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2016年10月14日

”ウィダーインゼリー”で思い出すこと。

癌治療と食事

肺がん治療を受けていた母にとって・・・肺がんを患っていた母にとって

体力の低下・・・免疫力の低下は天敵ともいうべきものだった。

放射線治療を受けてから、状況は一転した。

初めての副作用という症状に母は四苦八苦していた。

今まで食せたものが食せない苛立ちと、食べなければという焦りは、

母にとってストレスにならない訳がなかった。

やがて抗がん剤治療を開始すると、母の食事事情は悪化の一途。

食べられる日と、食べられない日・・・

食べられる時と、食べられない時・・・

食べられる物と、食べられない物・・・

それぞれの条件が合わなければ満足に食べられない。

お新香のような触感がダメだった時は、母は思わず吐き出した。

歯を伝って激痛が走ったという・・・母は詳しく説明してくれたが、

正直良くわからなかったが、アルミホイルを噛んだ時のような刺激に

近いんじゃないかな・・・と自分なりに解釈して話を聞いた。

食べれるのに食べれないという状況は、食べることへの恐怖心をあおる。

食欲があれば食べられるという感覚は、健常者の感覚で、

そうでない世界もある。

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体力の維持

どちらにしても栄養は摂らなくては・・・

それは家族である私たち以上に母本人が一番感じていた。

どんどんやせ細って、体力もどんどん落ちてゆく。

筋力の衰えは下半身の筋力が一番気付かせてくれた様だった。

踏ん張りがきかない・・・ひざから崩れそうになる・・・

毎日、毎食しっかりと食べれれば、体力も免疫力もアップする。

最低でも「維持」はしていたかったし、しなければ癌にやられる。

しかし、母の食べたり食べられなかったりは、

最低限の「維持」でさえも出来なかった。

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食欲低下の救世主

食欲がなくて食べれない時・・・

食べたいけれども食べられない時・・・

エネルギーになるものを摂らなくてはならなかった母。

真っ先に考えたのが、「ウィダーインゼリー」でした。

母はそれをお皿に出して、スプーンで上品に食べていた。

というよりは流し込んでいた。

口を付けて吸い込んでしまえばいいのに・・・

ちょっとずつではなく・・・全部飲んで欲しかった。

栄養を摂って欲しかった・・・。

後から気付いたことですが、

肺がんだった母にとって、吸い込んで飲み込むという動作は

とてつもなく息苦しく辛い動作だったのだと・・・

その時に気付いてあげられなかった自分がとてもとても恥ずかしい。

例え、その時の母がそうは感じていなかったとしても、

それでも、肺がんの患者であった母に対して

何の気遣いも出来なかったことが恥ずかしくて仕方がない。

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この記事へのコメント
中心静脈にポートを造りカロリー点滴の方法もありますがリスクもありますね。
Posted by 北 at 2016年10月14日 14:48
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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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