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Xiaomi Mi Max 64GB版についにGlobal Stable ROMがリリース

液晶サイズが6.44インチで、往年の名機 Xperia Z UltraをほうふつさせるMi Max 64GB版についにGlobal ROMがリリースされました。
Mimax_globalrom.jpg



今さら何言ってんのという感じですが、実は64GB/128GB版はamazonで入手可能な32GB版とCPUが異なるため、これまでGlobal版のROMがリリースされておらず、China版を英語モードで使うしかありませんでした。または怪しいショップのカスタムROMがGlobal版として出回っていました。
Chiba版は最新版への更新が早いため、これでも問題ないといえばないのですが、
・意味不明の中華アプリが盛りだくさん
・英語モードにしても、ブラウザやROMの内部リンク先が中華
・フォントが中華
・Googleアプリが非標準。入れるのはちょっとめんどい
と、日本で使用するには何かとムカッと来る機能がてんこ盛りでした。これらをすべて解消したGlobal版のリリースは待ち望まれていましたので非常にうれしいです。
オフィシャルROMなのでroot化やunlock不要でROM焼きが可能です。
オフィシャルサイトはこちら

あと、大した話ではないですがMi Maxの64GB/128GB版の呼称が Mi Max Prime になっていますね。
先月までMi Max Proだったはずですが、、、まぁよいとします。





Mi Maxのroot化とカスタムROMを焼く

Mi Maxのオフィシャル中華ROM(MIUI8)にもそろそろ慣れてきたので、当初から予定していたカスタムROMに乗り換えることにしました。

手順は大雑把に描くと
1.Mi Maxのアンロック(前回実施済み)
2.TWRPのインストール
3.カスタムROMのインストール
の3ステップです。

■Mi Maxのアンロック化
最初にアンロックが必要なので、済んでない人はこちら
http://en.miui.com/unlock/

■TWRPのインストール
TWRPはカスタムリカバリツールです。Mi Max標準のリカバリ機能を拡張し、標準のROM以外を焼くことができるようになります。
・Mi Max用のTWRPをダウンロードする
 https://dl.twrp.me/helium/
 注意点は、Mi Max 32GBはhydrogen、Mi Max 64GB/128GBは heliumと呼ばれ、TWRPや
 ROMイメージが別物です。これはCPUセットが異なるためだと思われますが、似ていて
 も64GB版に32GB版をインストールすると文鎮化することになります。
・ダウンロードしたTWRPファイルを作業しやすいようにリネームする。
 twrp-3.0.2-0-helium.img→ twrp.img
 twrp.imgをfastboot.exeがある場所と同じフォルダにCopyする
・fastbootがあるフォルダを右SHIFTを押しながらマウスを右クリックすると、
 メニューが表示されるので、その中で
 コマンドウインドウをここで開く(W)
 を選択する。
・本体の電源を落とした後、音量ボタンの−と電源ボタンを同時押しする
・すると、あやしいキャラクターとともにFastbootと書かれた画面が起動する
 (adbが使用できる場合、adb reboot bootloader としても同じ)
 この画面ではスマホ側では操作できず、PCですべてコマンドをたたくことになります。・FastbootモードのMi MaxとPCをUSBケーブルで接続し、コマンド画面から
 fastboot flash recovery twrp.img
 (コマンド画面で書き込みが完了するまで待つ。1,2秒で完了する)
 fastboot boot twrp.img
 と入力すると、TWRPが起動します。

■本体メモリのフォーマット
TWRPが起動したら本体メモリの初期化が必要です。理由は、端末のセキュリティ維持のため暗号化された状態で出荷されているからです。
TWRPを起動すると、「本体が暗号化されているのでパスワードを入れてください」みたいなメッセージが出て、パスワードがあればよいのかと一瞬思いますがそのようなものは存在していないためあきらめていったん初期化するしかないです。
・Read-onlyでマウントしたあと、TWRPの画面から「Wipe」-「Format」を選択
・Formatすると元に戻せないので、ほんとにやる場合には「yes」と入力しろと聞かれるので素直にyesとアルファベット入力する。
・画面にSuccessと出れば完了。ただ、ここで赤文字でエラーらしき警告が出る場合があるので、その場合には再度Wipe-Formatの動作を実行してみるとエラーが出なくなった。
・次に、フォーマットしたMi MaxのメモリをPCから読めるようにするために、戻るボタンでTWRPの最初のメニューに戻り、「Mout」−「enable MTP」を選択する
・この状態でMi MaxとPCをUSB接続するとMi Maxのメモリがマウントされるので、カスタムROMをアーカイブファイルのままでCopyする。
注意)私はここでMi MaxがPCにマウントできませんでした。PC本体から識別しているように見えるのですが、メモリが読み込めない状態です。致し方ないので、別のPCに接続したところ認識しました。
DSC_0065.JPG


