細な問題でしかなく、嘘を嘘を楽しむ状態をさす。
しかし、『誰が書き込みをしたのか分からない』状態を利用して、有名コピペを我が物にしようとした(もしくはすでにされている:台風コロッケ)の悪しき状態に一石を投じる変化が生じた。
そう、ツイッタラーのバズリストこと、どんぷく氏のことである。
今回はネットの匿名性の乗っ取り云々についての問題を取り上げていきたいと思う。
【内容】
まずはどんぷく氏とラノベ作家における一連の騒動よりも、それより先に生じていたネット匿名性の問題である『台風コロッケ』の件について話した方が分かりやすい様に思う。
台風コロッケとは(以下、コピペ)
111 :こちら横浜:2001/08/21(火) 13:10 ID:V2iqkNlA
念のため、コロッケを16個買ってきました。
もう3個食べてしまいました。
といったものである。
内容としては2000年、台風が上陸するかどうかの問題について不安がせめぎ合う中、やたらのんびりとした書き込みがなされたのであるが、そののんびりとした内容が当時、2ちゃんねるの住民に受けたのか、「コロッケが食べたくなってきた」から「コロッケを買って来た」へと一種の風物詩と化していたのであった。
「ID:V2iqkNlA」が本当にコロッケを買ったのか、もしくは毎度の風物詩としてなった後、ネット住民が買い込んだのか不明であり、その曖昧模糊としたほっこりとした状態を楽しむのが通である。
ちなみに、台風コロッケのスレを思い出して、触発されたように本当にコロッケを買いこむことは何も悪いことではない(ネットはそもその真偽の方はどうでもよく、たとえ作り話である吊りであると分かっていても敢えて乗っかかる文化があった)。
そんな細々とした楽しみが毎年ネット上で行われていたのであるが、実際メディアが調査の為、コンビニ店などで災害時に売れるのはカップ麺などの即席物や、懐中電灯とそうして電池と言った非常に現実的なものである。
メディアが対象とした店はコンビニであり、実際売れているのはスーパーなどの販売店では売れていたのかもしれないが、イオンが「台風の日にはコロッケが売れる」と新たなるマーティングの場所を見つけ、大量のコロッケを販売した。とある弁当店では約300個のコロッケが売れるなど、需要というより話題性はあった模様。
土用丑の日もこのように広まったと考えると、言葉の影響力は凄い。
マスメディアの調査とイオン、二点の効果により一気に台風コロッケの効果が上がったのか、その後度々Twitterのトレンドで上がって(すぐ消える)台風コロッケであるが、おおよそ数十年前もの書き込みに目を付けた人物がいた。
その人物の発言内容を要約すると、「NHKに取り上げられた台風コロッケの内容を懐かしく思う。あれは私が書き込んだ」とのことである。
そもそも「台風コロッケの発信者」の時点で信憑性が低いのだが(良くも悪くもネット上の書き込みは匿名性だからである。悪魔の証明ではないが書き込んだ事実を証明できなければ、書き込んでいない事実を証明する手段は難しい。最近では爆破予告などの書き込みは住所特定できるようになっているが……。
台風コロッケの起源主張がなされ、今現在、嘘松という言葉が浸透していた当時において自己顕示欲を満たす行為でしかないと見られるのは致し方ないことである。
ちなみに嘘松とはTwitterのアイコンが大人気アニメおそ松さんのアニメアイコンで、現実ではありえない(第三者の立場なのに現場に混ざる。スタバや電車などの公共施設において助っ人がスカッとさせる言動を行い喝采を浴びる)出来事の投稿が為されたため付けられた名である。
台風コロッケ発案者の発言もその例に洩れず、嘘松だろうと虚実を指摘される中、バズったツイートには自身の作品などをリンクさせて良いとの文化があったため乗せることになるのだが、信憑性が確かではない現状からすれば売名以上の何物でもない。
それ以上に、住処や犬にコロッケをあげたなどの指摘を本人はブラフ(特定を避けるため偽情報を流す)などと誤魔化し、仮想通貨や通常はどの板にいるのかなどの指摘された際も、ブラグブラグと述べていた。何よりおかしいのは書き込みと起源主張者の年齢矛盾であり、仮に台風コロッケの書き込みを本当に行っていた場合、コロッケ起源者の年齢は8歳となる。
なお、年齢が割れたのはお笑い芸人のイモトアヤコが愛用していたストアが、「アヤコさんと同級生である私の妹からの情報によるとの〜」との発言を元に年齢を換算した結果である。
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2021年05月06日
バイオハザード ヴィレッジ
バイオハザード ヴィレッジとは近日発売の新作バイオハザードである。大まかな内容としては、エヴィリンだの何だのE型非検体で騒いだ前作の続編。
プレイスタイルは前作と同様で一人称スタイル(静岡PTシステム)で進んでいくことになる。
【内容】
バイオハザード ヴィレッジとは現在、5月8日の正式発売前に、期間限定(時間制限)プレイが設けられる中、探索及び序盤のクリアが設けられた体験版ゲームである。
主人公がイーサンであるだけに『前作同様』といった具合かもしれないが、本作が本格的に発表さえる前は何かしらのクリア特典が付くかもしれないので、クリアして損はないかもしれない。
期間限定の体験版によれば、「村」と「城」の2エリアに分かれており、村の全貌をある程度知ることが出来る。正式に販売されると、地下やら何やらが追加されるかもしれない。
大まかな設定としては、吸血鬼や人狼といったものが加わる。
体験版をプレイしていたらすぐに分かることなのだが、吸血鬼カーミラをモチーフにしたと思わしきキャラクターがいる。
中ボスになりそうな三姉妹の存在や、八尺様よろしく3m級のやたらとでかい女性がいる点も特徴的。
PVでイーサン、イーサン呼ばれているだけあって、ミアの件のいい、前作とクリス以上の何かしらの因縁がある様子。おでぶの武器屋の商人が「前原さん」だの毛利小五郎をよく知る刑事さんの声によく似ているのは決して気の所為ではない。
バイオハザード ヴィレッジの大体の雰囲気としては、レオン主役が大統領の娘を救いに来た作品及び、7の続編とあるだけに、良い感じにマッチしている。キッチンの棚などを開ける様子は、それらを彷彿とさせるものとなっている。……ゴキブリとかでないでしょうね……?
