▼具体的に何かが起こるわけではない少年の日常シーンの連続。
雰囲気ゲーという言葉はよく使われるが、自称雰囲気ゲーとして成立している
音楽とグラフィックの完成度が素晴らしい。
音楽はフリー音楽だろうけど、シーンにマッチしてる
▼グラフィックは恐らく全て作者の自作で、作画クオリティは非常に高い。
短いゲームだが、立ち絵がなく、全て固有グラフィック。多くの枚数を描いてる
▼プレイタイムは3分となっているが、3分ではまず終わらない
映画的な演出で、かなり「間」を持たせてあるので、結構な時間が掛かり、ボリュームを感じた。絵には動きこそないが、スクロール演出などで、見せ方には拘ってる
そして終わってから概要を見て、これが1000文字作品であると知って驚いた。
とても1000文字とは思えない長さに感じた。これは初めての感覚だ
1000文字くらい鯖読んでない?
評価C
60点
短いながらに長さを感じる不思議な一作、良作です。
暗転したままバグるところがあるので、修正だけして欲しい
▼しかし今回は、作者のゲームで初めて女性キャラと恋愛に近い関係になるが…(でも多分少年は少女が好きじゃない)
そもそも、冒頭いきなり女性キャラが登場して驚いたのだが…
それでも…
何かこう……
……
…………
2017年12月22日
Rene レビュー感想 ストーリーもちゃんとある雰囲気ゲー
画面をクリックして進める脱出ゲームのスタイルだが、ほぼ強制的に進むので実質クリック型ノベルゲーム
主人公が最初から自分は死んだと言ってたりあらすじにもそうあったり、基本設定に忠実なストーリーで、ラストシーンにはちょっとハっとした
前作「Goodbye Carol」はプレイしてないけど、クリア後に目を閉じてるのは本当に逝ったってことなのかしら…
絵は恐らく全部自作で、クオリティも高いです。
ポップな絵柄なのにややグロで、テキストもセンスある(SPIEGEL EIとibを意識してるかもしれない)
独特の雰囲気があるゲームでした。サクっと遊べる良作。
評価C
65点
主人公が最初から自分は死んだと言ってたりあらすじにもそうあったり、基本設定に忠実なストーリーで、ラストシーンにはちょっとハっとした
前作「Goodbye Carol」はプレイしてないけど、クリア後に目を閉じてるのは本当に逝ったってことなのかしら…
絵は恐らく全部自作で、クオリティも高いです。
ポップな絵柄なのにややグロで、テキストもセンスある(SPIEGEL EIとibを意識してるかもしれない)
独特の雰囲気があるゲームでした。サクっと遊べる良作。
評価C
65点
ハブタエクエスト レビュー感想 RPG風ネタゲー
RPG風のグラだがジャンルはADV
福井ネタあるあるはいいがRPGあるあるがもっと欲しかった。
王様が勇者に少ない軍資金しか渡さない事への言及が入った時、あるあるって笑っちゃったんだけど、そういうネタがもっと欲しい。
魔王可愛い
守りたい、この笑顔
バッドエンドだとブチ殺されるけどね!
(´∀`)9 ビシッ!
ボイスもあるが魔王以外は棒読みで多分ボイスコではない人が当てている。でもネタゲーなんで下手でもアリだと思う。
だが、折角ボイス入りなのに音量のバランスが悪く、デフォルトではボイスが殆ど聴こえないので設定変更をおすすめ。
評価D
55点
無難に笑えるネタゲーでした。唐突に実写で銘菓が出てきたり、ウケル。何気にRPG風のグラも凝ってます。
後書によると、作者は学生なので多作だが、今後は創作に飽きたのと就活でタイトル数が減るかもしれない模様だが、社会人になると自由時間が激減するから今の内作るのもアリかもしれない。
レベル1でもラスボスを倒せるゲームはポケモンやSO3があるかな(ポケモンは最低レベルが2だが)
▼目指せ!合計-8cmやせる体験【エルセーヌ】
ウエスト・ヒップ・太ももをまとめて細く!
