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2017年10月27日

A食物の摂取【ポイント】

今日は、「食物の摂取」についてお話します。

【摂食中枢と満腹中枢】
摂食行動は間脳の視床下部で調整されています。
その中心的な役割を果たしているのが、視床下部外側野に存在する摂食中枢と、
視床下部腹内側核に存在する満腹中枢です。
この2つの中枢は、胃の状態などの神経信号や、血中濃度による化学信号、
大脳皮質からの五感による感覚振動などによって調整されています。
<摂食中枢:満腹中枢に作用する主な調整因子>
・胃の状態:飢餓状態→満腹中枢を刺激 胃壁の伸展→満腹中枢を刺激
・動脈と静脈の血糖値の差:小さい→摂食中枢を刺激 大きい→満腹中枢を刺激
・血中遊離脂肪酸:増加→摂食中枢を刺激
・気温:寒冷刺激→摂食中枢を刺激 暑熱刺激→満腹中枢を刺激

【ペプチド性摂食調整因子】
・レプチンー摂食抑制
脂肪細胞から分泌されるペプチドホルモンで、体脂肪量に応じて血中に放出されます。
・グレリンー摂食促進
絶食時に主に胃から分泌されるペプチドホルモンで、脳のさまざまな部位にある受容体に作用します。


次回、問題を出題します。

2017年10月26日

@栄養の概念【解説】

それでは、「栄養の概念」の問題の解説をします。


Q1.栄養学の歴史に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ルブネルは、特異動的作用を発見した。
(2)クレブスは、呼吸が燃焼と同じ現象であることを明らかにした。
(3)ラボアジェは、米ぬかの抗脚気因子をビタミンを命名した。
(4)フンクは、不可欠アミノ酸の概念を確立した。
(5)ローズは、クエン酸が酸化されてオキサロ酢酸になる回路を発見した。


【解説】…正答(1)
(1)正しい。ルブネルはまた、糖質、たんぱく質、脂質それぞれ1g当たりの生理的熱量を
   4.1、4.1、9.3kcalと定めた。
(2)誤り。呼吸と燃焼が同じ現象であることを明らかにしたのはラボアジェである。
(3)誤り。米ぬか酵母などから抗脚気因子を抽出し、ビタミンと命名したのはフンクである。
(4)誤り。不可欠アミノ酸の概念を確立したのはローズである。
(5)誤り。クエン酸が酸化されてオキサロ酢酸になる回路を発見したのはクレブスである。


Q2.遺伝子発現と栄養に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)1遺伝子につき、1つの遺伝子多型が存在する。
(2)少ないエネルギーを効率よく利用するように働く遺伝子型がある。
(3)個人の遺伝子多型は、食習慣で変わらない。
(4)生活習慣病の発症には、遺伝素因は関与しない。
(5)ヒト遺伝子の塩基配列には、個人差はない。


【解説】…正答(2)、(3)
(1)誤り。1遺伝子につき、遺伝子多型が存在しない場合もあれば、
   複数存在する場合もあり、1つとは限らない。
(2)正しい。このような遺伝子は倹約遺伝子と呼ばれ、
   β3アドレナリン受容体遺伝子の変異はこの例である。
(3)正しい。個人の遺伝子多型は一生変わらない。
(4)誤り。生活習慣病の発症には、遺伝素因も関与する。
   生活習慣病の多くは、遺伝素因に環境素因が組み合わさることによって発症する。
(5)誤り。ヒトゲノム配列の99.9%は万人に共通であるが、残り0.1%には個人差がみられる。
   この個人差を遺伝子多型という。

次回、解説します。

2017年10月25日

@栄養の概念【問題】

それでは、「栄養の概念」から二問出題します。

Q1.栄養学の歴史に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ルブネルは、特異動的作用を発見した。
(2)クレブスは、呼吸が燃焼と同じ現象であることを明らかにした。
(3)ラボアジェは、米ぬかの抗脚気因子をビタミンを命名した。
(4)フンクは、不可欠アミノ酸の概念を確立した。
(5)ローズは、クエン酸が酸化されてオキサロ酢酸になる回路を発見した。