体験版には武器強化などの課金アイテムなどがあることから、かつての村で青コインをはじいたように何かしらのボーナスがあるように見受けられる。
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進撃の巨人B
パラディ島の海辺近くで巨人にされる間際、フクロウから助けられる形でグリシャは何とか無知性の巨人にもならず、そうしてかつては仲間であった同胞にも捕食されることなく、巨人の能力で九つあるうちの『進撃』の能力を受け継ぐことになる。
能力の継承者はかつて、グリシャの妹であるフェイと共に許可なしに市街地に侵入したところを発見した保安官の二人の内の一人であり、彼に妹の分を含めた「制裁」を行いながら飛行船を見るように発言した人物である。
フクロウとグリシャの出会いはそれだけに留まらず、妹・フェイが野犬に食い殺され、己の愚かさを呪うグリシャの目を意味深な目で見ていた。
それまで大人になるまでグリシャとは出会うことはなかったのだが、パラディ島で仲間と妻が楽園送りにされる中、何故自分だけ生かしたのかと問う中、フクロウは自身を呪うグリシャの目を見て、自分との共通点があったと述べている。
フクロウは過去に革命軍の残党であった父親を(恐らく)生きたまま焼き殺されたのを戸棚の中から見ていた。その時にエルディアに対する憎しみの感情が生まれ、同胞マーレの拷問に徹することによって、諜報員として働く最中、これまで一度も疑われたことがないと述べる。
ただ、グリシャを生かしたのは知性のある九つの巨人の能力を得た人物は13年後に死亡すると述べている。
これがユミルの呪いである。
ちなみにこの13の数字は悪魔の数字というだけなく、進撃の巨人第一話の13ページ目で何故かページ数が入っている。
この13という数字は非常に進撃の巨人において非常に重要なものであり、一巻の13ページ目以外には数字の記入は入っていないだけではなく、始祖ユミルが巨人の能力を得るのが13ページ目で、死亡するのも更に13ページ目という徹底ぶりになっている(他にも話数だとか細かいネタ要素もあり)。
他の単庫本の13ページ目にはページ下に数字は記入されていない。
フクロウ曰く更にグリシャに向けていうのは、「この13年後に死亡するユミルの呪いがあればジーク(息子)やダイナ(妻)に始祖の巨人の能力継承を躊躇していたはずだ」と述べているのである。
そもそもグリシャがパラディ島に楽園送りにさせられたのは、劇的に世の中が高度発展していく中で、石油などの資源争いが苛烈化したからである。パラディ島には豊富な資源があると考えたマーレ側は有用な資源を求めていた。
軍事的な理由によりマーレがパラディ島をほしいままにしたいのは山々であるが、壁内の初代フリッツ王が80年前に言い残した言葉、
「今後我々に干渉するようなら
壁に潜む幾千万の巨人が地上のすべてを
平らにするだろう」
と宣言し、その言葉を未だに撤回していないからである。
軍事国として豊富な資源と、そうして始祖の巨人の力が必要なのはマーレとエルディアの双方であり、水面下での奪い合いが予想された。
エルディア側は始祖の巨人をマーレより先に手に入れるために、九つの巨人の器を持つマーレの戦士を募っていたのであったが、その条件は「五歳から七歳の健康な男女。そして極めて少数の優れた戦士」である。
この「戦士」という言葉は度々、「俺たちは兵士だろう」と人格の分裂が起きていたライナーが仲間を鼓舞する為に述べ、その都度にベルベルトは「戦士」と訂正していたのであるが、アニを含めた三名がグリシャ同様壁外の人物であったことを証明している。
なお、初期に謎の死(立体起動を装備していない)マルコ・ポットが左半分巨人に捕食され死亡しているが、これはアニ・ライナー・ベルベルト三人の秘密を知ってしまったからである。
なお、マルコの立体起動を外したのはアニであるが、実は彼女はコニーとサシャを身を挺して助けている。仲間の証明として行動を起こせと詰め寄られ、切羽詰まった表情で立体起動を外した。
最初期の進撃の巨人は二度目の超大型巨人が現れ再び壁が破壊されるのだが、無知性の巨人が襲う中、やたら同郷出身の三人は怪しげな会話をしている。
マルコが助けを求め捕食される場面を機に、ライナーの中で自由を求める「兵士」と、始祖の巨人の能力奪還を求める「戦士」の人格が分裂していくことになるのだが、ここでは割愛。
ベルベルトは超大型巨人、ライナーは鎧、そうしてアニは女型の巨人の能力を得ているように、グリシャとダイナの息子であるジークはマーレ側のスパイとして戦士にさせられ、その教育の中、エルディア人の誇りを教え続けるのであったが、それはグリシャの父親が「犬のようにご主人にこびへつらうのと同じ」ように、愚かな真似でしかなかった。
グリシャは息子がマーレの先鋭戦士になることに望みを託しつつも、その成績は芳しくなかった。
決して優秀じゃない息子の様子に、まるで「この子はダメな子だ」と言わんばかりの態度をありありと見せていたグリシャに対して、幼きジークは何とか成果を得ようと七つの頃、グリシャ夫婦をマーレ政府に密告しエルディア復権派の全員はパラディ島を永遠に彷徨う巨人になるかと思われた。
因みにそばかすの偽ユミルはマーレの国で始祖ユミルとして信仰され、その宗教活動が災いして楽園送りになった。
偽ユミルは顎の巨人の能力を持つ知性巨人であるが、それはライナー・ベルベルトの他にいた仲間の一人であるマルセル(巨人の骨髄注射済み)を捕食したことにより、理性を取り戻したのである。
巨人の骨髄注射はエレンの方にも関係しており、超大型巨人が壁を突き破った日、キース教官が傍観者としてグリシャの最後が語られる中で、幼きエレンに地下室の鍵とそうして巨人化の注射器、そうして『進撃の巨人』の能力が継承されることになる。グリシャは超大型巨人が壁をけ破ったその日の深夜に、行方不明ではなくすでに死亡していたのであった。