今回はUnofficial Internal MIUI 8 v6.9.29を選択しました。
https://xiaomi.eu/community/threads/6-9-29.35401/
このサイトはUnoficialながらXiaomiがサイトを提供しているので比較的安定したカスタムROMの入手が可能です。

そのほか、 CyanogenMod V13やGlobalカスタムROMなどはxdaでダウンロードすることができます。
http://forum.xda-developers.com/mi-max/development
重要なので、何回も注意書きしますがカスタムROMも32GB版と64/128GB版で異なります。便利そうなROMはほとんど32GB版(Hydrogen)なので、64/128GB版(Helium)ユーザーとしてはちょっと寂しいです。今後盛り上がってくれることを祈ります。

・カスタムROMがメモリにCopyできたら、TWRPのInstallメニューからROMを指定すれば完了です。Rebootして10分もまてばカスタムROMが起動します。

■Mi Maxのroot化
 ここまでくれば、root化はとても簡単です。
 ここからSuper Suをダウンロードして、PCに接続したMi Maxにファイルをコピーします
 TWRPのinstallボタンからSuper su v2.68.zipを選択します。
 再起動すると、root化が完了しています。

■Unofficial Internal MIUI 8を焼いてみて
とりあえず、Unofficialとはいえ、MIUI developer版ベースなので違和感なく使用できます。かなり細かくチューンナップされているようですが(個別機能はこちら)、64GB版で提供されていないGlobal ROMが使用できることが最大の違いです。
https://xiaomi.eu/community/threads/6-9-29.35401/
<Global ROMとChina ROMの違い>
・初期言語が英語
・中華専用アプリが入っていない
・ブラウザ、Exploreなど中華連動リンクがない
・File ExploreからMiDriveが参照できる
・Google appsが標準インストールされている

ってところですかね。もともとMIUI 8の安定版を使っていたので、一部のアイコンがMIUI7に逆戻りしていることが気になりました。
また、Mi Accountでバックアップしておけばアプリとその設定の一部は復元できるためすぐに使うことができるようになります。

SIMフリーの本命ZenFone3。買うならAmazonがねらい目

今週はSIMフリースマホの待ちに待ったニュースとしてASUSから日本でのZenFone3発売日決定(10/7発売)がありました。
3万円程度の価格設定と、5.2インチディスプレイ、ガラスをふんだんに使った質感、そして何よりも3G+4GデュアルSIMスタンバイ対応というまさに本命SIMフリースマホです。

私はデュアルスタンバイが待ちきれずにMoto G4 Plusを購入してしまいましたが、今選べと言われればやっぱりZenFone3ですかね。

Moto G4 Plus
<メリット>
・au 3G対応
・デュアルSIMスロットとは別にMicroSDスロットあり
・5.5インチで軽量
・ほとんどピュアなAndroid 6で、Android Nへのアップグレード確約
・高速で高画質なカメラ
<デメリット>
・電子コンパスがない(静止しているとmapで方向が示されない)
・プラスチック感が高い


ZenFone3
<メリット>
・au VoLTE対応(日本発売版のみ)
・カメラはSONY製CMOS採用
・5.2インチ 144gはベストサイズ、軽量
・ガラスパネルを駆使した高級感
<デメリット>
・デュアルSIMスタンバイさせるとMicroSDスロットが使えない
・日本発売版はグローバル版に比べて高額


Zenfone3_01.jpg

こうして特徴を眺めてみるとトータルバランスでZenFone3が有力な選択肢といえると思います。唯一、Moto G4 Plusに未練を感じるのはデュアルSIMスタンバイの際にMicroSDが使えることですね。
日本版で比較すると、Moto G4 Plusのほうが安価になりますが、台湾版を選択するのであればZenFone3のほうが安価になります。日本語表示が気になると思いますが、ASUSは中華スマホと違って最初から日本語が組み込まれていますのでSetup画面から言語の変更が可能です。

ZenFone3 日本版:42,973円(税込)
ZenFone3 台湾版:31,500円(税込)←amazon.co.jpで購入可

まだ日本版がショップに出回っていないので触れていないですが、違いは、
・日本での正式なサポート、保証
・ATOK搭載
・au VoLTE対応(グローバル版は非対応)
となります。正直この違いなら、amazonで買ったほうがお得感が高いです。
ちなみに、本当に海外のショップで購入する場合には台湾版とグローバル版の違いに注意が必要です。

ASUSの公式サイトを見ると、5つのバージョンが出回っており、アンテナの周波数に違いがあります。TW/JP/HKとなっているので、電波だけで見れば台湾版を買えば日本で使用することができることになります。

