癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

体調がすぐれないことを理由に！？
私は父に会いに行くことを怠けた。
毎週一度は顔を出すようにしている。

それは父を大事に大事にしてきた母の為でもあり、
もちろん父の為でもあり、自分の為でもある。

親孝行したい時に親はいないという言葉の重みを知ってしまった以上、
同じ過ちを繰り返さないように努めることが、母に対する懺悔になれば・・・と。

土日の連休中、行こう行こうと思いながらも
気がつけば「後で」の連続だった。
父の居る施設には徒歩で3分程度、車なら1分で行ける。

目と鼻の先とはこのことを言うんだろう・・・。
なのに、いつでも行けるという甘い気持ちが心の奥底にへばりついている。
だからズルズルと引き延ばしてみたり、怠けてみたりとなっているんだろう。


我ながら情けないと感じる。
体調がすぐれないのは自分の問題で、父は関係ない。
それに、行けない理由を並べている時点で終わっている。

近くて便利だと思っていたが、
ここへ来て思うのは、近すぎて遠いというか
近いが故に、心が遠くなってしまっているんではなかろうか？？

ここらで一度初心に帰らねば。

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