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2017年11月26日
F幼児期【解説】
それでは、「幼児期」の問題の解説をします。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。カウプ指数の判定基準に男女差はない。なお、年齢により判定基準は異なる。
(2)誤り。運動機能の発達は、粗大運動が微細運動に先行する。
粗大運動は歩く、跳ぶなどの全身運動であり、微細運動は指先の細かい動きなどである。
(3)誤り。体重当たりのエネルギー必要量は、成人より多い。
(4)正しい。このため、幼児では脱水を起こしやすい。
(5)誤り。総エネルギー摂取量の10〜20%を目安とする。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。体重(g)÷身長(p)2✕10をカウプ指数といい、乳幼児に用いられる体格指数である。
(2)正しい。
(3)誤り。周期性嘔吐症は血中アセトンの増加によって生じる。
(4)誤り。幼児は体水分量が多いので、脱水を起こしやすい。
(5)誤り。幼児期の肥満は、成人肥満に移行する場合が多いため、適切な生活指導と食事指導を要する。
Q1.幼児期に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)カウプ指数による発育状況判定では、男女差を考慮する。
(2)運動機能の発達は、微細運動が粗大運動に先行する。
(3)体重当たりのエネルギー必要量は、成人より少ない。
(4)体水分に占める細胞外液量の割合は、成人より高い。
(5)総エネルギー摂取量の30〜40%を間食から摂取する。
(2)運動機能の発達は、微細運動が粗大運動に先行する。
(3)体重当たりのエネルギー必要量は、成人より少ない。
(4)体水分に占める細胞外液量の割合は、成人より高い。
(5)総エネルギー摂取量の30〜40%を間食から摂取する。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。カウプ指数の判定基準に男女差はない。なお、年齢により判定基準は異なる。
(2)誤り。運動機能の発達は、粗大運動が微細運動に先行する。
粗大運動は歩く、跳ぶなどの全身運動であり、微細運動は指先の細かい動きなどである。
(3)誤り。体重当たりのエネルギー必要量は、成人より多い。
(4)正しい。このため、幼児では脱水を起こしやすい。
(5)誤り。総エネルギー摂取量の10〜20%を目安とする。
Q2.幼児の栄養状態に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)体重(s)÷身長(m)2✕10をカウプ指数という。
(2)クワシオルコルはマラスムスに比べ、たんぱく質欠乏の微候が著しい。
(3)周期性嘔吐症は血中アンモニアの増加によって生じる。
(4)幼児は体水分量が多いので脱水を起こしにくい。
(5)幼児の肥満は良好な栄養状態の指標である。
(2)クワシオルコルはマラスムスに比べ、たんぱく質欠乏の微候が著しい。
(3)周期性嘔吐症は血中アンモニアの増加によって生じる。
(4)幼児は体水分量が多いので脱水を起こしにくい。
(5)幼児の肥満は良好な栄養状態の指標である。
【解説】…正答(2)
(1)誤り。体重(g)÷身長(p)2✕10をカウプ指数といい、乳幼児に用いられる体格指数である。
(2)正しい。
(3)誤り。周期性嘔吐症は血中アセトンの増加によって生じる。
(4)誤り。幼児は体水分量が多いので、脱水を起こしやすい。
(5)誤り。幼児期の肥満は、成人肥満に移行する場合が多いため、適切な生活指導と食事指導を要する。
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2017年11月25日
F幼児期【問題】
それでは、「幼児期」から二問出題します。
次回、解説します。
Q1.幼児期に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)カウプ指数による発育状況判定では、男女差を考慮する。
