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2017年11月16日
C妊娠期【問題】
それでは、「妊娠期」から二問出題します。
次回、解説します。
Q1.妊娠母体の生理的変化に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)循環血流量は、減少する。
(2)血液凝固能は、低下する。
(3)腸管のカルシウム吸収率は、上昇する。
(4)インスリンの感受性は、増大する。
(5)血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hGC)値は、妊娠初期よりも末期に高い。
(2)血液凝固能は、低下する。
(3)腸管のカルシウム吸収率は、上昇する。
(4)インスリンの感受性は、増大する。
(5)血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hGC)値は、妊娠初期よりも末期に高い。
Q2.妊娠中にみられる病態に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)妊娠期に最も多くみられる貧血は、鉄欠乏性貧血である。
(2)妊娠糖尿病では、妊娠に伴うエネルギー付加は行わない。
(3)妊娠糖尿病は、将来糖尿病を発症するリスクが高い。
(4)妊娠高血圧症候群では、食塩量は5g/日未満とする。
(5)妊娠高血圧症候群では、カリウムを制限する。
(2)妊娠糖尿病では、妊娠に伴うエネルギー付加は行わない。
(3)妊娠糖尿病は、将来糖尿病を発症するリスクが高い。
(4)妊娠高血圧症候群では、食塩量は5g/日未満とする。
(5)妊娠高血圧症候群では、カリウムを制限する。
次回、解説します。
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2017年11月15日
C妊娠期【ポイント】
今日は、「妊娠期」のポイントについてお話します。
【妊娠】
妊娠の成立とは、卵巣から排卵された卵子が卵管内で精子と出会って受精し、
約1週間で子宮腔内へと運ばれて着床した時点をいいます。
・妊娠初期:妊娠13週6日まで
・妊娠中期:妊娠14週0日〜27週6日まで
・妊娠後期:妊娠28週0日以降
〇内分泌系・代謝系
受精卵が子宮内膜に着床すると胎盤が形成され、ここからヒト絨毛性簿などトロピンが分泌されます。
このホルモンが黄体を成熟させ、妊娠の状態を維持します。
胎盤の形成が進むと、胎盤からプロゲステロン、エストロゲン、甲状腺刺激ホルモン、
ヒト胎盤性ラクトゲンが分泌されます。
妊娠中期以降は胎盤が妊娠の維持に重要な役割をもつホルモンの分泌の場となります。
【妊娠期の栄養アセスメントと栄養ケア】
〇妊娠期に特に注意すべき栄養素・食品
・葉酸の摂取と神経管閉鎖障害の発症リスク:栄養補助食品から1日400㎍
・ビタミンAの過剰摂取と胎児奇形:ビタミンAは過剰摂取で先天性異常が増加
・魚介水を通じた水銀摂取
・リステリア金による食中毒:ナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモンは避ける
〇妊産婦のための食生活指針
@妊娠前から、健康なからだづくりを
A「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
B不足しがちなビタミン・ミネラルえお、「副菜」でたっぷりと
Cからだづくりの基礎となる「主菜」は適量を
D牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせて、カルシウムを十分に
E妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
Fどにゅう育児も、バランスのよい食生活のなかで
Gたばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう
Hお母さんと赤ちゃんの健やかな毎日は、からだと心にゆとりのある生活から生まれます
〇妊婦のための食事バランスガイド
【妊娠期の栄養と病態・疾患及び栄養ケアのあり方】
・つわり、妊娠悪阻
・妊娠性貧血
・妊娠高血圧症候群:エネルギー制限、高蛋白質食、減塩高カリウム食
・妊娠糖尿病:原則インスリン治療
・妊娠のやせと肥満
次回、問題を出題します。
【妊娠】
妊娠の成立とは、卵巣から排卵された卵子が卵管内で精子と出会って受精し、