Q2.遺伝子発現と栄養に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)1遺伝子につき、1つの遺伝子多型が存在する。
(2)少ないエネルギーを効率よく利用するように働く遺伝子型がある。
(3)個人の遺伝子多型は、食習慣で変わらない。
(4)生活習慣病の発症には、遺伝素因は関与しない。
(5)ヒト遺伝子の塩基配列には、個人差はない。



次回、解説します。

2017年10月24日

@栄養の概念【ポイント】

今日は、「栄養の概念」についてお話します。

【栄養の定義】
生物が外界から存在に必要な物質を摂取して生命を維持する営みを栄養といい、
その取り入れる物質を栄養素といいます。
栄養素の内、生命を維持するのに必要なエネルギーを供給する炭水化物、脂質、たんぱく質は熱量素に、
生体成分を合成するたんぱく質、無機質、脂質は構成素に、
生体内の種々の化学反応を調整するビタミン、無機質、たんぱく質は調整素に分類されます。

【遺伝形質と栄養の相互作用】
・生活習慣病と遺伝子多型
生活習慣病の大奥は、遺伝因子と環境因子によって規定されています。
つまり、特定の何種類かの遺伝子の変化は生活習慣病の素地となり、
これに生活習慣が重なり合うことにとって始めて発症します。
したがって、生活習慣病の遺伝因子をもった人でも、
生活習慣を改善することにより、その発症を抑制したり、遅延したりすることが期待できます。


次回、問題を出題します。

2017年10月23日

27感染症【解説】

それでは、「感染症」の問題の解説をします。


Q1.感染症と原因微生物の機能に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)手足口病ーリケッチア
(2)ニューモシスチス肺炎ー細菌
(3)流行性耳下腺炎ークラミジア
(4)流行性角結膜炎ーマイコプラズマ
(5)帯状疱疹ーウイルス


【解説】…正答(5)
(1)誤り。手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症である。
   リケッチアは、ツツガムシ病や発疹チフスなどの原因となる。
(2)誤り。ニューモシスチス肺炎は、
   真菌の一種であるニューモシスチスーイロヴェチによる感染症である。
(3)誤り。流行性耳下腺炎は、ムンプスウイルスによる感染症である。
   クラミジアは、トラコーマやオウム病などの原因となる。
(4)誤り。流行性角結膜炎は、アデノウイルスによる感染症である。
   マイコプラズマは、マイコプラズマ肺炎などの原因となる。
(5)正しい。帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化で発症する。
   神経節の方向に沿って帯状の赤い発疹と水痘が出現し、疼痛を伴う。


Q2.感染症に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エイズでは、CD4陽性リンパ球が増加する。
(2)妊婦の麻疹感染は、胎児奇形を生じやすい。
(3)腸管出血性大腸菌の感染の有無は、ツベルクリン反応で調べる。
(4)マイコプラズマ肺炎は、ウイルス感染症である。
(5)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は、院内感染原因となる。


【解説】…正答(5)
(1)誤り。エイズでは、CD4陽性リンパ球が著しく減少する。
(2)誤り。胎児奇形を生じやすいのは、風疹に感染した場合である。
   麻疹感染では、風疹のような先天性障害を生じる率は低い。
(3)誤り。ツベルクリン反応は結核の検査である。
   腸管出血性大腸菌の検査には、
   便を培養する方法やO157が産生するベロ毒素を免疫学的に検出する方法などがある。
(4)誤り。マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ・ニューモニエの感染で起こる。
   マイコプラズマは、ウイルスと細菌の中間に位置する病原体である。
(5)正しい。MRSAは医療従事者を介して抵抗力のない患者に感染する場合が多い。

