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2018年04月23日

ハンドボール・チェコリーグ女子(四月廿日)



 ハンドボール女子のリーグは、スロバキアと共同でインテルリガという形で行なわれているが、基本的にテレビで放送されることはない。だから女子ハンドボールの試合がテレビで見られるのはチェコ代表の試合、大きな大会か、その予選のホームゲーム、それに気まぐれのようにたまに放送されるカップ戦ぐらいのもので、男子のリーグ以上に選手を知らないのだけど、こちらもそろそろプレーオフが始まるはずなので、状況をまとめておく。

 今年は、久しぶりにチェコのチームが、スロバキア最強チームのミハロフツェを抑えて首位に立っているようだ。いや残りが一節だけだということを考えると優勝が決まっているのかな。とりあえず順位と勝ち点の表を挙げておく。(S)がつくのはスロバキアのチーム。


  1モスト       41
  2スラビア・プラハ  38
  3ミハロフツェ(S)  36
  4シャリャ(S)    34
  5ポルバ       28
  6ベセリー      28
  7オロモウツ     28
  8プレショウ(S)   26
  9ズリーン      12
  10ホドニーン     10
  11ピーセク      8
  12バーノフツェ(S)  7
  13トレンチーン(S)  4


 この時点で近年のチェコ最強チームのモストの優勝は確定している。一部のチームはすでに全試合を終了しているから、順位が変わる余地はそれほど大きくないのだが、重要なのは5位から7位までのチェコ側三チームの順位争いである。現時点で一番上にいるポルバはすでに全試合終了して勝ち点を伸ばす余地はないのだが、ベセリーとオロモウツはそれぞれ下位チームとの試合を残しているから、ポルバが最終的に7位におちる可能性は高い。
 この順位争いが重要なのは、この後、チェコ側で行なわれる順位確定のためのプレーオフの出場権がかかっているからである。チェコ側では上位四チームで優勝チームを決めるプレーオフ、下位四チームで降格チームを決めるプレーアウトを行なう。だから、全体で6位、チェコ側で4位になるのとならないのとでは雲泥の差があるのである。

 オロモウツは去年だったと思うけれども、同じような状況でぎりぎりで上位4チームに入れずプレーアウトにまわったのだが、勝ち点は持ち越すので最初から残留が決まった状態だったために、選手たちのモチベーションを維持するのが大変だったというようなことを読んだ記憶がある。その再現は避けたいところだし、かつてときどき応援に出かけていたファンとしては、プレーオフに進出して番狂わせを起こしてほしいものだと思ってしまう。プレーオフの決勝までいけば一試合ぐらいはテレビで中継される可能性も、少しはあるから、久しぶりにオロモウツの試合を見ることができるかもしれない。
 ちなみにポルバは、オストラバの一地区をホームとするチームで、モストの一つ前に台頭してきたチームである。もう十年以上前の話だけど、以前はオロモウツ、スラビア、ズリーンが三強で毎年プレーオフに進出していた。それが近年は。モスト、スラビア、ポルバの三チームが三強で、オロモウツは準決勝進出の四チーム目を争うチームの一つになってしまった。やはりスポンサーが問題なんだよなあ。

 このままいくとチェコ側で降格しそうなのは、ピーセクということになるのか。昇格したてのホドニーンとズリーンも完全に残留が決まったわけではないけれども、ズリーンの順位はともかく、勝ち点がここまで好くないというのにはちょっと驚かされてしまった。ズリーンが降格ということになると、Bチームが二部、チェコだけなら一部リーグに参戦しているから、ややこしいことになりそうである。

 そのチェコの一部リーグでは、プルゼニュの二チームが優勝争いをしている。どちらかは去年降格したチームだと思うのだけど、よくわからない。どちらが昇格しても、西ボヘミアのプルゼニュのチームがインテルリガに登場するわけだから、移動がますます大変になりそうである。ちなみにハンドボール協会の淳意表ではDHCプルゼニュとHCプルゼニュという名称で区別されていた。「HC」はハンドボールクラブで、「D」は女性のという意味の「ダームスキー」だろうから、あんまり区別になっていない。
 一部の順位表を見て、オトロコビツェとかクノビツェとか、インテルリガが始まる前のチェコの一部リーグで活躍していたチームの名前があって懐かしさを感じてしまった。去年まではここにオロモウツのBチームも参戦していたはずなのだが、今年からはポルバBとともに活躍の場を一つしたの二部リーグ東に移しているようである。
 かつては、全国規模のリーグに参戦できるレベルのチームが少なかったために、ズリーンやオロモウツなどのBチームが二部に参戦していたのである。最大で三チーム、四チーム存在した二部のBチームが一つだけになっているのは、チェコの女子ハンドボールの裾野が多少は広がっていると考えて喜んでいいのだろうか。

 ノバのどこかのチャンネルで朝しばしばドイツリーグの試合を録画で放送していたのも最近は見かけなくなったし、ハンドボールに対する飢餓感が高じているせいか、恐らく誰も期待していないであろうチェコのハンドボールリーグに関する話を連続して書いてしまった。
2018年4月20日。



 オロモウツは無事に最終戦に勝利し、チェコ側の順位決定のためのプレーオフ進出を決めた。準決勝の相手は優勝チームのモストである。






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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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