約1週間で子宮腔内へと運ばれて着床した時点をいいます。
・妊娠初期:妊娠13週6日まで
・妊娠中期:妊娠14週0日〜27週6日まで
・妊娠後期:妊娠28週0日以降
〇内分泌系・代謝系
受精卵が子宮内膜に着床すると胎盤が形成され、ここからヒト絨毛性簿などトロピンが分泌されます。
このホルモンが黄体を成熟させ、妊娠の状態を維持します。
胎盤の形成が進むと、胎盤からプロゲステロン、エストロゲン、甲状腺刺激ホルモン、
ヒト胎盤性ラクトゲンが分泌されます。
妊娠中期以降は胎盤が妊娠の維持に重要な役割をもつホルモンの分泌の場となります。
【妊娠期の栄養アセスメントと栄養ケア】
〇妊娠期に特に注意すべき栄養素・食品
・葉酸の摂取と神経管閉鎖障害の発症リスク:栄養補助食品から1日400㎍
・ビタミンAの過剰摂取と胎児奇形:ビタミンAは過剰摂取で先天性異常が増加
・魚介水を通じた水銀摂取
・リステリア金による食中毒:ナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモンは避ける
〇妊産婦のための食生活指針
@妊娠前から、健康なからだづくりを
A「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
B不足しがちなビタミン・ミネラルえお、「副菜」でたっぷりと
Cからだづくりの基礎となる「主菜」は適量を
D牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせて、カルシウムを十分に
E妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
Fどにゅう育児も、バランスのよい食生活のなかで
Gたばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう
Hお母さんと赤ちゃんの健やかな毎日は、からだと心にゆとりのある生活から生まれます
〇妊婦のための食事バランスガイド
【妊娠期の栄養と病態・疾患及び栄養ケアのあり方】
・つわり、妊娠悪阻
・妊娠性貧血
・妊娠高血圧症候群:エネルギー制限、高蛋白質食、減塩高カリウム食
・妊娠糖尿病:原則インスリン治療
・妊娠のやせと肥満
次回、問題を出題します。
2017年11月14日
B成長・発達・加齢【解説】
それでは、「成長、発達、加齢」から二問出題します。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。体重が約3倍になるのは1歳前後である。4歳頃には出生時体重の約5倍になる。
(2)誤り。ラクターゼ活性は在胎35週以後に急速に増加し、40週頃には成熟している。
離乳期に入り乳汁摂取量が減少すると、ラクターゼ活性は低下する。
(3)正しい。IgAは胎盤通過性がなく、初乳に多く含まれているため、その血清濃度は生後上昇する。
乳児自身がIgAを分泌するのは生後3か月頃からである。
(4)誤り。高齢者では唾液分泌量は減少する。
(5)誤り。胸腺重量は思春期に最大となり、その後次第に減少していく。
【解説】…正答(2)、(3)
(1)誤り。各臓器の発達速度に差はみられる。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)誤り。加齢により、テロメアは短縮する。
(5)誤り。加齢により、残気率は増大する。
Q1.成長、発達、加齢に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)体重が出生時の約3倍になるのは、4歳頃である。
(2)小腸のラクターゼ活性は、離乳完了後に上昇する。
(3)血清IgA濃度は、生後上昇する。
(4)唾液分泌量は、高齢者では増加する。
(5)胸腺重量は、成人期に最大となる。
(2)小腸のラクターゼ活性は、離乳完了後に上昇する。
(3)血清IgA濃度は、生後上昇する。
(4)唾液分泌量は、高齢者では増加する。
(5)胸腺重量は、成人期に最大となる。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。体重が約3倍になるのは1歳前後である。4歳頃には出生時体重の約5倍になる。
(2)誤り。ラクターゼ活性は在胎35週以後に急速に増加し、40週頃には成熟している。
離乳期に入り乳汁摂取量が減少すると、ラクターゼ活性は低下する。
(3)正しい。IgAは胎盤通過性がなく、初乳に多く含まれているため、その血清濃度は生後上昇する。
乳児自身がIgAを分泌するのは生後3か月頃からである。