4G(LTE)の電波
1.WW(=World Wide) version Band 1/2/3/5/7/8/20
2.ID/IN/TH version Band 1/3/5/8
3.TW/JP/HK version Band 1/2/3/5/7/8/18/19/26/28 (ドコモは1/3/19/28)
4.BR version Band 1/2/3/4/5/7/8/17/28
5.CN version Band 1/2/3/5/7/8

また、3Gについても、FOMAプラスエリア対応は台湾版でカバーしています。
・TW/JP/HK version Band 1/2/5/6/8/19 (6/19はFOMAプラスエリア対応)

このように、台湾版であることをわかって購入する必要があるので海外通販の場合は要注意です。
国内のECショップでは基本的に台湾版を扱っているようです。

ZenFone3 5.2in 31,500円(ZE520KL)


Moto G4 Plus 38,216円


楽天のZenfone3(台湾版)


楽天 42,876円(日本版)

Mi MaxをUnlockしてみる

一応、Xiaomiの公式サイトでも公式ROMでも焼き直す際には、Unlockしてねと書かれていますが、公式に提供されているMiFlashを使えばlockされたノーマル端末でもROM焼きができることは確認できました。
手元の端末は、MiFlashを使って最新のMIUI8(中華ROM版)を稼働させています。
オフィシャルの中華版ROMは、意味不明な中華アプリと、中華サイト連動が気になりますが、日本語アプリを使うためにMoreLocale2をインストールしてしまえばそれなりに普通に使えることがわかりました。
MIUI7では意図的に地域設定から日本が削除されていましたが、MIUI8では一度手動で設定してしまえば戻されることもなく使えています。


■とりあえずUnlock
購入時のショップROMが公式にリリースされたものではなかったので、その状態を解消することはMiFlashで上記の通り脱することができましたが、やはり中華スマホを手に入れた以上、Unlockはとりあえず行っておきたいので、申請しました。
Xiaomiのスマホは端末の公式サイトで申請さえすれば最近のほとんどの端末はBootloaderをUnlockすることができます。
何はともあれ、http://en.miui.com/unlock/のサイトからUnlockを申請します。
ここで注意点ですが、申請時にSMSで本体確認が行われるので通信専用のSIMだとUnlockできないです。また、中華圏内からSMSを送っているせいかうまく到着しないことが多々ありましたので、その際には慌てずRetryボタンをクリックすれば受信することができます。

で、ここまで完了すると審査に10日程度待ってねとエントリサイトの表示に切り替わるので一旦放置しておくことにします。

審査が通ると、SMSが送信されるらしいのですが電波を切っている時間も多かったためメッセージは受け取ることはできませんでした。その代り、Unlockのページを訪問してみると、Unlockツールがダウンロードできるようになっていました。
意外だったのですが、Windows上で実行するファイルでした。(MiFlashUnlock_1.1.0317.1_en.zip)
このツールがあればXiaomiのUnlock対象端末ならどれでもUnlockできそうですが、最初にMi IDでログインすることが求められます。Unlock申請された端末かどうかチェックしているようですね。

手順自体は簡単でした。(公式のUnlockサイトを適当に和訳)
1.Mi UnlockアプリをPCにダウンロードして、Miアカウントでサインインする
2.Mi Maxを手動で電源を落とし、ボリュームキーの−と電源を同時押ししてFastbootモードに入る
3.PCとMi MaxをUSB接続し、Mi Unlockアプリのunlockボタンをクリックする。
これだけです。あとは30秒ほどでUnlockが完了しました。
Unlock_win.jpgUnlock_win02.jpgUnlock_win03.jpgUnlock_win04.jpgUnlock_win05.jpg

■Unlockしてどうするのか?カスタムロムでしょ。
Unlockの必要性は、中華ROMから完全脱却するためのカスタムロムをインストールすることにあります。その基本ツールとして、カスタムROMを焼くために「TWRP Recovery」をインストールしなければならないのですが、このツールがUnlockされた端末でないと流し込めないというのが理由です。
中華パット時代以来久々にxda-developersを巡回して、良さそうなカスタムROMを探してみたいと思います。
http://forum.xda-developers.com/mi-max


Mi MaxのROMを書き換えて最新版のMIUI 8にしてみる

Xaomiの6.44インチファブレット Mi Maxを手にしてから約1週間が経過しました。この間の感想としては、
・auのSIMでもほぼ問題なく使える(+DoCoMoの2枚挿は当然として)
・バッテリは期待以上に持つ
といった2点が大きいです。