(2)運動機能の発達は、微細運動が粗大運動に先行する。
(3)体重当たりのエネルギー必要量は、成人より少ない。
(4)体水分に占める細胞外液量の割合は、成人より高い。
(5)総エネルギー摂取量の30〜40%を間食から摂取する。
(2)運動機能の発達は、微細運動が粗大運動に先行する。
(3)体重当たりのエネルギー必要量は、成人より少ない。
(4)体水分に占める細胞外液量の割合は、成人より高い。
(5)総エネルギー摂取量の30〜40%を間食から摂取する。
Q2.幼児の栄養状態に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)体重(s)÷身長(m)2✕10をカウプ指数という。
(2)クワシオルコルはマラスムスに比べ、たんぱく質欠乏の微候が著しい。
(3)周期性嘔吐症は血中アンモニアの増加によって生じる。
(4)幼児は体水分量が多いので脱水を起こしにくい。
(5)幼児の肥満は良好な栄養状態の指標である。
(2)クワシオルコルはマラスムスに比べ、たんぱく質欠乏の微候が著しい。
(3)周期性嘔吐症は血中アンモニアの増加によって生じる。
(4)幼児は体水分量が多いので脱水を起こしにくい。
(5)幼児の肥満は良好な栄養状態の指標である。
次回、解説します。
2017年11月24日
F幼児期【ポイント】
【幼児の成長・発達】
満1歳から5歳までの期間を幼児期といい、1〜2歳を幼児期前期、3〜5歳を幼児期後期に分けます。
幼児期の成長速度は乳児期に比べて穏やかになります。
【幼児期の病態・疾患】
〇肥満
・肥満度=[(実測体重ー標準体重)/標準体重]✕100で算出
・カウプ指数=体重(g)÷身長(p)2✕10
〇低栄養
たんぱく質不足のクワシオルコル、エネルギーとたんぱく質不足のマラスムス
〇脱水
成人に比べて脱水になりやすい理由
@体重に対する水分量が多いため
A細胞外液の割合が高いため
B不感蒸泄が多いため
C腎機能が未熟で、尿濃縮能が低いため
D感染や胃腸炎など脱水の原因疾患に罹患する機会が多いため
〇周期性嘔吐症
アセトン血性嘔吐症または自家中毒性ともいわれるもので、不規則な感覚で嘔吐を繰り返す症候群
〇う歯
歯の硬組織の表面が細菌の酸産生により崩壊され、
エナメル質から象牙質へと進行し実質欠損を形成する疾患
〇偏食
食物の好き嫌いにより健康上の障害を生じる場合をいいます。
【幼児期の栄養アセスメントと栄養ケア】
次回、問題を出題します。
満1歳から5歳までの期間を幼児期といい、1〜2歳を幼児期前期、3〜5歳を幼児期後期に分けます。
幼児期の成長速度は乳児期に比べて穏やかになります。
【幼児期の病態・疾患】
〇肥満
・肥満度=[(実測体重ー標準体重)/標準体重]✕100で算出
・カウプ指数=体重(g)÷身長(p)2✕10
〇低栄養
たんぱく質不足のクワシオルコル、エネルギーとたんぱく質不足のマラスムス
〇脱水
成人に比べて脱水になりやすい理由
@体重に対する水分量が多いため
A細胞外液の割合が高いため
B不感蒸泄が多いため
C腎機能が未熟で、尿濃縮能が低いため
D感染や胃腸炎など脱水の原因疾患に罹患する機会が多いため
〇周期性嘔吐症
アセトン血性嘔吐症または自家中毒性ともいわれるもので、不規則な感覚で嘔吐を繰り返す症候群
〇う歯
歯の硬組織の表面が細菌の酸産生により崩壊され、
エナメル質から象牙質へと進行し実質欠損を形成する疾患
〇偏食
食物の好き嫌いにより健康上の障害を生じる場合をいいます。
【幼児期の栄養アセスメントと栄養ケア】
次回、問題を出題します。
2017年11月23日
E新生児期・乳児期【解説】
それでは、「授乳期」の問題の解説をします。
【解説】……正答(4)
(1)誤り。身長が出生時の2倍となるのは、3歳6か月〜4歳頃である。
(2)誤り。体重が出生時の2倍となるのは、2〜4か月頃である。
(3)誤り。出生時は胸囲に比べ頭囲の方が大きいが、これが同じとなるのは1歳頃である。
これ以降、胸囲の方が大きくなっていく。
(4)正しい。なお、上下10本ずつ合計20本の乳歯が生え揃うのは、2〜3歳頃である。
(5)誤り。大泉門が閉鎖するのは、通常1歳6か月頃である。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。哺乳反応が消え始めるのは、生後4〜5か月頃からである。