(4)誤り。高齢者では唾液分泌量は減少する。
(5)誤り。胸腺重量は思春期に最大となり、その後次第に減少していく。
Q2.成長・発達・加齢に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)各臓器の発達速度に差はない。
(2)若年者に比べ高齢者は、体重当たりに占める徐脂肪細胞の割合は低い。
(3)加齢により、体たんぱく質に占めるコラーゲンの割合は増加する。
(4)加齢により、テロメアが伸長する。
(5)加齢により、残気率は減少する。
(2)若年者に比べ高齢者は、体重当たりに占める徐脂肪細胞の割合は低い。
(3)加齢により、体たんぱく質に占めるコラーゲンの割合は増加する。
(4)加齢により、テロメアが伸長する。
(5)加齢により、残気率は減少する。
【解説】…正答(2)、(3)
(1)誤り。各臓器の発達速度に差はみられる。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)誤り。加齢により、テロメアは短縮する。
(5)誤り。加齢により、残気率は増大する。
2017年11月13日
B成長・発達・加齢【問題】
それでは、「成長、発達、加齢」から二問出題します。
次回、解説します。
Q1.成長、発達、加齢に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)体重が出生時の約3倍になるのは、4歳頃である。
(2)小腸のラクターゼ活性は、離乳完了後に上昇する。
(3)血清IgA濃度は、生後上昇する。
(4)唾液分泌量は、高齢者では増加する。
(5)胸腺重量は、成人期に最大となる。
(2)小腸のラクターゼ活性は、離乳完了後に上昇する。
(3)血清IgA濃度は、生後上昇する。
(4)唾液分泌量は、高齢者では増加する。
(5)胸腺重量は、成人期に最大となる。
Q2.成長・発達・加齢に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)各臓器の発達速度に差はない。
(2)若年者に比べ高齢者は、体重当たりに占める徐脂肪細胞の割合は低い。
(3)加齢により、体たんぱく質に占めるコラーゲンの割合は増加する。
(4)加齢により、テロメアが伸長する。
(5)加齢により、残気率は減少する。
(2)若年者に比べ高齢者は、体重当たりに占める徐脂肪細胞の割合は低い。
(3)加齢により、体たんぱく質に占めるコラーゲンの割合は増加する。
(4)加齢により、テロメアが伸長する。
(5)加齢により、残気率は減少する。
次回、解説します。
2017年11月12日
B成長・発達・加齢【ポイント】
今日は、「成長・発達・加齢」の問題のポイントをお話しします。
【成長・発達・加齢とは】
・成長:身長が伸びたり体重が増えたりするなど、身体の大きさが増加すること。発育。
・発達:身体の各組織が機能的に成熟し、その機能が増加すること。
・加齢:物理的時間の経過。成人期以後の加齢に伴う不可逆的な機能低下を老化と呼びます。
【加齢に伴うライフステージ 国家試験頻出ワード】
・新生児期(生後0〜28日未満)・乳児期(生後28日〜1歳未満)
「授乳・離乳の支援ガイド」、離乳の開始・完了、哺乳患者、離乳食、フォローアップミルク、
大泉門・小泉門、新生児黄疸、母乳性黄疸、カウプ指数、入試、乳幼児身体発育曲線、
体重あたりの体水分量、鉄欠乏性貧血、新生児頭蓋内出血とビタミンK、乳糖不耐症、先天性代謝異常、
乳児突然死症候群
・幼児期(1〜5歳)
カウプ指数、スキャモンの発育曲線、粗大運動と微細運動の発育順序、官職、肥満、脱水、
クワシオルコル、マラスムス、周期的嘔吐症
・学童期(6〜11歳)
ローレル指数、肥満、やせ、う歯、鉄欠乏性貧血、学校保健統計調査
・思春期(10〜18歳)
思春期発育急進減少、カルシウム蓄積量、エストロゲン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、
神経性食欲不振症、鉄欠乏性貧血、月経異常
・青年期(18〜29歳)・壮年期(30〜49歳)・実年期(50〜64歳)
閉経期のホルモン分泌(エストロゲン減少、卵胞刺激ホルモン増加)、更年期障害、骨粗鬆症、
生活習慣病、メタボリックシンドローム、脂質異常症、高尿酸血症、高血圧、虚血性心疾患
・高齢期(65歳以上)
細胞内水分割合減少、筋たんぱく質減少、肺活量減少、収縮期血圧上昇、消化液分泌低下、味覚閾値上昇、
糸球体濾過値低下、咀嚼・嚥下機能低下、テロメアの短縮、老年症候群、フレイルティ(虚弱)、褥瘡、
