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2021年04月26日

グラブル初心者必須 ヨダルラーハ


ヨダルラーハ(通称ヨダ爺)とは、グラブルに登場する水タイプのキャラクターである。しかし999999ダメージをお手軽簡単に出せることから初心者から周回用として愛用されているちっこい爺さんである。
アサルトタイム大好き。

【内容】


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メンバー配置は主人公の隣が時短のコツ。
カツオを飛ばしていざ三幕999999ダメの無属性攻撃を即席に行うことが可能なのであるが、ヨダ爺の強みは周回向けにあげられるように長期戦に向いていないキャラクターである。
無属性攻撃の一撃必殺はありがたいものの、それは主に雑魚向けのもの且つ単体にしか発揮されず無属性ダメージを出した後、簡単に即落ちしてしまうため、中々長期戦の運用はかなりのファローが必要になる。

正直なところ、ヨダ爺をそこまでファローするなら武器・防具面を揃えて炎に有利な水パを揃えた方が、話が早い様に思われてならない。
しかも、多少加入は難しいだろうがスキル・奥義ともに無属性の大ダメージを与えるサラーサや、敵が特殊攻撃をした際に起爆剤の如く仕掛けていた地雷が爆発する水着イルザの第三スキル・ヘルファイア(全体麻痺付き)があるので、何もヨダ爺に無属性の大ダメージは専売特許というわけではない。
ヨダ爺は奥義三幕条件、水着イルザは敵側の特殊攻撃やら何かと発動条件があったりするので、入手難易度は高めであったとしてもアビポチで済むサラーサや、全体即死効果(でも運任せ)をもつゾーイが適しているように思われる。

強い代わりにファローは難しいヨダ爺なのだが、キャラランクが腐ってもSSRであるだけに運用に難ありというだけで弱いわけではない。

特性

ヨダ爺は特殊なスキルを所持している。それは戦闘開始直後から「三幕」がついているのだが、この「三幕」がある状態だとトリプルアタックになり、1ターンで一幕消費する。三幕が消費されてしまうと強制トリプルアタックから通常攻撃回数になるだけではなく、無幕の状態だと奥義発動後に発動する無属性攻撃が発動しない。
ちなみに一幕では約40万。
二幕では約70万。
三幕では約100万…といった具合になっているので、奥義で大ダメージを与えたい際は運用に注意が必要である。三幕が回復するか第三スキルを使用するのが鍵。
なお三幕はトリプルアタックの他に「スキル」で使い道がある。

スキル

アビリティ1:十起
敵に4〜5倍の水属性単体攻撃。三幕状態だと威力が二倍になるが、幕が一つ消費させられる。

アビリティ2:百承
1ターンの間、無敵バリアを貼る鉄壁。三幕状態だと単体だろうが全体だろうが敵側の攻撃からパーティを守るものの、やはり一幕消費してしまう。無幕状態だとほぼ使用することはない。

アビリティ3:千転
三幕を回復してくれる技。奥義ゲージが溜まった時や、アビリティ2の緊急回避時に使用される。しかし再使用には15ターンもかかるため、使いどころを考えなくてはならない。ちなみに三幕の自然回復は4ターンで回復するが、大幅にヨダルラーハー自身が弱体化してしまうので要注意。
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2021年04月23日

エヴァとは A


アダムと非常に大雑把ながらも説明したところで、今度は知恵の実を持つリリスについて説明していきたいと思う。

アダムの暴走化に伴い南極大陸の氷が全て溶けてしいまったが海面水域の上昇だけではなく、国同士の中でも中々の混乱を見せていた。
その波乱っぷりは凄まじく、世界中で大規模な戦争が勃発していたほどである。現に東京では新型爆弾兵器が投下され、日本の首都である東京都が壊滅する結果となった。戦時中の様子はエヴァの歴史の教科書に載るほどのものである。
第二都市として長野県が選ばれるものの、劇中の舞台となるのは第三東京都である。第三都市は函館の小田原付近に建設されるのだが、第三都市は何故か要塞都市として君臨している。

これには切実な理由があり、アダムが地球に衝突し使徒を生み出した後、活動間際の直前にてリリスが再び地球に衝突することによって図らずもセカンドインパクトを引き起こしてしまうことになるのだが、当初の衝突部分から地殻変動などの影響を受け、長い年月を隔てる形で地中に埋まり、緩やかな移動を開始することになり、函館の地下で発見された。
ちなみにリリスが地球に衝突する前に入っていた殻は激突の勢いですっ飛んで、地球の周囲をグルグルと回る衛星――月として存在している。

そうして人類に黒き月とその中で眠る未知の巨大生物はリリスと人間(リリン)に名付けられ、裏死海文書の存在とやがては襲撃してくるであろう使徒の存在に備えて、追撃設備をリリスの周囲に建設したのである。

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ちなみに第三東京都市で暮らすネルフ職員と、シンジが通う学校なのであるが、生徒の全員は母親を失った人物――要はエヴァのパイロット候補として選別された子供たちの集まりであった。
シンジは初号機の中に碇ユイの魂があり、劇場版「まごころをきみに」では眠りから覚醒したアスカが母親の存在を弐号機の中で感じ取りATフィールドを展開するなどの活躍を見せる他に、シンジの学友でもあったトウジもエヴァに搭乗している。

さて、函館の地下深くに半ば封印されているリリスであるが、気になるのはキリストよろしく両手を穿つ杭のようなものと、刺さった槍。そうして下腹部から下が切られ手に似た触手が伸びる中、オレンジ色の体液を垂れ流している点である。

杭と槍はキリストの姿をどことなく彷彿とさせ、実際にやりを引き抜くと失われた下半身が再生する。
下半身が失われたとあるが、ソレはリリス単体のみでは不可能だと判断したゼーレ側がリリスのコピーであるエヴァ初号機を作る為の材料として使用されている。他のエヴァ機体とは比べ物にならないほどのリリスの肉体リソースが使われているのであった。
エヴァシリーズにおいて最も神に近いのは新劇場版でカヲルくんが、初号機の暴走を止めるべく登場していたMark6であるが、空白の13年間で既に使用済みとなっている。
ちなみにQでは反ネルフ組織のヴィレの手によってほぼ飛行艦となり、肉体をほぼ失った骨格のエヴァ初号機でシンジはシンクロ率が0.000%になっていたのはアヤマミ(仮)ではない、本物の綾波が同化していたためである。

ほぼ常にリリスから垂れ流されているLCLであるが、それはセカンドインパクト当時から流れ続けていたものである。当時のリリスがどのような肉体の状態か不明だが恐らく負傷していたのか分からないが、ともかくも長い年月を隔てて垂れ流し続けられたオレンジ色の液体は地球全域――海を覆うものであり、その量はとんでもない。

LCLの役割はカンブリアのように多様な生命体を生み出し、最終的にその頂点に立ったのが人類である。そのため、アダムとは異なるアプローチで生命体を生み出したリリスは人類の祖先といっても過言ではない。
ちなみに使徒と人間(リリス)の遺伝子上の差異は1%程度であり、猿と人の関係を思わせるがそれは恐らく、アダムは生命の実を、そうしてリリスは知恵の実を持っていたことが所以なのではないかと思われる。
ちなみに生命と知恵の実を合わせれば不死の実となるのは、神話伝説上非常に有名な話である。問題はエヴァ内で誰が唆したのかという話になるのだが、もしかすると裏死海文書の存在になるかもしれない。