さて、そろそろGearBestで購入した状態のROMに慣れてきたので本腰を入れてROM書き換えをしてみようと思います。
どうもネットでレビューを見てみると、GearBestで購入したMi MaxはショップROMと呼ばれるカスタムロムで、Mi MaxのオリジナルROMとは異なるようです。これはメリット/デメリットがあり、
【メリット】
・最初から言語で日本語が選択できる。オリジナルのMi Maxには存在しない項目。
・日本語フォントがいわゆる中華フォントではない。綺麗ではないがまし。
・google Playストアが最初から使える
・余分な中華アプリが入っていないGlobal ROM(これもMi Maxにはまだリリースされていない)
【デメリット】
・Updaterが動作しない。よって最新ROMやセキュリティパッチが一切適用できない
・一体どこがカスタム化されているか不安
・日本語化が中途半端。そもそもTime Localに日本がなく、韓国等を選択することになる
とりあえず、購入直後に日本語が使えるショップROMはありがたいのは間違いないですが、若干屈辱的なROMの構造ということと、最新ROMやカスタムROMが使えないため面白みに欠けるので結果的にどこかで卒業するしかないと考えていました。
そして決定的なのは、
・unlockがフリーズする。一旦オリジナルロムに差し替えないといけない。
という、今後遊んでいくために必須となるunlockができないとあっては問題です。

■Mi Max 64GB版(Qualcomm 652)固有の問題
32GBとの値段差と、SIM2枚挿しをするにはmicroSDが使えなくなることを想定して、内蔵メモリが多い64GBを選択したのですが、カスタムROMで遊んでいくにはマイナス要素が多いです。amazon等でサクッと買えるのは32GB版なので、悩む必要はないかもしれませんが覚えておいたほうが良いことがあります。
1.Mi Maxのモデルの通称は
 16/32GB版:Hydrogen
64/128GB版:Helium or Mi Max Pro
 と呼ばれ区別されている。提供されるROMも別物。
2.Globa版および最新のMIUI 8は32GB版に優先提供されている
 64/128GB版にも近々提供ということになっていますが、少なくとも9月4日現在でGloba版もMIUI 8も正式に提供されていません。結果として、カスタムROMも32GB版のほうが情報が豊富です。

ということで、Mi Maxを購入直後の状態で使い続けるのでなければ、32GB版にしておいたほうが無難です。

■早速、ROMフラッシュ!
Xiaomi端末のROMを差し替えるには、アンロックが必要であると公式サイトに書かれいます。もともSIM Free端末なのでアンロックとは何かというとBootloaderという本来スマホで書き換えることができないセキュリティ領域のことを指しています。Bootloader書き換えというと過去に中華タブを買ったときにはハッキング的な要素でしたが、Xiaomi端末に関していうと公式にアンロックを認めており、ツールも提供しています。ただし、セキュリティ的に問題になるので公式サイトから申請した人にだけ審査を経てアンロックが行えるようにしているようです。

とりあえず、アンロックは申請しましたが、ROMか書き換えたかったのでアンロックなしの状態でMi Maxの最新版のMIUI 8に更新する方法があったのでそっちの方法で進めることにしました。
MiFlash01.jpg
【手順】
1.android SDKをインストールし、adbを使えるようにしておく。また、QualcommのUSBドライバをインストールしておく。(Windowsがテストモードになる)
2.Miflash ベータ版(要するに最新版)をインストール
3.最新のFastboot ROMをダウンロード(V.7.5.6.0/64GB版はChina版しか無い)
Fastboot
Size: 1277MB
MD5: 621d8bd7a337c19b8486522d14b0573f
Download: HERE
 Recovery ROMというのもあるが、ショップROMだと使えないので必ずFastbootをダウンロードすること。

4.ダウンロードしたFastboot ROMを解凍。あとでわかりやすいようにc:とかd:の直下に回答するとよい。
helium_images_V7.5.6.0.MBDCNDE_20160629.0000.25_6.0_cn
といったフォルダができるはず。
5.Miflashを起動し、「select」で解凍した上記のフォルダを選択
6.Mi Maxの電源を切り、ボリュームの「+」と「-」を同時に押しながらmicroUSBケーブルをPCに挿入。PCからUSB接続の「ピロローン」という音が鳴ればOK。このとき、画面には何も表示されないので不安になりますが、ぐっとこらえる。
この状態のことを、EDL(Emargency Download)モードと呼んでいるようです。
他に、何パターンかEDLモードに入る方法がありますが、この方法が一番うまくいきました。
7.Miflashの「reflash」を押し、デバイスが(COM〜)と表示されることを確認します。
8.画面最下段の「Clean all」を選択し、上部の「Flash」を押すとROMがフラッシュされます。resultのところがsuccessと表示されるまで放置すれば完了。
ケーブルを抜いて、端末の電源ボタンをしばらく押し続け、再起動します。
9.本体をセットアップしたら、さっそくSettingのAbout phoneの最下段にあるSystem updatesをタップすると、MIUI V.8.0.2.0.MBDCNDGが配信されているのでアップデートします。
SystemInfo_0904.jpgSystemInfo02_0904.jpg
これで、ベータ版ではない最新のMIUI 8になるはずです。
一応、2016/9/4現在で公式サイトにも64/128GB版のMIUI 8へのアップデート方法は書かれていません。ネットワークアップデート(OTA)のみの先行のようです。