なお、どうしてグリシャが進撃だけでなく始祖の巨人の能力を持っているのかというと、ヒストリアの義姉の一家に接触して、始祖の巨人の力を奪ったからである。
ユミルの呪いに気付いたのはグリシャ日記発覚後であり、エレンの命の猶予は残り僅か八年ほど残されている。
ちなみにベルベルトの巨人化の能力を引き継いだアルミンはエレンと比べてまだ時間の猶予があるものの、ヒストリアの手の甲にキスをした際に記憶巡りでみた過去と未来、自由への渇望、時間の足りなさの双方が合わさって、他者から見れば理解しづらい存在になってしまった。
ミカサが嫌いだと発言したゆえ、一時期平成最悪の主人公の不名誉を得たエレンであるが、それはすべてを終わらせるため、始祖・ユミルを神などではなく一個の人間として開放するために、ほぼ人類が絶滅する地ならしを行った。
そうしてミカサに首を切り落とされたエレンであるが、ミカサのことは他に男が出来て欲しくないほど好いていることが判明し、嫌いだと述べた発言は全くの嘘だったと判明している。
エレンの墓は幼き頃、薪拾いをして居眠りをしていた一本の木の傍に作られており、一話13ページ目は始まりと終わりの始点であり終点でもある。
一話目の木の根元の裏側には墓標を現わす十字がこっそり刻まれており、エレンが涙を流したのも、ミカサの髪の長さを勘違いしたのも非常に大事な伏線で、注意すべきは進撃の巨人の物語はループものではない。
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2021年05月05日
進撃の巨人A
グリシャ・イェーガーの日記。
エルヴィン・スミスを犠牲とし、獣と車輪の巨人の襲撃後、当初の目的であった地下室に到達することになる。
地下室は一見、医療器具だけが並べられ中央兵団が怪しむものはないものばかりと思われたがミカサがグリシャから託された鍵穴の真の使い道を発見することになる。
鍵穴を捻って引き出しも開くものの、その中身は空っぽかと重きやリヴァイにより二重底の構造になっていたことを知る。
引き出しの底を調べるとその中にあるのは日記で、エレン・ミカサ・ハンジ・リヴァイが見守る中、その中身をめくると中にあったのは絵よりも精巧な一枚絵が入っていた。
そこで思い出されるのはエルヴィンが常識を覆すように、教師であり、自身の父親に質問した
との質問が、精巧な絵の裏付けとなるものとなっている。
エルヴィンいわく「壁の外に人類がいないと断言するには壁内の歴史の教科書を鑑みるに証拠不足な上に、人類に滅ぼさせかけられた人類が最大限の荷物を持ちこんで壁の内側に逃げ込んだとしても、壁内の文明は発展している。それに確かめようのない事実(巨人がうろついていて壁外は危険)ならば、断言ではなく推測である『人類は滅びたと“思われる”』が正しい」
と主張するものであった。
そのエルヴィンの過去話を「そうかもしれない。英雄の凱旋。詫びなくてはいけない」とピクシスが謝罪する中、ウォールマリア奪還のために壁外に出ていたエレンたちが帰還したのち、本書では前後するかたちで、グリシャ・イェーガーの託した日記の内容が明らかになっていくのであった。
日記の内容を開いて1ページ目。
そこにあるのは「若きグリシャ(進撃の巨人)・ダイナ(無知巨人)、幼きジーク(獣の巨人)」が一枚絵に写された姿であった。
次いであるのは、父の文字で記された
という一文でのあと、
「この本を最初に手にするものが同胞であることを願う」
との言葉で、「お前が始めた物語だろう」のグリシャのストーリーが始まるのであった。
グリシャの過去は、彼の母親から「壁の外に出るんじゃないよ」との一言から始まる。
まるで幼きエレンたちと同じような境遇だが、マリア等といた巨人の壁ではなく「区別」と「差別」という名の険しき関門を強く意味する。
その証拠に、リヴァイとハンジが拷問していた憲兵団が、かつて過去気球に乗ろうとしていた夫婦を阻止していたとなどと自白していたが、グリシャの過去――何であるのかを一目でわかるように、腕章をつけると同時にこれまでエレンたちのいるパラディ島では見られなかった気球が堂々と描かれている。
どうやら偽ユミル同様、パラディ島の壁内に来る以前のグリシャの境遇は海岸沿いの環境で、しかも彼の母親のいう壁というものは40m級で内部に大型巨人が入っているものなどではなく、普通の意味での関所である。
どうやらユミルの血を引く巨人化が可能な人物は収容区ごとに住処が隔てられ、無断で関所を超えてはいけないのだが、飛行船を見たいグリシャの妹の願望を叶えるべく彼は禁忌を犯した。
妹・フェイの望みとしては遠目に飛行船を見たいといったささやかなものだが、壁の外に出るには外出許可書が必要。運悪く無許可で市内に入ったことが二名の保安官にバレた二人は、「労働」か「制裁」かの二択を迫られる。
親とそうして妹・フェイを守りたかったグリシャは「制裁」を選び、親への迷惑を免れ、妹の分を受けようとするものの、それはまったく無駄な結果に終わってしまう。いや……無駄どころか、最悪の結末を迎えた。
幼きグリシャは「制裁」と言う名の暴力を妹の分を受け、飛行船を眺めたのも束の間、本来無傷で帰宅するはずであった妹はついぞ戻ることはなかった。
グリシャが妹の分を含んだ制裁を受けたあと、のんびり飛行船を眺めた後帰宅し、発覚した事実である。
あまりにも不自然な妹の死。
妹の死を報せた人物が罰を加えた一命の保安官と妹を送った人は同一人物。
そもそもグリシャが飛行船を見たいわけではなかった。
母は悲しみに暮れ、報告者たる顔見知りの保安官二名にへりくだる父親に失望を覚える。
といった事実要素が加わり、グリシャはかつての幼きエレン同様(巨人の駆逐)に、あらゆる出来事に失望した濁った眼をし、ひたすらに思うのは
「私は
父に
この男に
目眩のするような憎しみを覚え
それ以上に――
自分の愚かさを呪った」
と、語っている。
そして教えられるのは始祖・ユミルの歴史を教わることになる。
グリシャの父親曰く