LCLは生命を生み出す他にも能力があり、それはATフィールドの存在になるだろう。
そもそもATフィールドとは「心の壁」。心の壁とは他者と自分を明確に区分するものである。
精神的な面が強く強調されているように思われるが、劇場やTV内容では物理的な効果を現わしている。ポケモンのリフレクターだの何だの考えた方が早いかもしれない。

人類補完計画では「高次元の存在へヒトが至る」、「複数の生命体を一個体へ還元する」ために人類の個々の強度(ATフィールド)を軟化させ、不足している心を補完し合うといった具合であるが、ミサトいわく「大きなお世話。傷のなめ合い」とのこと。
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2021年04月22日

エヴァとは


エヴァとは新世紀エヴァンゲリオンの略称であり、コロナ渦の影響下、新作映画が延期になったもののコア及び長年のファンが多い作品である。
そんなエヴァであるが、そもそもの設定とは何なのか新作映画に限らず、『まごころをきみに』を初めとした新作旧作である程度一括していると思われる設定について語っていきたいと思う。
2021年に後悔された桜の後追いをかますような衝撃的な事実については省略する。フェイト的な桜といい、桜の名前はヤンデレじみた要素が合っているかもしれない。

【内容】


エヴァとはアニメ版のオープニングにてセフィラ(生命の木)を思わせる、特別オカルトに関して詳しくない人でも一度は見たことがありそうなイラストを交えながら、本編が始まるといったものとなっている。
EDでもファーストセカンドに関係の深そうな月がメインに添えられているのだが、それらも何気に関係していたりする。裏死海文書だのロンギヌスの槍に、敵役の使徒が悪魔ではなく天使の名前であるなど、ある程度共通した設定があるのはどのシリーズにおいても共通している。

使徒とは

大まかにアダムから発生したものか、リリスから誕生したものかについて大まかに異なる上にアダムはサキエル・シャムシエル・ラミエル・ガギエル・イスラフェル・サンダルフォン・マトリエル・サハクィエル・イロウル・レリエル・バルディエル・ゼリエル・アラエル・アスミサエル・ダブリスを生み出した。
対して大体「エル」とといているものは天使特有の名前であり、アダムの魂を移植された渚カヲルは多少の例外でありつつも、リリスから垂れ流したLCL(生命のスープ)から生態系の頂点に君臨したリリン(人類)は悪魔の名を冠するものとなっている。

使徒の数や設定・外見については劇場版やアニメなどについて異なっている部分がありつつも、太古の昔、荒々しいでは済まない生命のいない溶岩と岩石だらけであった荒野の地である地球に衝突することになる。
この巨大物質衝突の影響がファーストインパクトと呼ばれ、生命の源を持つアダムは半ば増殖する形でリリスとリリン(人類)を除いた形で、幾多の使徒を生み出している。

アダムが使徒を生み出した理由について所説あるものの明確な理由は不明である。生命の起源をもつアダムが使徒が何らかの活動を起こそうとしたところで、アダムや使徒自身によっても予想だに出来ない出来事が発生するのだが、それは黒き月という殻に覆われた大質量が二度にわたり隕石衝突しかり地球に大打撃――セカンドインパクトを与えるというものであった。

殻(黒き月)の中にはリリスが入っており、セカンドインパクトの威力は凄まじいもので、あの初号機をはじめとしたエヴァシリーズが活動を停止するほどのものである。

有史以降人類が活動を始めて、西暦二千年近くになってようやく初めて人類は落下地点である南極の氷の下で発見され、アダムと共に裏死海文書とロンギヌスの槍の使い方を初めとした方法をゼーレが知ることになる。

裏死海文書に記された内容はアダム乃至リリスに死徒が接触し、サードインパクトを引き起こすというものであるが、大災害を逃れるべくゼーレは思案。

ゼーレの試案中、アダムを使徒の目から隠しやすいようにコンパクト形状にする計画がすすめられたものの、ゲンドウの思惑によってアダムは暴走を引き起こし、南極大陸において甚大なダメージを発生させた。
その威力はすさまじいもので地球の自軸がねじ曲がり、日本は年中を通して夏の季節しかなくなり、南極の大陸の氷はすべて溶けてしまう結果となってしまう。かつて青かった海も赤く変色し、塩の柱が立つなどかつてない異常事態に見舞われた。

南極大陸の氷がすべて溶ける大惨事は人類にとって全く無関係なものではなく、地球規模で海面が上昇するなどの事態を招いている。突如、大災害中の大災害といっても過言ではない海面の急激な水上は陸上および島組の海辺に近する都市を水没させる結果となっており、事実アニメ版で横浜が水没した都市として、チラッとであるが登場している。

ゼーレは暴走し破裂したアダムの肉体の破片を回収し、その魂は人造人間――渚カヲルに移植されることになる。かつてカヲルくんがシンジに「運命を仕組まれた子供」といったのは、これら要因が関係しているものだと思われる。

ゲンドウの思惑でアダムの肉体はバラバラになり、魂は他の入れ物に入った状態。
アダムから生み出された使徒からすれば、事実上アダムの存在を察知することが出来なくなっている。
現にカヲル君がセントマルドグマの地下深くに封印されていたリリスと対峙することになるのだが、箝口令というか偽の情報が伝わっていた。
アダムの魂を持ちながらも、アダムから生まれた使徒は他の使徒と同様に人類を滅亡するためにアダムに接触するためにサードインパクトを引き起こす必要性があるのだが、そこにあったのはリリンを生み出したアダムとは異なるリリンである。

「生と死は等価値なんだよ、僕にとってはね」


とはカヲルの談であるが、何故あの場で(リリスの魂が異色された綾波に微笑み見守られながら)、初号機に殺される前に語った言葉であるが、アダムと接触して人類を滅亡させることを活動理由にしていた使徒からすれば目論見が外れた以上の真実を目の当たりにすることになる。

ちなみに使徒が人類を滅亡させる理由は、リリン(人類)側がロンギヌスの槍と死海文書のノウハウによって得た知識である『人類補完計画』と似たようなものではないかと思われる。

人類補完計画とはそもそも、数億に散らばったリリン(人類)の魂を一か所に集め、高次元の存在へ至ろうとする――というものである。
そのためにトリガーとなりうる碇シンジは、母親とコピペした姿を持つ綾波と親睦を深め、急速に仲を深めたカヲルくんを自らの手で殺めてしまうという、人への拒絶が深まる結果となり、ゼーレの思惑通りならば『他者との接触を厭う』シンジが、すべての人間がATフィールドの崩れたLCLの海の中で、『どこまでも自分であり自分ではない』、誰もいない世界を享受するものだと思われたが、『その考えはおかしい』との声で、往来のハリネズミのジレンマ――拒絶し合う壁(ATフィールド)を持った人間同士へと戻った。

