癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

父が使用していた髭剃り

施設で・・・

病院で・・・

長い間ではなかったが

それでも2年ほど使用しただろうか

それなりに想い入れはある

父が永眠した後

荷物の整理と共にしまい込んであった髭剃り

久々の登場だった

私は元々、シェービングは「T字カミソリ派」で

電気カミソリ派あまり使用しない

一番の理由はそり負けするから・・・

意外とお肌が弱めなのです

少し前に「御霊前」を頂いたために

「志」を用意してあったのですが

中々タイミングが合わず10月に入ってしまった

そんなある日、突如伺うことになったのですが

そういう時に限って髭面・・・

急いで髭剃りを出した・・・という次第でした

幸いにして充電も十分に残っていて

すぐに処理することが出来た

剃っている間

ずっと父の事を想い出していた

病院へ行く度に髭剃りの手入れをしてあったせいか

髭剃り独特の臭いがしなかった

子供の頃

良く父の髭剃りで遊んだことがある

父の真似してあごや頬にあてがうと

独特の臭いがしたのを今でも覚えている

それを期待したのだが

全くと言っていいほど臭わなかった

父の髭剃りを使用した時

ちょっとだけ父を感じ取れたような

そんな気がした


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