「今から1820年前 我々の祖先「ユミル・フリッツ」は
「大地の悪魔」と契約し力を手に入れる
ユミルの死後も「九つの巨人」に魂を分け
エルディア帝国を築いた
エルディアは古代の大国のマーレを滅ぼし
この大陸の支配者となる
巨人の力を持った「ユミルの民」は
他の民族を下等人種と決めつけ弾圧を始めた
だがかつての大国マーレは増長を極めたエルディアに内部工作を挑み
エルディアの弱体化に成功した
さらには「九つの巨人」の内七つを手駒に従え80年前の「巨人対戦」に勝利したのだ
フリッツ王は残された国土「パラディ島」に
三重の壁を築き国民と共にそこへ逃げ込んだ
だが全員ではない
我々非マーレ派のエルディア人残党は奴らに見捨てられ
この大陸に取り残された」
と、グリシャの父親が「本来ならば大陸に残された民族弾圧を行っていたエルディア人が滅ぼされてもおかしくはないのに生かされているのは温情だ」と語る表情は、幼きグリシャからすれば、「娘を亡くしたにしては饒舌でご主人の言いつけを守り、祖先を卑下する姿はさながら犬のようだった」と語られている。
だがしかしグリシャは妹の死に対して「ただ街を歩いていただけだ」と大声で主張する中で、両親を「楽園送り(パラディ島にいる知性のない巨人)にさせたいのか」と言われ、つつましく沈黙すると約束する中、世界が狂っていることを悟る。
年嵩になるにつれ、グリシャは何の感慨もなく親の診療所を受け継ぐことになるのだが、その中で奇妙な患者が現れることになる。その患者は明らかに故意としかいえない十字傷を負った人物であるが、妹の死の真相を知る代わりにエルディア復権派の勧誘を受けることになる。
グリシャはかつて妹を見送った人物の飼い犬により直々に食い殺されたことを知り、肉体にエルディア復権派の証である十字を肉体に刻む。
始祖・ユミルの調査により(スパイのフクロウの歴史調査)
「始祖ユミルは巨人の力に目覚め
荒れ地を耕し 道を造り
峠には橋をかけた」
と、かつて教えられていた歴史内容がマーレ側にとって都合の良いものだと知るや否や盛り上がった。
その最中、グリシャは仲間の一人に「よくこの古代語を読めたもの」だと指摘されつつも、「何となくわかるだけだ」と、正しい歴史を証明するには曖昧過ぎる言葉を出している。
実はこれには一種のからくりがあり、始祖の巨人には未来と過去を通じて記憶巡りの能力がある。
その証拠にグリシャはフクロウから、本来みんなを救いたいのなら使命を全うしろ」と言い、グリシャからミカサとアルミンは誰なのかを尋ねるのだが、『記憶巡り』の影響が無意識に出たためか、「誰の事なのか分からない」と述べている。
そうして、エレンの記憶巡り同様、第一話で「地下室を見せてやる」と述べた大人グリシャは無意識ながらの始祖・ユミルの持つ記憶巡りの旅の影響を受けていただけである。
そしてちなみにいうなら、ユミルによる民族浄化と国の発展のそれぞれは真実であり、一方が正しいだけではなく、二つの真実を合わせると正しい回答が出るのである。
何せ始祖ユミルは元々舌を切られた奴隷で、悪魔(有機生物の期限)に出会った。その後、フリッツ王の命令で開拓を行っていたのである。
しかしそれはフリッツ王から奴隷として命令された内容の一部でしかなく、ユミルは開拓の他に王指揮の元、王家に逆らう民族を浄化していったのであった。
初代フリッツ王を身を挺して守った始祖ユミルであるが、その亡骸は三人の娘であるマリア・ローゼ・シーナの三人の捕食された(これが巨人が人間を捕食する要因との考察がある)。
ハンジが巨人が、口の構造がそもそも発話することに向かないと述べていたのは、始祖ユミルが巨人の能力を得る前に舌を切断されていた可能性が影響している可能性がある。
進撃の巨人Bへ
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エルヴィン・スミスを犠牲とし、獣と車輪の巨人の襲撃後、当初の目的であった地下室に到達することになる。
地下室は一見、医療器具だけが並べられ中央兵団が怪しむものはないものばかりと思われたがミカサがグリシャから託された鍵穴の真の使い道を発見することになる。
鍵穴を捻って引き出しも開くものの、その中身は空っぽかと重きやリヴァイにより二重底の構造になっていたことを知る。
引き出しの底を調べるとその中にあるのは日記で、エレン・ミカサ・ハンジ・リヴァイが見守る中、その中身をめくると中にあったのは絵よりも精巧な一枚絵が入っていた。
そこで思い出されるのはエルヴィンが常識を覆すように、教師であり、自身の父親に質問した
「壁の外に人類がいないって どうやって調べたんですか」
との質問が、精巧な絵の裏付けとなるものとなっている。
エルヴィンいわく「壁の外に人類がいないと断言するには壁内の歴史の教科書を鑑みるに証拠不足な上に、人類に滅ぼさせかけられた人類が最大限の荷物を持ちこんで壁の内側に逃げ込んだとしても、壁内の文明は発展している。それに確かめようのない事実(巨人がうろついていて壁外は危険)ならば、断言ではなく推測である『人類は滅びたと“思われる”』が正しい」
と主張するものであった。
そのエルヴィンの過去話を「そうかもしれない。英雄の凱旋。詫びなくてはいけない」とピクシスが謝罪する中、ウォールマリア奪還のために壁外に出ていたエレンたちが帰還したのち、本書では前後するかたちで、グリシャ・イェーガーの託した日記の内容が明らかになっていくのであった。
日記の内容を開いて1ページ目。
そこにあるのは「若きグリシャ(進撃の巨人)・ダイナ(無知巨人)、幼きジーク(獣の巨人)」が一枚絵に写された姿であった。
次いであるのは、父の文字で記された
「これは絵ではない」
「これは被写体の光を特殊な紙に焼き付けたもの
写真という
私は人類が優雅に暮らす壁の外から来た
人類は滅んでなどいない」
という一文でのあと、
「この本を最初に手にするものが同胞であることを願う」
との言葉で、「お前が始めた物語だろう」のグリシャのストーリーが始まるのであった。