カヲルくんのいう「硝子のように繊細なんだね君の心は」や、「物理的接触を嫌う」といった言葉は『運命を仕組まれた子供』としての状況を述べているのである。


エヴァとは Aへ
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2021年04月21日

残穢


残穢(ざんえ)とは小野不由美により発表された小説である。
全体的な小説の雰囲気としては、小野不由美自身が小説家であり、本編の主人公が同じような境遇であることも手伝ってか、私小説や実際にあったことを書いているような印象があった。
残穢はホラー小説であるものの、リングや呪怨のように明確明瞭に幽霊やお化けといったものが登場するわけではないが、いかにも「ありそうな」雰囲気たっぷりのじわじわと来るタイプなので、苦手な人は本当に苦手である印象が強い。
映画より想像力が掻き立てられる小説の方が個人的にオススメ。
超個人的な話になるが、自宅で度々隣室から人の気配があり気になって見にいくと誰もいないといった現象が身近に度々あるので、残穢の読書感は正直下手なホラーよりも怖かった。

【内容】


残穢の大まかな粗筋は、小説家である「私」が読者からもらった手紙の内容が気になって長期的に調べていくという内容。

読者の手紙内容は要約すると「大したものではないが奇妙な音がする」といったもの。
その異音は「ざつ」といった、一軒家などでありがちな、誰もが一度は経験したことがあるであろう建物の軋みや夜間、光に惹かれて窓にコツンとぶつかってきた虫の衝撃音といった感じの、非常に軽いものである。

その「ざっ」の聞こえる音が畳の敷かれた部屋(手紙の送り主は気味悪がって物置部屋にして常に閉じている)が和室であることから、「手で畳を擦るような」、もしくは「箒をはいたような音」と、初期では表現していた。
音を聞く頻度もそれほど多くなく、たまに聞く程度といったもので心霊現象ともいえない、音から連想されるモノに勝手なイメージが付随しているという程度で怪異でも何でもないように思われていたが、事態は深刻化していくのであった。

月日が流れるにつれ、「ざっ」と言う音に顕著なイメージが想起されるようになり、「箒をはいている」ものから「布らしきものが左右に素早く動く」ものへと別物へと変化していく。
「ざっ」とした音によるイメージ想起の変化はそれだけに留まらず、やがて「布が左右に素早く動く」から、「着物の帯」、そうして最終的には「和装の首吊り死体のつま先が畳を擦っている音」といった物騒なものへと変わっていくのであった。

単に畳を擦る「ざっ」とした音から最終的に着地した地点がかなり大袈裟で臆病じみたもののように思えるが、家鳴りの軋みとは明瞭に異なった畳を擦る音は中々自然に聞くようなものではないように思われる。

「ざっ」の音が深刻化するにつれて、引っ越した先でも「ざっ」の音が付いて回るようになっていた。
手紙の投稿者は突発性難聴になったり、自身のプロジェクトが中止するといった不幸のアクシデントを迎えるものの健康に取り返しのつかない深刻な状態や不幸に見舞われることはなく、普通に生活している。


実は「ざっ」とした異音だけでなく、手紙を送った読者が住居を構える場所は「岡谷マンション」という場所で読者だけではなく、その他住民もいるはずのない赤ん坊の泣き声や奇妙な気配など、勘違いや気の所為スレスレの体験をしていたのであった。

実は某お笑い芸能人が曰くつきの物件に住んだ実話のように、岡山マンションも過去に自殺者ありの曰く付き物件であることが確かになる。その自殺者は男性であり、「ざっ」と音を立てる着物姿の首吊りと関係はないものの、その男性自殺者が出てから、後に入って来た新しい住居者は「着物の女性が首を吊っている」と証言して、早々に引っ越しをしていることが明らかになっていく。

心霊現象そのものはかなり地味で人や場所により頻度は少ないものでありながらも、呪怨のように強烈なものではない。
手紙の送り主もお祓いを受けたり、「私」自身も岡山マンションの奇妙な音や女性幽霊について調べていく中で、呪いの発祥地が判明することになる。何と原点は岡山マンションなどではなく遠く離れた地域である福岡の北九州。

「私」、手紙の送り主など様々な人物を集め、呪いの拠点に赴くことになるのだが、その土地最強の怪談である「奥山怪談」の存在が浮上する。奥山怪談とは話したり聞いたりするだけで呪われてしまうもので、恐らく呪い事態は本拠地から広まっていくにつれ徐々に薄まりながら、岡山マンションの男性の自殺など様々な現象を引き起こしていたものだと推測される。

呪いの力は健在なのか完全に穢れが祓いきっていないのか、「私」の同行者の一人が

「実は無関係に思える怪談話でも内容を確かめていくうちに、同じものである場合がある」


と述べたように奥山怪談は長年細々と人々に程度は様々でありながらも、悪影響を及ぼしていたと裏付けの取れる発言をしていた。

本編は呪いによる問題を解決することなく終わるのだが、読了後、ここから残穢のホラーが真骨頂を見せる。

それは小説の内容などではなく、リアル側の読破した人間の意識。

要は本を畳むのと同時に些細な物音に怯えてしまうといったものであるのだが、この所以が小説「残穢」を手元に置きたくないホラー小説たる異名になっているのであった。

首吊りを連想するなど突拍子がないながらも、家内でささやかな異音を耳にする機会など多くの人間が恐らく体験している。
身近なホラーとして、残穢は君臨しているのだ。
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2021年04月20日

Twitterで急速な盛者必衰の理を見せた三大コンテンツ


この世に流行り廃りがあれども、一発芸のお笑い芸能人の如く彗星のように現れては消え去ったTwitter上での三大コンテンツ。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者心衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢の如し。猛き者も遂にはほろびぬ。ひとえに風の前の塵に同じ……。

平家物語の冒頭で有名な文章とは言えども、あっという間に繁栄し、あっちゅう間にいつの間にか消え去っていた。そもそも、飽きっぽいというか俗っぽいと表現すべきかインターネット(ネットミーム)はある程度の旬を超すとTV以上に使い捨ての玩具になる傾向があるのだが、私の頭の中に辛うじて記録されている神速の栄と滅びを見せたコンテンツについて語っていきたいと思う。

【内容】


手下

手下とは正確にはヴィランズの手下で、分かり易く表現するならば、かの有名なリトルマイメードのアリエルの美声を契約で人間の足と交換したアースラのタコ、不思議の国のアリスのトランプ兵の擬人化のようなものである。
発祥はディズニーファンではなく運営側……要は公式からテーマ―パークを楽しむためにチャレンジ出された企画である。
異質なのは、ディズニーファンだけではなく口コミや何かで広まりを見せ、これまで往来のファン層ではなかった人物に二次創作などの広まりを見せた点である。
ヴィランズの手下は不定期的に度々ディズニーシーから催されているものの、創作を行う(いわゆるオタク)から注目され、イラスト投稿など一時的に様々な広がりを見せた。
非常にどうでもいいが私が好きなディズニーはナイトメアシリーズでありジャックが好きなのであるが、それは省略して、手下ヴィランズは複数体存在し、ミスターミセスといった男女のヴィランが存在している。

ディズニーでヴィランといえば、ソシャゲで良い意味でも悪い意味でも有名になったツイステが思い出されるが、ツイステはほぼ炎上という異様な盛り上がりを見せており、コロナ時期に各地方から集まり『踊ってみた』、ディズニーシーでの問題行動、謎の署名活動など凄まじい荒れっぷりで、印象の大半はあまりよろしくない。
非常に個人的な意見だが、ツイステをするよりもキーブレードを振り回した方が楽しいかもしれないと思っている。


