癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

人の寿命はわからない
医学の進歩で
DNAを調べれば
患いやすい癌がわかるらしい

将来かかる病気がわかるらしい

それが分かれば予防治療は
今以上に合理的なものとなり

人生100年という数字は
更に延びていくのかもしれない

人の寿命が年々延びている
ということは事実である

可能性は広がり続けている

時間が増えた分
人生の苦楽も増える

永く生きることが
幸せであるという
不確実な幻想であっては
本末転倒なことになりかねない

健康に気遣っても
安全に対する配慮が欠ければ
死に対するリスクは減らない

ほとんどの人は
事件や事故でこの世を去るとは
思っていない

寿命を伸ばすとは？
いずれ
癌は治せる病気となる
今すぐとはならないけれど

癌にならない為に…
病気にならない為に…

そればかりに固執し過ぎて
生きるということに対して
疎かになっていないだろうか？