2017年10月22日

27感染症【問題】

それでは、「免疫・アレルギー」から二問出題します。

Q1.感染症と原因微生物の機能に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)手足口病ーリケッチア
(2)ニューモシスチス肺炎ー細菌
(3)流行性耳下腺炎ークラミジア
(4)流行性角結膜炎ーマイコプラズマ
(5)帯状疱疹ーウイルス



Q2.感染症に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エイズでは、CD4陽性リンパ球が増加する。
(2)妊婦の麻疹感染は、胎児奇形を生じやすい。
(3)腸管出血性大腸菌の感染の有無は、ツベルクリン反応で調べる。
(4)マイコプラズマ肺炎は、ウイルス感染症である。
(5)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は、院内感染原因となる。



次回、解説します。

2017年10月21日

27感染症【ポイント】

本日は、「感染症」についてお話します。

【感染症とは】
生体内に病原性の微生物が侵入・共生し、臓器や組織あるいは細胞の中で増殖し始めることを感染といい、
その結果引き起こされる炎症性変化を感染症といいます。

【感染経路】
接触感染、飛沫感染、空気感染、経口感染、節足動物媒介感染、
その他の感染(経皮感染、輸血や切創自己による感染、母子感染)があります。

【感染症の症状】
発熱、発心、下痢、意識障害、咳・喀痰などの症状を呈します。

【日和見感染】
抗がん剤両方・免疫抑制療法・放射線療法を行っている人や、
AIDS患者などの免疫状態が低下した易感染者では、
健常者では感染が成立しないような弱毒病原体に感染しやすい。

【院内感染】
病院における入院患者が、原疾患とは異なる新たな感染症に罹患すること、
および医療従事者が院内における感染症に罹患することを言います。

【病原微生物による感染症の分類】
病原微生物.gif

【主な感染症】
HIV感染症、性感染症、敗血症、中枢神経感染症、インフルエンザ、風疹

【治療】
化学療法、免疫グロブリン療法が一般的です。


次回、問題を出題します。

2017年10月20日

26免疫、アレルギー【解説】

それでは、「免疫、アレルギー」の問題の解説をします。


Q1.免疫に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ナチュラルキラー(NK)細胞は、非特異的免疫を担う。
(2)細胞障害性T細胞は、体液性免疫を担う。
(3)T細胞は、免疫グロブリンを産生する。
(4)マクロファージは、抗原提示を行う。
(5)IgEは、免疫グロブリン中で最大の分子量をもち、初期防御に関与する。


【解説】…正答(1)、(4)
(1)正しい。NK細胞は、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を非自己と認識して破壊する。
(2)誤り。細胞障害性T細胞は細胞性免疫を担う。
   体液性面積を担うのはB細胞やヘルパーT細胞である。
(3)誤り。免疫グロブリンを産生するのはB細胞が分化した形成細胞である。
   B細胞は、ヘルパーT細胞が放出するサイトカインで活性化し、形成細胞に分化する。
(4)正しい。マクロファージや樹状細胞などは、取り込んだ抗原をペプチドまで分解し、
   細胞表面に提示する。
(5)誤り、IgEではあんく、IgMである。
   IgEはT型アレルギー反応に関与する。


Q2.食物アレルギーに関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)牛乳アレルギーは、ラクトースがアレルゲンである。
(2)牛乳アレルギーの児童には、ヨーグルトを代替食とする。
(3)卵のアレルゲン活性は、加熱処理によって増強する。
(4)アナフィラキシーショック時には、アドレナリン(エピネフリン)を投与する。
(5)免疫寛容により、食物アレルギーが悪化する。