Mi Max実機購入レビュー(2) 3G+4Gデュアルスタンバイ対応と解像度変更

■3G+4G デュアルSIMデュアルスタンバイ
Mi Maxをどこまで電話として使用するか、はおいておいて音声通話SIMとデータ通信SIMの2枚挿し&スタンバイは押さえておきたい機能です。実はこのMi MaxはDoCoMoのFOMAにとどまらずauのCDMA2000も対応していることになっているため非常に興味深く思っていました。早速、手元にあるauのガラゲーのSIMを挿入したところ、あっさり認識しました。通話テストも問題ありません。
若干気になったのは移動中アンテナが切り替わった際に、再取得を失敗し圏外になること。
また、キャリアの名称も通知領域に「KDDI」と「123456」の2つの表示があり、違和感がありましたが、どうもアンテナの取得先によって変わることに気づきました。時々変わるのでアンテナのバンドの違いかもしれません。いずれにせよ、au SIMの音声通信は正常に行えています。
またMi MaxはVoLTEにも対応しているようでしたが、手元にVoLTE SIMがなく確認はできていません。
そして、この状態に追加してDoCoMoのMVNO SIMを追加したところこちらも正常に電波を取得することができました。データ通信を行うには海外端末なのでAPNを設定する必要はあります。
MiMax_DualSIM.jpg

■バッテリは3日もつ
バッテリの容量が4,850mAhと大きいことから3日もつといわれています。実際の使用感としても通話SIMを待機させた状態で、放置すると1日で約10%以下のバッテリ消耗でした。また、ネットサーフィンを1時間程度連続で行っても10%未満の消耗しかしないので、通常使用であれば3日充電せずに使用することは可能であると思います。

■画面表示解像度(DPI)変更
Mi Maxは画面が大きくて文字を読みやすいのですが、6インチ以上のスマホで不満が上がるのは5インチ以下のスマホとくらべて情報量が同じであることです。要するに、画面が大きくなり、単にアイコンと文字を大きくしただけになってしまい、「らくらくフォンか!?」と思いたくなるダサい画面です。これは、アプリによってはレイアウトを維持することにつながるのですがせっかくの大画面が台無しです。
大型スマホで人気のあったXperia Z Ultraはまるでアイコンの表示列数、Webブラウザのレイアウトなどタブレットに近く情報量が多かったことも人気の理由だと思います。この、Xperia Z Ultraは、画面表示解像度で示すと320 DPIとのこと。
6インチ以上のスマホの解像度の例を挙げると、
・Mi Max:440 DPI(6.44インチ、1920x1080)
・HUAWEI P8max:400 DPI(6.8インチ、1920x1080)
・FLEETEL KIWAMI:640 DPI(6インチ、2560x1440)
と、なぜかどのスマホもXperia Z Ultraより高い画面解像度を設定しレイアウトを共通化することに注力しているようです。
dpi_03.jpg
dpi_02.jpg
しかし、これはあくまで設定の問題で先人の知恵で解消してきています。(ありがたや!)
そのやり方はこちらに詳しいのですが、簡単に記述すると、
・開発モードを有効にし、USBデバックをONにする
・PCとadb通信をできるようにする
・PCのコンソールからコマンドで、
  adb shell wm density 320
 と入力する
の3ステップです。これで期待する画面情報量になりました。
MiMax_DisplaySize_20160828.jpg
しかし、使ってみるといくつか問題が、、、
1.アイコンの表示が崩れる
 解像度が変わるため、テーマで指定されているアイコンのデザインが崩れるようです。
 対応策としては、テーマで別のアイコンを指定するか、ランチャーを変更することです。
 ためしにGoogleランチャーを入れてみたところアイコン問題は解消しました。
2.ウィジェットの文字が崩れる
 ウィジェットのフォントやアイコンが妙に間延びしたり、ぼやけた感じに見えます。
 対応策としてはウィジェットの表示領域を広げることができる場合は広げる、
 フォントを変えることである程度対応できます。ただし、あくまである程度で根本的な
 解決にはならないウィジェットもありました。
3.Koboのフォントが拡大される
 楽天Koboで電子書籍を閲覧すると、なぜかフォントが2〜4ポイントくらい拡大されます。
 フォントを最少にしてかろうじて普通に読めるくらいになりますが、画面上下に位置する
 フォントが切れます。
 この事象についてはDPIを戻すことしか解決策が思いつきませんでした。
 Kindleでは試していません。
dpi_01.jpgdpi_02_02.jpg