グリシャの過去は、彼の母親から「壁の外に出るんじゃないよ」との一言から始まる。
まるで幼きエレンたちと同じような境遇だが、マリア等といた巨人の壁ではなく「区別」と「差別」という名の険しき関門を強く意味する。
その証拠に、リヴァイとハンジが拷問していた憲兵団が、かつて過去気球に乗ろうとしていた夫婦を阻止していたとなどと自白していたが、グリシャの過去――何であるのかを一目でわかるように、腕章をつけると同時にこれまでエレンたちのいるパラディ島では見られなかった気球が堂々と描かれている。
どうやら偽ユミル同様、パラディ島の壁内に来る以前のグリシャの境遇は海岸沿いの環境で、しかも彼の母親のいう壁というものは40m級で内部に大型巨人が入っているものなどではなく、普通の意味での関所である。
どうやらユミルの血を引く巨人化が可能な人物は収容区ごとに住処が隔てられ、無断で関所を超えてはいけないのだが、飛行船を見たいグリシャの妹の願望を叶えるべく彼は禁忌を犯した。
妹・フェイの望みとしては遠目に飛行船を見たいといったささやかなものだが、壁の外に出るには外出許可書が必要。運悪く無許可で市内に入ったことが二名の保安官にバレた二人は、「労働」か「制裁」かの二択を迫られる。
親とそうして妹・フェイを守りたかったグリシャは「制裁」を選び、親への迷惑を免れ、妹の分を受けようとするものの、それはまったく無駄な結果に終わってしまう。いや……無駄どころか、最悪の結末を迎えた。
幼きグリシャは「制裁」と言う名の暴力を妹の分を受け、飛行船を眺めたのも束の間、本来無傷で帰宅するはずであった妹はついぞ戻ることはなかった。
野犬に食い殺されたのである。
グリシャが妹の分を含んだ制裁を受けたあと、のんびり飛行船を眺めた後帰宅し、発覚した事実である。
あまりにも不自然な妹の死。
妹の死を報せた人物が罰を加えた一命の保安官と妹を送った人は同一人物。
そもそもグリシャが飛行船を見たいわけではなかった。
母は悲しみに暮れ、報告者たる顔見知りの保安官二名にへりくだる父親に失望を覚える。
といった事実要素が加わり、グリシャはかつての幼きエレン同様(巨人の駆逐)に、あらゆる出来事に失望した濁った眼をし、ひたすらに思うのは
「私は
父に
この男に
目眩のするような憎しみを覚え
それ以上に――
自分の愚かさを呪った」
と、語っている。
そして教えられるのは始祖・ユミルの歴史を教わることになる。
グリシャの父親曰く
「今から1820年前 我々の祖先「ユミル・フリッツ」は
「大地の悪魔」と契約し力を手に入れる
ユミルの死後も「九つの巨人」に魂を分け
エルディア帝国を築いた
エルディアは古代の大国のマーレを滅ぼし
この大陸の支配者となる
巨人の力を持った「ユミルの民」は
他の民族を下等人種と決めつけ弾圧を始めた
だがかつての大国マーレは増長を極めたエルディアに内部工作を挑み
エルディアの弱体化に成功した
さらには「九つの巨人」の内七つを手駒に従え80年前の「巨人対戦」に勝利したのだ
フリッツ王は残された国土「パラディ島」に
三重の壁を築き国民と共にそこへ逃げ込んだ
だが全員ではない
我々非マーレ派のエルディア人残党は奴らに見捨てられ
この大陸に取り残された」
と、グリシャの父親が「本来ならば大陸に残された民族弾圧を行っていたエルディア人が滅ぼされてもおかしくはないのに生かされているのは温情だ」と語る表情は、幼きグリシャからすれば、「娘を亡くしたにしては饒舌でご主人の言いつけを守り、祖先を卑下する姿はさながら犬のようだった」と語られている。
だがしかしグリシャは妹の死に対して「ただ街を歩いていただけだ」と大声で主張する中で、両親を「楽園送り(パラディ島にいる知性のない巨人)にさせたいのか」と言われ、つつましく沈黙すると約束する中、世界が狂っていることを悟る。
年嵩になるにつれ、グリシャは何の感慨もなく親の診療所を受け継ぐことになるのだが、その中で奇妙な患者が現れることになる。その患者は明らかに故意としかいえない十字傷を負った人物であるが、妹の死の真相を知る代わりにエルディア復権派の勧誘を受けることになる。
グリシャはかつて妹を見送った人物の飼い犬により直々に食い殺されたことを知り、肉体にエルディア復権派の証である十字を肉体に刻む。
始祖・ユミルの調査により(スパイのフクロウの歴史調査)
「始祖ユミルは巨人の力に目覚め
荒れ地を耕し 道を造り
峠には橋をかけた」
と、かつて教えられていた歴史内容がマーレ側にとって都合の良いものだと知るや否や盛り上がった。
その最中、グリシャは仲間の一人に「よくこの古代語を読めたもの」だと指摘されつつも、「何となくわかるだけだ」と、正しい歴史を証明するには曖昧過ぎる言葉を出している。
実はこれには一種のからくりがあり、始祖の巨人には未来と過去を通じて記憶巡りの能力がある。
その証拠にグリシャはフクロウから、本来みんなを救いたいのなら使命を全うしろ」と言い、グリシャからミカサとアルミンは誰なのかを尋ねるのだが、『記憶巡り』の影響が無意識に出たためか、「誰の事なのか分からない」と述べている。
そうして、エレンの記憶巡り同様、第一話で「地下室を見せてやる」と述べた大人グリシャは無意識ながらの始祖・ユミルの持つ記憶巡りの旅の影響を受けていただけである。
そしてちなみにいうなら、ユミルによる民族浄化と国の発展のそれぞれは真実であり、一方が正しいだけではなく、二つの真実を合わせると正しい回答が出るのである。
何せ始祖ユミルは元々舌を切られた奴隷で、悪魔(有機生物の期限)に出会った。その後、フリッツ王の命令で開拓を行っていたのである。
しかしそれはフリッツ王から奴隷として命令された内容の一部でしかなく、ユミルは開拓の他に王指揮の元、王家に逆らう民族を浄化していったのであった。
初代フリッツ王を身を挺して守った始祖ユミルであるが、その亡骸は三人の娘であるマリア・ローゼ・シーナの三人の捕食された(これが巨人が人間を捕食する要因との考察がある)。
