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陽葵は、ひなたと読みます。仏教が好きな仏教ガールです。一緒に仏教を学びましょう。
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2020年10月12日

苦しみの人生を抜け出すには

大学の食堂や、空き教室、外のベンチで戯れている中から聞こえてくるのは
「おい、何かおもしろいことないか」
「だり〜、もう帰るわ」
大学生だけでなく、人生というものは、
どうもうんざり、
つまらない、
虚しいということが多い。

例えば、子門真人が歌った泳げたい焼きくん。
「毎日毎日僕らは鉄板の上で焼かれて嫌になっちゃうよ」
サザンの歌うTSUNAMIをも寄せ付けない
シングル売り上げ史上第1位を記録した。
1ヶ月で200万枚、
年間440万枚の大ヒットだった。

お陰で、当時たいやき屋さんばかりか、
家庭用たいやき器まで大売れ。

女子バレーボールチームが背中から反転して体が裏返しになるという
新しいレシーブ法を導入すると、たいやきレシーブなどといわれた。

それほど、時代はたいやきブーム。
それがリニューアルバージョンで出ている。

このたいやきくんの歌詞に共感する人が多いということ。

毎日毎日嫌になっちゃう。
つまらない毎日にうんざり。
毎日毎日、机にかじりついて勉強して嫌になっちゃう。
満員電車に揺られて上司にどなられてコピーとって

それでも、うんざりした日々は今日までで、未来にはうれしい楽しい大好きな日が
きっと待っていると期待している。

「明日がある、明日がある、明日があるさ」

ウルフルズから吉本が歌い、これまた大ヒットの予感。
しかし、果たしてどこまでいったらそんなうれしい楽しい未来が待っているのだろうか。

ツルゲーネフは、
「ああ人は、どんな幸せを未来に待つのであろうか。
明日こそは、明日こそはと、人はそれを慰める。
この明日が彼を墓場に送り込むその日まで」
結局、人生はうんざりするようなことばかりで
うれしいたのしい大好きな日々なんてないんだといっている。

だから、人生は苦なりといわれる。
人間は生きて苦しむための動物かもしれない(夏目漱石)
人生は楽なりというのは子供か気違いのいうことだ(芥川竜之介)

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