嚥下障害、低栄養、脱水、便秘、尿失禁、骨粗鬆症、変形性膝関節症、白内障、うつ、
パーセルインデックス
・妊娠期
ヒト絨毛性ゴナドトロピン、プロゲステロン、エストロゲン、妊娠中の推奨体重増加量、
循環血液量の増加、妊婦の食事摂取基準、葉酸欠乏と神経管閉鎖障害のリスク、
ビタミンA過剰摂取と胎児奇形、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、鉄欠乏性貧血、脂質異常症、妊娠悪阻
・授乳期
オキシトシン、プロラクチン、吸啜嗜癖、射乳、喫煙とプロラクチン分泌低下、初乳、成熟乳、分泌型IgA、
ラクトフェリン、母乳栄養、人工栄養、調乳、授乳婦の食事摂取基準
次回、問題を出題します。
【成長・発達・加齢とは】
・成長:身長が伸びたり体重が増えたりするなど、身体の大きさが増加すること。発育。
・発達:身体の各組織が機能的に成熟し、その機能が増加すること。
・加齢:物理的時間の経過。成人期以後の加齢に伴う不可逆的な機能低下を老化と呼びます。
【加齢に伴うライフステージ 国家試験頻出ワード】
・新生児期(生後0〜28日未満)・乳児期(生後28日〜1歳未満)
「授乳・離乳の支援ガイド」、離乳の開始・完了、哺乳患者、離乳食、フォローアップミルク、
大泉門・小泉門、新生児黄疸、母乳性黄疸、カウプ指数、入試、乳幼児身体発育曲線、
体重あたりの体水分量、鉄欠乏性貧血、新生児頭蓋内出血とビタミンK、乳糖不耐症、先天性代謝異常、
乳児突然死症候群
・幼児期(1〜5歳)
カウプ指数、スキャモンの発育曲線、粗大運動と微細運動の発育順序、官職、肥満、脱水、
クワシオルコル、マラスムス、周期的嘔吐症
・学童期(6〜11歳)
ローレル指数、肥満、やせ、う歯、鉄欠乏性貧血、学校保健統計調査
・思春期(10〜18歳)
思春期発育急進減少、カルシウム蓄積量、エストロゲン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、
神経性食欲不振症、鉄欠乏性貧血、月経異常
・青年期(18〜29歳)・壮年期(30〜49歳)・実年期(50〜64歳)
閉経期のホルモン分泌(エストロゲン減少、卵胞刺激ホルモン増加)、更年期障害、骨粗鬆症、
生活習慣病、メタボリックシンドローム、脂質異常症、高尿酸血症、高血圧、虚血性心疾患
・高齢期(65歳以上)
細胞内水分割合減少、筋たんぱく質減少、肺活量減少、収縮期血圧上昇、消化液分泌低下、味覚閾値上昇、
糸球体濾過値低下、咀嚼・嚥下機能低下、テロメアの短縮、老年症候群、フレイルティ(虚弱)、褥瘡、
嚥下障害、低栄養、脱水、便秘、尿失禁、骨粗鬆症、変形性膝関節症、白内障、うつ、
パーセルインデックス
・妊娠期
ヒト絨毛性ゴナドトロピン、プロゲステロン、エストロゲン、妊娠中の推奨体重増加量、
循環血液量の増加、妊婦の食事摂取基準、葉酸欠乏と神経管閉鎖障害のリスク、
ビタミンA過剰摂取と胎児奇形、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、鉄欠乏性貧血、脂質異常症、妊娠悪阻
・授乳期
オキシトシン、プロラクチン、吸啜嗜癖、射乳、喫煙とプロラクチン分泌低下、初乳、成熟乳、分泌型IgA、
ラクトフェリン、母乳栄養、人工栄養、調乳、授乳婦の食事摂取基準
次回、問題を出題します。
2017年11月11日
A食事摂取基準の基礎的理解【解説】
それでは、「食事摂取基準の基礎的理解」の問題の解説をします。
【解説】…正答(2)、(3)
(1)誤り。対象には、高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関するリスクを有していても
自立した日常生活を営んでいる者を含み、
これは保健指導レベルにある者までを含むものとするとされた。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)誤り。小児期かたの生活習慣病予防のため、6歳から目標量が示された。
なお、カリウムも同様である。
(5)誤り。NOAEL÷不確実性因子で算定された。
【解説】…正答(1)
(1)正しい。体重変化量の測定も、エネルギー摂取の過不足の評価で用いられる。
(2)誤り。測定された摂取量の分布と推定平均必要量から、推定平均必要量を下回る者の割合を算出する。
(3)誤り。測定された摂取量の分布と耐容上限量から、過剰摂取の可能性を有する者の割合を算出する。
(4)誤り。摂取量の中央値が目安量付近がそれ以上であれば、その量を維持するための計画を立案する。