ハンジが巨人が、口の構造がそもそも発話することに向かないと述べていたのは、始祖ユミルが巨人の能力を得る前に舌を切断されていた可能性が影響している可能性がある。
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2021年05月03日
進撃の巨人
進撃の巨人とは言うまでもなく、超絶有名になった漫画である。
今回はその中でもエレンたちが壁画の真実に迫るに至る地下室について語りたいと思う。
「お前が始めた物語だろう」とはエレンポイント満載のセリフであり、まさかまさかの第一話(一巻)の13ページ目において、あらとあらゆる伏線が張られているとは思っていなかった。
巨人の生態も、奇行種……ましてや、エレンがヒストリアの手の甲にキスする際に見せたシーンがまさかまさかの展開になるだなんて……。
【内容】
今回語るのは、進撃の巨人においてキーポイントである地下室。
大まかな設定としては、第一の壁が(超大型巨人と鎧の巨人)に突破され、第二の壁内の中に避難せざる得ざる以前に、エレンの父親が診療所と偽っていた地下室の秘密を隠していたのだが、「好奇心はだれにも止められない」と述べていた。
グリシャのセリフは一見すると、今日の仕事が終われば幼きエレンにこれまで見せて来なかった地下室を見せると思いきや、より詳しく述べるとそれは違う。
まず、物語のキーになる地下室の存在は、進撃の巨人『第一話』から仄めかされていたものである。
その当時、子供エレンが無邪気な様子で「地下室の存在」について鍵をちらつかせながら教えてくれるものの、必然か偶然か超大型巨人(ベルベルト・フーバー)の第一の蹴り、鎧の巨人(ライナー・ブラウン)のタックルにより、ウォール・マリアの壁は崩壊し、幾多の巨人が侵入する羽目になった。
(グリシャ・イェーガーのエルディア復権派で楽園送りにされた一員。初期から登場している巨人)
ちなみにこの時、グリシャ・イエーガーの前妻である無知性巨人になった前妻かつ王族の末裔が、エレンの母親を捕食している場面があるが、これはエレンの父親との約束である前妻(ダイナ・フリッツ)の出会いの約束をし、皮肉にも約束が再現されたものではないかと思われる。
「グリシャ…私はどんな姿になってもあなたを探し出すから」が発端となって、進撃の巨人は始まりになったといってもいい。
過去、強制的に楽園域の注射を受けたダイナ・フリッツであるが、
王家の血筋を引くにも関わらず、ダイナ・フリッツは巨人化の注射を受けていなかったために無知性の巨人と化してしまう。
母親が捕食される中、ハンネスに連れられてミカサと共に逃亡するエレンであるが、この『呪い』がキッカケで必要以上の巨人に対する憎しみが生じる以上に自由に対する渇望と、そうして自由を望むがゆえの不自由さ――正しく籠の鳥になったことはいうまでもない。
そうして最終話では、解き放たれた真の自由の鳥になったことも……。
ちなみに巨人と化したダイナ・フリッツの最後は、二度目の壁内に現れた巨人の調査後、ベルベルトとライナーにユミル(偽)共々攫われたエレンを救出すべく、すぐさま新鋭隊が組まれることになるのだが、絶体絶命の状況下、何かの因縁か――それとも『必ず会いに行く』といった呪いか、巨人化したダイナ・フリッツに遭遇することになる。
ハンネスはかつて医者であったグリシャに恩返しとして二度目の挑戦を行うも、巨人と化したダイナ・フリッツに捕食されることになる。
無力さゆえに己の愚かさを嗤うエレンに、ミカサは「マフラーを巻いてくれてありがとう」と述べる。
「何度だって巻いてやる」といいながらエレンは最後の悪あがきとして巨人の手の平にパンチをお見舞いするエレンだが、知性のない巨人に命令を下すことが可能である『座標』を手に入れた。
ライナー曰く「エレンが座標を所持していることは最悪の事態」と自覚しながら、エレンの命令によって幾多の巨人に襲われる中、逃亡を余儀なくされる。
巨人の駆逐に執念を燃やすエレンだが、
群衆に正式な王と認められたヒストリアの手の甲にキスするとき、嫌悪とも後悔とも言えない悲壮な表情を見せることになる。
おおよそ式典において相応しくない表情なのだが、恐らく……この時エレンは始祖の巨人特有の『記憶巡り』で自分がどうすべきか、己の周囲で誰が死ぬのか知ったと思われる。
エレンの硬質化の能力を転用してほとんどの巨人を滅ぼした壁内の人間は、ウォール・マリアの果てである海辺に向かうことになる。
道中、地面にうずくまったまま『楽園送り』にされ動けなくなった巨人を目の当たりにするのだが、エレンは「同胞」と述べている。
エレンのこの「同胞」と述べたセリフは、エレン奪還後ヒストリアが王になり、獣の巨人(ジーク)やベルトルト・ライナーとの熾烈を極める戦いで勝利した末に、ようやく地下室の秘密を知り、会得した知識だと思われるが、巨人に並々ならぬ憎しみ(リヴァイ曰く、飼い慣らせない獣)を抱いていたのに、日記の内容を知ったぐらいで仲間(同胞)といえるのは少々おかしい。
「ここから 近いぞ。間違いない。ここの場所でエルディア人は巨人にされた」
「そして あの先に」
と、まるで先を知っている発言を行っているのである。
グリシャ・イェーガーの『世界の真実』である日記の内容を知っている以上、エレンも知っているものだろうと、さらっと読み流してしまいそうな場面であるが、進撃の巨人の場面であるパラディ島の端――海に到達した一行は思い思いにはしゃぐも(ハンジは海の生物に興味津々であった)、エレンだけが達観した様子である。
父親の日記を見る前(正確にはヒストリアの手の甲にキスをする前は)、島(外の世界に)対して、マグマや氷河を見ることがアルミンと共に夢であったにも関わらず、エレンは
「壁の向こうには海があって」
「海の向こうには自由がある。ずっとそう信じていた」
「でも違った。
海の向こうにいるのは敵だ。
何もかも記憶で見たものと同じなんだ。
…なぁ?
