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疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.4

この記事は『疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その2 vol.3 』の続きです。


皮膚接触感染症

[原因病原体]
 黄色ブドウ球菌、A郡連鎖球菌など。

[臨床的特徴]
 小児の“とびひ”の原因として重要。
 接触感染により ヒト―ヒト伝播。

[注意点]
 汚染水の関与が疑われる場合には腸内細菌やエアロモナス属、緑膿菌などの
 細菌も考慮。
 市中感染型MRSAの増加が報告されており、
 この場合はペニシリン・セフェム系薬などのβラクタム剤は無効のことが多い。
  ⇒βラクタム剤:抗生物質


疥癬

[原因病原体]
 ヒゼンダニ

[臨床的特徴]
 疥癬虫が角質内に侵入、表皮角質層にトンネルを掘り棲息。
 強いかゆみを特徴とし、腹部・腋窩(わきのした)・大腿部の虹色小丘疹、
 外陰部の赤褐色の小結節、手指の小水疱が見られる。
 ヒト―ヒトの密接な接触により感染伝播。
 虫卵を含むフケ、リネン、医療器具などを介して感染が広がる。

[注意点]
 下着、寝具などの感染対策(50℃、10分処理)。
 ノルウェー疥癬はさらに幹先生が強く、牡蠣殻状の厚い鱗屑を特徴とする。


結核

[原因病原体]
 結核菌

[臨床的特徴]
 持続する咳、微熱、食欲低下、体重減少などの非特異的症状。
 2週間以上持続する咳がみられた場合には、結核、マイコプラズマ、
 百日咳を疑う。特に高齢者では結核の見極めが重要。
 感染力は極めて強い(空気感染)。

[注意点]
 避難所内で生活する高齢者の結核に注意。
 排菌陽性例が1例でもみられた場合には、避難施設内の老人・子供に感染が
 伝播している可能性を考えて対応。
  ⇒排菌:保菌者が、病原体を体外に排出すること。


麻疹

[原因病原体]
 麻疹ウイルス

[臨床的特徴]
 潜伏期間10〜21日。
 発熱3日で一旦解熱しコプリック斑が出現。4日目から高熱(39℃以上)と発疹。
  ⇒コプリック斑:粟粒大の白斑。大小不規則な形をしていて、集合して存在する。

 発熱2日前〜痂皮化まで感染力あり。感染力は極めて強い(空気感染)。
  ⇒痂皮:かさぶた。


[注意点]
 避難所内での感染制御は困難であり、感染者の早期発見と移送・隔離が重要。


水痘・帯状疱疹

[原因病原体]
 水痘・帯状疱疹ウイルス

[臨床的特徴]
 潜伏期間:10〜21日。
 発感染が水疱(丘疹、水疱、膿疱、痂皮の混在)。
  ⇒痂皮:かさぶた。 ⇒膿疱:

 発熱2前〜水疱の痂皮化まで感染力あり。
 呼吸器症状がある場合には飛沫・空気感染。
 帯状疱疹患者では水疱内液を介した接触感染も伝播も重要。
 治癒した後もウイルスは神経節ないに潜伏。
 高齢など免疫能の低下にともって再燃(帯状疱疹)。
  免疫能⇒:身体の抵抗力。


[注意点]
 避難所においては、高齢者の帯状疱疹が接触感染で免疫のない小児に感染
 する可能性あり。
 ワクチン接種歴の確認と未接種児に対するワクチン接種を考慮。



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〈参考資料〉
社団法人 日本医師会
パソコン感染症危機管理対策室

社団法人 日本感染症学会
パソコン災害に関する感染症についてのご相談を受け付けます。(2011年3月25日)
パソコン災害と感染症対策:災害関連リンク
メモ東日本大震災―地震・津波後に問題となる感染症―Version 2(PDF)

国立感染症研究所 感染症情報センター
パソコン東北地方太平洋沖地震関連

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※この記事では、難しい箇所を平易な表現に換えたり、
 医学的で分かり辛い部分を省略している箇所があります。
 個人で収集したデータをまとめたため、内容に間違いのある可能性があります。
 間違いを見つけられた場合にはメッセージよりご連絡ください。早急に訂正致します。


『疫病(感染症・伝染病)を防ぐ。その3 』へ続く。

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