(5)誤り。摂取量が目標量の範囲内に入る者または近づく者の割合を増やすことを目的とした
計画を立案する。
Q1.「日本人の食事摂取基準(2015年版)に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)対象には、高血圧や脂質異常などに関して保健指導レベルにある者は含まない。
(2)目的に、生活習慣病の重症化予防が掲げられている。
(3)エネルギーは、目標とするBMIの範囲と、参考表として推定エネルギー必要量が示されている。
(4)食物繊維は、18歳以上について目標量が示されている。
(5)耐容上限量は、ヒトを対象として通常の食品を摂取した報告に基づく場合、
LOAEL÷不確実性因子で算定されている。
(2)目的に、生活習慣病の重症化予防が掲げられている。
(3)エネルギーは、目標とするBMIの範囲と、参考表として推定エネルギー必要量が示されている。
(4)食物繊維は、18歳以上について目標量が示されている。
(5)耐容上限量は、ヒトを対象として通常の食品を摂取した報告に基づく場合、
LOAEL÷不確実性因子で算定されている。
【解説】…正答(2)、(3)
(1)誤り。対象には、高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関するリスクを有していても
自立した日常生活を営んでいる者を含み、
これは保健指導レベルにある者までを含むものとするとされた。
(2)正しい。
(3)正しい。
(4)誤り。小児期かたの生活習慣病予防のため、6歳から目標量が示された。
なお、カリウムも同様である。
(5)誤り。NOAEL÷不確実性因子で算定された。
Q2.「日本人の食事摂取基準(2015年版)」を集団の食事改善を目的として活用する場合の基本的事項である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー摂取の過不足の評価をしたい場合には、
測定されたBMIの分布から、BMIが目標とするBMIの範囲を下回っている、
あるいは上回っている者の割合を算出する。
(2)栄養素摂取不足の評価をしたい場合には、
測定された摂取量の分布と推奨両肩推奨量を下回る者の割合を算出する。
(3)栄養素過剰摂取の評価をしたい場合には、
測定された摂取量の分布と目標量から目標量の範囲を逸脱する者の割合を算出する。
(4)目安量を用いた栄養素摂取不足を改善するための計画を策定する場合には、
摂取量の中央値が目安量未満であれば、その量を維持するための計画を立案する。
(5)生活習慣病の予防のための計画を策定する場合には、
集団全員の摂取量が耐容上限量未満になるための計画を立案する。
測定されたBMIの分布から、BMIが目標とするBMIの範囲を下回っている、
あるいは上回っている者の割合を算出する。
(2)栄養素摂取不足の評価をしたい場合には、
測定された摂取量の分布と推奨両肩推奨量を下回る者の割合を算出する。
(3)栄養素過剰摂取の評価をしたい場合には、
測定された摂取量の分布と目標量から目標量の範囲を逸脱する者の割合を算出する。
(4)目安量を用いた栄養素摂取不足を改善するための計画を策定する場合には、
摂取量の中央値が目安量未満であれば、その量を維持するための計画を立案する。
(5)生活習慣病の予防のための計画を策定する場合には、
集団全員の摂取量が耐容上限量未満になるための計画を立案する。
【解説】…正答(1)
(1)正しい。体重変化量の測定も、エネルギー摂取の過不足の評価で用いられる。
(2)誤り。測定された摂取量の分布と推定平均必要量から、推定平均必要量を下回る者の割合を算出する。
(3)誤り。測定された摂取量の分布と耐容上限量から、過剰摂取の可能性を有する者の割合を算出する。
(4)誤り。摂取量の中央値が目安量付近がそれ以上であれば、その量を維持するための計画を立案する。
(5)誤り。摂取量が目標量の範囲内に入る者または近づく者の割合を増やすことを目的とした
計画を立案する。
2017年11月10日
A食事摂取基準の基礎的理解【問題】
それでは、「食事摂取基準の基礎的理解」から二問出題します。
次回、解説します。
Q1.「日本人の食事摂取基準(2015年版)に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)対象には、高血圧や脂質異常などに関して保健指導レベルにある者は含まない。
(2)目的に、生活習慣病の重症化予防が掲げられている。