以上、汎用的な使用方法ではおおむね我慢できる程度の問題が発生しました。
ただ、上記の問題のうち3.KoboについてだけはMi Maxを電子書籍端末として期待して買って
いたのでとても許容できるものではなく、結局元に戻しました。
仕様外の使い方とはいえ、Koboアプリのしょぼい作りに若干いらだちました。
mimax_kobo.jpg

Mi Max実機購入レビュー(1) 開封の儀

予定通り、Mi Maxを購入しました。製品発表時から気にはなっていたのですが、比較可能な機種がおおむねそろったことと、8月になって思ったより安価になったことからついにぽちっとやってしまいました。実は、7月までHUAWEI MediaPad T2 7.0Proにしようかと心を固めておりましたが反意次第です。これは後で書きます。
Pack_01.jpg
また、今回は初めてGearBest.comを使用しました。
これまで海外通販でpandawill、AliExpressなどを使用していましたがGearBestが8月になって日本向けに日本郵政+EMSでの配送料を無料にするキャンペーンを見てトータルコストが最もリーズナブルだと判断しました。
実際に、8/20深夜に発注して、8/26に届いたので1週間以内に手に取ることができています。これまで、海外通販で最も安価なShipping Freeを選択してきましたが、おおむね1か月から1.5か月かかっていたのでこのくらいの期間で到着してもらえると安心感があります。

■期待通りのサイズと質感
購入した色はCHAMPAGNE(金色の薄いやつ)です。理由はこの色が一番安価だったから(笑)。中国で人気で在庫数が多いからでしょうか?まぁ色にこだわりはないので、安いほうがいいです。

外装はXiaomiらしからぬシンプル。
Pack_02.jpg
実物は素直に「でかいスマホ」。ただ、この6.44インチというサイズは期待通り絶妙で、片手でしっかりと握れるサイズ。かつてNexus7を使用していた時がありましたが、7インチタブレットだとぎりぎり握れている感がありました。
また、重量も203gとこれまた片手で持つには適度な重さです。タブレットだと約300g程度となりどうしても手首が疲れてきてしまうのですが、片手持ち続ける重さという意味では200g程度が限度かもしれない。
デザインは「至ってふつー」というのが所感。惚れ惚れするようなデザインではないけど、最近のスマホの主流のデザイン。中華スマホとはいってもXiaomiなので一通り触っても粗悪なつくりが見えることはまずない。高級感は漂っていないが、間違いなく安価な端末とは思えない丁寧なつくり。これが2万円台というのは日本ではちょっとむつかしいかなー。

本体と合わせてガラスフィルムとTPUケースを購入した。ここで購入予定者のために特に注意事項があります。「安価なガラスフィルムは買ってはいけない」です。一応GearBestの購入レビューをみて買ったのですが、明らかにフィットしません。
Mi Maxは最近はやりのiPhone6やXperia Xで採用されている2.5Dのカーブしたガラスを使っていますので中心はフラットなのですが、外側のほうがわずかに丸みを帯びています。となると、ガラスフィルムは本体に合わせてカーブさせるか、フラットな部分のみに貼り付けることになります。
残念ながら、中華製のガラスフィルムはそのどちらでもない中途半端なつくりで、なんとフィルムのふちがすべて浮き上がってしまうのです。例えば、amazonで販売しているガラスフィルムもレビューを読んでみると同じ事が書かれています。

製品説明には、
----------------------------
【素材】国産ガラス採用、日本旭硝子社製(AGC)ガラス素材を使用。Xiaomi Mi Max 専用設計となっており、通常の液晶幅よりも少し狭く作られています。これは不良品では無くXiaomi Mi Max構造上のサイズ設計となります為、御注意下さいませ。
----------------------------
といったことが書かれています。これは記載の通りなのですが、ガラスのふちが浮いているというのはどう考えてもあり得ないです。
また、Mi Maxは想像よりフラットな画面の表示域が小さく、平面ガラスフィルムだけではとてもカバーできるとは思えないです。

次にTPUケースですが、こちらはさすがにそこそこフィットしました。ただ、末端の処理が甘く、TPUがでこぼこにはみ出ていたり、ひずみがあったりしました。でこぼこはカッターナイフで切り取り、ひずみは目をつむって使っています。この辺は値段相応ってことですね。