(2)誤り。スプーンは下くちびるの上にのせ、上くちびるが閉じるのを待つ。
(3)誤り。離乳食を1日3回にするのは、生後9か月からである。
離乳食の回数は、生後5、6か月頃は1日1回、生後7、8か月頃は1日2回である。
(4)正しい。
(5)誤り。離乳の完了とは、形ある食べ物をかみつぶすことができるとうになり、
エネルギーや栄養素の大部分が乳汁以外の食物から摂れるようになった状態をいい、
乳汁を飲んでいない状態ではない。
Q1.乳児期の身体的変化に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)身長が出生時の2倍となるのは、2歳頃である。
(2)体重が出生時の2倍となるのは、1歳頃である。
(3)頭囲と胸囲が同じとなるのは、4歳頃である。
(4)乳歯が生え始めるのは、生後6か月頃である。
(5)大泉門が閉鎖するのは、生後1か月頃である。
(2)体重が出生時の2倍となるのは、1歳頃である。
(3)頭囲と胸囲が同じとなるのは、4歳頃である。
(4)乳歯が生え始めるのは、生後6か月頃である。
(5)大泉門が閉鎖するのは、生後1か月頃である。
【解説】……正答(4)
(1)誤り。身長が出生時の2倍となるのは、3歳6か月〜4歳頃である。
(2)誤り。体重が出生時の2倍となるのは、2〜4か月頃である。
(3)誤り。出生時は胸囲に比べ頭囲の方が大きいが、これが同じとなるのは1歳頃である。
これ以降、胸囲の方が大きくなっていく。
(4)正しい。なお、上下10本ずつ合計20本の乳歯が生え揃うのは、2〜3歳頃である。
(5)誤り。大泉門が閉鎖するのは、通常1歳6か月頃である。
Q2.離乳の進め方に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)哺乳反射は、離乳食が1日3回となる頃から消え始める。
(2)離乳食を食べさせる時は、乳児の舌の中央にスプーンをのせる。
(3)離乳食を1日3回にするのは、生後7か月頃からである。
(4)手づかみ食べは、目と手を口の協調運動である。
(5)離乳の官僚とは、乳汁を飲んでいない状態をいう。
(2)離乳食を食べさせる時は、乳児の舌の中央にスプーンをのせる。
(3)離乳食を1日3回にするのは、生後7か月頃からである。
(4)手づかみ食べは、目と手を口の協調運動である。
(5)離乳の官僚とは、乳汁を飲んでいない状態をいう。
【解説】…正答(4)
(1)誤り。哺乳反応が消え始めるのは、生後4〜5か月頃からである。
(2)誤り。スプーンは下くちびるの上にのせ、上くちびるが閉じるのを待つ。
(3)誤り。離乳食を1日3回にするのは、生後9か月からである。
離乳食の回数は、生後5、6か月頃は1日1回、生後7、8か月頃は1日2回である。
(4)正しい。
(5)誤り。離乳の完了とは、形ある食べ物をかみつぶすことができるとうになり、
エネルギーや栄養素の大部分が乳汁以外の食物から摂れるようになった状態をいい、
乳汁を飲んでいない状態ではない。
2017年11月22日
E新生児期・乳児期【問題】
それでは、「授乳期」から二問出題します。
次回、解説します。
Q1.乳児期の身体的変化に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)身長が出生時の2倍となるのは、2歳頃である。
(2)体重が出生時の2倍となるのは、1歳頃である。
(3)頭囲と胸囲が同じとなるのは、4歳頃である。
(4)乳歯が生え始めるのは、生後6か月頃である。
(5)大泉門が閉鎖するのは、生後1か月頃である。
(2)体重が出生時の2倍となるのは、1歳頃である。
(3)頭囲と胸囲が同じとなるのは、4歳頃である。
(4)乳歯が生え始めるのは、生後6か月頃である。
(5)大泉門が閉鎖するのは、生後1か月頃である。
Q2.離乳の進め方に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)哺乳反射は、離乳食が1日3回となる頃から消え始める。
(2)離乳食を食べさせる時は、乳児の舌の中央にスプーンをのせる。
