FXで確実に利益を確保できる方法があると言ったら信じられますか。この方法を使ったからといって巨万の富を得られるわけではありませんが
放置するだけで確実に利益を積み上げることが可能です。
■両建してスワップ金利で儲けるやり方はシンプルです。高金利通貨を売りと買いで両建して差額で儲けるだけです。もちろん普通は、同じ証券会社で両立すればスワップ金利差で赤になります。例えばSBI証券のFXアルファで両立したとすると、3/31の豪ドル円のスワップ金利は
売り:▲108円
買い:101円
となり、差し引き▲7円の損となります。なぜマイナスになるかといえば、証券会社の取り分があるからです。特に最近のFXはスプレットの狭さ競争になっているので、スプレットで利益を稼ぐことができません。そして、もう1つの利益の源泉となるスワップ金利金利からの収益のほうでシステムを維持していると言っても過言ではないのでしょうか。非常に単純計算ですが、先ほどの▲7円はSBI証券の日々の利益と言えます。豪ドル円であれば、買いの人から3.5円、売りの人からも3.5円頂戴しているわけです。あくまで通貨を取引しているのであれば売りと買いのスワップ金利に差が出るほうがおかしい、といえばわかりやすいでしょうか。つまり、スプレットで50銭下げるよりスワップ金利の差額をしれっと稼いでしまったほうがお得という状態になっているわけです。
■スワップ金利は証券会社ごとに結構異なるスプレットの証券会間の違いはほとんど無くなって来ました。どこの証券会社もスプレットの狭さで競争して顧客獲得競争をするのでどんどん下がって限界近くまで来ているからだと想像します。
ただ、スワップ金利についてはFXの広告でも蚊帳の外です。おそらく、証券会社もスプレットで消耗戦となったため「触れたくない」というのが本音だ思います。そこに今回付け入る隙があるわけです。先ほどのSBI証券の例だと
【SBI証券】
売り:▲108円
買い:101円
では、業界最低スプレッドを豪語しているDMM FX証券はと言うと
【DMM FX】
売り:▲80円
買い:79円
なんと、買いスワップ金利でくらべても22円も差があります。DMM FX証券はスワップでシステムを維持しているというよみは間違っていないと思います。
■狙い目はスワップ金利の違う証券会社で両建するさてここまで来れば確実な利益確保の方法は見えたと思います。売りと買いを違う証券会社で実行すれば良いわけです。スプレッドの差は証券会社で殆ど同じですので、同日、同時刻に売りと買いを入れます。
具体的には、豪ドル円について下記の通り実行します。(約定レートは仮定)
【SBI証券】
豪ドル円 買い:84.00(スワップ金利:101円)
【
DMM FX】
豪ドル円 売り:83.98(スワップ金利:▲80円)
なんと、この地点でスワップの差額の+21円の利益が確定しました。実際には売りと買いでスプレットを考慮すると▲200円ありますので▲179円となります。
ただし、これはスワップなので放置すればどんどん利益が積み上がります。
1週間=21円*7日=147円
1ヶ月=21円*31日=651円
1年=21円*365日=7,665円
です。1万通貨あたりなので、それぞれの証券会社に証拠金として5万円づつ入れて10万円を元本と考えると、年利約7.6%(税引き前)です。
かなり固い方法だという点から言えば、悪くない金利ではないでしょうか。
上記はSBI証券の例でしたが、シストレ24で有名な
インヴァスト証券の例だと
【
インヴァスト証券】
売り:▲107円
買い:104円
となりますので、1日あたりの差額利益は+22円です。
この方法だと、とにかく放置しまくれば良いことになります。触ってはいけません。
■両建取引はどこの証券会社に口座を持つかが重要おそらく、スワップ金利の高いFXで会社は1つくらい誰も開設しているのではないでしょうか。心当たりがなければ
シストレ24ついでにインヴァスト証券に開設しても悪くないです。
ここでのポイントは「スワップ金利が低い証券会社」も持つことが大切なのです。そもそもスワップ金利に差が生じないといけないので、低ければ低いほどよいわけです。実は、
スワップ金利が低いところは数が少なく、DMM FX証券はお勧めです。スプレッドが業界最低なので裁量トレードをしてもいいですし、そもそも
DMM FXは証券はFX会社の中ではめずらしく、売りと買いのスプレッドの差が殆どありませんので年末の利益持ち越しをするための両建ての際にも活躍できます。こうした具体的にメリットが享受できる証券会社の複数口座持つということがこれからのトレンドではないでしょうか。
■実は100%永久に儲かるわけではない最後に、オチをひとつ。この方法は放置するだけで確実に利益を出すと書きましたが、
ほんとうの意味の「確実」ではありません。それは下記のリスクがあるからです。
1.証券会社のスワップ金利を変える。例えば
DMM FX証券のスワップ金利が上がる。
2.そもそもスワップ金利は毎日変動しているので利益は「絶対確定」ではない
3.急激な為替の変動があった場合、売りまたは買いの口座のどちらかがロスカットされることがある
思いつくのは以上3点です。それぞれの対応策は、
1.いきなり逆転するようなことがなければ利幅が減るだけなので大きなリスクではない。気がついた段階で証券会社を変える。
2.豪ドル円のケースだと1日あたりでも10銭〜5銭程度は毎日動いています。また、オーストラリアの政策金利が下がった場合は半額以下に下がることもあるかもしれない。この件についても利幅が大幅に下がるだけなので大きなリスクではない。気がついた段階で通貨を変える。
3.証拠金を事前に多めに積んでおくか、ロスカットアラートに注意する。どちらかの口座がロスカットしそうな場合は、もう一方の口座は利益が積み上がっているので資金移動をかけてバランスすることでも可。
以上、為替変動にとらわれずに放置するだけで確実に利益を積み上げることが可能という方法でした。