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2018年04月24日

自転車漫画1(四月廿一日)



 先日、クレジットカードの実験のために、購入したパピレスのポイントをどうしようか考えて、姉妹サイトのレンタを久しぶりに覗いた。最初は100円か200円で48時間の間は読めるというネット上の貸し漫画屋的なものだったのだが、パピレスで漫画を取り扱わなくなってからは、500円で無期レンタルというのも始まった。実質的には販売ということである。
 この辺の経緯は、推測するしかないけれども、機器認証を必要としないパピレスのオープンな販売方法に対して、出版社の側からクレームがついた結果、パピレス本体での漫画の販売を停止してレンタルでオンラインでしか読めないレンタに移行せざるをえなかったのだろうと推測している。他の電子書籍販売サイトが、リニューアルし専用のリーダーを使ってしかも登録済みのPCなどでしか読めないという嫌がらせを始めたころから、パピレスへの書籍の提供が減り始めたのもこの推測を裏付ける。違法コピー対策といえば言葉はきれいだけれども、取次ぎが仕切る電子書籍の販売会社への支援策と見えなくもなかった。
 実は、パピレスではそれ以前から、漫画や一部の書籍では、普通のPDFでの販売をやめて、キーつきのPDFというオンラインでしか読めない形で販売していたのだ。一冊しか買ったことがないし、コンピューターに詳しいわけでもないので、あの形式の本がどのぐらいコピーしにくかったのかはわからない。この変更せいで、パピレスで買わずに別のサイトで購入した本が二、三冊ある。他の店ではXMDFで買えた中公の本が、パピレスではキー付きPDFでしか買えなかったのである。

 それはともかく、レンタで適当になつかしい漫画を探していたら、『並木橋通りアオバ自転車店』を発見してしまった。自分でもこの漫画を発見した経緯が不明なのだけど、日本を出る前には愛読する漫画の一つになっていた。というほど、当時は単行本が出ていたわけでもないから、連載されていた雑誌を買って読んでいたのかなあ。少年画報社の「ヤング・キング」だか、「ヤング・キング・アワーズ」だかに連載されていたはずだけど、このマンガのためだけに「ヤング・キング」を買っていた可能性は、ないとは言えないのだよなあ。
 田舎に居たころは、「キング」なんて名前の雑誌が存在することは、「少年キング」も含めて知らなかったけど、少年画報社の出していた単行本は何冊か読んだことがあると思う。友人から借りた漫画の中に聞いたことも見たこともない出版社の出したものがあって、びっくりしたことがある。それが確か「ヒットコミックス」というレーベルで、少年画報社が出したものだった。借りた作品は、何かの野球漫画だったと思うのだけど、正確に覚えていない。

 東京に出てから、古本やめぐりをする中で、いくつかのヒットコミックスの漫画を購入して面白かったことから、その作品の作家が連載をしていたことから、「ヤング・キング」に手を出したという可能性もありそうである。五十嵐浩一というと、『ペリカン・ロード』が有名で評価も高いのだろうけど、個人的には初期の『ピーター葉夢』だったかな、が好きだった。そこから『迷惑荘の人たち』を読むようになって、「ヤング・キング」に載っていた『並木橋通りアオバ自転車店』と出会うという流れが一番納得できそうだ。
 80年代半ばのNHKによるツール・ド・フランスのダイジェスト中継もあって、それなりの自転車ファンになっていたから、高校の入学祝にもらったお金をつぎ込んでドロップハンドルのロードレーサーっぽい自転車を買ったりもしていたし、それ以後はずっと自転車から離れていたとはいえ、『並木橋通りアオバ自転車店』を読むようになったのは必然であったのだ。

 そして、旧友から何か本を贈るからリクエストがあればというありがたい申し出を受けたときに、『並木橋通りアオバ自転車店』を何冊か送ってほしいとお願いしてしまったのである。旧友からは何でこんなものをと言われてしまったけれども、ほかに読みたい本、漫画とか言われても思いつくものがなかったのである。今更昔持っていた漫画を送ってもらうのも何だったし、その意味では、連載開始の最初のところだけ読んでいた『並木橋通りアオバ自転車店』は理想的だったのだ。
 送ってもらったのは、最初の数巻分だったかな。一話完結の話を積み上げていく連作作品で、人生における問題が自転車がきっかけになって解決の方向に向かうというパターンは、安心してたのしく読めたけれども、その時点でパターンとしては出尽くした感もあって、無理をしてまで続きを読もうとは思わなかった。忘れた頃に手元の何冊かを再読すればそれなりの満足感を得られたし。特に一巻の最初のスポルティーフの話と巻末の特別編のプジョーの話は、自転車を題材にした漫画の中では最高と言ってもいいだけの出色のできだし、この二つを越える話がそうそう出てくるとも思えなかった。

 しかし、この漫画、日本にいたら絶対に書店に直行して既刊の単行本をまとめて購入するだろうことは断言できる。長編連載とは違って一話完結でありながら、一話読み終わると次が読みたくなる漫画なので財布に優しくないのである。財布に優しくないのは連載の長さと巻数の多さもで、レンタで出てきたのは、『並木橋通りアオバ自転車店』が全20巻、第二期らしい『アオバ自転車店』も全20巻、第三期の『アオバ自転車店へようこそ』も全20巻の60巻に、「ケイリンチャレンジ編」、第四期の『アオバ自転車店といこうよ』が1巻で全部で62冊もあるのである。
 全部レンタルするとパピレスにあるポイントだけではたりないので最新の数冊を読んでみることにした。古いほうからだと途中でやめられなくなるのがはっきりしているが、残り数冊辺りから始めれば、最新刊まで到達したところで満足して、止められる可能性が高いと判断したのである。ということで第三期の最後の数冊を一冊500ポイントで無期限レンタルして読んでみた。感想は、やっぱり面白い、でも1巻を越えるものはないというものだった。
 長くなったので、以下次回。
2018年4月21日24時。












posted by olomoučan at 06:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 本関係
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