(3)離乳食を1日3回にするのは、生後7か月頃からである。
(4)手づかみ食べは、目と手を口の協調運動である。
(5)離乳の官僚とは、乳汁を飲んでいない状態をいう。
(2)離乳食を食べさせる時は、乳児の舌の中央にスプーンをのせる。
(3)離乳食を1日3回にするのは、生後7か月頃からである。
(4)手づかみ食べは、目と手を口の協調運動である。
(5)離乳の官僚とは、乳汁を飲んでいない状態をいう。
次回、解説します。
2017年11月21日
E新生児期・乳児期【ポイント】
【新生児期・乳児期の生理的特徴】
体重・身長・胸囲・頭囲を中央値と比較します。
・生理的体重減少が生じます。
・大泉門は1歳半頃までに閉鎖します。
〇消化器系
・口腔:生後6〜8か月頃に乳歯が生え始めます。1歳で8本、2〜3歳で上下10本ずつ合計20本が生え揃う。
・胃:新生児の胃の形は縦型で成人のような湾曲が少ないため、胃内容物が逆流しやすい。
・腸:出生直後は腸内細菌が存在していませんが、乳汁を摂取することで次第に形成させていく。
・消化:糖質の消化酵素であるアミラーゼの活性は生後2〜3か月頃から増加して2〜3歳で成人レベル、
脂質の消化酵素である膵リパーゼの活性は2〜3歳で成人レベル、
たんぱく質の消化酵素であるトリプシンの活性は低いが、授乳に伴って分解能が急速に増加。
【新生児期・乳児期の病態・疾患】
・低出生体重児:出生体重2,500g未満
〇新生児の出生体重による分類
・4,000g以上:巨大児
・2,500g以上:成熟時
・2,500g未満:低出生体重児
・1,500g未満:極低出生体重児
・1,000g未満:超低出生体重児
〇食物アレルギー
食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状
(皮膚、粘膜、消化器、呼吸器、アナフィラキシー反応など)が惹起される現象
〇乳糖不耐症
乳糖分解酵素であるラクターゼの欠損または活性の低下により、乳糖が分解できず、下痢が生じること
【新生児期・乳児期の栄養アセスメントと栄養ケア】
〇新生児期・乳児期の食事摂取基準(2015年版)
次回、問題を出題します。
体重・身長・胸囲・頭囲を中央値と比較します。
・生理的体重減少が生じます。
・大泉門は1歳半頃までに閉鎖します。
〇消化器系
・口腔:生後6〜8か月頃に乳歯が生え始めます。1歳で8本、2〜3歳で上下10本ずつ合計20本が生え揃う。
・胃:新生児の胃の形は縦型で成人のような湾曲が少ないため、胃内容物が逆流しやすい。
・腸:出生直後は腸内細菌が存在していませんが、乳汁を摂取することで次第に形成させていく。
・消化:糖質の消化酵素であるアミラーゼの活性は生後2〜3か月頃から増加して2〜3歳で成人レベル、
脂質の消化酵素である膵リパーゼの活性は2〜3歳で成人レベル、
たんぱく質の消化酵素であるトリプシンの活性は低いが、授乳に伴って分解能が急速に増加。
【新生児期・乳児期の病態・疾患】
・低出生体重児:出生体重2,500g未満
〇新生児の出生体重による分類
・4,000g以上:巨大児
・2,500g以上:成熟時
・2,500g未満:低出生体重児
・1,500g未満:極低出生体重児
・1,000g未満:超低出生体重児
〇食物アレルギー
食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状
(皮膚、粘膜、消化器、呼吸器、アナフィラキシー反応など)が惹起される現象
〇乳糖不耐症
乳糖分解酵素であるラクターゼの欠損または活性の低下により、乳糖が分解できず、下痢が生じること
【新生児期・乳児期の栄養アセスメントと栄養ケア】
〇新生児期・乳児期の食事摂取基準(2015年版)
次回、問題を出題します。
2017年11月20日
D授乳期【解説】
それでは、「授乳期」から三問出題します。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。乳汁の分泌は、プロラクチンによって促進される。
(2)誤り。母乳中の免疫物質は、主にIgAである。
(3)正しい。
(4)誤り。授乳期間の平均1日当たり泌乳量は約780mLである。
(5)誤り。母乳のエネルギーのうち脂肪由来のものは約50%である。
