2016年07月30日
健康診断について価値観と偏見
定期健診前だから気を付けないと・・・
皆さん良く耳にする言葉ではないでしょうか!?
健康診断前だから甘いものをセーブしてみたり、
タバコやアルコールを控えてみたり、
1〜2か月前だけ運動を始めて見たりと、
直前になると意識的に行動に変化が現れる方は
少なくないかと思います。
これらの様々な対策自体はとても良いことだと思います。
やはり直前とはいえ、生活習慣を気にするということは、
自分なりの自覚があってのこと。
なんでもそうですが自覚があるということは、
自分で認める余地が残っている証拠です。
身体に良いことの多くは清々しいことであるのですが、
毎日続けるとなると「苦」に感じてしまう。
身体に悪いことは・・・なぜだか気分が解放された感覚に陥り、
ついつい手が出てしまう。
ここに現代の生活習慣病の要因が一つ隠れているわけです。
物が溢れている時代だからこその「贅沢な悩み」でもあります。
重要なのは健康診断後・・・
まるでテスト期間が終了して解放されたかのように、
その夜から「解禁!!」と言ってアルコールで乾杯・・・、
「頑張ったご褒美に!」と甘いものを食べる。
その日だけで終わればよいのですが、
日に日にエスカレートして不摂生の日常へ戻ってしまう。
年齢が若ければそんなことにも体は動じないかもしれませんが、
年を重ねるにつれてそうは行かなくなってきます。
みんなそれぞれで、意志が弱い訳ではない
考えがちょっとだけ甘くなってしまうだけである。
ほんの少しの悪い積み重ねがやがて「慣れ」となり
「悪習慣」に変化してしまうのです。
良い習慣づけが体に良いことなど百も承知の上、
ストレスの発散、息抜き、ご褒美、お祝い、
なんでもいいんです。
人は皆、何かきっかけが欲しいのです。
お酒を飲むきっかけを探しているんです。
甘いものを食べるきっかけを探しているんです。
それと同時に、良い生活習慣を始めてそれを
身につけるきっかけも探しているんです。
良いことでも悪いことでもなんでも、
何か一つを続けることが出来る人は何をやっても
続けることが出来る人だと思います。
そこには常に意志の強さが隠れているのだと思います。
しかし「意志」が悪い方向に行き過ぎると、
そこに待っているのは「医師」かもしれません。
できることなら「意志」が「石」のように固くなる方を
目指したいものです。
健康診断後に「がん」
私の母は、昨年の健康診断で「良」の診断結果を頂いた約1か月後に「がん」で入院致しました。
肺がんで脳に転移ありのステージ4の診断でした。
2014年の12月のことでした。
別に健康診断について物申したい訳ではありません
・・・それも母の運命です・・必然です。
母が受けたのは、勤め先での一般健康診断です。
2014年の10月に受けました。
診断結果を受け取ったのは11月に入ってから
・・・結果は異常の所見なし。
肺のレントゲンも異常の所見なし。
ちなみに肺のレントゲンに関しましては、2014年の4月にも
係りつけの病院でたまたま撮っています・・・
「綺麗な肺ですね」と褒められたそうです。
申し上げたいのはただ一つ、
「健康診断に頼り過ぎないようにしてほしい」と思うのです。
健康診断は「所詮」健康診断です。人間ドッグとは全く別物。
過労働・・・介護疲れ・・・ストレス・・・
「がまん」を続けるとそのうちに「ま」が抜けて「がん」に変化
することの無いように、危険信号に気付くためにも、
自分の自覚が一つの防波堤になるのではないでしょうか?
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