キレイになりたいあなたを応援いたします。
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2TXMYI+45FTMA+1HK2+2TAOV7
2017年12月20日
デイが幸せになるまで レビュー感想 ショートフィルムのような短編ADV
目を覚ましたら記憶喪失、館を探索して何があったか思い出すという定番ストーリー
(この絵、王子の首を絞めて持ち上げてるように見える)
短いながらにシナリオが興味深く、なかなか面白かった。
謎解きも最初イラっとしたけどシンプルでよく出来てる。
ドット演出も上手。EDじゃなくてOPにスタッフロールを入れたり、まるで短編映画のようだね。
でも大雨の設定なのに、効果音だけで雨が降ってないのは違和感があった
EDは3つあるが回収が簡単なんでこれもサクサク進められた。
グッドエンドでのタイトル伏線回収は見事だが、結局王子は何者だったんだろう、なんで雨の中うろうろしてたんだろう。壺の中身の甘い香りの正体も気になる
評価C
60点
サクっと遊べる良作でした。
ところでこのシーンで初期のバイオハザードを思い出したのは私だけではないはずだ。今にもケルベロスがガラスバリーンして飛び出してきそうな雰囲気がある
???「おい!それってYO!のびハザのネタじゃんか!アッアッアッアッ」
(この絵、王子の首を絞めて持ち上げてるように見える)
短いながらにシナリオが興味深く、なかなか面白かった。
謎解きも最初イラっとしたけどシンプルでよく出来てる。
ドット演出も上手。EDじゃなくてOPにスタッフロールを入れたり、まるで短編映画のようだね。
でも大雨の設定なのに、効果音だけで雨が降ってないのは違和感があった
EDは3つあるが回収が簡単なんでこれもサクサク進められた。
グッドエンドでのタイトル伏線回収は見事だが、結局王子は何者だったんだろう、なんで雨の中うろうろしてたんだろう。壺の中身の甘い香りの正体も気になる
評価C
60点
サクっと遊べる良作でした。
ところでこのシーンで初期のバイオハザードを思い出したのは私だけではないはずだ。今にもケルベロスがガラスバリーンして飛び出してきそうな雰囲気がある
???「おい!それってYO!のびハザのネタじゃんか!アッアッアッアッ」
2017年12月19日
chaos pastel orange レビュー感想 言うほど画期的でギャルゲーか?(ネタバレ)
▼VIP発のギャルゲー
本作のキャラは特定のシーンに到達するまですべて顔が似顔絵。
それも結構不気味な
ギャルゲーはまず一にも二にも絵なので、その絵で勝負できない状態では、完全にシナリオ勝負ということになる。ここに男気設定がある。
だがシナリオの引っ張りは非常にパワーがあって、こんな絵でも楽しめた
顔の見えない間はフキダシにマークがついて、表情を表現している(顔が見えるようになってからもフキダシがあるので、演出ではなくただの作者の癖かもしれないが…)
でも、前提を語るとコンセプトの「画期的なギャルゲー」「画期的なギャルゲー思いついた」はかなり違和感があって違うかな。
作者は消せない消しゴムくらい画期的なギャルゲーというフレーズを押し出したかったんだろうけど、一般的にいうギャルゲーのフォーマットと本作はかなり差異がある
ギャルゲーと言えば大きく分けてSLGではときメモタイプ、ADVではメモオフや葉鍵のようなノベルタイプがあるんだけど、それらに共通するのは特定のヒロインが複数いて、SLGならパラメーターを上げて、ADVなら正しい選択肢を選んで好感度を上げて、そんなヒロインたちを攻略できるという点。
でも本作はそれらの要素が一切ない上、ヒロインは完全に固定。(寧ろギャルゲーというからには他の女性キャラ攻略させてくれよ)
ギャルゲーは男女比がほとんど女に偏っているが、本作は男女のキャラ比にほとんど差がないので、ギャルゲーというにはかなり無理があった。青春群像劇っぽい。
勿論ギャルゲーといっても攻略要素がないものとか色々あるんだけど、これをギャルゲーといってしまうともうなんでもギャルゲーになっちゃうので、やはり違うかなって感じ。これについては他にもそう思う点があって、後述します
別に、サクラ大戦はギャルゲーじゃない、みたいなことが言いたいわけじゃないんだけどね。サクラ大戦はギャルゲーだし
▼さて本作は話題作だったのでその存在を知ってはいたが、かなりの長編と聞いてたので、例によってスルーしてました。
私は4,5時間と聞いたらかなり躊躇、10時間と聞いたらまずプレイしません。
まずプレイタイムを確保できず積むからです。10時間もあれば1時間のゲームを10本もクリア出来る訳だし
で、これもそんな具合でスルーしてきたタイトルの一つ
▼当時イロモノを攻略するギャルゲー、乙女ゲー、漫画などが流行ってたので(最近でもまた、原始人が恋愛対象の少女漫画とかあるね)、これも似顔絵を攻略するイロモノバカゲーギャルゲーだと思ってたんだけど、結論からいうと全く違った
似顔絵なのはシナリオ上の都合であって、イロモノ設定とはまた別(ニュースサイトではイロモノという扱いだったが、プレイしていないか、スタッフがそういう押し出し方をしてたんだろう。「画期的なギャルゲー」として)
▼この、人の顔が似顔絵に見えるというのがシナリオの最大のキーなんだけど、初めて色葉の顔が見えるシーンの衝撃は大きかった。
何せそのシーンに至るまで数時間、ずっと似顔絵(落書き)だったから
キャラデザが誰かも知らないしどんな画風かもわからないから(例えば有名漫画家ならある程度予想出来てしまうだろう)完全に未知数だったが想像以上に可愛くてびっくり。作画レベル、高すぎ
