2022年05月31日
【誰でも無料】旭川市で道北バスや電気軌道の運賃無料なイベント実施 第1弾は第89回音楽大行進開催日
旭川で誰でもバス運賃が無料に 第1弾は2022年6月4日
旭川市で市内を走る路線バスを対象に運賃が無料となるイベントが実施される。2022年は全部で4回実施予定で、その第1弾が第89回音楽大行進開催日の2022年6月4日(土)となる。
条件としては市内で乗車して市内で降りた場合のみ。
利用方法は既存のICカードはタッチせず、整理券を取って乗車。降りる時は(料金は支払わず)整理券を運賃箱に入れること。おそらく利用者を整理券でカウントしてデータを集計すると思われる。
管理人が記憶している限り、旭川市ですべてのバスが無料となるのは初。今まではお年寄りを対象に有料バスカードの利用で1回100円とかはあったけど、全年齢を対象に無料となるのはチャレンジ的な取り組みといえる。
今津市長の公約の中にもバスに関するものがあり、今回の無料DAYはこれに関連するものと管理人はみた。
地方都市のバスは自家用車におされ年々利用者が減り経営が困難になっている。そこに最近は原油高でとても苦しい状況だ。そこで旭川市後援でバス無料DAYを設定し、まずは市民に使ってもらおうというイベントだと感じた。
バス無料DAYでバスの重要性を考えてもらう
自家用車を持っているとバスを利用する機会はほとんど無いというか、かなり減ったと思う。
ただ、車を持ってない人や車の運転に不安がある人、免許を返納した人など自家用車が乗れない人には無くてはならない乗り物。
今現在自家用車に乗れていても年齢を重ねたり体が不自由になるといずれ車を運転できなくなる。その時にバスを使おうと思ってもバスが今よりも便数が減って、あるいは消滅していたらとてつもなく生活は不便になると思う。
また、自家用車の利用が増えることは交通渋滞や事故を増加させ、時には死亡事故が発生する場合もある。
そして自家用車が主体の街では「車が一番えらい」みたいな勘違いしたキチガイドライバーを生む地域となり、子供やお年寄りが安全に住みづらい街となってしまう。
画像は旭川電気軌道より
さらにバス1台で運べる人間と車1台で運べる人間を比べるとバスの方がはるかに効率が良く、バス利用者が増えれば交通渋滞や事故も減ることになる。
よく通勤で巨大な高級ミニバンに1人しか乗ってない光景を見るけど、あれこそ無駄だと感じるのは管理人だけでないはず。
ゆえに旭川など鉄道や地下鉄が普及していない地方都市ではバスの安定した運行、利用しやすい路線、便数や乗りやすい運賃など将来を見据えた&行政も巻き込んだ対策と政策が重要と考える。
特に高齢化が進む旭川ではアクセル踏み間違いなどの高齢者の事故が増えている。これから免許を返納し、バスを利用する人も増えてくるはず。
その一方で免許を返納したくてもアシが無くなる心配から返納せざるを得ない高齢者もいる。バスの利便性が低下すればその傾向は増加し、高齢者が原因の事故は減らない要因ともなりうる。
バス無料DAYはそんな地方都市のバスのあり方を考える日にもなると思う。
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