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2017年12月28日

肉体が消滅して2年

火葬という儀式と
土葬という儀式とでは
どちらが辛いか・・・

あくまで見届ける側の目線で言っていますが、
私が想像するに、そのどちらもとても辛いと感じる。

現代の日本国は火葬が義務付けられている。
基本、仏教国は火葬で、これは根底に「輪廻転生」という考えがあるからだそうです。

対して、土葬する国というのは「神」を崇める国に多く、
その根底には「死者復活」という考えがあるためなのだそうです。

どちらにしても、見ている方はとても辛く
耐えられない感情を抱くと共に
一時的に現実逃避したくなる心境にもなります。


母が火葬場で荼毘にふされている間、
昼食を摂ったのですが、
不思議としっかり完食することが出来ました。

母の姿を思い出すことは容易で
時々、電話すれば出てくれるような・・・
はたまた、母から着信が入るのではなかろうか・・・
そんな錯覚にも似た心境になることも少なくはありません。

あの母親の肉体が、今現在この世に存在しないということは理解している。

確かに母の亡骸の入った棺を焼き場まで運び
その扉が閉まるのを見届けた。
しっかりと骨も拾った。
頭蓋骨には手術痕である金具が残されていた。

しかしながら
どれだけ時間が過ぎようとも、現実と非現実の世界を
行ったり来たりしている感覚が続いている。
頭では理解できているのに
心が理解を妨げている・・・拒んでいるような・・・

もう2年も経ったというのに。

他界した日から火葬までの3日間は
ただ眠っているだけの母がいた。
喋らなくたっていい、返事をしなくたっていい、
目を開けなくても、動かなくても、
そこに居るのは母だった。

深い深い悲しみに包まれていた2年前とは心境も感情も違う。
母親がいないという事実を突きつけられる日々。
悪い夢から覚めた時の安心感のような感覚を味わいたい。

今でも心のどこかで「夢であって欲しい」という願望が働いている。


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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