向こうにいる敵…
全部殺せば
…オレ達」
「自由になれるのか?」
と、一人だけ違う思考をしており、この発言をきっかけにエレンはラストに向けてまるで何もかもを悟ったかのような姿を見せるようになる。
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2021年04月30日
アーカード
アーカードとはヘルシングに登場する吸血鬼。恐らくモデルは串刺し公ことヴラド三世だと思われる……というか吸血鬼のモデルになったのが、ヴラド三世である。
【内容】
英国王立国教騎士団ヘルシング機関の切り札にして、鬼札。身体能力及びその強さはチートそのもので、まずわざと敵の攻撃を受けてから反撃するといった戦闘スタイルをとっている。要はナメプ。
元人間で人外になった存在でありながらも、人類賛歌を唱えてやまない。純人間から人外になった存在には非常に手厳しく、イィイイイィイイメェエエン!を叫び、殴り殺すなら異教徒だけにしなさいと優しく諭すとある神父が、人間から逸脱した姿になった際には悲しみが隠しきれないでいた。
戦闘スタイルは二丁拳銃。弾のリロードは気分。
重火器の他に獰猛な犬を操ったり、吸血鬼らしく純粋な吸血行為、容姿を大幅に変えるなど、性別が行方不明になったり超然とした存在。
人間だけではなく同類の吸血鬼を軽々しく殺すことが可能なのに人間に従っており、主人であるインテグラに非常に忠実。
物語終盤で全力解放である『死の河』を発動させる際には地面に頭を擦り付けて、本気の許可を得ている。
人類賛歌およびインテグラに忠実なのは、アーカードが人間に忠誠を誓う以前、ヘルシング教授率いるドラキュラ討伐隊――たった四人の人間とマスケット銃の心伴い装備品と人数の中で、最強の技である『死の河』が突破された。
死の河解放はアーカードにとって、これまで散々すすって来た大量の命の解放――命のストックは一つ、不死ではない状態になるのだが、命の残数が一個であったとしてもめちゃくちゃに強い。
とある女性を求めて百年前暴れ回っていたアーカードであるが、数える程度の人数の人間とマスケット銃により破れる際、人間の持つ強さに痛感。
自分自身を「人間でいることに耐えきれなかった脆弱な存在」と看做しており、世界一カッコイイデブで有名な少佐もアーカードのことをそういった面で毛嫌いしているような節があった。
実際、人間である警官がアーカードの出鱈目っぷり過ぎる強さを目の当たりにしながら惨殺された、弱すぎる人間に失望していた。しかし心はガラスで非常に繊細な人物である。
アーカードが吸血鬼になる以前はとある国の領主であったのだが、人間を辞めると同時に領地のほとんどを失ったのか、現在彼が持つのは自身が「最後の領地」と呼ぶ棺桶だけである。
棺桶は勝手に動いたり謎が多いものの、ヘルシング家に従う意思表示なのか「The bird of Hermes is my name,eating my wings to make me tame.」と記されている。
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2021年04月29日
タイトルは忘れたが面白かった海外ドラマ
放置もへったくれもないタイトルであるが、今回は面白かった海外ドラマ(ショート)について紹介していきたいと思う。
何せ視聴したのが随分昔のことだから、よく覚えていないのだ。
ぼんやりとした菊を辿るならば、『世にも奇妙な物語』のようにそれぞれ独立した短編からなる連続ドラマであったように思える。
【内容】
壁の向こう側の家
縁族ドラマの内容も分からないのだから、「壁の向こう側の家」は暫定的なタイトルでしかないことに注意。
このドラマ内容は少々SFチックで、ある日とある研究機関が異次元の世界を見つけることになる。
異次元の向こう側には長閑で放牧とした風景が広がる自然と、一軒家が建っていたのであった。一軒家の家族構成は大人数で家族の多くが大自然の中で読書をしたり、子供たちははしゃぎまわるという、どこの家庭にもありそうな平和な日々を送っていた。
しかし次元の向こう側というだけあって、あちら側の世界へ赴くことはどうしても出来ない。何故なら不可視の一枚壁が隔たり、あちらとこちら側の繋がりを断絶しているのである。
自然、一家の様子を眺めることになるのだが、その一族はある程度時間が過ぎたら、子供もろとも関係なく家の中に全員、引き籠ってしまという謎の修正があった。
外に出ている間は会話らしきものをしているものの、見えない壁の所為かその内容を聞き取ることができず、読唇術の技術を持つ人物を招いてその会話内容を知ろうと模索する中で、これまで一族を見守っていた男性博士が壁の向こう側の女性に惚れてしまうことになる。
どうにか接触しようと、異次元の一族の存在が確認された時点から化学班は次元の壁に向けて、一粒程度の氷の塊をぶつけていた。これはあちら側の存在が、こちら側の次元から出てきた物質に驚かないように配慮された結果である。一粒の氷ということもあって、ぶつかっても怪我の可能性は低く、そうして温度の影響によって自然と溶けてしまうため、まさに後腐れのないアプローチ方法であった。
壁に氷をぶつける作業は当初、氷をはじき返すという結果で対した効果がなかったものの、同じ個所に氷をぶつけ続けることによって壁の強度が下がったのか、ある日ついに氷が異次元を超えることに成功する。
異次元を通り抜けることが出来ることを知った恋する博士は、あちら側の存在である女性に接触するため、氷が次元の壁を越えたタイミングを見計らってダイブし、遂には氷の粒だけではなく、人間一人が次元の向こう側に移動することに成功したのであった。
恋する博士は恋した女性に話しかけようとした瞬間、これまで庭で思い思いに時間を過ごしていた一族に囲まれ捕食されてしまう結果となる。
あの一族は食人族の一家であったのだ。
一族がある一定の時間になったら家の中に入ること。度々こちらを向いて何事かを囁き合っていた……読唇術の技術を持つ人物が博士が壁の向こう側へ行く直前に間に合い、どういった事を話していたのかを解明できていれば起きなかった悲劇である。
二重の意味で。
このドラマのラストで壁の向こう側にいる子供が、石を持って氷が飛んできた場所を繰り返し繰り返し叩きつけるラストで終わっている。