魔女集会で会いましょう

こちらはTwitter発祥の二次創作にして、描き手により様々なショートストーリーなどの広がりを見せたコンテンツ。
Twitterで異様な盛り上がりを見せているので、大体四枚絵程度に収まっているが、その内容は変態小説として名高い光源氏計画にどことなく似ている。大まかに魔女が親に捨てられた子供を拾いその後の成長を見るといったものであるが、描き手によってその内容は千差万別であり、感動系が多いものの、まさかの予想外を迎えるギャグテイストのものも度々にある。
アオメガバース同様、海外でも認知されており、海を越えた世界でハッシュタグと共にそれなりの盛り上がりを見せた模様。電子の海で何が広まるのか不思議ではないが、創作物が国境を超えるのは少々珍しいことだったりする。
魔法使い(魔女の男性バージョン)、魔王だの魔女集会にも色々な派生物があるのだが、内容は拾った男女の子供のビフォー・アフターがメインとなっている。
一時期アンチ側に炎上などの事態はあったものの、魔女集会で不思議なのは『集会』なのに魔女たちが集ったものが描かれたものが非常に少ない点が挙げられる。大体、続編が出ても子の成長に多くの焦点が当てられており、まさに浅く広くといった具合か……。
かなり厳しい意見であるが、描き手は続きのないショートストーリーや一枚絵を描く能力に特化しているため、成長後での集会などの深堀した内容があまり無いのかもしれない。

クッパ姫

こちらは海外発祥。
クッパといえばスーパーマリオブラザーズで悲しき理由によりピーチ姫を攫うクッパ大王が、ピーチ姫のように姫化(女体化)したイラスト群のことである。
そもそも何故あのごっつい亀がピーチ姫化したかについて、マリオ内にて登場するアイテム、スーパークラウンの影響を受けた…とのことである。分かり易く言うなら、中国の女体化してしまう温泉。
元々スーパークラウンはピノキオにのみ効果が表れ、ピーチ姫にどことなく似た姿になってしまうというものであるが、アイテムの詳細については不明でもしかしたらメスのキノピオが単純にプリキュアよろしく大変身してしまった可能性がある。

まあ、キノピオにしか扱えないアイテムであることが公式直々からクッパの姫化は否定されているのだが、しかし、女体化に飢えた無数の創作者にはあまり関係がない模様。二次創作において設定の意図的な無視や、時系列の矛盾などは多く散見されるため、公式による説明があろうがどうが関係ないのである。
(そもそもクッパが女体化するなどの現象は長い歴史を持つマリオ内において、複数回行われている)

かなりの盛り上がりを見せたクッパ姫であるが、何気なく投稿したTwitter上でのイラストが日本でpixivの公式内で特集が組まれるなど異例を見せている。
クッパ姫の発祥者は理解不能な状況に戸惑いの感情と若干の恐怖を覚えつつも、嬉しいと発言しているがクッパ姫では飽き足らなかったのか、もしくは日本人特有の性が発揮されたのかクラウンの姫化の対象はクッパだけに留まらず、キングテレサ・パックンフラワー・ノコノコなど様々な姫化が為されるのであった。

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで次々に登校されていったクッパ姫のイラストであるが、ある日を境に急速な頻度の低下を見せた。

それは、内容を非常に短くまとめると某英語の教科書のイラストよろしく、「クッパ姫を公式に認めて欲しい」と、任天堂に連絡を入れたためである。TVでも取り上げられたクッパ姫であるが、任天堂側の意向としては「インターネット上での事態については取り合わない」といったもので、連絡を入れた側は法的につよつよな任天堂側の直訴を考慮し著作権に関する許可申請したのだろう。

何故、海外で許可申請が任天堂側に出されたのか……それはお国事情が関係している。
実は海外は著作権についてはかなり厳しく、日本ほど緩くはない。
海外の意識からすれば「きちんと許可を受け楽しみたい(二次創作のライセンス化)」という手順を踏む必要があるのだが、これは海外勢での考え方のみであり、日本企業である任天堂が受け入れるかどうか……というよりも、これを機に法的強豪の任天堂が「二次創作禁止です」とハッキリ名言した場合を懸念して、日本側は日本側で反対の署名活動を行っているのが現状である(他にも諸々の理由があるだろうが)。
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2021年04月19日

ネタの加速が止まらないリンボマン2


絆レベルの速度
リンボマンを入手してまず筆頭にあげられるのが、絆レベルの爆速である。当の本人がラスボスとして君臨する地獄界曼荼羅において、運良く道満を入手し、せめて絆レベル5(最低限)まで上げようと攻略ついでに同行させると、異常なまでの絆の深まりを目の当たりにしてしまう。
絆レベルの速度は見た目のインパクトと初登場時のセリフと共にネタをバラまいた、かの赤兎馬を彷彿とさせるものである。赤兎馬と異なるのは、あの馬とは異なりこれまで悪党だった彼からは想定できないし、したくもない距離の詰め方である。こっちは心の準備が出来ていないのに爆速で追い込んでくる様子は、戸惑いを通り越して不気味に思えるほどである。

髑髏烏帽子芦屋道満
正しくは『羅刹王髑髏烏帽子芦屋道満』。地獄界曼荼羅の終盤で金時に「道満!」と呼ばれた際に即レスで返した訂正である。羅刹だの王だの髑髏だの中二病感あふれるこのネーミング(センス)はシリアスな場面であるのにも関わらず、笑いをこらえきれなかった人が多数いる模様。
なお、本人はこのネーミングが気に入っているかの様子が散見される。

やっぱりやめました
道満が伊吹童子を召喚して自分だけの神になって欲しいと亜種空想樹の下に案内する中、これまで「貴きお方」などと呼んでいた癖に、快楽主義EXなためか突然の変更を加えた際、出された発言。この発言は一種の語録となっており、度々ユーザーに使用されている。

よそ見を!しましたねぇええええええ!
伊吹童子を生贄として空想樹にくべる中、出された発言。語録のひとつ。主な使われ方は、油断や失敗をした人に対して「◯◯しましたねええええ!」などと使用される。何故かレジライ版で度々見かける。

まさに!正論!
伊吹童子を生贄として空想樹にくべ、自分が人類悪になると宣言したのは良いものの清明の「人類に対する愛がないので無理」とマジレスを食らい、焦りの表情の中で罵倒することもなくその事実だけを認めて大文字で言い放った一言。

――などと云いつつ
人類悪になれないならば、自分が神になれば良いと「やっぱりやめました」の路線変更するも主人公たちに追い込められて、異神の使徒であったためだけに極秘情報を渡すと言いながらも、腹の内では撃退する方法を模索していた。「などと云いつつ」は一度だけの使用だけではなく、連続して数度心中で発せられているため微妙に印象深い。

道満ステップ
スキル使用時に見せる足をバタバタと見せる動き。実は陰陽道においてかなり意味のある行動なのであるのだが、その行動の意味が分かったとしても2メートルの巨漢から繰り出されるステップは、やはり初見だと笑ってしまう。

バンギラス
道満のプロフィールは、2m110s。対してバンギラスは2m、202s。
体重はともかくとして、全体的な色合いと身長から出たネタ。なお道満の筋肉は「その体型で陰陽師は無理でしょ」と言われている。なお筋力はCと見た目の割に低く、BMIで検索した結果は『肥満』。

拙僧が悪い子になったら…
地獄界曼荼羅のラストにおいて正気(?)に返った道満が、自害しようとしたところをすぐさま清明に止められた際、その様子がかの桜に似ていたからなのか、映画化が間際であった為かTwitterの予測変換候補で「拙僧」と入力すれば出て来るワードである。さすがに可憐な少女と2mの巨漢の見た目の差に笑いがこらえきれない。