【解説】…正答(2)、(5)
(1)誤り。初乳はたんぱく質が多く、成熟乳や糖質や脂質が多く含まれるので、
エネルギー量は、初乳より成熟乳が多い。
(2)正しい。
(3)誤り。ラクトフェリンやIgAなど感染防御物質は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
(4)誤り。たんぱく質は、牛乳の約1/3しか含まれていない。
(5)正しい。母乳中の脂肪やビタミンには、母乳の食事内容が影響しやすい。
【解説】…正答(1)、(3)
(1)正しい。脳下垂体後葉から分泌されるオキシトシンには、子宮復古促進の作用もある。
(2)誤り。吸啜刺激により分泌が増加するのは、オキシトシンやプロラクチンである。
エストロゲンの分泌は分娩後、減少する。
(3)正しい。
(4)誤り。喫煙はプロラクチン分泌を抑制する。
(5)誤り。カルシウム付加量は設定されていない。
Q1.母乳に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)母乳の分泌は、エストロゲンによって促進される。
(2)母乳中の免疫物質は、主にIgGである。
(3)プロラクチンは下垂体前葉から分泌される。
(4)授乳期間の平均1日当たり泌乳量は約1.5Lである。
(5)母乳のエネルギーのうち脂肪由来のものは約20%である。
(2)母乳中の免疫物質は、主にIgGである。
(3)プロラクチンは下垂体前葉から分泌される。
(4)授乳期間の平均1日当たり泌乳量は約1.5Lである。
(5)母乳のエネルギーのうち脂肪由来のものは約20%である。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。乳汁の分泌は、プロラクチンによって促進される。
(2)誤り。母乳中の免疫物質は、主にIgAである。
(3)正しい。
(4)誤り。授乳期間の平均1日当たり泌乳量は約780mLである。
(5)誤り。母乳のエネルギーのうち脂肪由来のものは約50%である。
Q2.母乳の成分に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)エネルギー量は、成熟乳より初乳が多い。
(2)乳糖は、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(3)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(4)たんぱく質は、牛乳の約2倍含まれている。
(5)脂肪酸組織は、母親の食事内容に影響される。
(2)乳糖は、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(3)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(4)たんぱく質は、牛乳の約2倍含まれている。
(5)脂肪酸組織は、母親の食事内容に影響される。
【解説】…正答(2)、(5)
(1)誤り。初乳はたんぱく質が多く、成熟乳や糖質や脂質が多く含まれるので、
エネルギー量は、初乳より成熟乳が多い。
(2)正しい。
(3)誤り。ラクトフェリンやIgAなど感染防御物質は、成熟乳より初乳に多く含まれる。
(4)誤り。たんぱく質は、牛乳の約1/3しか含まれていない。
(5)正しい。母乳中の脂肪やビタミンには、母乳の食事内容が影響しやすい。
Q3.授乳期に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)オキシトシンは、射乳を起こす。
(2)エストロゲンは、吸啜刺激により分泌が増加する。
(3)新生児特発性頭蓋内出血の予防には、経口ビタミンK₂シロップが有効である。
(4)喫煙は、プロラクチン分泌を促進する。
(5)「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、カルシウム付加量が設定されている。
(2)エストロゲンは、吸啜刺激により分泌が増加する。
(3)新生児特発性頭蓋内出血の予防には、経口ビタミンK₂シロップが有効である。
(4)喫煙は、プロラクチン分泌を促進する。
