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2017年12月05日

心に潜む悪魔

子供の頃の自分を思い返してみると
時折垣間見える「悪」の部分が目立った時期があった。

なにか・・・心に闇を抱えていたのだろうか・・・
そしてそれは今も潜んでいるのだろうか・・・

「悪」を感じることは多々ある。
もっとも印象に残って頭から離れないのが「猫」だ。

近所には野良猫が多く、
近所の野良猫が家に侵入してくることも多かった。

実家はもう取り壊されてしまい、存在しないが、
古くてボロい借家だった。

基本、網戸なんてない。
夏は猫が入り放題だ。

家に入ってくる猫に対して
異様なほどの怒りを覚えた記憶がある。
当時、子供ながらにして「殺意」に近い感情さえ感じていたのではなかろうか?

近所で野良猫当然の猫が飼われている状態になった猫もいた。
そんな猫に限って、人懐っこい。
しゃがんで手を出せば「にゃぁ〜」と鳴いて近づいて来た。

その猫をそっと抱き上げた。
やがて私の心の「悪」の部分が頭角を現し、
その猫を側溝(生活排水)に投げつけた。

所詮、子供の力・・・ということもあったが、
猫の反射神経は半端ない。

あの一瞬で体を翻す姿も脳裏に焼き付いている。

何がそうさせたのか・・・
私はあの時の闇の部分を「悪」と表現しているが
正しくは「悪魔」だ。

今も自分の心の中に潜んでいるのだろうか・・・


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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