清少納言殿、お止めなされ。お止めなされ。
清少納言所持時に聞ける、道満のマイルームボイス。彼の最終再臨姿の画像は梁の上で全裸という度肝を抜く内容となっているが、一説によればなぎこさんの手によってひん剥かれて逃げ出して、マスターの前で舌なめずりして俯瞰しているのではないかと言われている。大体の感想としては、エロいかホラーのどっちか。
似たようなセリフで、ナーサリーライムに面白ワラビ髪の毛を玩具にされているなどの様子が見られてる。

ンンンンン!
喜怒哀楽すべてを現わすことが可能なセリフ。なお、道満の口癖のようなもの。

アルターエゴリンボダンサー
『吸血鬼はすぐ死ぬ』の作者によって描かれたネタ画像。吸死のキャラクターが先のセリフを言わず意味深な雰囲気を出していることから、赤い洗面器を被った男扱いにやや近い。

忘れもしませぬ。あれは拙僧が◯◯だった頃
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実はFGO内で道満が言っていないセリフが、イラストレーターの古海鐘一によって突如投下された幻聴である。時期は曼陀羅のストーリーを多く終わらせたユーザーが多い中、話題性を事欠けないかのように爆弾的に出された。「実は◯◯だった頃〜」は非常に使い勝手の良い構文となっており、幻聴に幻聴を重ねた事態となっている。

太鼓の達人
幻聴どころではない事態となった太鼓の達人化。「拙僧が◯◯だった頃」がTwitter上で大喜利化で盛り上がる中、1ユーザーにより投稿された。Twitterでは未完成の状態であったがYouTubeでは完成版が投稿されている。加害者の会会長として名高い道満であるが、ンン〜!の二回ガッツ付与から陳宮に二度飛ばされ、シメは柳生宗矩に切り倒されるなど完成度が高い。
ドン!カッ!で構成されている太鼓の達人であるが、何故か「カッ!」担当は焼きを入れた千子村正が担当している。
動画そのものは、一見の価値あり。

鬼一法眼
かんら、から、から!と笑われることなく、「お前―!何してんのソレ、ドーマン!」と爆笑される。ユーザーからはこれまでの道満のネタ化による心当たりが多すぎて、爆笑される明確な特定はできない模様。

聖杯五位 ロックオンチョコ二位
聖杯を捧げたキャラクターで五位を会得。ロックオンチョコでは二位を記録している道満。素直におめでとう。(適度に)ヘイトを稼ぎまくったキャラであるが、陳宮の弾にして飛ばされたり割と過酷な扱いを受けているものの、ジワジワと好きになった人が多い模様。
なお、バレンタインのお返しは主人公に「アレと同じ」といいつつ、チョコのお返しとして呪いのお札を渡している。返礼の概念礼装では「はよしね」と書かれているが、途中から縦文字が雑になっているのはいかにも道満らしい。

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安倍晴明○メートル説
こちらは道満というより必須的なライバル役な道満の2mの伸長がクソデカ羅生門のように、少し想定を外れたプロフィールであったため出された説。似たようなもので、イマジナリー清明なるものも爆誕しているので、ほんっと同時界隈は分かりたくないというより理解したくない。人によっては50mを唱えている人物もいるクソデカ羅生門である。

リンボマンのカンタン同人誌
3月から4月の、舞台秋葉原、限定イベントの背景に出て来るやたら気になる雑誌である。道満自身は直接的な関係もとい関わりは無かったものの、ぐっさんに入れ込んでいたあの徐福ちゃん以上の目立ち方をしていた。なお、徐福ちゃんは道満同様、バトルグラフィックの道満と同様、背景のみの参加である。陰陽だの何だの関係があるのか不明である。

2021年04月16日

ネタの加速が止まらないリンボマン(FGO)


芦屋道満、もしくはリンボマン、☨髑髏烏帽子☆芦屋道満☨とはスマホ専用アプリゲーFGOに登場するキャラクターである。

【内容】


レアリティは☆5でありスキル・宝具共に☆5に恥じぬ性能を持ち、即死周回などシステム化しプレイ時間の短縮化、強化付与の関係性で悪・混沌属性のバッファーとして活躍している。
道満自身も悪・混沌属性であるため自己強化が可能であるだけではなく、敵側にデバフをまき散らすなどの運用も可能である。

初登場は1.5部の日本を舞台とした、『亜種平行世界 死山血河舞台下野国』。
英霊剣豪七番勝負で、平行世界をぶらつき回る女性版武蔵や風魔小太郎と共に下野国の攻略を進めていくのだが、真の黒幕として立ちふさがる。

下野国では様々なサーヴァントにヘイト稼ぎという名の悪しき因縁を作り上げ、道満のピックアップ期間はすでに終了したものの、柳生宗矩や加藤段蔵、武蔵などを道満入手状態で彼ら彼女らをマイルームに設定しボイスを聞くと、ほぼ外道や悪党などかなり邪険に扱われている。
カルデアでの日常はほぼ忍たちに睨まれている模様。

下野国での活躍だけではなく、カルデアの防衛(ダヴィンチやホームズが担当)していたスキュリティを難なく超えて、亜種平行世界で因縁が生まれた段蔵に影響を及ぼしている。
尤もこれらヘイト活動は二部で異神とのリンクが切れる以前での謎テクノロジーを使ったものであると推測されており、道満自身のハイテクノロジーではない模様。
その証左に『地獄界曼荼羅平安京』では、平安京に乗り込んだマシュと小太郎の二人の参加を除外するだけではなく、カルデア側にメッセージとして「DOUMAN」といった自己主張バリバリなメッセージを送るなどの行動を見せている。

なお、地獄界曼荼羅では酒吞童子に「不味くて食えたものではない」などと言われるなど、ヘイト稼ぎが功を増して遺憾なく発揮され、シリアスキャラかと思いきやその路線は早々に打ち砕かれていた。

リンゴ農業家として異名を持つクリプターの一人、キリシュタイア・ヴォーダイムよりも、場合によっては早くシリアス崩壊を目の当たりにすることになる。

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2021年04月15日

ヴァジラ(グラブル)


グラブルのヴァジラとは巫女のような服装をした、金髪の犬を連れた女性。
最近ではお供の犬に子供が生まれたのか、アビリティ使用後や戦闘終了に子犬の姿が散見される。
属性は苛烈魔境である水であるが、強みは奥義連発。一人で三回連続奥義チェインバできるようになっている豪のモノである。
古戦場では赤兎馬の自己強化をはぎ取るだけではなく、弱体耐性低下・追い打ちの追撃・恐怖によるスロウを繰り出すアタッカーである。
ひとつ難点があるとすれば80からレベル100まで鍛え上げられることが出来るようになったのだが、レベルマまでの道のりに少々時間がかかるといった具合か。
なお、グラブルのレベル100問題はヴァジラに限らず皆時間がかかるなの。


ちなみについ最近あった古戦場(火)では、ライジングフォース・アルタイル・リリィ・ヴァジラ・アグロヴァル・ソシエの水パで挑んだ。それにしても、カツオがよく飛んだ。
さすがに単独で赤兎馬討伐100体は出来なかったものの、強化されたヴァジラのお陰か無理なく倒せることができた。
単独ゼウスという初の試みにも挑戦したところ、こちらも成功。
…ゼウス、レベル60で弱かっただけなんですがね。