(3)エネルギーは、目標とするBMIの範囲と、参考表として推定エネルギー必要量が示されている。
(4)食物繊維は、18歳以上について目標量が示されている。
(5)耐容上限量は、ヒトを対象として通常の食品を摂取した報告に基づく場合、
LOAEL÷不確実性因子で算定されている。
(2)目的に、生活習慣病の重症化予防が掲げられている。
(3)エネルギーは、目標とするBMIの範囲と、参考表として推定エネルギー必要量が示されている。
(4)食物繊維は、18歳以上について目標量が示されている。
(5)耐容上限量は、ヒトを対象として通常の食品を摂取した報告に基づく場合、
LOAEL÷不確実性因子で算定されている。
Q2.「日本人の食事摂取基準(2015年版)」を集団の食事改善を目的として活用する場合の基本的事項である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー摂取の過不足の評価をしたい場合には、
測定されたBMIの分布から、BMIが目標とするBMIの範囲を下回っている、
あるいは上回っている者の割合を算出する。
(2)栄養素摂取不足の評価をしたい場合には、
測定された摂取量の分布と推奨両肩推奨量を下回る者の割合を算出する。
(3)栄養素過剰摂取の評価をしたい場合には、
測定された摂取量の分布と目標量から目標量の範囲を逸脱する者の割合を算出する。
(4)目安量を用いた栄養素摂取不足を改善するための計画を策定する場合には、
摂取量の中央値が目安量未満であれば、その量を維持するための計画を立案する。
(5)生活習慣病の予防のための計画を策定する場合には、
集団全員の摂取量が耐容上限量未満になるための計画を立案する。
測定されたBMIの分布から、BMIが目標とするBMIの範囲を下回っている、
あるいは上回っている者の割合を算出する。
(2)栄養素摂取不足の評価をしたい場合には、
測定された摂取量の分布と推奨両肩推奨量を下回る者の割合を算出する。
(3)栄養素過剰摂取の評価をしたい場合には、
測定された摂取量の分布と目標量から目標量の範囲を逸脱する者の割合を算出する。
(4)目安量を用いた栄養素摂取不足を改善するための計画を策定する場合には、
摂取量の中央値が目安量未満であれば、その量を維持するための計画を立案する。
(5)生活習慣病の予防のための計画を策定する場合には、
集団全員の摂取量が耐容上限量未満になるための計画を立案する。
次回、解説します。
2017年11月09日
A食事摂取基準(2015年版)の基礎的理解【ポイント】
今日は、「食事摂取基準(2015年版)の基礎的理解」のポイントをお話します。
【食事摂取基準の概要】
健康増進法に基づき厚生大臣が定めるものとされ、
国民の健康の保持・増進を図るうえで摂取することが望ましいエネルギー及び
栄養素の量の基準を示すものです。
「2015年版」の使用期間は、平成27(2015)年度かた平成31(2019)年度の5年間です。
対象:健康な個人並びに健康な人を中心として構成されている集団
・高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関するリスクを有していて
自立した日常生活を営んでいる者は含まれる。
・疾患を有していたり、疾患に関する高いリスクを有していたりする個人並びに集団に対して
治療を目的とする場合は、食事摂取基準におけるエネルギー及び栄養素の摂取に関する
基本的な考え方を理解した上で、その疾患に関連する治療ガイドライン等の
栄養管理指針を用いることになる。
〇目標とするBMI範囲(18歳以上)
18〜49歳:BMI18.5〜24.9
50〜69歳:BMI20.0〜24.9
70歳以上:BMI21.5〜24.9
【食事摂取基準の活用】
健康な個人又は集団を対象として、健康の保持・増進、生活習慣の予防のための食事改善に、
食事摂取基準を活用する場合は、PDCAサイクルに基づく活用を基本とします。
まず、食事摂取状況のアセスメントにより、エネルギー・栄養素の摂取量が適切かどうかを評価します。
食事評価に基づき、食事改善計画の立案、食事改善を実施し、それらの検証を行います。
検証を行う際には、食事評価を行います。
検証結果を踏まえ、計画や実施の内容を改善します。
【参考表として示された[推定エネルギー必要量]】
・推定エネルギー必要量の算定方法
*推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル
*基礎代謝量(kcal/日)=基礎代謝基準値(kcal/s体重/日)×参照体重