(5)「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、カルシウム付加量が設定されている。
【解説】…正答(1)、(3)
(1)正しい。脳下垂体後葉から分泌されるオキシトシンには、子宮復古促進の作用もある。
(2)誤り。吸啜刺激により分泌が増加するのは、オキシトシンやプロラクチンである。
エストロゲンの分泌は分娩後、減少する。
(3)正しい。
(4)誤り。喫煙はプロラクチン分泌を抑制する。
(5)誤り。カルシウム付加量は設定されていない。
2017年11月19日
D授乳期【問題】
それでは、「授乳期」から三問出題します。
次回、解説します。
Q1.母乳に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)母乳の分泌は、エストロゲンによって促進される。
(2)母乳中の免疫物質は、主にIgGである。
(3)プロラクチンは下垂体前葉から分泌される。
(4)授乳期間の平均1日当たり泌乳量は約1.5Lである。
(5)母乳のエネルギーのうち脂肪由来のものは約20%である。
(2)母乳中の免疫物質は、主にIgGである。
(3)プロラクチンは下垂体前葉から分泌される。
(4)授乳期間の平均1日当たり泌乳量は約1.5Lである。
(5)母乳のエネルギーのうち脂肪由来のものは約20%である。
Q2.母乳の成分に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)エネルギー量は、成熟乳より初乳が多い。
(2)乳糖は、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(3)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(4)たんぱく質は、牛乳の約2倍含まれている。
(5)脂肪酸組織は、母親の食事内容に影響される。
(2)乳糖は、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(3)ラクトフェリンは、初乳より成熟乳に多く含まれる。
(4)たんぱく質は、牛乳の約2倍含まれている。
(5)脂肪酸組織は、母親の食事内容に影響される。
Q3.授乳期に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)オキシトシンは、射乳を起こす。
(2)エストロゲンは、吸啜刺激により分泌が増加する。
(3)新生児特発性頭蓋内出血の予防には、経口ビタミンK₂シロップが有効である。
(4)喫煙は、プロラクチン分泌を促進する。
(5)「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、カルシウム付加量が設定されている。
(2)エストロゲンは、吸啜刺激により分泌が増加する。
(3)新生児特発性頭蓋内出血の予防には、経口ビタミンK₂シロップが有効である。
(4)喫煙は、プロラクチン分泌を促進する。
(5)「日本人の食事摂取基準(2015年版)」において、カルシウム付加量が設定されている。
次回、解説します。
2017年11月18日
D授乳期【ポイント】
今日は、「授乳期」のポイントについて解説します。
【授乳期の生理的特徴】
・体重
分娩直後は、胎児・羊水・胎盤などの排出により4〜6sの減少をみるが、
その後、子宮の退縮や悪露、循環血液量の減少に伴い体重が減少します。
妊娠中に増加した約3sの脂肪は、産後3〜6か月で元に戻すことが望ましいとされています。
・内分泌系
エストロゲン、プロゲステロンなどの内分泌系の濃度は減少して、約1週間で妊娠前の状態に戻り、
下垂体前葉から分泌されるプロラクチンや下垂体後葉から分泌されるオキシトシンなどの
産褥期・授乳期に特徴的なホルモン分泌が高まります。
【母乳栄養】
胎児・胎盤を排出するとプロラクチンが作用して乳汁が産生され、
乳腺周囲の筋上皮細胞を収縮させて乳汁が射出されます。
・初乳
淡い黄色を呈し、粘稠、濃厚で分泌量は少なく、たんぱく質及び免疫に関わるIgA(免疫グロブリンA)や
ラクトフェリンなどの濃度が高く、感染防御に役立っています。
一方、脂質と乳糖の濃度は低いので、成熟乳よりもエネルギー量が少な目です。