そして予想してた作風による画風とも違ってた(もっと萌えに寄ってると予想してた。開発中はもっと萌え寄りの絵だったようだが)。
だが色葉を筆頭に、どのキャラも、本当の顔がイメージとあまりにもピッタリでそこに衝撃を受けた
だからこそ、初めて色葉の顔が見えるシーンはゲームならではの衝撃がある。
漫画やアニメではなくて完全に主人公の視点で、主人公に感情移入してプレイするから、なんか本当に自分の霧が晴れたような気分になった
▼シナリオは、非常にシリアスかつハートフルで素晴らしかった。実は過去からすべてが繋がっているというシナリオ構成もいい
キャラクターもいい味出してる。特にヒロインの色葉のぐう聖ぶりは素晴らしい。
主人公が徐々に記憶を取り戻して目の前の似顔絵が剥がれていくシーンがどれも感動的
特に百花の顔が見えるシーンは、似顔絵が溶けたら泣いているというのが実に設定を活かした演出で良かった
ヒロインの色葉でさえ、スチルこそあれ割と普通の顔だったんだが(というか色葉以外の女性キャラは単独スチルすらないんだが…)、百花の場合、似顔絵では分からなかった表情というポイントがクローズアップされてて非常にテーマが引き立つシーンだ
▼ミステリとしては主人公がヒロインの色葉のことまで犯人として疑っているのが意外とドライで驚いた。
金田一少年にしろコナンにしろヒロインは無条件で犯人候補から外れてて疑いもしないんだけど、ヒロインを疑う主人公は珍しい、「裏切りの密室」くらいしか知らない
▼ただ肝心の犯人当てはここまでの展開から、言ってみれば「逃げ」の、凛が犯人と見せかけて晃が真犯人という結果になってしまった
これまで顔の見えた女性キャラを犯人にしてたら作者が真っ向勝負してると感心したんだが、残念ながら非常にベタで、消去法でパターンが読めてしまう内容だった
名探偵コナンで烏丸があの方だったくらいの予定調和
次々に友人たちが何者かに殺されていく過程はゾクゾクしたが、まあヌルいもので全員結局生きているし
実弟晃との対決…路上で柔道はマジヤバイ
▼晃が主人公を恨んでいる理由が母親の事というのも、顔の見えるようになった女性キャラが主人公に恋してない(百花は微妙だが)というのも、前述したようにギャルゲー的ではない理由の一つ
ギャルゲーというからには晃が主人公を恨む理由は、色葉の気持ちが自分に向かないからってのが王道だけど、そういうのは一切無いんだよね。
他の女性キャラも、葵は幼馴染、百花は親戚のお姉さん、凛は主人公に興味すらないし
(そういえば百花が実は親戚だったとわかるシーンで、叔父側の親戚なんで主人公とは当然血は繋がってないのに、主人公が僕と顔が似ているのかなと疑問に思うのが変だった。設定ミス?)
▼事件解決までのストーリーはどれも伏線が綺麗に消化されてて面白かったが、シナリオの起承転結の結で終わるかと思いきや、この後の種明かし編が長すぎてダレてしまった。
結末と種明かしを同時に行うような構成にして欲しかった
そしてグダグダ長い割に、どうにも「書き忘れた」ことが多い。
色葉は、自分が主人公の母親を殺したとずっと思い込んでいて、気に病んで主人公の告白まで断っていたのに、いざそれが冤罪で、真犯人が晃だと分かったのだから、そこにもっと葛藤の描写を入れて欲しい。
事件解決後はなんか本当にただあの時は何何だった〜、実は何何だった〜と長々と解説するだけなんだもん
行間を読むとどうも晃は全くの悪人ではないんだが、そこに触れられなかったことが残念だ。例えば女にチャライ紺野を本気で怒ってたり、女性にも思い遣りがあるのは間違いないんだが、それも何故か主人公たちは気づかない
哀れ晃
イケメンチビの主人公…なんか笑ってしまう(笑)
叔父叔母と本当の親子になるくだりは泣ける話だ。叔父がゴリラ過ぎて笑っちゃったけど
叔母さんは美化されてない妙にリアルな中年女性で意外だった。
▼全てを終え7カ月後、ラストの強引な水着シーンがギャルゲーっぽくって笑ってしまった。
葵だけ隠れてて水着姿が見えない(悲報)。しかし、海なのにヘアバンドって…
まさかこれがラストシーンだとは思わなかった(笑)。最後の台詞がヒロインのものじゃないってのもね。
全てを終えタイトルに戻るとシルエットのキャラの姿が見えるように…最後の最後で小粋な演出だ
作り込み的に勿体ないのは、これだけ絵に拘ったゲームなのになぜか背景だけがほぼすべて素材であること。
他でよく見る背景はやはり安っぽい
さっきまで夕方だったのに次のシーンで昼になってたり、おかしな部分も多い。
これだけ力を費やしたならもう全部お手製で頑張って欲しかった。
目パチするキャラも色葉だけなので、これは全員分実装して欲しかった
絵のセンスも優れているが、血がピンク色だったりダンガンロンパにでも影響受けたのかな?ってシーンが多くて折角の緊迫の場面もイマイチ緊張感に欠けた
▼さて、総評するとシナリオ、自作絵、ともに素晴らしいクオリティの良作でした。特にキャラグラは美麗過ぎ。
10時間はキツかったし終盤ダレたけど、やっぱり長いゲームは充実感、達成感もありますね
同人ゲーム離れしたハイクオリティと、同人ゲームらしい低クオリティが混在した一風変わった作品
評価A+
80点
配信サイトは複数あるけど、そのどこでも受賞してないっておかしいでしょ、ふりーむの審査員はモグリだな。
とか思ったら、なんとこれだけの作品が、コンテストには参加すらしていない模様。シナリオもグラフィックも斬新さもあるので、出せばまず何か取れる。もったいなかったね
