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2017年11月21日

E新生児期・乳児期【ポイント】

【新生児期・乳児期の生理的特徴】
体重・身長・胸囲・頭囲を中央値と比較します。
・生理的体重減少が生じます。
・大泉門は1歳半頃までに閉鎖します。
〇消化器系
・口腔:生後6〜8か月頃に乳歯が生え始めます。1歳で8本、2〜3歳で上下10本ずつ合計20本が生え揃う。
・胃:新生児の胃の形は縦型で成人のような湾曲が少ないため、胃内容物が逆流しやすい。
・腸:出生直後は腸内細菌が存在していませんが、乳汁を摂取することで次第に形成させていく。
・消化:糖質の消化酵素であるアミラーゼの活性は生後2〜3か月頃から増加して2〜3歳で成人レベル、
    脂質の消化酵素である膵リパーゼの活性は2〜3歳で成人レベル、
    たんぱく質の消化酵素であるトリプシンの活性は低いが、授乳に伴って分解能が急速に増加。

【新生児期・乳児期の病態・疾患】
・低出生体重児:出生体重2,500g未満
〇新生児の出生体重による分類
・4,000g以上:巨大児
・2,500g以上:成熟時
・2,500g未満:低出生体重児
・1,500g未満:極低出生体重児
・1,000g未満:超低出生体重児
〇食物アレルギー
食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状
(皮膚、粘膜、消化器、呼吸器、アナフィラキシー反応など)が惹起される現象
〇乳糖不耐症
乳糖分解酵素であるラクターゼの欠損または活性の低下により、乳糖が分解できず、下痢が生じること

【新生児期・乳児期の栄養アセスメントと栄養ケア】
〇新生児期・乳児期の食事摂取基準(2015年版)
乳児.jpg

咀嚼機能.png


次回、問題を出題します。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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