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2017年12月19日

殺人メルヘン レビュー感想 小さな町の事件が、まさかの壮大なスケールのSFに(ネタバレ)

動物しかいない世界なのに殺人?







ってのが疑問だったが綺麗に裏切ってくれました。そもそもこの先入観を見事に裏切ってくれた








中盤から感じる疑問やひっかかりが綺麗に消化されて、伏線の回収がお見事






「とらお」のように明確に動物の名前がついた動物のみが出る世界観なのに、もぐらのような気持ち悪い謎の動物が出るのが疑問だったがまさかそのもぐらが、自分たちを支配する動物に逆襲するために、殺した動物の皮をかぶった人間の変装だとはね。




とらおの食ってる焼肉が、人肉だったとはね。



ゼノギアス以来だね、人肉を食うゲームなんて(ゼノギアスは本当に人間が人間を食ってたが)






ノベルゲームなんだけど、そこはやっぱりビジュアルノベル。絵で伏線を入れてるのがまた小癪だ






人間の逆襲により地上の勢力図が変わり、人間が動物を支配するようになる







人間は動物たちを殺戮したが見た目の可愛い猫は愛玩動物として飼うようにした、など、要するに推理モノに見せかけた、人類と動物のルーツを遡るSFストーリーだったというオチ







推理要素も、実はないからね


オチ通り、推理ものの皮を被っているだけ





しまじろうみたいなメルヘンな世界観でもない、バリッバリのダークファンタジーSFでした。










手塚先生や藤子先生が描きそうだ(藤子先生は既にそれっぽいのを何十年も前に描いてるが)









終わってみるとこの2人がとても怖い

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絵も作者お手製で不気味だし、シナリオはテンポがいいし、実によくできたゲームだ。




唯一、肉食動物と草食動物の違いについてはもっとクローズアップして欲しかった。実は殺されるのが全部肉食動物、とかね(被害者には草食動物もいるし)




評価B+
80点





2017年12月18日

下手な大道芸 レビュー感想 お手軽短編推理ADV

消えた大道芸人の謎を解く推理ADV






難易度は非常に低く、伏線も露骨なので大体のプレイヤーが正解エンドになるかと


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折角自力の文字入力もあるし、最初に難易度が高いようなフリもあるので、もうすこし難しくてもよかった







ただ親友が犯人、というか犯罪者を見逃したことが賛同できない。





犯人が苦しんでるならまだしも明らかに下衆の極みだし、相棒の右京さんもプルプル震えながらブチギレ説教するレベル



主人公の機転で逮捕まで行けたなら大団円でしょう








評価C
60点





10分でお手軽に遊べます

2017年12月17日

喫茶ル・キャド レビュー感想 掌編というより小話

モカブレンドをブラックで。と作者が同じみたいだが、コーヒーに凝ってるのかしら…



1分で終わるので掌編というより、本当に小話



会話にもっとウィットさが欲しかった。コーヒーをテーマにした作品はもっと粋なものが多いので









評価D
50点







ふゆあかり レビュー感想 手堅い短編鬱ゲー(というより胸糞ゲー)















物書き志望の大学生、近江祐一は
己の未来に行き止まりを感じて自暴自棄になっていた。
そんな祐一にとって河川敷で顔を合わせる少女、
今宮明里の存在は唯一の救いだった。
だが、明里のまばゆい笑顔は祐一が抱える歪んだ欲望に火をつけることになる。

ーーその日。

人生のすべてに絶望した祐一は、夜道をひた走っていた。

この心さえも凍る真っ暗な冬の中で、ただ一つの灯りを求めてーー

















▼まず絶対条件として、主人公がガチのドクズなことが大きく評価を分ける。


というか評価を落としそう。一番嫌われるタイプの主人公だから







物書きに憧れているがそのための手段が大きく間違っている。かつ自分勝手な人間で、同情すべきポイントがただの一つもない。




小説じゃダメだからと妥協し、舐めているラノベ新人賞に応募するが、それでも落選続き(これもラノベオタは怒るだろう)








女との交流もないので、偶然知り合ったヒロインとの会話のみが唯一の楽しみという寂しい奴









▼一方、ヒロインは何か悩みを抱えているが元気に生きていて、主人公とは真逆の人間

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だがある時、そんなヒロインを、劣情に任せ、レイプしてしまう



しかも明らかに事情を抱えて傷心のヒロインを、だ。







泣き叫ぶヒロイン。超然としているところのあるキャラだったが、ヤられてる間は完全にただの少女で、こっちが実態なのかな











出すものを出して賢者モードの主人公。




自分が悪いにも関わらず、罪悪感というよりビビリから引きこもり、ヒロインには謝罪一つしない。




賢者どころか全くの愚者モード。










明くる朝、電話がかかってくる。だがボッチで友達のいない主人公の携帯が鳴る事は通常無い。







警察だと思ってビビルが、なんと電話は出版社から。





小説がギリギリのところで新人賞に引っかかったという














人生に光明が差すかに見えたが、既に犯罪者のため時すでに遅し…













ヒロインに会いに行くも自殺をしており、倒れている







だがよく見るとまだ息がある。



一瞬意識を取り戻したヒロインは主人公の顔を見て一言






「殺して」










今救急車を呼べば助かるのに、保身を選び見殺しに…










▼…で唐突に終わるという、ブラックというよりただ主人公がドクズなだけのお話…



クリア後に、タイトル画面からヒロインが消えるのがなんとももの悲しい。普通は逆だからね(何もないバックに、ヒロインが登場するのが普通)






面白かった夏ゆめ彼方のライターが書いてる割に、シナリオは単純につまらないです。しかも夢破れた主人公という、同じテーマで書いてるのにつまらない。




夏ゆめ彼方は、落ちぶれた主人公の心理描写が上手かったけど、ふゆあかりのそれは、とても下手でした。




クオリティが高ければもっと胸クソ悪いゲームになっただろうけど、主人公やヒロインのキャラ立ても適当で、シナリオも中身が薄いので、何の罪もない、何か事情のある少女をレイプするというストーリーなのに、余り胸クソ悪くならない。









▼結局ヒロインの素性、正体などが全て謎のまま終わってしまったのは大きくマイナス(前作と違って周回要素もなさそう)







近所の河川敷で顔を合わせる制服姿の女子学生。
一見、笑顔が魅力的なごく普通の少女だが、
どこか陰のようなものをまとっている。

どこに住んでいるのか、どこの学校に通っているのか、
仲の良い友達はいるのか、家族構成はどうなっているのか、
なぜ毎日のように河川敷へ足を運んでいるのか……

その一切は謎に包まれている。







まさか謎のまま終わるとはね…ここに迫るのがストーリーのコアだと思ってたのに


結果、主人公の葛藤も安っぽいならヒロインにもこれといった種明かしがない、非常に薄っぺらいストーリーになってしまった













▼でもゲームにありがちなご都合主義がほぼないのはいいですね。




ヒロインはダメオの主人公のことが何故か好きで、だから好意的だった、レイプも受け入れる……ってのが王道だけど、明らかに好意はなくて、ただ礼儀正しいから社交辞令で挨拶してただけの少女だしね





好意(?)を見せるのも、せいぜい毎日会ってるから自己紹介したいと言ったくらいかな。


この「会ってる」ってかなり引っかかる言葉だったが、特に意味はなかったな。


普通「見かけてる」だけど、ただの作者の言葉選びだったのね。


同じ言い回しが「想い出にかわる君~メモリーズオフ~」でもあったけど、主人公はヒロインに「会ってる」といわれ、「それは見かけてるだろう」とツッコんでいた。


























▼絵は結構綺麗だけど背景がおかしくて、自室の天井が低すぎることが気になる。


ヒロインのリストカットも、右利きなら左手首を切る筈だし(でもなぜか傷が右手首にある)




主人公が19歳って年齢も、人生を諦めるには若すぎるね。ヒロインとも1,2個しか違わないだろうし、39歳無職くらいが絶望感あってリアルだったんじゃないかと












▼評価D
55点






ドクズな主人公を見たい人にはおすすめの一作。

内容が内容だけに良作とは言い難いが、プレイする価値はあります



バックログが原稿用紙になってたり、芸も細かい。








この原稿用紙を書いてる設定の主人公は、ガチのドクズだけどね☆






2017年12月16日

日本一自己主張が少ない漫画家、氏家ト全説。そして漫画家とかの炎上を見ていつも思う事

漫画家だけに限らないが、漫画家や小説家、ラノベ作家、アニメーターなどのサブカル業界で、ツイッターやブログを使いこなしている人は非常に少ない。


大抵が炎上せずとも評価を下げている





見てがっかりすることも多い。



余り人格や裏話を表に出す必要もないんだが、やはり承認欲求、自己顕示欲には逆らえないのだろう。鬱憤を晴らすためでもあるんだろう




余りにも痛い人は、そもそもツイッターなどをしなくてもいいのに、なんて思う






そんな時代に逆らって、ツイッターやブログなどをやっていない人気作家も少なからずいる。




そんな中で、私が初期から追いかけてる人で一番自己主張が少ない、かつ本人のアンチも少ない、実にクールな漫画家がいる。




それが氏家ト全。







デビュー当時からのインタビューは殆ど読んだが、多分自分から何かを発信したことは1度もない(余談だが氏家ト全のデビューは妹は思春期……ではなく、THEコンビニの攻略本に寄稿した漫画だという)









性別を男、女と自ら発言したことさえない


本名も謎



好き嫌いも語らない



思想も語らない



裏設定、語らない







実に潔い人物だ







極めつけは、『女子大生家庭教師濱中アイ』の第2回人気投票の際の作者インタビュー。




──氏家先生、人気投票結果を予想しましょう。どうなると思います?
氏家「わからないですねえ‥」
──主人公然としてきたアイの順位は上がると思うんですが、前回圧倒的だったミサキ人気にはかなわないのでは‥と。あとアヤナも最近露出多いし人気を集めそうですよね。
氏家「そうですかねえ‥」
──あと最近男性読者が多くなってきた感じがするのでマサヒコは厳しいのではと予測してるんですが‥?
氏家「かもしれませんね‥」
──あの‥まさか関心ないんすか?
氏家「あ‥というか、本当にわからないんですよね」
──‥‥‥‥そうすか‥。












編集者「そうすか…」






というしかないだろう。インタビューなのに情報が一切無いというのもまた凄い。












これは作者の性格もあるが、あんなエキセントリックな漫画を幾つも連載していながらこの性格というのが却って好感が持てる。ギャップもあるしね









そして更に、そんな女子大生家庭教師濱中アイ最終回のインタビュー。3年も連載した漫画にも関わらず、







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氏家「そうでしたね」



氏家「そうですね」





……











これもう半分感情死んでるだろ























担当編集とは数年間、同じ作品を作り続けてきた仲間なわけだが、それが最後に至ってもこれである。だがコミュニケート出来てない訳ではなさそうなのが、凄い。別に担当を嫌ってる訳でもないんだろう







アイドルのあかほんに至っては「ネタが切れたんで止めます」だけだった






ここまで喋らないと、ビジネスとして割り切ってるが故の態度かどうかすらも分からない




謎である




ペチャクチャ喋るタイプのおしゃべり糞野郎漫画家などは氏家先生を見習ってほしい




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女だけの国ミティリニ レビュー感想 百合好きの作者がゲームに込めた反論(ネタバレ)

最近ありがちな男が主人公だけの国でセックスしまくる系の、転生ものとかでよくあるあれだなーと思ってプレイ







ギャグセンスが抜群でとにかく笑える。ギャグアドベンチャー






細部までギャグテイストが強めで、オプションメニューなんかもほんわかした内容









ちょっとHなアドベンチャーゲームという、タイトル画面



ぶたさんと遊ぶヒロインが可愛いね










百合の国で歓迎される主人公。メインディッシュに豚の丸焼きを出されてご満悦










ストーリーは百合の国で歓待された主人公がセックス三昧の日々を送る

















かと思いきや空気は突然一変





豹変したヒロイン(と思われていたキャラ)たちに突き落とされ、
主人公は養豚場に落とされてしまう








そこにいたのは凶悪な豚たち。






そう主人公がさっき食べた豚は彼らの仲間であった







養豚場の豚に接触すると食われて強制バッドエンド。






ゲームオーバーデモがとても怖い















ゲームオーバーなのでタイトルに戻るが、さっきまでと違いタイトル画面やオプション画面が可愛くもねえ豚に変わっている


ちょっとHorrorなアドベンチャーゲーム



にジャンルも変わってる…





……









正体現したね










ここまできてこのゲームの真のジャンルが分かるのだが、まあなかなか風刺が効いている。いや風刺というより作中のワードから百合好きの作者が込めた百合への意見といった内容










ゲーム的に見ると後半も、ホラーテイストながらギャグが多く、笑えました。





そして絵をゲームオーバーデモ含めてすべて自作しているのが好感触。





評価C
65点






面白かった、おすすめ


2017年12月15日

恋をする生き物だから レビュー感想 予想を裏切る展開(ネタバレ)

男女2人ずつの仲良しグループに亀裂が入るストーリーで、遥ルートと和ルートに分岐






遥ルートは紆余曲折あって親友と別離しながらも遥と結ばれる、割と平凡なストーリー。




遥がヤンデレに行くかと思いきや意外にも冷静に主人公を見てて、別れる寸前まで行ったのが意外。もしラストに居合わせなかったらそのまま別れてそうだし



てっきり暴走する恋心がテーマだと思えば、妙に冷静






そして間違いなく本編、和ルートがなかなか「怖い」






遥の告白を断り、和ともつかず離れずで過ごしていた主人公。和の家出をきっかけに関係が激変してしまう。






一度物語はいい話に向かうと思わせて、抑圧された生活を送ってきた和は人格が幼児化、遥とは致命的な亀裂が入り、関係は完全崩壊。遥は廃人化…







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悲しいなぁ……











ラストシーンの、壊れたラジオみたいな音楽もなかなか怖い










しかも主人公と和は全く相思相愛じゃないし、一度は和が親から愛されているといういい話に持って行ったのに、結局こちらも崩壊(した描写はないが、まあそうなんだろう)



重い話で、全く救いどころがない。





タイトルの恋をする生き物だからが和の台詞なので、寧ろテーマ性のある本編はこっちかな










ボイスコ陣も上手いです。



ただボイスコの声含めて、主人公たちが中学生ってのは無理あったかな。声が低すぎるし、高校生でいいのに。遥も変な巨乳だし、給食を食べてるってテキストには凄い違和感。




幼馴染設定とかも、特に意味がないしね(和の父親が主人公の事を全く知らなかったり(多忙だから?その頃は本当に娘に興味すらなかった?)、設定を詰め込みすぎで、一つ一つが薄い)














評価C
65点






絵は安っぽいがシナリオはなかなか。


30分で遊べるお手軽鬱ゲーの良作でした。




ヤンヘラ レビュー感想 15分で遊べるお手軽ヤンデレゲー

まず最初に目につくのはこの絵。可愛い、かなり好み



初音ミクのブラック☆ロックシューターに影響を受けまくってるが作者はボカロ世代なのかしらん…
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ストーリーはよくあるメンヘラ彼女モノだが、彼女だけではなく実はカレシ(主人公)もメンヘラというのがちょっと面白い




タイトルはヤンヘラであってヤンカノではないしね(ヤンヘラがヒロインだけとはいってない。まあヤンカノだとヤンキー彼女みたいだが)



メンヘラフレシアも主人公がメンヘラだったが、あれはさりげなかった



だがヤンヘラはあるシーンでそれがかなり露骨




まあそんなふうに悪くないデキだけど、



■ゲーム紹介文

選ぶ選択肢で彼女の愛情の表し方が変わります。
 三日間の放課後デートを楽しんでみよう。






この愛情の表し方〜〜〜という文言に、もっと新しい演出を仕掛けてくると期待していたので(彼女のキャラクターがごっそり変わるとか)、そこはガッカリ







クリアしたらメタ的にキャラクターが俺たちみたいにならないように恋人にはちゃんと気持ちを伝えよう!!





と説教してくるのだが、お前が言うな感があって一番笑った






評価D
55点


もう一工夫欲しかった。ヤンデレ好きならおすすめ



















2017年12月14日

ぶっちょさんが推理しちゃう?! 〜私立高校女子水泳部クルーザー合宿殺人事件〜 レビュー感想 古き良き…を狙いすぎてスベってる(ネタバレ)

▼レトロゲームを意識した古典的推理ADV。見た目は今風の同人ゲームだが、中身は無骨で攻略も結構難しい






…のはまあいいとして、いくら何でもゲームバランスが悪すぎる。






普通、推理ゲームは徐々に難易度が上がっていくものだが、このゲームは序盤が難しくて徐々に簡単になるという逆仕様。最終チャプターなんて、調べるところがほとんどない。


序盤が一番面倒臭くて調べるところが多いので、推理ゲームに慣れていないプレイヤーは即積んでしまうだろう












▼そもそも選択肢が無駄に多すぎる。




かの名作、ファミコン探偵倶楽部Uでさえ、調べるポイントはせいぜいこの程度

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ところが本作はたった1シーンでこれだけある(実際はこれが何十倍も、何十往復もある)

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多過ぎ!!!








ここまでやると捜査ではなくただの作業になるんで、テンポは著しく落ちる






リードミーのADVに対するコメントにはシンパシーこそ感じたが、これは一体何のゲームに影響を受けたのだろう…












▼中年のセンスが、萌え絵に比べると余りにも古臭すぎてパロディやギャグが極めて寒い。



中年のおじさんが、無理して若い言葉を使ってるような不自然さ、厳しく追求すると痛々しさが酷いんですよ







川越シェフはまだしも、郷ひろみがジジイになったとか、こういう台詞って50代くらいがいいそうだが、女子高生のセリフではあり得ないでしょ(そもそもゲームユーザーの多くは、郷ひろみの若い頃を知らないだろう)



毒にも薬にもならないオヤジギャグを執拗に連発するのも寒かった。これ、明らかに「主人公の言葉」じゃないでしょ。


こういうの、叩かれて炎上してた「クロエの流儀」もそうだけど、萌えキャラを通じて自分の意見を主張したいだけというウラが透けて見えてしまう


消火器を調べると、消火器にもA火災用、B火災用、C火災用と種類があるんだよと雑学を話すので為になるんだが、なぜこの路線でやれなかったのか











▼さて肝心の推理物として。


推理はロジカルでもなんでもなく、ほとんどただの答え合わせ。犯人当ては一つでも間違うと全てやり直しで、ヒントも0なので、ちょっと難しいかもしれない。


終盤まではヒント機能があるので初心者はそれを見ると攻略出来る。












▼肝心のストーリーは非常に安っぽく、これといったドラマなし。このあたりの丸投げっぷりは、本当に酷い







ストーリーもドラマも何も無く、推理モノの王道である犯人との対決も無ければ、悲しい動機も事件の闇も、マジで何も無いまま終わる






しかも終盤は、ただ淡々と1人で捜査するだけ。ラストも犯人があっさりと自首してENDという、余りにもあっけない結末にガッカリ。







二転三転やハラハラドキドキの展開もなく、多くのプレイヤーが最初に「こいつが犯人だ」と踏むであろうつぐみ先生が、何の工夫も無くそのまま犯人で、非常に拍子抜け


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見るからに怪しい奴がそのまま犯人じゃあ…なあ。







予想では、自殺したセリはつぐみの妹なのだが…そのあたりの動機、人間関係も全てスルー。

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(昔の神風動画っぽいキャラだな)







そしてつぐみの共犯者と思われた他のキャラの暗躍も、全てスルー。伏線丸投げで終わってしまった











▼というかこれ、本当にエンディングなのかな?


このレビューは一応これをエンディングとして書くけど、これがミスリードで、真犯人がいる真ENDがまだある可能性もあるので、その場合後々加筆修正します。


つぐみは一言も自分が犯人だとは言ってないしね




というかこれで真エンドが無かったら余りのショボさにガッカリですわ(´・ω・`)














▼そしてそれとは別に何がまずいかって、バグやエラー、誤字脱字が凄まじい。



クリアまでスクリプトエラーが20回以上発生した




リードミーに「推理ゲームは徹底的に同じことを調べよう」とあるのに、いざそれをやるとエラーするので、悪いんですが、なんとも本末転倒で、マヌケでした


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この後、強制シャットダウン。






何度もセーブを取れずに逝ったので、バグ多すぎヤバイって気付いてからは、セーブはホント小まめに取った。










▼テキストが流れるとドラクエ的な効果音が鳴るのだが、テキストを読み切っても効果音だけ鳴っているのが不自然だし、非常に鬱陶しかった。普通は音も切れるものです












▼そんな具合で、「思い通りのゲームを作りたい」というエネルギーだけはあるが、悪く言えば独り善がりな自慰で、ユーザー視点の欠けた、空回りした部分がかなり目立つので、相当人を選ぶゲームじゃないかと














▼評価E
 40点



難しくてクリア出来ないってコメを見るし、バグも滅茶苦茶多い。とても人にはオススメし兼ねます。


でも結構遊べたのは、私がADV好きだからかもしれないですね。















「翼の折れた天使」こと楊莉さんを見てかたわ少女を思い出す

フォロワー200万人! “翼の折れた天使”両腕欠損ガールの動画配信チャンネルに「結婚してくれ!」の声が殺到中!?


というニュース記事を読みました。






以前かたわ少女というゲームをプレイし、プレイ日記を書いてました




そのゲームのヒロインたちは美少女ばかりで、まあこれはないだろうと




手塚琳というヒロインには両腕がありません。とてもヒューマニズム溢れる素晴らしいストーリーでした

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で、最近、楊莉さんという両腕のない女性が話題だが、美人で障害者、現実と戦える才能を持ってる、とまでいくともう完全にフィクションだろうと思っていたのですが、現実にもいるもんですね





2人とも左足で食事してるのは、キレイな方の足とか?




ただ彼女は27歳なので、ガールでも少女でもないわけだけど、17歳の時はやはりまだ悟る前だったのかな









事実は小説より奇なり(ってのはちょっと違うが)






しかも網紅(ワンホン)と呼ばれる人たちらしく、既に成功者らしい。この強靭なメンタルと強かさ、ビジネス、セルフプロデュースの上手さはホントすばらしいですよ









そういえば、かたわ少女は中国版も出てたな。向こうでも思い出す人がいたりして













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