【内容】


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【アビリティ】

大口真神
敵の弱体耐性低下&攻撃。レベル100になった場合、攻撃防御ダウン効果もあるので第2アビリティや仲間のスキルと併用せずとも、初手でうって良いかもしれない。

犬牙相制
一分間、相手に恐怖効果。スロウの成功率が100%なので使いどころは状況を見て、使用する必要がある。

飛鷹走狗
奥義ゲージが30%低下するものの、チェインバの場合四番目に配列しておけば1回の奥義発動ではなく難なく200%になって二連続可能なため、デメリットがデメリットになっていない場合が多い。奥義ゲージが微妙に足りなくとも犬はアタック扱いなので、70%ぐらい溜まっていれば奥義を発動してくれるだけではなく、追撃も可能。
一回の奥義発動からすぐさまカツオを飛ばせば奥義ケージが200%になり、一度目と同様、犬との連続攻撃で更にダメージを重ねてくれる。

狛戌犬慮
レベル90で習得可能なアビリティ。スキルの見た目は可愛い子犬っぽい感じであるが、ヴァジラ自身にランダム強化など性能はわりと凶悪な上に大きい犬同様追加攻撃の恩恵を与える。
強化内容は、完全回避・ディスペルガード・弱体無効・奥義再発動・4000ダメージ無効バリア。
それぞれ1回ずつの強化内容なのだが、強化以前はアタッカーだけの軸であったのに対して守りの効果をもたらしている。惜しくはランダムであるが腐った性能はないので無駄がない。攻撃特化気味なだけであっただけに嬉しい性能。


【奥義】

金牙神然からレベル90で犬真爛漫に名前が変更される。
奥義発動時、敵の強化を剥ぎ落とすだけではなく、ヴァジラ自身の強みは奥義連発にあるのでアビリティ3とゲージ200%と合わせれば最大3つの強化を剥いでくれる。難敵の中には除去不可能の強化内容はあるが……。
その他の強化として、仁義八行の連続率UP・奥義ダメージ上昇。


総論としてヴァジラは、奥義がダメージソースのパーティなら是非とも入手したいキャラクターである。
コロッサスなどの周回もかなり早めに終わるのでカツオと合わせて、初手奥義を叩きだすのが安定した方法なのであるのだが、ヴァジラ自身の入手とカツオの天井を考えると少々時間がかかるので注意が必要。
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2021年04月12日

リョウメンスクナ3


直前になって何か「やはり直接会って話すのは・・・」とか言われたんで、元住職の息子さんに「じゃあ電話なら・・・」「話せるとこまでですけど」と言う条件の元、話が聞けました。
時間にして30分くらい結構話してもらったんですけどね。
なかなか話し好きなオジサンでした。要点を主にかいつまんで書きます。


息子「ごめんねぇ。オヤジに念押されちゃって。本当は電話もヤバイんだけど」
俺「いえ、こっちこそ無理言いまして。アレって結局何なんですか??」
息子「アレは大正時代に、見世物小屋に出されてた奇形の人間です」
俺「じゃあ、当時あの結合した状態で生きていたんですか?シャム双生児みたいな?」
息子「そうです。生まれて数年は、岩手のとある部落で暮らしてたみたいだけど、生活に窮した親が売ちゃったらしくて。それで見世物小屋に流れたみたいですね」
俺「そうですか・・・でもなぜあんなミイラの様な状態に??」
息子「正確に言えば、即身仏ですけどね」
俺「即身仏って事は、自ら進んでああなったんですか!?」
息子「・・・君、この事誰かに話すでしょ?」
俺「正直に言えば・・・話したいです」
息子「良いよ君。正直で(笑)まぁ私も全て話すつもりはないけどね・・・アレはね、無理やりああされたんだよ。当時、今で言うとんでもないカルト教団がいてね。教団の名前は勘弁してよ。今でもひっそり活動してると思うんで・・・」
俺「聞けば、誰でもああ、あの教団って分かりますか?」
息子「知らない知らない(笑)極秘中の極秘、本当の邪教だからね」
俺「そうですか・・・」
息子「この教祖がとんでもない野郎でね。外法(げほう)しか使わないんだよ」
俺「外法ですか?」
息子「そう、分りやすく言えば(やってはいけない事)だよね。ちょっと前に真言立川流が、邪教だ、外法だ、って叩かれたけど、あんな生易しいもんじゃない」
俺「・・・具体的にどんな?」
息子「で、当時の資料も何も残ってないし偽名だし、元々表舞台に出てきたヤツでもないし、今教団が存続してるとしても、今現在の教祖とはまったく繋がりないだろうし、名前言うけどさ・・・物部天獄(もののべてんごく)。これが教祖の名前ね」
俺「物部天獄。偽名ですよね?」
息子「そうそう、偽名。んで、この天獄が例の見世物小屋に行った時、奇形数名をタイ米はたいて買ったわけよ。例のシャム双生児?って言うの?それも含めて」
俺「・・・それで?」
息子「君、コドクって知ってる?虫に毒と書いて、虫は虫3つ合わせた特殊な漢字だけど」
俺「壺に毒虫何匹か入れて、最後に生き残った虫を使う呪法のアレですか?(昔マンガに載ってたw)」
息子「そうそう!何で知ってるの君??凄いね」
俺「ええ、まぁちょっと・・・それで?」
息子「あぁ、それでね。天獄はそのコドクを人間でやったんだよ」
俺「人間を密室に入れて??ウソでしょう」
息子「(少し機嫌が悪くなる)私もオヤジから聞いた話で、100%全部信じてるわけじゃないから・・・もう止める?」
俺「すみません!・・・続けてください」
息子「分った。んで、それを例の奇形たち数人でやったわけさ。教団本部が何処か知らないけど、地下の密室に押し込んで。それで例のシャム双生児が生き残ったわけ」
俺「閉じ込めた期間はどのくらいですか?」
息子「詳しい事は分からないけど、仲間の肉を食べ、自分の糞尿を食べてさえ生き延びぬばならない期間、と言ったら大体想像はつくよね」
俺「あんまり想像したくないですけどね・・・」
息子「んで、どうも最初からそのシャム双生児が生き残る様に、天獄は細工したらしんだ。他の奇形に刃物か何かで致命傷を負わせ、行き絶え絶えの状態で放り込んだわけ。奇形といってもアシュラ像みたいな外見だからね。その神々しさ(禍々しさ)に天獄は惹かれたんじゃないかな」
俺「なるほど・・・」
息子「で、生き残ったのは良いけど、天獄にとっちゃ道具に過ぎないわけだから、すぐさま別の部屋に1人で閉じ込められて、餓死だよね。そして防腐処理を施され、即身仏に。この前オヤジの言ってたリョウメンスクナの完成、ってわけ」
俺「リョウメンスクナって何ですか?」


※神話の時代に近いほどの大昔に、リョウメンスクナと言う、2つの顔、4本の手をもつ怪物がいた、と言う伝説にちなんで、例のシャム双生児をそう呼ぶ事にしたと言っていた。


