2021年04月22日
エヴァとは
エヴァとは新世紀エヴァンゲリオンの略称であり、コロナ渦の影響下、新作映画が延期になったもののコア及び長年のファンが多い作品である。
そんなエヴァであるが、そもそもの設定とは何なのか新作映画に限らず、『まごころをきみに』を初めとした新作旧作である程度一括していると思われる設定について語っていきたいと思う。
2021年に後悔された桜の後追いをかますような衝撃的な事実については省略する。フェイト的な桜といい、桜の名前はヤンデレじみた要素が合っているかもしれない。
【内容】
エヴァとはアニメ版のオープニングにてセフィラ(生命の木)を思わせる、特別オカルトに関して詳しくない人でも一度は見たことがありそうなイラストを交えながら、本編が始まるといったものとなっている。
EDでもファーストセカンドに関係の深そうな月がメインに添えられているのだが、それらも何気に関係していたりする。裏死海文書だのロンギヌスの槍に、敵役の使徒が悪魔ではなく天使の名前であるなど、ある程度共通した設定があるのはどのシリーズにおいても共通している。
使徒とは
大まかにアダムから発生したものか、リリスから誕生したものかについて大まかに異なる上にアダムはサキエル・シャムシエル・ラミエル・ガギエル・イスラフェル・サンダルフォン・マトリエル・サハクィエル・イロウル・レリエル・バルディエル・ゼリエル・アラエル・アスミサエル・ダブリスを生み出した。
対して大体「エル」とといているものは天使特有の名前であり、アダムの魂を移植された渚カヲルは多少の例外でありつつも、リリスから垂れ流したLCL(生命のスープ)から生態系の頂点に君臨したリリン(人類)は悪魔の名を冠するものとなっている。
使徒の数や設定・外見については劇場版やアニメなどについて異なっている部分がありつつも、太古の昔、荒々しいでは済まない生命のいない溶岩と岩石だらけであった荒野の地である地球に衝突することになる。
この巨大物質衝突の影響がファーストインパクトと呼ばれ、生命の源を持つアダムは半ば増殖する形でリリスとリリン(人類)を除いた形で、幾多の使徒を生み出している。
アダムが使徒を生み出した理由について所説あるものの明確な理由は不明である。生命の起源をもつアダムが使徒が何らかの活動を起こそうとしたところで、アダムや使徒自身によっても予想だに出来ない出来事が発生するのだが、それは黒き月という殻に覆われた大質量が二度にわたり隕石衝突しかり地球に大打撃――セカンドインパクトを与えるというものであった。
殻(黒き月)の中にはリリスが入っており、セカンドインパクトの威力は凄まじいもので、あの初号機をはじめとしたエヴァシリーズが活動を停止するほどのものである。
有史以降人類が活動を始めて、西暦二千年近くになってようやく初めて人類は落下地点である南極の氷の下で発見され、アダムと共に裏死海文書とロンギヌスの槍の使い方を初めとした方法をゼーレが知ることになる。
裏死海文書に記された内容はアダム乃至リリスに死徒が接触し、サードインパクトを引き起こすというものであるが、大災害を逃れるべくゼーレは思案。
ゼーレの試案中、アダムを使徒の目から隠しやすいようにコンパクト形状にする計画がすすめられたものの、ゲンドウの思惑によってアダムは暴走を引き起こし、南極大陸において甚大なダメージを発生させた。
その威力はすさまじいもので地球の自軸がねじ曲がり、日本は年中を通して夏の季節しかなくなり、南極の大陸の氷はすべて溶けてしまう結果となってしまう。かつて青かった海も赤く変色し、塩の柱が立つなどかつてない異常事態に見舞われた。
南極大陸の氷がすべて溶ける大惨事は人類にとって全く無関係なものではなく、地球規模で海面が上昇するなどの事態を招いている。突如、大災害中の大災害といっても過言ではない海面の急激な水上は陸上および島組の海辺に近する都市を水没させる結果となっており、事実アニメ版で横浜が水没した都市として、チラッとであるが登場している。
ゼーレは暴走し破裂したアダムの肉体の破片を回収し、その魂は人造人間――渚カヲルに移植されることになる。かつてカヲルくんがシンジに「運命を仕組まれた子供」といったのは、これら要因が関係しているものだと思われる。
ゲンドウの思惑でアダムの肉体はバラバラになり、魂は他の入れ物に入った状態。
アダムから生み出された使徒からすれば、事実上アダムの存在を察知することが出来なくなっている。
現にカヲル君がセントマルドグマの地下深くに封印されていたリリスと対峙することになるのだが、箝口令というか偽の情報が伝わっていた。
アダムの魂を持ちながらも、アダムから生まれた使徒は他の使徒と同様に人類を滅亡するためにアダムに接触するためにサードインパクトを引き起こす必要性があるのだが、そこにあったのはリリンを生み出したアダムとは異なるリリンである。
「生と死は等価値なんだよ、僕にとってはね」
とはカヲルの談であるが、何故あの場で(リリスの魂が異色された綾波に微笑み見守られながら)、初号機に殺される前に語った言葉であるが、アダムと接触して人類を滅亡させることを活動理由にしていた使徒からすれば目論見が外れた以上の真実を目の当たりにすることになる。
ちなみに使徒が人類を滅亡させる理由は、リリン(人類)側がロンギヌスの槍と死海文書のノウハウによって得た知識である『人類補完計画』と似たようなものではないかと思われる。
人類補完計画とはそもそも、数億に散らばったリリン(人類)の魂を一か所に集め、高次元の存在へ至ろうとする――というものである。
そのためにトリガーとなりうる碇シンジは、母親とコピペした姿を持つ綾波と親睦を深め、急速に仲を深めたカヲルくんを自らの手で殺めてしまうという、人への拒絶が深まる結果となり、ゼーレの思惑通りならば『他者との接触を厭う』シンジが、すべての人間がATフィールドの崩れたLCLの海の中で、『どこまでも自分であり自分ではない』、誰もいない世界を享受するものだと思われたが、『その考えはおかしい』との声で、往来のハリネズミのジレンマ――拒絶し合う壁(ATフィールド)を持った人間同士へと戻った。
カヲルくんのいう「硝子のように繊細なんだね君の心は」や、「物理的接触を嫌う」といった言葉は『運命を仕組まれた子供』としての状況を述べているのである。
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