2021年10月15日
旭川市 業務スーパー(旭神店)近くのT字交差点で自転車と車の接触事故 混雑の弊害か?
業務スーパー(旭神店)と生協の間にある丁字路で事故発生
前回の「業務スーパーが混雑」の記事に、コメントにて業務スーパー付近での自転車事故について情報を頂いたので、注意喚起も含めて原因の考察や事故の対策方法などを記事したいと思う。情報元はHTBのYoutubeチャンネル。
2021年9月16日の正午前。旭川市旭神3条5丁目のT字路交差点で、自転車に乗っていた70代の男性が右からきた軽自動車にはねられる事故が発生した。男性はこの事故により意識不明で運ばれ重体。警察は軽自動車を運転していた59歳の女を業務上過失運転障害で逮捕した。
画像参照元:HTBニュース
現場は軽自動車側に一時停止の標識があり、右から来た軽自動車とあるので、自転車のおじいさんは生協や業務スーパー側がる歩道を医大方向に移動していた。
一方軽自動車はこのT字路を超えて左折して環状線に入ろうとしたところ事故が発生した模様。
業務スーパー付近の事故の原因と悪いのはどっち?
ここで今回の事故を考察してみようと思う。自転車は歩道を走行してた。道交法では原則車道で、歩道は例外だが、13歳以下の子供と65歳以上のお年寄りは無条件で歩道を走行可能だ。よってルール上は自転車側は正しい。
一方で軽自動車側だが、丁字路の先の歩道と合流する位置に「一時停止」の標識がある。一時停止ではかならずそこで一旦停止し、左右を確認して進まなければならない。
この一時停止だが、旭川では交差点できちんと一時停止しない車がかなり多い。一時停止を超えて道路の手前でやっと止まるパターンだ。これだと歩行者ならまだしも急に止まれない自転車がそこを走っていた時、出合い頭で衝突する可能性が高くなる。特に左右に建物など障害物があって見通しが悪い時はなおさら。普段から一時停止でちゃんと止まらないクセが付いている人は常習的に一時停止を無視する傾向がある。
今回逮捕された軽自動車の女も一時停止を無視して車道まで一気に出た可能性が高い。あるいは止まったものの右から来る車などに気を取られ(先を急いで)左の歩道を走る自転車を見落として左折してしまった可能性の2パータンが考えられる。
その証拠に「自転車が急に目の前に出てきた」と話しており、やはり左の確認がおろそかになったと推測する。おじいさんが空から降ってきたり、瞬間移動すれば別だが、左側を全然見てないあるいは左側の確認不可が接触事故の原因となったと見る。
画像参照元:Googleマップ
旭川ではこの手の信号のない交差点での出合い頭の事故がかなり多い。上述の一時停止でちゃんと止まらないドライバーが居たり、右から来る車に気を取られ(かつ速く移動しようと先を急ぐせいで)左の確認が疎かになってしまうドライバーが居るためだ。
旭川で交差点での出合い頭事故を防ぐために
ではこの手の事故を防ぐにはどうしたらいいか?まず車だが、かならず一時停止の標識があるところは守ること。特に歩道の切れ目で一時停止が引かれているところは絶対自転車が出てくると思ってかならず一旦停止すること。そうすれば歩道を走る自転車側も車が居ることがわかるので、出合い頭で衝突する可能性が低くなる。
そして一時停止した後は少しづつ車を前身させつつ左右確認を念入りに行い、特に見落としがちな左から来る自転車に注意を払うこと。そうすれば今回のような「左から急に自転車が出てきた」という言い訳も必要なくなるはず。
具体的な実践方法としてYoutubeに良い教材があったのリンクを載せておく。ここで紹介されている2段階停止を行うことでより安全に信号のない交差点を渡ることができる。
もうひとつ。自転車側も自己防衛ということで、歩道を走っている時は交差点で飛び出す車が居るもののと思ってすぐブレーキをかけれるよう徐行すると良い。そうすれば万が一接触しそうなになっても徐行&待機ブレーキで接触は避けられるはず。自転車は車よりも遥かに弱いため接触すると自転車側が大事故につながる。安易に車を信用せず、危険予測と自己防衛で自転車側も自分の身を守るようにしてほしい。
店の駐車場が車で混雑する時は事故のリスクも高くなる
最後にもう一点。今回の事故は2021年の9月15日、正午前に発生した。この日は水曜日で平日だが、旭川の業務スーパーは平日でも11時〜12時は混雑する時間帯。当然ながら当日も駐車場が満杯でこの道路では混雑していたと思う。
車が混雑すればドライバーがイライラしたり、先を急いで安全確認が疎かになったりと空いているときよりも事故のリスクが高くなる。そのため混雑する時間帯はできるだけ利用を控えることも事故を減らす1つの方法と考える。
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