恐らく氷の粒だけではなく人間一人が、自分側の世界へ移動出来た事実から次元の壁に絶えず衝撃を加える事で、壁を破壊することが出来ると悟ったことによる結果であろう。
今日も壁を叩いている食人族の存在のことを考えると、そのオチは秀逸なもののように思える。
奇妙な行動を繰り返す男
ある日、精神科医である医者の元に奇妙な行動を繰り返す男が診察にやってくる。
その男はゴミ箱を倒すなどの行動をすることで世界の滅亡を阻止しているということであった。
「誇大妄想も甚だしい」と考え、奇妙な行動を休みなく繰り返す男に対して医者の男性は判断するのだが、相手は一時奇妙な行動を控えるものの、どうしても体が動いてしまうのであった。
医者である男は理由のつかない行動に対して、緊急処置として精神病に入院させることを決定したのだが……。
奇妙な行動を繰り返す男は病室に入院させられ、医者の男は妻とその子供が海外旅行に出たことを知る。
そんな中、男が見るTV内容では世界規模で災害や内乱などのデモが起こっており、医者の男が愛する家族も災厄に見舞われていた。飛行機が乱気流に見舞われ、飛行機が墜落するかしないかの頃に、藁にもすがる思いで医者の男は奇妙な行動を繰り返す男に懇願して、世界中で発生している災害を止めてくれと願うのであった。
病室に入院していた男は眠そうな様子で一連の行動を起こし、一応災害は食い止まった。
医者の男がほっとしたのも束の間であったが、これまで比べ物にならない災害が立て続けに発生することになる。
医者は奇妙な行動を繰り返す男を起こし、世界中の災害を止めてもらうべく懇願するのだが、男は「疲れた。眠い」といい、何もすることはない。
それどころか医者に対して、「能力を継承した」といった言葉を残して、安らかな睡眠に入るのであった。
一方、取り残された医者はこれまで奇妙な男が行っていた行動を緊迫した表情で繰り返しながら、これまで休みなく奇怪な行動を繰り返していた男と同様の苦しい生活が強いられるのであった。
2021年04月28日
モルカー A
モルカーの特徴
純粋無垢
いうごもがなし。レースにおいては優勝賞品をわざわざ仲間に分け与えるなどの様子を見せた。レース編では道中、食べ物の競い食いが行われるのだが、両者一対の早食いに負けた方は動きが停止するという様子を見せるが、それはモルモットの脳処理――処理に接した場合、パンクした際に見せるフリーズであった。
モルカーの鳴き声
常にPUIPUIと鳴いているモルカーであるが、作中では興奮した際や悲しみの表現に使われるもの、実際のモルカーのモルモットになった動物がPUIPUIと鳴くのは、嬉しさを表現したものであり、動物虐待にはなっていない。はたから見るモルカーは少々可哀そうだが。
鳴き声の他にモルモット(モルカー)の修正を反映したものが(先頭についていくなど)多々あり、モルモットを飼った人がない人でも勉強になる場面がある。
モルカーの種類
実存するモルモットの種類というよりは、劇中モルカーで活躍した数体のモルカーについて紹介していきたいと思う。プイプイレーシングでは、モルカーたちの性格(個性)がよく出ているように思われる。
・ポテト
のんびり屋だが運転手の操縦を無視する場面がある。助けを求める声があれば、どんな状況であっても行動を起こす勇敢さを持ち合わせる。ニンジンが好き。
・シロモ
臆病な性格だが心優しい運転手に甘えたりするも、トラブルに巻き込まれてしまう災難持ち。テディを慕っている。レタスが好き。
・アビー
真面目で好奇心旺盛かつプライドが高い。ネコが苦手。初心者マークを付けいつか卒業できる日を夢見ており、実際に初心者マークがとれたのだが……。
・チョコ
爽やかでおとしやかだが力強く、身体能力が強い。綺麗好きでおしゃれ好き。高級モルカーになるのが夢。
・テディ
おてんばで恐れ知らず。大食い。トラブルメーカーで、周囲から恐れられている。
なお、モルカーには救急車やDJなど複数の種類があり、考えるところ車種の種類の分だけ、モルカーがいるのではないかと思われる。続きを読む...
2021年04月27日
モルカー
PUIPUIモルカーとは、人類はおろかと学ぶ早朝アニメーションの3分間のストップアニメーション。人によっては10回ほど繰り返し視聴しているので、事実上30分アニメと変わらないと訴える一部の連中がいる模様。
個人的視聴からいえば、PUOPUIするモルカーの純粋さと人類の愚かさの対比を楽しむ輩である。
とはいっても、純粋にモルカーはかわいい。
【内容】
公式サイトの説明文
舞台はモルモットが車になった世界。
癒し系“モルカー”。くりっくりな目と大きな丸いお尻、トコトコ走る短い手足。常にとぼけた顔で走り回るモルカー。
渋滞しても、前のモルモットのお尻を眺めてしまうだけで癒されるし、ちょっとしたトラブルがあってもモフモフしてしまうから許せてしまう?!
クルマならではの様々なシティエーションを中心に、癒し合あり、友情あり、冒険あり、ハチャメチャアクションもありのモルだくさんのアニメーション!
(中略)
タイトル「PUIPUI」はモルカーの鳴き声。なん声優は実際のモルカー」が担当!
お子さまはもちろんのこと、新たなアニメ表現の登場を渇望するアニメファンにも唸らせる、幅広い世代にお楽しみいただける作品が登場しました。
是非、ご覧ください。
とある。
常軌の説明は老いも若いも男女関係なしに楽しめる作品であるのだが、純粋無垢な子供ならともかく、大人たちから出された判断は「モルカーを通じて人類の愚かさを表現している」というブラック要素が付随して回るものであった。
実際モルカーは、車内事故(炎天下子供放置やゴミのポイ捨て、挙句はレース競合においてモルカーに改造を行った連中)があり、かわいいフェルト素材であるモルカーの活躍・冒険譚を無視しても無視できるものではない。
というか、ゴミのポイ捨てでゴミを食らい腹痛になったモルカーが、ゴミと共にドライバーを排出する場面などが、俗に言う「人類は愚かたる」顕著な場面ではないだろうか。
ちなみにストップアニメーションとは、パラパラ漫画よろしく粘土やフェルト素材などを番繋ぎに編集したもので、少しCGアニメーションとは異なっている。
ストップアニメーションには大まかにあえてぎこちない動き・逆にヌルヌルとした動きを見せるなど、大まかに方針が異なっている点が特徴的である。
モルカー Aへ
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