2016年07月30日
肺がん母の眠気と息苦しさの実録
母が他界するまで1週間を切っていた
目覚めが悪い・・・続く眠気。
夜中から息苦しさがきつくなったという母は
朝から調子が悪かった。
当時、医師の指示で、酸素吸入装置の設定数値を2.0から1.5リットル
に変更したばかりでしたが、3日経ったこの日の母の息苦しさの
訴えもあり、再び2.0リットルに設定しなおしました。
この日の母にとって、その設定変更は気休めでしかないようにも
伺えます・・・。
(この翌日には、最高値である5.0リットルに設定することになりました)
薬を飲む必要が無ければ、おそらくは一日寝たままだった
かもしれない・・・それほどまでに何も出来なかった。
母の容態は悪く、とにかく眠気が母を襲う・・・。
表情も良くないし、顔色も悪い。
「とろ〜ん」とした目で、全然パッとしない。
話す内容もちょっとずれていたり、おかしかったりもしていた。
頭がボーッとしてしまっているのか・・・眠気か・・・。
眠気の原因は、末期がんの影響もあり
痛み止めの副作用もあり、
息苦しくて寝不足でもあり、
複数の要因が重なってのことだと・・・この時は思っていました。
それが間違っていたというよりは、気付けなかった。
眠気と共に、母の「死」が音を立てて迫っていることに・・・。
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むくんだ脚のリンパマッサージをすると
すごく心地よい気持ちよさに包まれると言ってくれていましたが
この日は、マッサージを始める前から目がトロトロしていました。
マッサージを始めるとすぐに眠りに入り
40分ほどの間、全く目覚めずの状態でした。
強い眠気に襲われ続けた母。
眠れることは悪いことではないので、
せっかくだから、ゆっくりと寝むらせてあげたい・・・
そんな悠長なことを考えていたことが恥ずかしい。
寝ようとすると
息苦しさが邪魔をする。
咳をすれば胸が痛む。
・・・しかし眠気はつづく。
これが肺がん・・・。
末期の肺がんと共存していた母の身体の状態・・・
当時の私に想像することは出来ても、
到底理解してあげることのできない世界でした。
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