俺「そうですか・・・」
息子「そのリョウメンスクナね、天獄は教団の本尊にしたいわけよ。呪仏(じゅぶつ)としてね。他人を呪い殺させる、下手したらもっと大勢の人を呪い殺せるかも知れない、とんでもない呪仏を作った、と少なくとも天獄は信じてたわけ」
俺「その呪いの対象は?」
息子「・・・国家だとオヤジは言ってた」
俺「日本そのものですか?頭イカレてるじゃないですか、その天獄って」
息子「イカレてたんだろうねぇ。でもね、呪いの効力はそれだけじゃないんだ。リョウメンスクナの腹の中に、ある物を入れてね・・・」
俺「何です?」
息子「古代人の骨だよ。大和王朝とかに滅ぼされた(まつろわぬ民)、いわゆる調停からみたら反逆者だね。逆賊。その古代人の骨の粉末を腹に入れて・・・」
俺「そんなものどこから手に入れて・・・!?」
息子「君もTVや新聞とかで見たことあるだろう?古代の遺跡や墓が発掘された時、発掘作業する人たちがいるじゃない。当時はその辺の警備とか甘かっらしいからたね・・・そういう所から主に盗ってきたらしいよ」
俺「にわかには信じがたい話ですよね・・・」
息子「だろう?私もそう思ったよ。でもね、大正時代に主に起こった災害ね、これだけあるんだよ」


1914(大正3)年:桜島の大噴火(負傷者9600人)
1914(大正3)年:秋田の大地震(死者94人)
1914(大正3)年:方城炭鉱の爆発(死者687人)
1916(大正5)年:函館の大火災
1917(大正6)年:東日本の大災害(死者1300人)
1917(大正6)年:桐野炭鉱の爆発(死者361人)
1922(大正11)年:親不和のナダレで列車事故(死者130人)
1923(大正12)年9月1日、関東大震災、死者・行方不明14万2千8百名


俺「それが何か?」
息子「全てリョウメンスクナが移動した地域だそうだ」
俺「そんな!教団支部ってそんな各地にあったんですか?と言うか、偶然でしょう(流石に笑った)」
息子「俺も馬鹿な話だと思うよ。で、大正時代の最悪最大の災害、関東地震大災害の日ね。この日、地震が起こる直前に天獄が死んでる」
俺「死んだ?」
息子「自殺、と聞いたけどね。純粋な日本人じゃなかった、と言う噂もあるらしいが・・・」
俺「どうやって死んだんですか?」
息子「日本刀で喉かっ斬ってね。リョウメンスクナの前で。それで地文字で遺書があって・・・」
俺「なんて書いてあったんですか!?」


日 本 滅 ブ ベ シ


俺「・・・それが、関東大災害が起こる直前なんですよね?」
息子「そうだね」
俺「・・・偶然ですよね?」
息子「・・・息子偶然だろうね」
俺「その時、リョウメンスクナと天獄はどこに・・・??」
息子「震源に近い相模湾沿岸の近辺だったそうだ」
俺「・・・その後、どういう経由でリョウメンスクナは岩手のあのお寺に?」
息子「そればっかりはオヤジは話してくれなかった」
俺「あの時、住職さんに(なぜ京都のお寺に輸送しなかったんだ!)みたいな事を言われてましたが、あれは??」
息子「あっ、聞いてたの・・・もう30年前くらいだけどね、私もオヤジの後継いで坊主になる予定だったんだよ。その時に俺の怠慢というか手違いでね・・・その後、あの寺もずっと放置されてたし・・・話せることはこれぐらいだね」
俺「そうですか・・・今リョウメンスクナはどこに??」
息子「それは知らない。と言うか、ここ数日オヤジと連絡がつかないんだ・・・アレを持って帰って以降、妙な車に後つけられたしたらしくてね」
俺「そうですか・・・でも全部は話せないと言われたんですけど、なぜここまで詳しく教えてくれたんですか?」
息子「オヤジがあの時言ったろう?可哀想だけど君たち長生きできないよ、ってね」
俺「・・・」
息子「じゃあこの辺で。もう電話しないでね」
俺「・・・ありがとうございました」


以上が電話で話した、かいつまんだ内容です・・・はっきり言って全ては信じてません。
何か気分が悪くなったので今日は落ちますね。連没・長文スマソ。

2021年01月22日

産屋敷(鬼滅の刃)A


産屋敷家について疑問に思うことをつらつらと書いていこうと思う。無残に同意するわけではないが、恨みを持つ鬼殺隊ならまだしも『異常者』という言葉が似合う通り、常軌を逸した側面があるように思われる。
無残に無辜の人々が好き勝手にやられ、二度目の鬼殺隊壊滅を憂いて手段を選んでいる場合ではないと思ったのかもしれないが、別に産屋敷が一族の汚点である鬼舞辻を仕留める上において徒党の党首として長らく君臨する必要はなく、いくら責任感があるといっても歴代代々病弱な体(短命)を思えば、資金援助はともかくとして、鬼殺隊の長にとどまり続けている事態に歪みを感じずにはいられない。
何か汚点を隠していたとしか思えないのである。
「目標がちっさい(青空を歩きたい)」と言われがちな無残であるが、ただただ普通の人のように過ごしたい思いを抱いているのであれば、そこまで貶さなくても良いような気がする。
無残に肩入れしがちだと思われるが、私個人としては無残に関して述べるなら無関心の一言に尽きる。

時系列


・鬼の発端
平安時代頃において、産屋敷と分家といっても差し支えない鬼舞辻家は貴族として、やんごとなく存在していた。
しかし無残は人であった時代からも、ろくに出歩くことは出来ず万年床に臥していた。生まれる前から、母親の胎の中で幾度となく死の危険性に冒されており、縁壱と邂逅した際、その存在を過剰にとらえトラウマになるなど神経質な様子を見せている。無残誕生後、荼毘に付せられ火葬される直前に息を吹き返して蘇生し、鬼になるまでの間、闘病生活が強いられることになる。珠世に臆病者だの言われているが、三つ子の魂百までが遺憾なく発揮された結果であろう。
作中ではあまり触れられなかった『青い彼岸花』をお抱えの医師から処方されることによって、善良な薬師を無残持ち前の癇癪を発揮して殺した直後に、人間らしからぬ身体能力を得ていることに気付く。
無残自身、人食い云々の論理はどうでも良いが、吸血鬼よろしく日光が唯一の弱点であるため、ソレを克服しようとするもヒントになりうる医師を殺してしまい、手詰まりな状態でいた。
人間時代の無残の境遇をあえて深く考察すると、本家である産屋敷家は分家である鬼舞辻家に、どういった因果があるのか不明だが何らしかの形で『短命になる呪い』を受けていたようにしか思えない。
産屋敷家は神職の家系から妻を娶ることによって、30程度まで生き永らえることが可能になったが、無残は20を超すのが精々といった事実を踏まえると……。
ちなみに、無残が追い求めてやまない青い彼岸花(日中のみに咲く)だけに限らず、赤にしても白にしても彼岸花そのものは毒花であり、田圃などのあぜ道においてモグラなどの害虫対策に用いられる。
根っこの部位に毒があるのだが、『どうして善良な医師は病弱である無残』に毒を連想させる植物を煎じたのか分からない。
赤と正反対の青ならば病気が治ると思ったかもしれないが、産屋敷に関して述べるなら、呪いの肩代わりをさせていたのではないかと疑われても仕方ないかもしれない。
ちなみに無残は自己中が幸いして、日光克服のみを目標としており、その気になれば人間の支配など容易いだろうに、雅様とは異なりそういった側面は出ていない。