・小児
*推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル+エネルギー蓄積量(kcal/日)
・乳児
*推定エネルギー必要量(kcal/日)=総エネルギー消費量(kcal/日)+エネルギー蓄積量(kcal/日)
・妊婦・授乳婦
*授乳婦のエネルギー付加量(kcal/日)=母乳のエネルギー量(kcal/日)‐体重減少分のエネルギー量(kcal/日)
【たんぱく質の推定平均必要量、推奨量の設定方法】
推定平均必要量算定の参照値(g/s体重/日)=たんぱく質維持必要量÷消費率=0.65÷0.90=0.72
推定平均必要量(g/日=推定平均必要量算定の参照値(g/s体重/日)×参照体重(s)
推奨量(g/日)=推定平均必要量(g/日)×推奨量算定係数(1.25)
【エネルギー産生栄養素バランスの目標量の設定方法と活用上の注意】
・たんぱく質は13〜20%エネルギーと設定
・脂質は20〜30%エネルギー、飽和脂肪酸7%エネルギー以下と設定
・炭水化物は50〜65%エネルギーと設定
【ビタミン・ミネラルの推定平均必要量の設定方法(成人)】
次回、問題を出題します。
【食事摂取基準の概要】
健康増進法に基づき厚生大臣が定めるものとされ、
国民の健康の保持・増進を図るうえで摂取することが望ましいエネルギー及び
栄養素の量の基準を示すものです。
「2015年版」の使用期間は、平成27(2015)年度かた平成31(2019)年度の5年間です。
対象:健康な個人並びに健康な人を中心として構成されている集団
・高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関するリスクを有していて
自立した日常生活を営んでいる者は含まれる。
・疾患を有していたり、疾患に関する高いリスクを有していたりする個人並びに集団に対して
治療を目的とする場合は、食事摂取基準におけるエネルギー及び栄養素の摂取に関する
基本的な考え方を理解した上で、その疾患に関連する治療ガイドライン等の
栄養管理指針を用いることになる。
〇目標とするBMI範囲(18歳以上)
18〜49歳:BMI18.5〜24.9
50〜69歳:BMI20.0〜24.9
70歳以上:BMI21.5〜24.9
【食事摂取基準の活用】
健康な個人又は集団を対象として、健康の保持・増進、生活習慣の予防のための食事改善に、
食事摂取基準を活用する場合は、PDCAサイクルに基づく活用を基本とします。
まず、食事摂取状況のアセスメントにより、エネルギー・栄養素の摂取量が適切かどうかを評価します。
食事評価に基づき、食事改善計画の立案、食事改善を実施し、それらの検証を行います。
検証を行う際には、食事評価を行います。
検証結果を踏まえ、計画や実施の内容を改善します。
【参考表として示された[推定エネルギー必要量]】
・推定エネルギー必要量の算定方法
*推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル
*基礎代謝量(kcal/日)=基礎代謝基準値(kcal/s体重/日)×参照体重
・小児
*推定エネルギー必要量(kcal/日)=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル+エネルギー蓄積量(kcal/日)
・乳児
*推定エネルギー必要量(kcal/日)=総エネルギー消費量(kcal/日)+エネルギー蓄積量(kcal/日)
・妊婦・授乳婦
*授乳婦のエネルギー付加量(kcal/日)=母乳のエネルギー量(kcal/日)‐体重減少分のエネルギー量(kcal/日)
【たんぱく質の推定平均必要量、推奨量の設定方法】
推定平均必要量算定の参照値(g/s体重/日)=たんぱく質維持必要量÷消費率=0.65÷0.90=0.72
推定平均必要量(g/日=推定平均必要量算定の参照値(g/s体重/日)×参照体重(s)
推奨量(g/日)=推定平均必要量(g/日)×推奨量算定係数(1.25)
【エネルギー産生栄養素バランスの目標量の設定方法と活用上の注意】
・たんぱく質は13〜20%エネルギーと設定
・脂質は20〜30%エネルギー、飽和脂肪酸7%エネルギー以下と設定
・炭水化物は50〜65%エネルギーと設定
【ビタミン・ミネラルの推定平均必要量の設定方法(成人)】
次回、問題を出題します。
2017年11月08日
@栄養ケア・マネジメント【解説】
