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2017年07月19日

瀕死の子猫

通勤途中の出来事。


小学生の通学路の道路脇・・・対向車線・・・


桜並木の木陰・・・歩道と道路の境目の段差付近に目が行った。


そこには小さな子猫が横たわっていた。


見たのは、ほんの一瞬だったが、


その光景は今でも目に焼き付いている・・・。


子猫が前足を踏ん張り、上体を起こそうとしているかのように見えた。


と同時に、下腹部からは内臓が飛び出ているのが確認できた。


恐らく・・・車に轢かれてしまったのだろう・・・。


早朝の通勤ラッシュ時、我先にと先を急ぐ車・・・


そのうちの一台が自分であることも付け加えておく・・・。


歩道を歩く小学生たちにはあの子猫が目に入らないのだろうか・・・?


あまりに無残な光景だった。


・・・まだ生きている・・・誰も気づかない・・・!?


見て見ぬ振りをしているのだろうか・・・?


その疑問文は、同時に自分自身にも突きつけられた・・・。


その場を素通りしながら、第三者的な目線で周囲の人々を勝手に分析してみたが、


その周囲の人々にも自分が入っていることに気づいた。


結局のところ、もう・・・助からないであろう・・・と決めつけた上で


その子猫の命を諦めた心境が前提となっていた。


瀕死の子猫に目もくれない人々・・・


その光景が悲しくてたまらないと思った瞬間があった。


そういう考えになった自分がとても悲しい奴だった。


今日一日、そのことを引きずった。


脳裏から離れなかった。


しばらくは引きずりそうだ・・・。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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