【解説】…正答(4)
(1)誤り。牛乳アレルギーのアレルゲンは、たんぱく質のカゼインやβ‐楽とグロブリンなどである。
(2)誤り。ヨーグルトh牛乳の加工品であり牛乳のアレルゲンが残っているので、
   代替食としては不適である。
   代替食として適するのは、投入や牛乳アレルゲン除去調整粉乳などである。
(3)誤り。卵のアレルゲン活性は、加熱処理によって減弱する。
   これは卵の主要アレルゲンであるオボムコイドとオボアルブミンが、加熱により変性するためである。
(4)正しい。
(5)誤り。免疫寛容とは、特異抗原に対して免疫反応を行さなくなることをいう。
   したがって、免疫寛容により、食物アレルギーが改善する。



次回、解説します。

2017年10月19日

26免疫、アレルギー【問題】

それでは、「免疫・アレルギー」から二問出題します。

Q1.免疫に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)ナチュラルキラー(NK)細胞は、非特異的免疫を担う。
(2)細胞障害性T細胞は、体液性免疫を担う。
(3)T細胞は、免疫グロブリンを産生する。
(4)マクロファージは、抗原提示を行う。
(5)IgEは、免疫グロブリン中で最大の分子量をもち、初期防御に関与する。




Q2.食物アレルギーに関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)牛乳アレルギーは、ラクトースがアレルゲンである。
(2)牛乳アレルギーの児童には、ヨーグルトを代替食とする。
(3)卵のアレルゲン活性は、加熱処理によって増強する。
(4)アナフィラキシーショック時には、アドレナリン(エピネフリン)を投与する。
(5)免疫寛容により、食物アレルギーが悪化する。



次回、解説します。

2017年10月18日

26免疫、アレルギー【ポイント】

本日は、「免疫、アレルギー」についてお話します。

【免疫機構】
障害や疾患を防御能をもって撃退する能力を免疫といい、
非特異的防御機構と特異的防御機構の2つに分けられます。
免疫系の主な細胞は、T細胞、B細胞、マクロファージ、樹状細胞です。
特異的防御機構の種類は、細胞性免疫、体液性免疫です。

【アレルギ疾患】
免疫反応は生体を防御するための仕組みであるが、
アレルギーはこの反応が過剰に起こることで、
炎症が組織障害など自己にとって不都合な状態を生じることをいいます。
アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、
声明に危機を与えうる過敏反応をアナフィラキシーといい、
アナフィラキシーに血圧低下や意識障害を伴う場合をアナフィラキシーショックといいます。
反応の起こり方によって、免疫グロブリンの関与するT〜V・X型と
T細胞が関与するW型の5つに分類されます。
アレルギー反応.jpg
・食物アレルギー
食物によってひきおこされる抗原特異的な免疫学的機序を介して
生体にとって不利益な症状が惹起される現象です。
多くは、IgE抗体が関与するT型アレルギーです。
原因となる食品で最も多いのは鶏卵(主に卵白)であり、
その主なアレルゲンはオボムコイド、オボアルブミン、オボトランスフェリンです。
次に多いのが牛乳と小麦です。
栄養食事指導では、症状発現回避のための食物除去を行いますが、
その除去が過剰とならないように必要最小限の除去を心掛けます。
重篤なアレルギー症状が出現する危険性が高い量や食品は除去して、安全性を確保します。
除去した食物により不足する可能性のある栄養素を他の食品で補うように指導します。

【自己免疫、膠原病】
自己の組織や細胞を非事故と認識することで起こる病態を自己免疫疾患といいます。
・膠原病
血管や結合組織の膠原線維にフィブリノイド編成がみられる疾患の総称で、多臓器の病変をきたします。
・全身性エリテマトーデス(SLE)
原因不明の多臓器障害性の全身性炎症性疾患であり、遺伝的素因があります。
特に20〜40歳代の出産可能な女性に多く見られます。
・強皮症(全身性硬化症)
結合組織の病変により皮膚が硬化し、全身の諸臓器が侵される疾患です。
・関節リウマチ
観戦により抗IgG抗体ができ、関節内で免疫複合体を生じます。
自己免疫疾患.jpg


次回、問題を出題します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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