・成熟乳
白色、不透明でかすかな甘味があります。
脂質と乳糖が増え、新生児に必要な栄養素をまんべんなく含んでいます。
〇母乳と牛乳の成分比較
※特発性乳児ビタミンK欠乏性出血症
母乳にビタミンKが少ないこと、生後1か月前後の新生児では腸内細菌叢によって
ビタミンKが産生されないことから、生後1〜2か月の母乳栄養児に頭蓋内出血が起こることがあります。
〇母乳栄養の意義
@罹患率や死亡率が低い…感染防御因子が豊富に含まれている。
A消化吸収がよい…内臓に対する代謝上の負担が少ない。
B乳児の精神発達に好影響…母指関係が確立し、その後の人間形成に好影響を与える。
Cアレルギー性疾患が少ない…母乳のたんぱく質は非抗原性でアレルギーを起こしにくい。
D清潔である…完全に近い無菌状態で分泌される。
E母体の回復が早い…哺乳により子宮筋を収縮させて子宮の復古を促す。
F母性愛を育てる効果がある…母親としての精神的な満足感が得られる。
G経済的である…粉乳、哺乳瓶などを購入する必要がなく、燃料も不要である。
【授乳期の栄養アセスメントと栄養ケア】
【人工栄養法】
〇母乳栄養が実行できない場合
@母親が重篤な感染症に罹患している場合
A母親にアレルギーがある場合
B児の神経系や口腔機能に障害があり正常吸啜ができない場合
C母親がアルコールや嗜好品を多用している場合
D母親が児に影響を及ぼす薬剤を服用している場合
E泌乳量が少なく児に満足を与えられない場合
【調乳】
次回、問題を出題します。
次回、問題を出題します。
【授乳期の生理的特徴】
・体重
分娩直後は、胎児・羊水・胎盤などの排出により4〜6sの減少をみるが、
その後、子宮の退縮や悪露、循環血液量の減少に伴い体重が減少します。
妊娠中に増加した約3sの脂肪は、産後3〜6か月で元に戻すことが望ましいとされています。
・内分泌系
エストロゲン、プロゲステロンなどの内分泌系の濃度は減少して、約1週間で妊娠前の状態に戻り、
下垂体前葉から分泌されるプロラクチンや下垂体後葉から分泌されるオキシトシンなどの
産褥期・授乳期に特徴的なホルモン分泌が高まります。
【母乳栄養】
胎児・胎盤を排出するとプロラクチンが作用して乳汁が産生され、
乳腺周囲の筋上皮細胞を収縮させて乳汁が射出されます。
・初乳
淡い黄色を呈し、粘稠、濃厚で分泌量は少なく、たんぱく質及び免疫に関わるIgA(免疫グロブリンA)や
ラクトフェリンなどの濃度が高く、感染防御に役立っています。
一方、脂質と乳糖の濃度は低いので、成熟乳よりもエネルギー量が少な目です。
・成熟乳
白色、不透明でかすかな甘味があります。
脂質と乳糖が増え、新生児に必要な栄養素をまんべんなく含んでいます。
〇母乳と牛乳の成分比較
※特発性乳児ビタミンK欠乏性出血症
母乳にビタミンKが少ないこと、生後1か月前後の新生児では腸内細菌叢によって
ビタミンKが産生されないことから、生後1〜2か月の母乳栄養児に頭蓋内出血が起こることがあります。
〇母乳栄養の意義
@罹患率や死亡率が低い…感染防御因子が豊富に含まれている。
A消化吸収がよい…内臓に対する代謝上の負担が少ない。
B乳児の精神発達に好影響…母指関係が確立し、その後の人間形成に好影響を与える。
Cアレルギー性疾患が少ない…母乳のたんぱく質は非抗原性でアレルギーを起こしにくい。
D清潔である…完全に近い無菌状態で分泌される。
E母体の回復が早い…哺乳により子宮筋を収縮させて子宮の復古を促す。
F母性愛を育てる効果がある…母親としての精神的な満足感が得られる。
G経済的である…粉乳、哺乳瓶などを購入する必要がなく、燃料も不要である。
【授乳期の栄養アセスメントと栄養ケア】
【人工栄養法】
〇母乳栄養が実行できない場合
@母親が重篤な感染症に罹患している場合
A母親にアレルギーがある場合
B児の神経系や口腔機能に障害があり正常吸啜ができない場合
C母親がアルコールや嗜好品を多用している場合
D母親が児に影響を及ぼす薬剤を服用している場合
E泌乳量が少なく児に満足を与えられない場合
【調乳】
次回、問題を出題します。
次回、問題を出題します。
2017年11月17日
C妊娠期【解説】
