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2018年09月30日

校長先生のお言葉

新人戦を運営していると、各校から校長先生が訪れる。

選手たちを励まし、応援するのだ。大会の雰囲気を少しでも生で感じようと、見ておきたいという気持ちもあるだろう。
たいてい各部とも日程は重なっているから、各校の校長先生は、大会スケジュールを見ながら、各会場をはしごする。

生徒たちも、校長先生が応援に来てくれるのは、普段と違う自分たちの姿を見てもらえる嬉しさと共に、「自分たちが学校を代表して戦っているのだ。」という自覚を促す意味でもよい。
ほんのちょっとした一声で、生徒たちは励みになるし、「もっと頑張ろう。」という気持ちになる。

もう一つの効果は、顧問の先生へのねぎらいである。

部活動はそんなに楽な仕事ではない。
仕事だと思えば、ほとんどボランティアだと苦しくなる。
「生徒たちの笑顔と成長、そして彼らの感動と喜びのために」、という思いが、部活を指導する側のモチベーションになる。さらには、校長の理解と協力、そしてねぎらいの言葉である。

昨日の大会は、途中から雨となったので、ある学校の校長先生を屋根のある所へ促した。すると、
「いやいや、運営していただいている先生の方が大変なんだから、先生がそちらへ入って下さい。」
と、私を押し戻した。

部活指導も大変だが、大会運営はもっと大変だ。
失敗は許されないし、大勢の保護者との対応もある。その中で、生徒がらみのいろいろな事案も起こる。
それを、さりげなく励まし、感謝の言葉でねぎらってくれるのが、実は校長の一言だったりする訳だ。

「自分の若いときは、あんなに動けなかったな。今の先生たちはすごい。さすがです。」

「すばらしい大会運営で、本当にありがたいです。これからも私のできることは何でもしますから、遠慮なく、何でも言って下さい。」

「本当にお疲れ様です。今夜はゆっくり休んで下さい。」

何気ない言葉の奥に、愛の思いがこもっていると、
「また、頑張ろう。」
という気持ちが再び湧いてくる。

一方で、私の学校の校長は、地区大会に顔を出したことは一度もない。
posted by 丹澤三郎 at 09:03 | Comment(0) | 教育活動
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