2022年03月12日
【開店・旭川市内4店舗目】ザ・ビッグ 永山店がオープン
上川総合振興局(旧上川支庁)の向かいに巨大ディスカウントストアが誕生
※画像は工事中のザ・ビッグ永山店
永山地区にイオン系列の大型のディスカウントストアが誕生する。数年前にザ・ビッグ永山店の開店噂があったが、土地取得の際に遺跡調査が発生し店舗建設が遅れていた。今回その調査が完了し、大規模小売店舗立地法に伴う届け出がなされ店舗建設となった。
情報元のリアルエコノミーによると店舗面積は約1066坪(3521u)。駐車場は172台。
市内で店舗建設1000坪を越える食品スーパーは少なく、同系列のザ・ビッグ アモール店が約682坪(2253u)。同じくザ・ビッグの緑が丘店が約588坪(1941u)、ザ・ビッグ宮前通店が約623坪(2060u)とこれら既存店よりも巨大なザ・ビッグとなる模様。
イメージ的には100万ボルト永山店の店舗面積が1000坪ぐらい。これと同規模となる。
ザ・ビッグ永山店の場所は?開店日は
ザ・ビッグ永山店ができる場所は永山5条19丁目303-1。元々上川農業試験場場庁舎などがあった道有地で、すぐとなりには上川総合振興局(旧上川支庁)がある。向かいには永山小学校や永山中央公園なども。
開店日はいまのところ2022年10月29日を予定。
立地的には永山といっても中心部よりの永山でなく、永山駅がある郊外よりの永山なので主に永山住民の利用が多いと見る。
これまで永山地区の人がザ・ビッグに買いに行く場合は、中心部の宮前通店かアモール店まで行く必要があったが、ザ・ビッグ永山店の誕生で永山住民の利便性向上や既存店を含めた混雑緩和が期待できる。
加えて国道39号を使って近隣市町村(当麻や比布、上川方面)からの買い出し客も永山地区まで来るので、そういった需要も取り込めそう。
さらにザ・ビッグ永山店が誕生する周辺には大型スーパーが無く、1km先にコープさっぽろシーナ店がある程度。その先にはイオン永山店があるがいずれも国道沿いなので、一番線よりの住宅街にあるザ・ビッグの優位性は高いのかもしれない。
また、永山地区の人口は旭川市33万人のうち、4万人ほどの人口規模をほこる地区(春光や東光、神居地区よりも多い)。そのため市内でも巨大な1000坪を越える店舗になると推測する。
巨大なザ・ビッグ永山店誕生でさらにスーパーの競争激化か?
年末前にも記事にしたが、ここ最近旭川ではメガセンタートライアル旭川やザ・ビッグが新規オープンするなど、ディスカウントストア店舗が多くなり、既存の食品スーパーとの競争が激しくなっている。
メガセンタートライアル旭川がオープンして以降、ダイイチやアークスは連日のように特売チラシを出して集客に力を入れているが、その背景にはディスカウントストアの攻勢があるものとみる。
既存の普通のスーパーは特売商品で集客をして、通常価格の商品も一緒に買ってもらって利益を出す形態。一方のディスカウントストアは全体的に商品価格が安めで、効率化と回転率で利益を出す営業形態。
ただし近年は相次ぐ値上げや増えない給料などを背景に旭川市内では低価格系のディスカウントストアが人気傾向。プラスしてディスカウントストアも特売チラシで集客するものだから、既存のスーパーも毎日特売しないと集客できないジレンマに陥っている。
加えて特売じゃない商品(安くない商品)は売れず、利益率の低い特売商品ばかり売れるため、収益性も悪化傾向。
ザ・ビッグ永山店の誕生でザ・ビッグが市内4店舗。トライアルが3店舗、メガドンキホーテも含めるとディスカウントストアは市内に8店舗。加えて噂されている春光イオンの跡地が「ザ・ビッグ春光店」となると市内は9店舗となり、さらに競争激化は避けられないか。
どちらにせよ旭川市内では低価格志向な食品スーパーの人気がこれからも続くと思う。
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