2022年10月03日
大神
大神とは、カプコンから発売されているゲームである。
映像は「かぐや姫の物語」のような筆使いのタッチを意識したようなグラフィックであり、和ゲーとしては非常に、音楽共に評価の高いゲームである。
大神はレベル上げなどの要素はないが、アクションゲームが苦手な人でも一応プレイが可能である。ちなみにボス前のダンジョンやミニゲームの穴掘りアトラクションについては……。
公式サイトはこちら https://www.capcom.co.jp/o-kami/ から。
PS4、switch版など各種ゲーム機に対応している。
最近ではモンハンとコラボした。
【内容】
まず冒頭に何者かの語りがあるのだが、その内容は「九九前の神木村はヤマタノオロチによって狙われた村が生贄として娘一人を差し出す」が、英雄イザナギと白野威(アマテラス)の活躍によって、ヤマタノオロチを倒すことに成功した。
ヤマタノオロチ討伐から百年を迎えようとした年に、ヤマタノオロチを封印していた剣・月呼を抜いた何者かが、神木村に逃げ出し、その出入口を巨大な岩で塞いでしまったのである。
神木村にいる御神木の精霊・サクヤは白野威を神の器として、アマテラスを蘇らせ、絵師・イッスンと共に全国を行脚して、敵を倒す…といった内容になっている。
敵はジョロウグモから始まり、キュウビ、そして何故か中ボスのヤマタノオロチ、そしてラスボスは、常闇ノ皇こと空亡が立ちふさがる。
元々アマテラスはヤマタノオロチに敗れ、神木村に祀られる前、圧倒的な力を持っていた。
その圧倒的な力を持つ証左として、カムイの村で二匹の梟の魔神の一匹に襲われた際、百年前から未来へワープしてきた全盛期のアマテラスとの共演になるのだが、あまりにも強すぎてこちらは傍観する他にないほどである。
全盛期のアマテラスの力は、(恐らく)ヤマタノオロチ以上に強いであろう敵を瞬殺している。だが、オキクルミを助ける際に深手を負い元の時代(百年前)に戻った。その所為か、(瀕死の状態で)ヤマタノオロチに挑んだ為、死亡したものだと思われる。
百年後、オロチの復活で再び現世に舞い戻った我らが慈母神アマテラスであるが、胡散臭さの塊といっても過言ではないウシワカに、ジョロウグモ戦は情けないものだったと言われるほどまで、零落してしまっている。
ストーリー終盤、極寒の地の湖で氷漬けにされていた、月からやってきた未知のテクノロジーが使われている箱舟に乗ることになるのだが、なんとここでこれまで旅をしてきたイッスンとの別れになってしまう。
ウシワカは覚悟を決めていないものは船に入る資格がないと言われる中、アマ公は敵船内へと乗り込み、これまで戦って来た敵を倒した後、真のラスボスである常闇ノ皇と戦うことになるのだが、今まで取り戻し集めていた力を奪われ、攻撃手段がロクにない状態で挑むことになる。
戦いを進めていく内に、アマテラスは徐々に力を一つずつ取り戻していく。
一閃、桜花、画龍と様々な筆しらべを取り戻した先に、いつも通りイッスンと共に勝鬨を上げていた遠吠えをするのだが、イッスンは側にいない一人の状態である。
だが、それでも勝鬨を上げた瞬間に、敗れたと思っていた常闇ノ皇がアマ公に襲い掛かり、全ての世界は真っ暗に襲われた。
そんな中、地上では
「さァさァ 皆さん ちょいと こいつを 見てくんなァ!
天の國から やってきた お天道サマの御尊神
大神 アマテラスさまの 御尊容だィ!
つい さっきまで お空で ニコニコ 笑ってたってェのに・・・
どういうワケだか ヘソを 曲げちまって お陰で この世は 真っ暗闇だァ
・・・これじゃ 表で 気持ちよく 昼寝も できないし 稲穂だって 萎れちまわァ
草や花は 片っ端から 枯れちまって 洗濯物も 乾かねェ
妖怪どもは 大手を振って そこら中を 歩き回り お祭り騒ぎと 来たモンだィ
そんな 陰気な 世の中は誰も 望んじゃ いないだろォ?
・・・それなら どうだィ
ここは一つ みんなで 力を合わせて 大神サマの ご機嫌取りと 行かねェか?
なァに
チョイと 天に向かって 手を合わせ 心の中で 感謝の気持ちを 捧げるだけだィ
・・・年がら年中 神頼みってのも 情けねェ
たまには 神サマを 労って 少しは 苦労を 肩代わりして やろうじゃねェか
みんなの心が 届いたら お天道サマも 機嫌を直して 顔を出し
浮世を あまねく 照らして くれらァ!
だって 大神 アマテラスさまは ポカポカ陽気が ご身上のお調子者 なんだからなァ!
・・・そうだろォ アマ公?
聞こえてンなら 返事しろィ
この 毛むくじゃらァ!」
天道として覚悟を決めたイッスンが、全国津々浦々を駆け回って、アマテラスへの信仰心を取り戻させていたのである。
そして、真の最後の戦いにかかるBGMは、「太陽は昇る」。
アマテラスは十三支から力を貰い受けるのも、ゲーム開始当初、復活した際、太陽の筆しらべの力は失っておらず、常闇ノ皇を倒す上において、太陽の力・光明は必須なものとなっている。
王道でベッタベタの展開でありながらも、涙なしには戦うことが出来ない熱い戦闘であるが、すべてが終わった後、アマ公はウシワカと共に元いたタマガハラへ帰ることになるのであった。
もしも続編を出すというのであれば、タマガハラ編等を出して欲しいものである。
本作大神では、月の民など語られなかった部分があるので、その真相を知りたい気持ちがある。
総論として、大神はアクションが苦手な人にとってミニゲームなど難しいところがありつつも、非常に良ゲームである。
クリア後は強くてニューゲーム状態で、一から旅を始めることができる。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11616738
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック