2015年03月22日
DoCoMoへのMNPキャッシュバックで気を付けたいこと最新情報(2015年3月版)
1年のうちでもっともMNPする時期がやってきました。今週から来週にかけてが1年のうち最大の値引き合戦が繰り広げられるため、MNPのねらい目となります。
特に今年は5月にSIMロックフリー化が見込まれているため、キャリア各社の長期契約狙いがビシバシ来るのではないかと期待しています。
実際に差益を狙ったMNPをしてみましたので実体験レポートをします。
(いわゆる、携帯乞食ですね)
■DoCoMoにもキャッシュバックが!
DoCoMoは昨年、社長の「キャッシュバックはしない」発言でかなりキャッシュバックが抑えられており、ソフトバンクやauに後れを取っていましたが、さすがに年度末が近付くにつれてキャッシュバックが増額されてきました。特に、人気端末の、
・SO-01G(Xperia Z3)
・SO-02G(Xperia Z3 Compact)
の2つは他社から入流を狙いたいせいか、大きな値引きが期待できます。
一例ですが、今週は、3/1〜3/15までと比べて10,000円相当のキャッシュバックが増額されています。
・SO-01G 30,000円→40,000円
・SO-02G 40,000円→50,000円
DoCoMoで9万円キャッシュバックがあるなんてびっくりです。
■キャッシュバック増加の裏にあるもの
ただし、上限のキャッシュバックを受けるためにはもちろん縛りがあります。ほとんどの場合、
・家族割
・シェアパック
・端末購入サポート
・おかえりボーナス
この4つがセットになっていると考えて問題ないです。もし、twitter等で情報収集しても書かれていないことがありますので、事前にtel等で説明を受けるとは必須です。
この中で「凶悪」なのが、「端末購入サポート」です。
端末価格を30,000円相当割り引く代わりに、6か月間の解約違約金がついて回ります。
そして、6か月のカウントの仕方がさらに凶悪で、
・加入月はカウントしない
・解約できるのは6か月を経過した1日以降
・事前の解約予約はNG
という大きな縛りがついています。このことから、事実上、
・契約から8か月経過しないと損する(解約月は日割り計算なしのため)
という状況に陥ります。
■2台の家族割+シェアパック10のシミュレーション
人気のSO-01GとSO-02Gを購入した場合を試算してみます。
カケホーダイ 2700円x2
spモード 300円x2
シェアパック10 10,000円
U25特割 ▲1,850円
U25家族 ▲1,350円
月月サポート(SO-01G) ▲810円
月月サポート(SO-02G) ▲378円
消費税 929円
・月額費用:12,541円
・8か月合計:100,328円
この地点で、キャッシュバックの9万円相当が消えてしまいます。
最新情報としては、カケホーダイは日割り計算してくれなくなりました。
必勝方法として、1日に契約すると端末購入サポートの縛りが7か月になりますが、これでは4月1日になってしまうため考えないことにします。
あとは、MNPに伴う手数料15,660円x2=31,320円
(MNP転出:2,160x2、2年縛り解約:10,260x2、MNP転入3,240x2)
・総合計:131,648円
以上が、キャッシュバック狙いでDoCoMoにMNPした場合に支払う総額となります。
もしこの段階でプラスにしたいとしたら端末を約40,000円で売却する必要があります。
業界大手のGEOのスマホ買取をチェックしたところ、
SO-01G 39,270円
SO-02G 24,255円(※SO-02Gは店によって買い取り価格がかなり違うので要比較)
でしたので、これであればSO-02G(Xperia Z3 Compact)を手元に残すことができます。
■8か月未満で解約したらどうなるか
端末購入サポートの解約違約金が直撃することになります。
2015年3月現在において、
SO-01G:33,696円
SO-02G:29,808円
ですので、約5か月分の費用に相当します。事実上、契約と同時に解約しない限り下回るのは難しそうです。
であれば、8か月間はカケホーダイとパケット10GB分を存分に活用したほうが有意義ではないかと思います。
■まとめ
・DoCoMoのMNPには1台あたり7万円のリターンがない限り「プラス」にはならない
・7万円の原資は、キャッシュバックと端末の売却で充てる
・8か月は縛られると思うべし
■補足情報:MNPで留意するものは「独自ポイント」
以前はキャリア変更に伴う、電話番号とメールアドレスが最大のネックになっていましたが、MNPによる番号移転とフリーメールの普及によってほとんど意識する必要がなくなりました。それでもあえて留意することとしては「独自ポイント」があげられるのではないでしょうか。
今回、au→DoCoMoのMNPを行いましたが、
・auポイントの無効化
と、ここまでは想定範囲内だったのですが、
・au WALLETポイントの無効化
こっちは結構不意打ちを食らいました。au WALLETはクレジットカードのような使い方ができるため、コンビニでの購入程度でもポイントがたまっていきます。さらに、
・ポイントが付与されるまで数日遅延
・ポイントをカードにチャージできるのは1か月に1回
という2つの縛りがあります。
ボーナスポイントがもらえるようなケース(たとえば、amazonで3,000円以上使用すると300ポイント)のようなときには計画的に使っておかないと、MNP後に一気に無効になってしまいます。また、月初にポイントチャージした場合なども同様です。
au WALLETは昨年発表後、かなりポイントの大盤振る舞いをしてきましたので、ため込んでいる人は要注意です。
特に今年は5月にSIMロックフリー化が見込まれているため、キャリア各社の長期契約狙いがビシバシ来るのではないかと期待しています。
実際に差益を狙ったMNPをしてみましたので実体験レポートをします。
(いわゆる、携帯乞食ですね)
■DoCoMoにもキャッシュバックが!