それでは、「妊娠期」の問題の解説をします。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。循環血流量は、妊娠24〜36週には、非妊娠時に比べて40〜50%増加する。
(2)誤り。分娩時の胎盤剥離による出血に備え、血液凝固能は上昇する。
このため、血漿フィブリノーゲンなどの血液凝固に関与する因子は増加する。
(3)正しい。カルシウム吸収率は、非妊娠時の23±8%に対し、妊娠後期には42±19%に上昇する。
(4)誤り。ヒト胎盤性ラクトゲン(hPL)などの影響により、インスリン抵抗性が増大する。
これにより、妊婦の食後血糖値は非妊娠時に比べて上昇する。
(5)誤り。血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン値は、妊娠初期に上昇し、その後低下していく。
【解説】…正答(1)、(3)
(1)正しい。胎児の発育及び母体の循環血液量の増加によって鉄の需要が増大する。
これに供給が見合わない場合、鉄欠乏性貧血をきたす。
(2)誤り。血糖値と体重増加量などを参考にしながら、
妊婦に必要にして十分なエネルギー及び栄養素を付加し、適正な体重増加を目指す。
(3)正しい。分娩後に正常化しても、5〜10年後に糖尿病を発症する頻度が高いとされています。
(4)誤り。食塩量は7〜8g/日とする。
(5)誤り。カリウムを十分に摂取する。
Q1.妊娠母体の生理的変化に関する記述である。
正しいのはどれか。1つ選べ。
正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)循環血流量は、減少する。
(2)血液凝固能は、低下する。
(3)腸管のカルシウム吸収率は、上昇する。
(4)インスリンの感受性は、増大する。
(5)血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hGC)値は、妊娠初期よりも末期に高い。
(2)血液凝固能は、低下する。
(3)腸管のカルシウム吸収率は、上昇する。
(4)インスリンの感受性は、増大する。
(5)血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hGC)値は、妊娠初期よりも末期に高い。
【解説】…正答(3)
(1)誤り。循環血流量は、妊娠24〜36週には、非妊娠時に比べて40〜50%増加する。
(2)誤り。分娩時の胎盤剥離による出血に備え、血液凝固能は上昇する。
このため、血漿フィブリノーゲンなどの血液凝固に関与する因子は増加する。
(3)正しい。カルシウム吸収率は、非妊娠時の23±8%に対し、妊娠後期には42±19%に上昇する。
(4)誤り。ヒト胎盤性ラクトゲン(hPL)などの影響により、インスリン抵抗性が増大する。
これにより、妊婦の食後血糖値は非妊娠時に比べて上昇する。
(5)誤り。血中ヒト絨毛性ゴナドトロピン値は、妊娠初期に上昇し、その後低下していく。
Q2.妊娠中にみられる病態に関する記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)妊娠期に最も多くみられる貧血は、鉄欠乏性貧血である。
(2)妊娠糖尿病では、妊娠に伴うエネルギー付加は行わない。
(3)妊娠糖尿病は、将来糖尿病を発症するリスクが高い。
(4)妊娠高血圧症候群では、食塩量は5g/日未満とする。
(5)妊娠高血圧症候群では、カリウムを制限する。
(2)妊娠糖尿病では、妊娠に伴うエネルギー付加は行わない。
(3)妊娠糖尿病は、将来糖尿病を発症するリスクが高い。
(4)妊娠高血圧症候群では、食塩量は5g/日未満とする。
(5)妊娠高血圧症候群では、カリウムを制限する。
【解説】…正答(1)、(3)
(1)正しい。胎児の発育及び母体の循環血液量の増加によって鉄の需要が増大する。
これに供給が見合わない場合、鉄欠乏性貧血をきたす。
(2)誤り。血糖値と体重増加量などを参考にしながら、
妊婦に必要にして十分なエネルギー及び栄養素を付加し、適正な体重増加を目指す。
(3)正しい。分娩後に正常化しても、5〜10年後に糖尿病を発症する頻度が高いとされています。
(4)誤り。食塩量は7〜8g/日とする。
(5)誤り。カリウムを十分に摂取する。