■気になる日本語対応は
Pack_04.jpg
Mi Maxは本来日本語は対応していません。日本での発売予定がないので、当然かもしれないですが、Android 6.0をベースとしたOSであれば日本語ロケールは標準機能を生かしてもらえればよいと思うのですが、どうもつぶされているようです。
しかしながら、GearBestから送られてきたMi Maxは標準で日本語を選択できました。ただし、いくつか注意点があります。
・オフィシャルロムではなくカスタムロムになるため何らかの改ざんが加えられている場合の保証はない
・日本語対応はなんちゃって対応なので、すべてが日本語にはならない。一部英語表記が残る
・日本語ロケールを選べば、日本語対応アプリは日本語表記される
・タイムゾーンに日本がない。同じ標準時間の韓国を選択するのが無難か
このように問題はありますが、最初から日本語が選択できるだけましだと思うことにしました。仮に英語表記である程度理解できても、日本語アプリが文字化けしては意味がないですからね。
Pack_03.jpg
次にOSのバージョンですが、
・Android version 6.0.1
・MIUI version 7.3.14(MIUI Global 7.3 Stable)
最新版のMIUIではないですが、Android 6.0ベースですのでまぁ新しいほうかなと思います。

今日のところはいったんこの辺で。


6.44インチのMi Maxが2万円台で販売中!

中国のAppleとまで言われたXiaomiから発売された、ディスプレイサイズ6.44インチのMi Max。
このサイズは一部マニアに受けまくったXperia Ultra Zと同じサイズです。このサイズのビックなスマホはタブレットとスマホをまさに兼用できる端末として期待していたのですが、どうも金額が高めで一歩引いて眺めていました。
ところが、Mi Maxが最近になって2万円台で販売していることを知り、おもわずぽちっといってしまいました。
なんと、最も安価なモデルは
RAM 2GB/ROM 16GB 約200ドル=2万円ぴったりくらい
です。

<amazon.co.jpだと3万円ちょっと。国内でも結構値段が下がってきた>

■Xiaomi Mi Maxのメリット

・デュアルSIM、デュアルスタンバイ対応。もちろんFOMA SIM使用可。
・6.44インチFHDで、文庫本的な電子書籍に最適
・バッテリは4,850mAhの大容量。3日は持つ
・その割に重量は203gと軽量
・メモリ3GBでサクサク(RAM 2GB/ROM 16GBの廉価版あり)


■モデル選択時の注意点
大きく分けて2種類あります。
CPUの違いはパフォーマンス面ではあまり差がないという評価がされているようですが、問題はCPUの違いのせいでROMが異なることです。
現在、32GB版にはGlobal版のオフィシャルROMが提供されていますが、64/128GB版にはChina版しかリリースされていません。(2016/8現在)
いずれ、解消されるとは思いますが、入手後すぐにいじり倒したい場合には32GB版を選択しておくことがよさそうです。
販売価格は、
・RAM 2GB/ROM 16GB:$201.89(Qualcomm Snapdragon 650 64bit)
・RAM 3GB/ROM 32GB:$234.99(Qualcomm Snapdragon 650 64bit)
・RAM 3GB/ROM 64GB:$256.89(Qualcomm Snapdragon 652 64bit)
・RAM 4GB/ROM 128GB:$333.99(Qualcomm Snapdragon 652 64bit)
となっています。(GearBest.com)
個人的にはこれを眺めると、どうしても64GB版が最もリーズナブルに見えてしまうのですが、国内で使い倒すにはROMを自分で焼き直すくらいの覚悟がないと使いこなせないかもしれません。
GB_02_64GB.jpgGB_02_32GB.jpg

1点、海外サイトでありながら安心情報。
なんと、GearBest.comでは日本郵政との配送連携セールで、日本までの配送料が無料になっています。通常、プラス$5くらいかかる費用が無料でかつ、到着までの時間が4-9営業日と短いです。これは、使わない手はないですね。スマホに限らずヘッドフォン等でも有効なのでこの機会に試してみるのもよいと思いました。(Priority Lineを選択する)GB_01.jpg






Moto G4 Plus実機購入レビュー(2)カメラは満足レベル、小さなギミックも日本人好み

しばらく使用しましたので、追加レビューを記載します。
まず、DoCoMoのガラゲーのSIMをそのまま差し込んで、2枚目のSIMとして格安SIMを使用していますが、使用感は抜群です。
音声の着信、SMSの受信、インターネット通信等全く気になることがありません。SIMを挿すだけで自動認識し、その後の使用感も気になっていた不整合は発生せず順調に使えています。
DSC_0321.JPGDSC_0322.JPG
■スマホといえばカメラの品質
カメラのスペックを要約すると
・アウト:1600万画素 レーザーフォーカス/PDAF(オートフォーカス)
・イン:500万画素(広角84°)
となっており、おおむね期待に応えるスペックです。ただ、スペックだけで行けば1万円台のスマホでも近い値は提示できるので、問題は数値ではなく画像の質や使い勝手ですね。
前評判では、海外の著名サイト「DxOMark Mobile」によれば84ポイントとなっており、この値はiPhone 6s Plus、Nexus 6Pと並びます。