それでは、「栄養ケア・マネジメント」の問題の解説をします。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。上腕筋肉囲は骨格筋量を反映する。
(2)正しい。レチノール結合たんぱく質は、半減期が0.5日と極めて短く、
たんぱく質栄養状態を鋭敏に反映することから、動的栄養アセスメントの指標となる。
(3)誤り。ウエスト周囲径は内臓脂肪量を反映する。
(4)誤り。クレアチニン身長係数は骨格筋量を反映する。
(5)誤り。膝高からは推定身長を定めることができる。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。血清アルブミンの半減期は2〜3週間と長いので、検査を1週間ごとに行うのは不適当である。
(2)正しい。
(3)誤り。HbA1cは過去1〜2か月間の平均的な血糖値を反映する。
(4)誤り。末梢血リンパ球総数の減少は免疫能の低下を示す。
(5)誤り。尿中クレアチニン排泄量は筋肉量(筋たんぱく質量)を反映する。
Q1.栄養アセスメントに関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)上腕筋囲ー体水分量
(2)レチノール結合たんぱく質ー動的栄養アセスメント
(3)ウエスト周囲径ー標準体重
(4)クレアチニン身長係数ー推定身長
(5)膝高ー骨格筋量
(2)レチノール結合たんぱく質ー動的栄養アセスメント
(3)ウエスト周囲径ー標準体重
(4)クレアチニン身長係数ー推定身長
(5)膝高ー骨格筋量
【解説】…正答(2)
(1)誤り。上腕筋肉囲は骨格筋量を反映する。
(2)正しい。レチノール結合たんぱく質は、半減期が0.5日と極めて短く、
たんぱく質栄養状態を鋭敏に反映することから、動的栄養アセスメントの指標となる。
(3)誤り。ウエスト周囲径は内臓脂肪量を反映する。
(4)誤り。クレアチニン身長係数は骨格筋量を反映する。
(5)誤り。膝高からは推定身長を定めることができる。
Q2.栄養状態評価のための検査に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)血清アルブミンの検査は1週間ごとに行う。
(2)血清トランスサイレチンの検査は2〜4日ごとに行う。
(3)HbA1cは過去1週間の平均的な血糖値を反映する。
(4)末梢血リンパ球総数の増加は免疫能の低下を示す。
(5)尿中クレアチニン排泄量は体脂肪量を反映する。
(2)血清トランスサイレチンの検査は2〜4日ごとに行う。
(3)HbA1cは過去1週間の平均的な血糖値を反映する。
(4)末梢血リンパ球総数の増加は免疫能の低下を示す。
(5)尿中クレアチニン排泄量は体脂肪量を反映する。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。血清アルブミンの半減期は2〜3週間と長いので、検査を1週間ごとに行うのは不適当である。
(2)正しい。
(3)誤り。HbA1cは過去1〜2か月間の平均的な血糖値を反映する。
(4)誤り。末梢血リンパ球総数の減少は免疫能の低下を示す。
(5)誤り。尿中クレアチニン排泄量は筋肉量(筋たんぱく質量)を反映する。
2017年11月07日
@栄養ケア・マネジメント【問題】
それでは、「栄養ケア・マネジメント」から二問出題します。
次回、解説します。
Q1.栄養アセスメントに関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)上腕筋囲ー体水分量
(2)レチノール結合たんぱく質ー動的栄養アセスメント
(3)ウエスト周囲径ー標準体重
(4)クレアチニン身長係数ー推定身長
(5)膝高ー骨格筋量
(2)レチノール結合たんぱく質ー動的栄養アセスメント
(3)ウエスト周囲径ー標準体重
(4)クレアチニン身長係数ー推定身長
(5)膝高ー骨格筋量
Q2.栄養状態評価のための検査に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)血清アルブミンの検査は1週間ごとに行う。
(2)血清トランスサイレチンの検査は2〜4日ごとに行う。
(3)HbA1cは過去1週間の平均的な血糖値を反映する。
(4)末梢血リンパ球総数の増加は免疫能の低下を示す。
(5)尿中クレアチニン排泄量は体脂肪量を反映する。
(2)血清トランスサイレチンの検査は2〜4日ごとに行う。
(3)HbA1cは過去1週間の平均的な血糖値を反映する。
(4)末梢血リンパ球総数の増加は免疫能の低下を示す。
(5)尿中クレアチニン排泄量は体脂肪量を反映する。
次回、解説します。