フリーゲーム・オブ・ザ・イヤー2014(DLランキング)で76位と、クオリティからすれば前評判の割に隠れた名作になってしまった。この出来ならベスト3に入ってもなんらおかしくはないのだが、やはりこの絵なんで、奇を衒ったゲームだと話題にこそなっても、DLしてまで遊ぶ人が少なかったんだろうな。
ギャルゲーといいながらも顔が落書きのままだから、やはりユーザーの目は引けないしね。
ギャルゲーでユーザーが真っ先に見るのは絵・キャラで、その気に入ったキャラを攻略したいというのがプレイ動機だからね(でもカオパスはヒロイン攻略要素すらない…)
まぁこういう性質のゲームだから仕方ないけどね。
製作サークルもツイッターをまるで更新してないのを見ると一斉失踪したんだろうか。また何か作って欲しいが、これももったいないね。
スタッフロールが2chのコテハンだらけなんで、ここであ、そういえばこれVIPのゲームだったなって思い出したよ
ここまでVIPネタがないVIPゲーも珍しい
「限りなく閉ざされたこの世界で」なんて、主人公とヒロインがVIPPERだったからね(笑)
本作の場合VIPネタやパロディがないこともよかったかと
本作のキャラは特定のシーンに到達するまですべて顔が似顔絵。
それも結構不気味な
ギャルゲーはまず一にも二にも絵なので、その絵で勝負できない状態では、完全にシナリオ勝負ということになる。ここに男気設定がある。
だがシナリオの引っ張りは非常にパワーがあって、こんな絵でも楽しめた
顔の見えない間はフキダシにマークがついて、表情を表現している(顔が見えるようになってからもフキダシがあるので、演出ではなくただの作者の癖かもしれないが…)
でも、前提を語るとコンセプトの「画期的なギャルゲー」「画期的なギャルゲー思いついた」はかなり違和感があって違うかな。
作者は消せない消しゴムくらい画期的なギャルゲーというフレーズを押し出したかったんだろうけど、一般的にいうギャルゲーのフォーマットと本作はかなり差異がある
ギャルゲーと言えば大きく分けてSLGではときメモタイプ、ADVではメモオフや葉鍵のようなノベルタイプがあるんだけど、それらに共通するのは特定のヒロインが複数いて、SLGならパラメーターを上げて、ADVなら正しい選択肢を選んで好感度を上げて、そんなヒロインたちを攻略できるという点。
でも本作はそれらの要素が一切ない上、ヒロインは完全に固定。(寧ろギャルゲーというからには他の女性キャラ攻略させてくれよ)
ギャルゲーは男女比がほとんど女に偏っているが、本作は男女のキャラ比にほとんど差がないので、ギャルゲーというにはかなり無理があった。青春群像劇っぽい。
勿論ギャルゲーといっても攻略要素がないものとか色々あるんだけど、これをギャルゲーといってしまうともうなんでもギャルゲーになっちゃうので、やはり違うかなって感じ。これについては他にもそう思う点があって、後述します
別に、サクラ大戦はギャルゲーじゃない、みたいなことが言いたいわけじゃないんだけどね。サクラ大戦はギャルゲーだし
▼さて本作は話題作だったのでその存在を知ってはいたが、かなりの長編と聞いてたので、例によってスルーしてました。
私は4,5時間と聞いたらかなり躊躇、10時間と聞いたらまずプレイしません。
まずプレイタイムを確保できず積むからです。10時間もあれば1時間のゲームを10本もクリア出来る訳だし
で、これもそんな具合でスルーしてきたタイトルの一つ
▼当時イロモノを攻略するギャルゲー、乙女ゲー、漫画などが流行ってたので(最近でもまた、原始人が恋愛対象の少女漫画とかあるね)、これも似顔絵を攻略するイロモノバカゲーギャルゲーだと思ってたんだけど、結論からいうと全く違った
似顔絵なのはシナリオ上の都合であって、イロモノ設定とはまた別(ニュースサイトではイロモノという扱いだったが、プレイしていないか、スタッフがそういう押し出し方をしてたんだろう。「画期的なギャルゲー」として)
▼この、人の顔が似顔絵に見えるというのがシナリオの最大のキーなんだけど、初めて色葉の顔が見えるシーンの衝撃は大きかった。
何せそのシーンに至るまで数時間、ずっと似顔絵(落書き)だったから
キャラデザが誰かも知らないしどんな画風かもわからないから(例えば有名漫画家ならある程度予想出来てしまうだろう)完全に未知数だったが想像以上に可愛くてびっくり。作画レベル、高すぎ
そして予想してた作風による画風とも違ってた(もっと萌えに寄ってると予想してた。開発中はもっと萌え寄りの絵だったようだが)。
だが色葉を筆頭に、どのキャラも、本当の顔がイメージとあまりにもピッタリでそこに衝撃を受けた
だからこそ、初めて色葉の顔が見えるシーンはゲームならではの衝撃がある。
漫画やアニメではなくて完全に主人公の視点で、主人公に感情移入してプレイするから、なんか本当に自分の霧が晴れたような気分になった
▼シナリオは、非常にシリアスかつハートフルで素晴らしかった。実は過去からすべてが繋がっているというシナリオ構成もいい
キャラクターもいい味出してる。特にヒロインの色葉のぐう聖ぶりは素晴らしい。
主人公が徐々に記憶を取り戻して目の前の似顔絵が剥がれていくシーンがどれも感動的
特に百花の顔が見えるシーンは、似顔絵が溶けたら泣いているというのが実に設定を活かした演出で良かった
ヒロインの色葉でさえ、スチルこそあれ割と普通の顔だったんだが(というか色葉以外の女性キャラは単独スチルすらないんだが…)、百花の場合、似顔絵では分からなかった表情というポイントがクローズアップされてて非常にテーマが引き立つシーンだ
▼ミステリとしては主人公がヒロインの色葉のことまで犯人として疑っているのが意外とドライで驚いた。
金田一少年にしろコナンにしろヒロインは無条件で犯人候補から外れてて疑いもしないんだけど、ヒロインを疑う主人公は珍しい、「裏切りの密室」くらいしか知らない
▼ただ肝心の犯人当てはここまでの展開から、言ってみれば「逃げ」の、凛が犯人と見せかけて晃が真犯人という結果になってしまった
これまで顔の見えた女性キャラを犯人にしてたら作者が真っ向勝負してると感心したんだが、残念ながら非常にベタで、消去法でパターンが読めてしまう内容だった
名探偵コナンで烏丸があの方だったくらいの予定調和
次々に友人たちが何者かに殺されていく過程はゾクゾクしたが、まあヌルいもので全員結局生きているし
実弟晃との対決…路上で柔道はマジヤバイ
▼晃が主人公を恨んでいる理由が母親の事というのも、顔の見えるようになった女性キャラが主人公に恋してない(百花は微妙だが)というのも、前述したようにギャルゲー的ではない理由の一つ
ギャルゲーというからには晃が主人公を恨む理由は、色葉の気持ちが自分に向かないからってのが王道だけど、そういうのは一切無いんだよね。
他の女性キャラも、葵は幼馴染、百花は親戚のお姉さん、凛は主人公に興味すらないし
(そういえば百花が実は親戚だったとわかるシーンで、叔父側の親戚なんで主人公とは当然血は繋がってないのに、主人公が僕と顔が似ているのかなと疑問に思うのが変だった。設定ミス?)
▼事件解決までのストーリーはどれも伏線が綺麗に消化されてて面白かったが、シナリオの起承転結の結で終わるかと思いきや、この後の種明かし編が長すぎてダレてしまった。
結末と種明かしを同時に行うような構成にして欲しかった
そしてグダグダ長い割に、どうにも「書き忘れた」ことが多い。
色葉は、自分が主人公の母親を殺したとずっと思い込んでいて、気に病んで主人公の告白まで断っていたのに、いざそれが冤罪で、真犯人が晃だと分かったのだから、そこにもっと葛藤の描写を入れて欲しい。
事件解決後はなんか本当にただあの時は何何だった〜、実は何何だった〜と長々と解説するだけなんだもん
行間を読むとどうも晃は全くの悪人ではないんだが、そこに触れられなかったことが残念だ。例えば女にチャライ紺野を本気で怒ってたり、女性にも思い遣りがあるのは間違いないんだが、それも何故か主人公たちは気づかない
哀れ晃
イケメンチビの主人公…なんか笑ってしまう(笑)
叔父叔母と本当の親子になるくだりは泣ける話だ。叔父がゴリラ過ぎて笑っちゃったけど
叔母さんは美化されてない妙にリアルな中年女性で意外だった。
▼全てを終え7カ月後、ラストの強引な水着シーンがギャルゲーっぽくって笑ってしまった。
葵だけ隠れてて水着姿が見えない(悲報)。しかし、海なのにヘアバンドって…
まさかこれがラストシーンだとは思わなかった(笑)。最後の台詞がヒロインのものじゃないってのもね。
全てを終えタイトルに戻るとシルエットのキャラの姿が見えるように…最後の最後で小粋な演出だ
作り込み的に勿体ないのは、これだけ絵に拘ったゲームなのになぜか背景だけがほぼすべて素材であること。
他でよく見る背景はやはり安っぽい
さっきまで夕方だったのに次のシーンで昼になってたり、おかしな部分も多い。
これだけ力を費やしたならもう全部お手製で頑張って欲しかった。
目パチするキャラも色葉だけなので、これは全員分実装して欲しかった
絵のセンスも優れているが、血がピンク色だったりダンガンロンパにでも影響受けたのかな?ってシーンが多くて折角の緊迫の場面もイマイチ緊張感に欠けた
▼さて、総評するとシナリオ、自作絵、ともに素晴らしいクオリティの良作でした。特にキャラグラは美麗過ぎ。
10時間はキツかったし終盤ダレたけど、やっぱり長いゲームは充実感、達成感もありますね
同人ゲーム離れしたハイクオリティと、同人ゲームらしい低クオリティが混在した一風変わった作品
評価A+
80点
配信サイトは複数あるけど、そのどこでも受賞してないっておかしいでしょ、ふりーむの審査員はモグリだな。
とか思ったら、なんとこれだけの作品が、コンテストには参加すらしていない模様。シナリオもグラフィックも斬新さもあるので、出せばまず何か取れる。もったいなかったね
フリーゲーム・オブ・ザ・イヤー2014(DLランキング)で76位と、クオリティからすれば前評判の割に隠れた名作になってしまった。この出来ならベスト3に入ってもなんらおかしくはないのだが、やはりこの絵なんで、奇を衒ったゲームだと話題にこそなっても、DLしてまで遊ぶ人が少なかったんだろうな。
ギャルゲーといいながらも顔が落書きのままだから、やはりユーザーの目は引けないしね。
ギャルゲーでユーザーが真っ先に見るのは絵・キャラで、その気に入ったキャラを攻略したいというのがプレイ動機だからね(でもカオパスはヒロイン攻略要素すらない…)
まぁこういう性質のゲームだから仕方ないけどね。
製作サークルもツイッターをまるで更新してないのを見ると一斉失踪したんだろうか。また何か作って欲しいが、これももったいないね。
スタッフロールが2chのコテハンだらけなんで、ここであ、そういえばこれVIPのゲームだったなって思い出したよ
ここまでVIPネタがないVIPゲーも珍しい
「限りなく閉ざされたこの世界で」なんて、主人公とヒロインがVIPPERだったからね(笑)
本作の場合VIPネタやパロディがないこともよかったかと
殺人メルヘン レビュー感想 小さな町の事件が、まさかの壮大なスケールのSFに(ネタバレ)
動物しかいない世界なのに殺人?
ってのが疑問だったが綺麗に裏切ってくれました。そもそもこの先入観を見事に裏切ってくれた
中盤から感じる疑問やひっかかりが綺麗に消化されて、伏線の回収がお見事
「とらお」のように明確に動物の名前がついた動物のみが出る世界観なのに、もぐらのような気持ち悪い謎の動物が出るのが疑問だったがまさかそのもぐらが、自分たちを支配する動物に逆襲するために、殺した動物の皮をかぶった人間の変装だとはね。
とらおの食ってる焼肉が、人肉だったとはね。
ゼノギアス以来だね、人肉を食うゲームなんて(ゼノギアスは本当に人間が人間を食ってたが)
ノベルゲームなんだけど、そこはやっぱりビジュアルノベル。絵で伏線を入れてるのがまた小癪だ
人間の逆襲により地上の勢力図が変わり、人間が動物を支配するようになる
人間は動物たちを殺戮したが見た目の可愛い猫は愛玩動物として飼うようにした、など、要するに推理モノに見せかけた、人類と動物のルーツを遡るSFストーリーだったというオチ
推理要素も、実はないからね
オチ通り、推理ものの皮を被っているだけ
しまじろうみたいなメルヘンな世界観でもない、バリッバリのダークファンタジーSFでした。
手塚先生や藤子先生が描きそうだ(藤子先生は既にそれっぽいのを何十年も前に描いてるが)
終わってみるとこの2人がとても怖い
絵も作者お手製で不気味だし、シナリオはテンポがいいし、実によくできたゲームだ。
唯一、肉食動物と草食動物の違いについてはもっとクローズアップして欲しかった。実は殺されるのが全部肉食動物、とかね(被害者には草食動物もいるし)
評価B+
80点
ってのが疑問だったが綺麗に裏切ってくれました。そもそもこの先入観を見事に裏切ってくれた
中盤から感じる疑問やひっかかりが綺麗に消化されて、伏線の回収がお見事
「とらお」のように明確に動物の名前がついた動物のみが出る世界観なのに、もぐらのような気持ち悪い謎の動物が出るのが疑問だったがまさかそのもぐらが、自分たちを支配する動物に逆襲するために、殺した動物の皮をかぶった人間の変装だとはね。
とらおの食ってる焼肉が、人肉だったとはね。
ゼノギアス以来だね、人肉を食うゲームなんて(ゼノギアスは本当に人間が人間を食ってたが)
ノベルゲームなんだけど、そこはやっぱりビジュアルノベル。絵で伏線を入れてるのがまた小癪だ
人間の逆襲により地上の勢力図が変わり、人間が動物を支配するようになる
人間は動物たちを殺戮したが見た目の可愛い猫は愛玩動物として飼うようにした、など、要するに推理モノに見せかけた、人類と動物のルーツを遡るSFストーリーだったというオチ
推理要素も、実はないからね
オチ通り、推理ものの皮を被っているだけ
しまじろうみたいなメルヘンな世界観でもない、バリッバリのダークファンタジーSFでした。
手塚先生や藤子先生が描きそうだ(藤子先生は既にそれっぽいのを何十年も前に描いてるが)
終わってみるとこの2人がとても怖い
絵も作者お手製で不気味だし、シナリオはテンポがいいし、実によくできたゲームだ。
唯一、肉食動物と草食動物の違いについてはもっとクローズアップして欲しかった。実は殺されるのが全部肉食動物、とかね(被害者には草食動物もいるし)
評価B+
80点
2017年12月18日
下手な大道芸 レビュー感想 お手軽短編推理ADV
2017年12月17日
喫茶ル・キャド レビュー感想 掌編というより小話
モカブレンドをブラックで。と作者が同じみたいだが、コーヒーに凝ってるのかしら…
1分で終わるので掌編というより、本当に小話
会話にもっとウィットさが欲しかった。コーヒーをテーマにした作品はもっと粋なものが多いので
評価D
50点
1分で終わるので掌編というより、本当に小話
会話にもっとウィットさが欲しかった。コーヒーをテーマにした作品はもっと粋なものが多いので
評価D
50点
ふゆあかり レビュー感想 手堅い短編鬱ゲー(というより胸糞ゲー)
物書き志望の大学生、近江祐一は
己の未来に行き止まりを感じて自暴自棄になっていた。
そんな祐一にとって河川敷で顔を合わせる少女、
今宮明里の存在は唯一の救いだった。
だが、明里のまばゆい笑顔は祐一が抱える歪んだ欲望に火をつけることになる。
ーーその日。
人生のすべてに絶望した祐一は、夜道をひた走っていた。
この心さえも凍る真っ暗な冬の中で、ただ一つの灯りを求めてーー
▼まず絶対条件として、主人公がガチのドクズなことが大きく評価を分ける。
というか評価を落としそう。一番嫌われるタイプの主人公だから
物書きに憧れているがそのための手段が大きく間違っている。かつ自分勝手な人間で、同情すべきポイントがただの一つもない。
小説じゃダメだからと妥協し、舐めているラノベ新人賞に応募するが、それでも落選続き(これもラノベオタは怒るだろう)
女との交流もないので、偶然知り合ったヒロインとの会話のみが唯一の楽しみという寂しい奴
▼一方、ヒロインは何か悩みを抱えているが元気に生きていて、主人公とは真逆の人間
だがある時、そんなヒロインを、劣情に任せ、レイプしてしまう
しかも明らかに事情を抱えて傷心のヒロインを、だ。
泣き叫ぶヒロイン。超然としているところのあるキャラだったが、ヤられてる間は完全にただの少女で、こっちが実態なのかな
出すものを出して賢者モードの主人公。
自分が悪いにも関わらず、罪悪感というよりビビリから引きこもり、ヒロインには謝罪一つしない。
賢者どころか全くの愚者モード。
明くる朝、電話がかかってくる。だがボッチで友達のいない主人公の携帯が鳴る事は通常無い。
警察だと思ってビビルが、なんと電話は出版社から。
小説がギリギリのところで新人賞に引っかかったという
人生に光明が差すかに見えたが、既に犯罪者のため時すでに遅し…
ヒロインに会いに行くも自殺をしており、倒れている
だがよく見るとまだ息がある。
一瞬意識を取り戻したヒロインは主人公の顔を見て一言
「殺して」
今救急車を呼べば助かるのに、保身を選び見殺しに…
▼…で唐突に終わるという、ブラックというよりただ主人公がドクズなだけのお話…
クリア後に、タイトル画面からヒロインが消えるのがなんとももの悲しい。普通は逆だからね(何もないバックに、ヒロインが登場するのが普通)
面白かった夏ゆめ彼方のライターが書いてる割に、シナリオは単純につまらないです。しかも夢破れた主人公という、同じテーマで書いてるのにつまらない。
夏ゆめ彼方は、落ちぶれた主人公の心理描写が上手かったけど、ふゆあかりのそれは、とても下手でした。
クオリティが高ければもっと胸クソ悪いゲームになっただろうけど、主人公やヒロインのキャラ立ても適当で、シナリオも中身が薄いので、何の罪もない、何か事情のある少女をレイプするというストーリーなのに、余り胸クソ悪くならない。
▼結局ヒロインの素性、正体などが全て謎のまま終わってしまったのは大きくマイナス(前作と違って周回要素もなさそう)
近所の河川敷で顔を合わせる制服姿の女子学生。
一見、笑顔が魅力的なごく普通の少女だが、
どこか陰のようなものをまとっている。
どこに住んでいるのか、どこの学校に通っているのか、
仲の良い友達はいるのか、家族構成はどうなっているのか、
なぜ毎日のように河川敷へ足を運んでいるのか……
その一切は謎に包まれている。
まさか謎のまま終わるとはね…ここに迫るのがストーリーのコアだと思ってたのに
結果、主人公の葛藤も安っぽいならヒロインにもこれといった種明かしがない、非常に薄っぺらいストーリーになってしまった
▼でもゲームにありがちなご都合主義がほぼないのはいいですね。
ヒロインはダメオの主人公のことが何故か好きで、だから好意的だった、レイプも受け入れる……ってのが王道だけど、明らかに好意はなくて、ただ礼儀正しいから社交辞令で挨拶してただけの少女だしね
好意(?)を見せるのも、せいぜい毎日会ってるから自己紹介したいと言ったくらいかな。
この「会ってる」ってかなり引っかかる言葉だったが、特に意味はなかったな。
普通「見かけてる」だけど、ただの作者の言葉選びだったのね。
同じ言い回しが「想い出にかわる君~メモリーズオフ~」でもあったけど、主人公はヒロインに「会ってる」といわれ、「それは見かけてるだろう」とツッコんでいた。
▼絵は結構綺麗だけど背景がおかしくて、自室の天井が低すぎることが気になる。
ヒロインのリストカットも、右利きなら左手首を切る筈だし(でもなぜか傷が右手首にある)
主人公が19歳って年齢も、人生を諦めるには若すぎるね。ヒロインとも1,2個しか違わないだろうし、39歳無職くらいが絶望感あってリアルだったんじゃないかと
▼評価D
55点
ドクズな主人公を見たい人にはおすすめの一作。
内容が内容だけに良作とは言い難いが、プレイする価値はあります
バックログが原稿用紙になってたり、芸も細かい。
この原稿用紙を書いてる設定の主人公は、ガチのドクズだけどね☆
2017年12月16日
日本一自己主張が少ない漫画家、氏家ト全説。そして漫画家とかの炎上を見ていつも思う事
漫画家だけに限らないが、漫画家や小説家、ラノベ作家、アニメーターなどのサブカル業界で、ツイッターやブログを使いこなしている人は非常に少ない。
大抵が炎上せずとも評価を下げている
見てがっかりすることも多い。
余り人格や裏話を表に出す必要もないんだが、やはり承認欲求、自己顕示欲には逆らえないのだろう。鬱憤を晴らすためでもあるんだろう
余りにも痛い人は、そもそもツイッターなどをしなくてもいいのに、なんて思う
そんな時代に逆らって、ツイッターやブログなどをやっていない人気作家も少なからずいる。
そんな中で、私が初期から追いかけてる人で一番自己主張が少ない、かつ本人のアンチも少ない、実にクールな漫画家がいる。
それが氏家ト全。
デビュー当時からのインタビューは殆ど読んだが、多分自分から何かを発信したことは1度もない(余談だが氏家ト全のデビューは妹は思春期……ではなく、THEコンビニの攻略本に寄稿した漫画だという)
性別を男、女と自ら発言したことさえない
本名も謎
好き嫌いも語らない
思想も語らない
裏設定、語らない
実に潔い人物だ
極めつけは、『女子大生家庭教師濱中アイ』の第2回人気投票の際の作者インタビュー。
──氏家先生、人気投票結果を予想しましょう。どうなると思います?