・選別試験
鬼が嫌いな藤の花が咲き狂う山にて、年端もいかぬ子供を鬼殺隊として正式加入させるための試験。
一応、山中にはセーブポイントのような藤の樹があるのだが、後に判明する政府非公式の組織であることも手伝い、本当に人員を大切にするのであれば、わざわざ藤の山に閉じ込め、極限の飢餓状態となった鬼(死に物狂い)に相対させずとも、蝶屋敷の瓢箪を割る全集中の呼吸よろしく、素質を見極めれば良いだけの話である。煉獄さんの弟は才覚なしと看做されたように、柱とまでいかなくともある程度実力を見極めることが可能な人物が、鬼殺隊に一人ぐらいはいるだろう。
現に、水柱・冨岡は炭治郎と出会って間も無く常人ならざる嗅覚と、鳴柱の桑島は善逸の優れた聴覚を修業時代に把握していたように思える。
継子は秀でた身体能力を有していることは確かであろうが、修行のみでいきなりほぼ不老不死の鬼がいる危険地帯に送り込むのは、政府非公式の名が示す通り、かなりヤバい。
鱗谷に関して述べるなら、真菰と錆兎の死亡原因となり冨岡の深い傷になった、厄除けどころか厄ホイホイのお面を渡すなど、首を捻る。

・時透兄弟
国継家、黒死牟の末裔。
山奥で暮らす貧しい家族であったが、タイミングが良すぎるといっても過言ではないほどに、後に霞柱になる無一郎が最愛の双子の兄である有一郎を鬼により殺された数日後に、輝哉の妻である「あまね」が登場するなど、不自然さを覚えずにはいられない。
日の呼吸と花札の耳飾りならまだしも(産屋敷お抱えの煉獄家に日の呼吸に関する供述はあった)、鬼殺隊を裏切って戦国時代の党首である産屋敷を殺した『月の呼吸』の使い手の情報が四百年以上も経過した大正の世において見つけ出すなど、鬼の動きがあったとしても疑問を抱かずにはいられない。尤も……戦国時代の御屋形様を黒死牟が殺したので、産屋敷家にはある程度の情報があったかもしっれないが。
鬼滅のストーリー上では、柱会議の後、刀鍛冶編で明らかになるのだが、「はじまりの呼吸の戦士の末裔」であることを説明し、無一郎を鬼殺隊に招いた。
鱗谷などが捕縛した鬼のいる牢獄(藤の山)をクリアして柱になったのだと思われるが、正式な鬼殺隊以前、最愛の兄を失って傷心状態――露骨な表現をするならば、弱みに付け入る形で入隊させたと捉えられてもおかしくはないだろう。
悪し様に述べるが、鬼殺隊の信念である『無力な人から鬼の魔手から守る』ことを第一としているが、情け容赦ない面とその無情さは兄の死ほどではないにしろ、まるでカルト集団のような産屋敷の洗脳が若干入っているかもしれない(産屋敷は鬼殺隊に迎え入れつつ、「信じた道を進めば記憶が戻る」などと述べていた。一見、慈愛に満ちた言葉のように思えるが、記憶が戻るかどうかについては保証がない。あてずっぽうも良いところ)。

・柱間会議
産屋敷の党首が正式に姿を現わした回。
炭治郎いわく「理性も何もなさそうな」不死川の名前で呼ぶことによって、膝をつかせるといった様子を見せている。
鬼を憎むあまり柱各々が禰津子の処遇は「殺す」一択になっているのだが、産屋敷耀哉が出てきた途端、狂暴さはなりをひそめた。
耀哉は1╱Fの声(カリスマ性あり。癒しの声)を持っており、何かと個性が強めな柱たちをまとめている。過去では、「高みの見物(意訳)」と産屋敷を非難し柱になった不死川(兄)になじられた際、謝罪と共に死亡した鬼殺隊の名前全員を記憶し、墓参りや見舞いを欠かさないなどの実態が明らかになっている。
不死川(兄)は花や岩柱に避難される形で反省し、それ以降、御屋形様に忠実を尽くしている。
だがしかし、これまで述べてきた最終選別における不自然さ、事の発端ともいえる鬼の始祖の誕生、妻であるあまねのタイミングが良すぎる登場(継国家はとっくに耐えているのに)など、様々な観点から見ると洗脳しか思わず、鬼殺隊の柱などをはじめとして「子供たち」といった発言から、

ボ ン ボ ル ド か よ


アニメ放映当初、そういう意見を第一印象で抱いてしまった。後に分かったが、奇しくも声優さんはボ卿と同じである。

特に度し難いのは、数多にいるであろう鬼殺隊の名前を記憶しているだけではなく、対人関係など把握している点である。レシーマはお姫様になることが夢だったんですよ、かわいいですよね(│)
柱全員が拝めるだけではなく、物理的にも頑固頭の炭治郎でさえ出会って早々親しみを覚えるなど、優れた声を持つにしてもおかしい。慈しみ合う心こそがヒトを家族たらしめるのです(│)
先ほども述べた、友を亡くし敵意丸出しの不死川(兄)の言葉を全肯定し、不死川(兄)自身がおかしいのではないかと思わせるほどの異常性を持つ……と思っている。悪態もユニークでかわいいですね(│)

無残が産屋敷に嫌悪感を抱いているように、個人的な所感としては無自覚な悪、悪の道は善意で包まれているといったように、私は受け入れることが出来ない。

神職の輩が産屋敷に降りかかった短命の呪いを解くには、元凶を絶つことが一番だと述べているが、もしも仮に万が一、産屋敷が分家等に短命の定めの呪いを肩代わりさせていたのだとするのなら、本当に報いられるのはあちら側ではないだろうか。

そして、鬼・無残誕生後に産屋敷に『呪い』が生じたとしても、無残からすれば『医者の善意で鬼になった』だけでしかなく、因縁づけられているようにしか思われないのは当たり前のような気がする。
そもそも善良な医師が何故、青いといっても毒である彼岸花を処方したということであるが、産屋敷が殺すよう指示したのか……医師独自の判断で「青いのなら逆に利く」か、安楽死させようとしたのか、いずれにしても……浅慮が過ぎる。

中でも一番形容しがたい産屋敷の行動として、「無残は自己中のあまり虎の尾にタップダンスをかまし、竜の逆鱗をこねくり回した」は非常に同意するものとして、その後の展開である、妻・娘諸共を含んだ屋敷そのものの神風特攻による爆破である。

二度繰り返すが、妻とそうして血のつながりのある娘を含めた子を巻き込んでの爆死である。

無残の「異常者〜」におけるセリフは鬼殺隊ならブチ切れるにあたる正当なセリフであるが、産屋敷に関して述べるなら的外れではなく真っ当な言葉のように思われる。普通、無警戒を装ったとしても、巻き添え爆死やる? 他にとるべき手段はあっただろうに。
日輪刀でしか鬼は殺せないこと、しってるよね?

端的にいえば、無残打倒のために産屋敷一族が滅んでもそれほど問題はないんだよな。

最終選別で「五人も生き残った」、「子供が増える」といったセリフから総合的に産屋敷は無残のワンマンパワハラ傾向とは異なった、白を装ったブラック企業のようにしか思えない。

どうにも産屋敷と無残は、根っこのところが同じようにしか感じられない。
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