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2018年04月29日

リーダー不調(四月廿六日)



 ソニーの電子書籍用端末のリーダーについては、一号機が電源の調子が悪くなって、入浴専用機にしたとか、本体下部のボタンがまったく反応しなくなって本を取り替えるためにいちいち電源を切って再度電源を入れなければならなくなったとか、何度か書いてきたが、二号機、三号機もちょっと調子が悪くなった。使用にはあまり問題はないのだけど、電源の持ちが悪くなってしまったのだ。
 以前は充電に三時間以上かかったのが、二時間半ぐらいで充電が済むようになったのは問題ない。問題は使用できる時間が短くなってしまったことである。恐らく読める時間はそれほど短くなっていないと思う。ただ、電源を入れたまま放置しておいた場合にバッテリーが急激に減るようになってしまったのだ。リーダーには省電力設定があって、しばらく操作しないとスリープモードに入るという機能も付いているのだが、読み始めにいちいち操作するのが面倒でオフにしてある。
 一号機で確認したところ、スリープモードにしようがしまいが、バッテリーの減り方に大きな違いはなかったこともあって、省電源機能をオフにし主導でスリープモードにすることもやめてしまったのである。スリープモードを使うのは、カバンの中に入れるなどして勝手にページがめくられたりボタンが押されたままになったりすることを避ける必要があるときだけだった。

 そんな使い方をしていたせいか、充電して本を開いて読みかけたまま、放置しておくと二日ほどでバッテリーが切れるようになってしまった。頻繁にスリープモードに入れることで多少稼働時間が伸びるけれども、一度身に付いた習慣はなかなか変えがたく、たいていは本を開いたまま放置して、頻繁に充電を繰り返すことになる。
 充電もメインで使っているPCとの相性が悪く、二号機はUSBで接続するとPCが勝手にリセットを始めてしまい、三号機にいたってはリセットしても、充電はできるものの、外付けの記憶媒体として認識してくれないので、ハードディスクから本をリーダーにコピーすることができない。だから新しい本を三号機にコピーする必要が出てきたら、別のPCを引っ張り出すしかないのである。

 最近はテレビのUSB端子から充電するという手が存在することに気付いたので、充電だけでいいときにはもっぱらテレビを使うようにしている。PCが勝手にリセットするというのには、PCへの負担があるような気がして、何度繰り返しても慣れられないのである。ただ、テレビで充電した場合には、充電が終わった後も、PCのときのような接続をとくための手続きがないのがちょっと心配。「この機器は安全に取り外せます」とかいうアナウンスが出るのは使用者に安心をもたらすのである。
 充電が頻繁に必要になったとはいえ、読むという一番重要な機能には問題がないし、二台稼働中なので両方同時に電源切れにならないようにすることは可能だから、もうしばらくはこのままでいけそうだが、最近あまり使っていない一号機が完全にお釈迦になったら、より不調な三号機をお風呂用にして、最後の四号機を投入しようと考えている。このままだと宝の持ち腐れになりそうだし。

 最近確認していないのだけど、ソニーのリーダーの販売は続いているのだろうか。まったく話題にも上らなくなっているから、新型は投入されていないのだろう。それから、リーダー購入者を顧客として囲い込もうとして失敗した(はずの)リーダーストアはまだ営業しているのだろうか。ソニーみたいなハードで稼ぐべき会社がソフトで稼ごうなんて色気を出してはいけないのだ。それがソニーのリーダーが、ライバルに惨敗した最大の原因である。
 この事実を反省した上で、ソニーがリーダーと互換性のある後継機を投入するのは何年後になるだろうか。最悪でもそれまでは四号機を持たせなければならない。そのときには、端末をひも付きの電子書籍販売店で機器認証させることなく、どこの販売店で買ったものでも読めるという、オープンな仕様にしてもらいたいところである。
2018年4月27日23時。


まだあった。通信なんぞ無視して読むことだけに特化したものを出せばよかったのに。

ソニー 電子書籍リーダー Reader 6型 Wi-Fiモデル ブラック PRS-T3S/B






posted by olomoučan at 06:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 本関係
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