DoCoMoは昨年、社長の「キャッシュバックはしない」発言でかなりキャッシュバックが抑えられており、ソフトバンクやauに後れを取っていましたが、さすがに年度末が近付くにつれてキャッシュバックが増額されてきました。特に、人気端末の、
・SO-01G(Xperia Z3)
・SO-02G(Xperia Z3 Compact)
の2つは他社から入流を狙いたいせいか、大きな値引きが期待できます。
一例ですが、今週は、3/1〜3/15までと比べて10,000円相当のキャッシュバックが増額されています。
・SO-01G 30,000円→40,000円
・SO-02G 40,000円→50,000円
DoCoMoで9万円キャッシュバックがあるなんてびっくりです。
■キャッシュバック増加の裏にあるもの
ただし、上限のキャッシュバックを受けるためにはもちろん縛りがあります。ほとんどの場合、
・家族割
・シェアパック
・端末購入サポート
・おかえりボーナス
この4つがセットになっていると考えて問題ないです。もし、twitter等で情報収集しても書かれていないことがありますので、事前にtel等で説明を受けるとは必須です。
この中で「凶悪」なのが、「端末購入サポート」です。
端末価格を30,000円相当割り引く代わりに、6か月間の解約違約金がついて回ります。
そして、6か月のカウントの仕方がさらに凶悪で、
・加入月はカウントしない
・解約できるのは6か月を経過した1日以降
・事前の解約予約はNG
という大きな縛りがついています。このことから、事実上、
・契約から8か月経過しないと損する(解約月は日割り計算なしのため)
という状況に陥ります。
■2台の家族割+シェアパック10のシミュレーション
人気のSO-01GとSO-02Gを購入した場合を試算してみます。
カケホーダイ 2700円x2
spモード 300円x2
シェアパック10 10,000円
U25特割 ▲1,850円
U25家族 ▲1,350円
月月サポート(SO-01G) ▲810円
月月サポート(SO-02G) ▲378円
消費税 929円
・月額費用:12,541円
・8か月合計:100,328円
この地点で、キャッシュバックの9万円相当が消えてしまいます。
最新情報としては、カケホーダイは日割り計算してくれなくなりました。
必勝方法として、1日に契約すると端末購入サポートの縛りが7か月になりますが、これでは4月1日になってしまうため考えないことにします。
あとは、MNPに伴う手数料15,660円x2=31,320円
(MNP転出:2,160x2、2年縛り解約:10,260x2、MNP転入3,240x2)
・総合計:131,648円
以上が、キャッシュバック狙いでDoCoMoにMNPした場合に支払う総額となります。
もしこの段階でプラスにしたいとしたら端末を約40,000円で売却する必要があります。
業界大手のGEOのスマホ買取をチェックしたところ、
SO-01G 39,270円
SO-02G 24,255円(※SO-02Gは店によって買い取り価格がかなり違うので要比較)
でしたので、これであればSO-02G(Xperia Z3 Compact)を手元に残すことができます。
■8か月未満で解約したらどうなるか
端末購入サポートの解約違約金が直撃することになります。
2015年3月現在において、
SO-01G:33,696円
SO-02G:29,808円
ですので、約5か月分の費用に相当します。事実上、契約と同時に解約しない限り下回るのは難しそうです。
であれば、8か月間はカケホーダイとパケット10GB分を存分に活用したほうが有意義ではないかと思います。
■まとめ
・DoCoMoのMNPには1台あたり7万円のリターンがない限り「プラス」にはならない
・7万円の原資は、キャッシュバックと端末の売却で充てる
・8か月は縛られると思うべし
■補足情報:MNPで留意するものは「独自ポイント」
以前はキャリア変更に伴う、電話番号とメールアドレスが最大のネックになっていましたが、MNPによる番号移転とフリーメールの普及によってほとんど意識する必要がなくなりました。それでもあえて留意することとしては「独自ポイント」があげられるのではないでしょうか。
今回、au→DoCoMoのMNPを行いましたが、
・auポイントの無効化
と、ここまでは想定範囲内だったのですが、
・au WALLETポイントの無効化
こっちは結構不意打ちを食らいました。au WALLETはクレジットカードのような使い方ができるため、コンビニでの購入程度でもポイントがたまっていきます。さらに、
・ポイントが付与されるまで数日遅延
・ポイントをカードにチャージできるのは1か月に1回
という2つの縛りがあります。
ボーナスポイントがもらえるようなケース(たとえば、amazonで3,000円以上使用すると300ポイント)のようなときには計画的に使っておかないと、MNP後に一気に無効になってしまいます。また、月初にポイントチャージした場合なども同様です。
au WALLETは昨年発表後、かなりポイントの大盤振る舞いをしてきましたので、ため込んでいる人は要注意です。