さて実際の使用感ですが、
・起動が早く、機能切り替えなどの動きが全体的に機敏
・様々な撮影条件でもフォーカスが速い
・屋外の鮮やかさは期待通り
・低光量や室内での撮影も期待できる
と思ったより良い感触を得ました。カメラのセンサーはSONYではなく、インカメラのセンサーでの採用で有名なOmnivisionだったので、単純にスペック重視かと思っていたのですがいい方向に期待外れでした。

<室内での撮影 設定はオート>
MotoG_20160807.jpg
Z3.JPG
<Xperia Z3の料理モードでの同一環境での撮影。エフェクトでZ3のほうが明るく見やすいが室内のスマホ写真としては十分な品質>

■絶妙なセンサーの使い方
これは、カタログやWebサイトのレビューではわからないことで、使ってみて気づいたのですがセンサーの性能・使い方が絶妙です。
カタログ通りの機能だと、
・本体を2回降るとライトが点灯。同じ動作をすると消灯。
・本体を2回ひねるとカメラ起動
という、Moto G4 Plusの素のアンドロイド6.0の中で唯一の独自アプリ「Moto」を使った機能があります。この2つの機能はユーザーがとっさに使用する電話以外の上位の機能としてよく研究されていると思いました。
そして、指紋センサーも反応がとても良いです。iPhone6sの指紋センサーは秀逸ですが、ほとんど差がないといってもよいです。iPhoneと違ってホームボタンを兼務していないことが惜しいです。

最後にもう1つ。これが、使ってみて一番気に入っているのですが、本体を持ち上げると時計のみがディスプレイにボーっと表示される機能です。
省電力を意識してか、壁紙等は表示されず白抜きの時刻表示にバックはすべて黒です。一部のスマホで有機EL液晶の特性を使って時計のみの表示を持続させる機能がありますが、それと同様な使い勝手だと思います。特に設定もしていないのでこれが標準機能のようです。
moto-g4-plus-sleep.jpg
ほんのちょっと持ち上げると暗く、見やすい位置まで持ち上げると表示が明るくなるのでセンサーの動作に連動させた表示をうまく組み込んでいるように見えました。
実際、スマホを時計代わりに使っている人は多いと思うので、テーブルから時計をチラ見する場合やポケットから取り出して時間を見る場合などかなり実用性の高い機能だと思います。
外見こそ、モトローラらしいおしゃれさとかけ離れた実用性重視っぽいデザインですが、使い勝手の面でもそのまま実用性重視がうかがえて好感触な端末だと思いました。

単に、コストダウンだけに走らないスマホの1台として非常に有力な選択肢になるといえます。


Android 6.0のSTAMINAモードはバイブレーションと相性が悪かった

Xperia Z3をAndroid 6.0にアップデートした後に、目覚まし時計のバイブレーションが動作しなくなった件ですが、やはりSTAMINAモードが問題であることが発覚しました。
STAMINA_60.jpg
こちらのサイトにXperia Z5でSTAMINAモードが追加リリースされた際の動作について取り上げられており、「仕様が変わった」と書かれています。

簡単に記述すると、
Android 6.0標準のDozeモード+STAMINAモード = これまでのSTAMINAモード
ということになります。
解読すると、Android標準でSTAMINAモード相当の省電力機能が搭載されてしまったので、新STAMINAモードはさらに上回る省電力機能としてリリースされたことになります。
ただし、「さらに上回る」機能が厄介で、通常支障のない範囲内でかなりの機能制限を行っています。

-------------STAMINAモードの「詳細を確認」で表示される記述----------
STAMINAモードを有効にすると、電池の消費を抑えるために画面の描画速度や高画質モードの一部、バブレーション、GPSなどを制限します。またバックグランド通信が制限されるため、メールや同期が必要なアプリのデータ等が更新されないことがあります。

また、STAMINAモードが無効な場合でもAndroid標準の省電力機能は動作しており、画面スリープ中のバックグラウンド通信が制限される場合があります。

通信の制限をしたくないアプリは、オプションメニューの[電池の最適化]に登録してください。

充電中はすべての制限が解除されます。

---------------------------------------------------------------------

よく読んでみると確かに、バイブレーションを制限すると書かれています。でも、これまでの機能を知っていたらよく読まないよなー
STAMINAモード ONとすると、アラームもLINEの着信も一切バイブレーションが動作しません。


■結論
・STAMINAモード ONにするとバイブレーションは動作しないので基本は切っておく
・鞄に入れたままなど放置状態の時にはONにすると効果的

STAMINAモード ONの状態にするとAndroid5.xの時に比べても明らかに電池の持ちが良いので残念です。
DozeモードだけだとSTAMINAモード以下の省電力にしかならないことが多くの方にレポートされていますので、使い分けが必要かもしれません。
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プロフィール

タロジロ
給料に加えておいしい副収入がないか探求する日々。株式、不動産、FXとりあえず試してみる。お得なお買い物も資産の有効な使い方。今一番力を入れているのはFX!
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