氏家「わからないですねえ‥」
──主人公然としてきたアイの順位は上がると思うんですが、前回圧倒的だったミサキ人気にはかなわないのでは‥と。あとアヤナも最近露出多いし人気を集めそうですよね。
氏家「そうですかねえ‥」
──あと最近男性読者が多くなってきた感じがするのでマサヒコは厳しいのではと予測してるんですが‥?
氏家「かもしれませんね‥」
──あの‥まさか関心ないんすか?
氏家「あ‥というか、本当にわからないんですよね」
──‥‥‥‥そうすか‥。
編集者「そうすか…」
というしかないだろう。インタビューなのに情報が一切無いというのもまた凄い。
これは作者の性格もあるが、あんなエキセントリックな漫画を幾つも連載していながらこの性格というのが却って好感が持てる。ギャップもあるしね
そして更に、そんな女子大生家庭教師濱中アイ最終回のインタビュー。3年も連載した漫画にも関わらず、
氏家「そうでしたね」
氏家「そうですね」
……
これもう半分感情死んでるだろ
担当編集とは数年間、同じ作品を作り続けてきた仲間なわけだが、それが最後に至ってもこれである。だがコミュニケート出来てない訳ではなさそうなのが、凄い。別に担当を嫌ってる訳でもないんだろう
アイドルのあかほんに至っては「ネタが切れたんで止めます」だけだった
ここまで喋らないと、ビジネスとして割り切ってるが故の態度かどうかすらも分からない
謎である
ペチャクチャ喋るタイプのおしゃべり糞野郎漫画家などは氏家先生を見習ってほしい
高卒、大学中退者の就職支援にも強い!学歴ではなく人物重視の企業と面接ができる!就職ならジェイック!
大抵が炎上せずとも評価を下げている
見てがっかりすることも多い。
余り人格や裏話を表に出す必要もないんだが、やはり承認欲求、自己顕示欲には逆らえないのだろう。鬱憤を晴らすためでもあるんだろう
余りにも痛い人は、そもそもツイッターなどをしなくてもいいのに、なんて思う
そんな時代に逆らって、ツイッターやブログなどをやっていない人気作家も少なからずいる。
そんな中で、私が初期から追いかけてる人で一番自己主張が少ない、かつ本人のアンチも少ない、実にクールな漫画家がいる。
それが氏家ト全。
デビュー当時からのインタビューは殆ど読んだが、多分自分から何かを発信したことは1度もない(余談だが氏家ト全のデビューは妹は思春期……ではなく、THEコンビニの攻略本に寄稿した漫画だという)
性別を男、女と自ら発言したことさえない
本名も謎
好き嫌いも語らない
思想も語らない
裏設定、語らない
実に潔い人物だ
極めつけは、『女子大生家庭教師濱中アイ』の第2回人気投票の際の作者インタビュー。
──氏家先生、人気投票結果を予想しましょう。どうなると思います?
氏家「わからないですねえ‥」
──主人公然としてきたアイの順位は上がると思うんですが、前回圧倒的だったミサキ人気にはかなわないのでは‥と。あとアヤナも最近露出多いし人気を集めそうですよね。
氏家「そうですかねえ‥」
──あと最近男性読者が多くなってきた感じがするのでマサヒコは厳しいのではと予測してるんですが‥?
氏家「かもしれませんね‥」
──あの‥まさか関心ないんすか?
氏家「あ‥というか、本当にわからないんですよね」
──‥‥‥‥そうすか‥。
編集者「そうすか…」
というしかないだろう。インタビューなのに情報が一切無いというのもまた凄い。
これは作者の性格もあるが、あんなエキセントリックな漫画を幾つも連載していながらこの性格というのが却って好感が持てる。ギャップもあるしね
そして更に、そんな女子大生家庭教師濱中アイ最終回のインタビュー。3年も連載した漫画にも関わらず、
氏家「そうでしたね」
氏家「そうですね」
……
これもう半分感情死んでるだろ
担当編集とは数年間、同じ作品を作り続けてきた仲間なわけだが、それが最後に至ってもこれである。だがコミュニケート出来てない訳ではなさそうなのが、凄い。別に担当を嫌ってる訳でもないんだろう
アイドルのあかほんに至っては「ネタが切れたんで止めます」だけだった
ここまで喋らないと、ビジネスとして割り切ってるが故の態度かどうかすらも分からない
謎である
ペチャクチャ喋るタイプの
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