日本史の教科書の中にもよく出てくるけど、
無常を観ずるは菩提心の一なり
という有名な言葉を残しました。
無常というの、続かない、やがて消えてしまうということで、
どんなに大事にしているものでも、やがて消えちゃうよということ。
観ずるということは、
それを見つめていく。
そうすることによって、
変わらない幸せ、本当の幸せ、この世のどこかにないものかと求める心を、
菩提心と言うんですが、
菩提心が起きてくる。
この世のものがすべて滅びるとするならば、滅びざる、
永久に散ることにないまことの幸せってどこかにないのかと
「一切の滅びる中に滅びざるまこと求めてただひたすらに」
と言う言葉もありますが、
そういう本当の幸せを求める心が出てくる第一歩だと。
人間何の為に生まれてきたかといえば、
幸せになるために生まれてきたんで、
永久に輝く、本当の幸せを突き止める第一歩は、
この世の無常をありのままに見つめることなんだよと、
そういうことが分かれば分かるほど、
どこかに崩れない幸せはないかと言うことをハッキリさせる
第一歩になると言う言葉です。
桜の花が散る時に
私達に語りかけてくることも同じということですね。
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