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2017年12月16日

女だけの国ミティリニ レビュー感想 百合好きの作者がゲームに込めた反論(ネタバレ)

最近ありがちな男が主人公だけの国でセックスしまくる系の、転生ものとかでよくあるあれだなーと思ってプレイ







ギャグセンスが抜群でとにかく笑える。ギャグアドベンチャー






細部までギャグテイストが強めで、オプションメニューなんかもほんわかした内容









ちょっとHなアドベンチャーゲームという、タイトル画面



ぶたさんと遊ぶヒロインが可愛いね










百合の国で歓迎される主人公。メインディッシュに豚の丸焼きを出されてご満悦










ストーリーは百合の国で歓待された主人公がセックス三昧の日々を送る

















かと思いきや空気は突然一変





豹変したヒロイン(と思われていたキャラ)たちに突き落とされ、
主人公は養豚場に落とされてしまう








そこにいたのは凶悪な豚たち。






そう主人公がさっき食べた豚は彼らの仲間であった







養豚場の豚に接触すると食われて強制バッドエンド。






ゲームオーバーデモがとても怖い















ゲームオーバーなのでタイトルに戻るが、さっきまでと違いタイトル画面やオプション画面が可愛くもねえ豚に変わっている


ちょっとHorrorなアドベンチャーゲーム



にジャンルも変わってる…





……









正体現したね










ここまできてこのゲームの真のジャンルが分かるのだが、まあなかなか風刺が効いている。いや風刺というより作中のワードから百合好きの作者が込めた百合への意見といった内容










ゲーム的に見ると後半も、ホラーテイストながらギャグが多く、笑えました。





そして絵をゲームオーバーデモ含めてすべて自作しているのが好感触。





評価C
65点






面白かった、おすすめ


2017年12月15日

恋をする生き物だから レビュー感想 予想を裏切る展開(ネタバレ)

男女2人ずつの仲良しグループに亀裂が入るストーリーで、遥ルートと和ルートに分岐






遥ルートは紆余曲折あって親友と別離しながらも遥と結ばれる、割と平凡なストーリー。




遥がヤンデレに行くかと思いきや意外にも冷静に主人公を見てて、別れる寸前まで行ったのが意外。もしラストに居合わせなかったらそのまま別れてそうだし



てっきり暴走する恋心がテーマだと思えば、妙に冷静






そして間違いなく本編、和ルートがなかなか「怖い」






遥の告白を断り、和ともつかず離れずで過ごしていた主人公。和の家出をきっかけに関係が激変してしまう。






一度物語はいい話に向かうと思わせて、抑圧された生活を送ってきた和は人格が幼児化、遥とは致命的な亀裂が入り、関係は完全崩壊。遥は廃人化…







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悲しいなぁ……











ラストシーンの、壊れたラジオみたいな音楽もなかなか怖い










しかも主人公と和は全く相思相愛じゃないし、一度は和が親から愛されているといういい話に持って行ったのに、結局こちらも崩壊(した描写はないが、まあそうなんだろう)



重い話で、全く救いどころがない。





タイトルの恋をする生き物だからが和の台詞なので、寧ろテーマ性のある本編はこっちかな










ボイスコ陣も上手いです。



ただボイスコの声含めて、主人公たちが中学生ってのは無理あったかな。声が低すぎるし、高校生でいいのに。遥も変な巨乳だし、給食を食べてるってテキストには凄い違和感。




幼馴染設定とかも、特に意味がないしね(和の父親が主人公の事を全く知らなかったり(多忙だから?その頃は本当に娘に興味すらなかった?)、設定を詰め込みすぎで、一つ一つが薄い)














評価C
65点






絵は安っぽいがシナリオはなかなか。


30分で遊べるお手軽鬱ゲーの良作でした。




ヤンヘラ レビュー感想 15分で遊べるお手軽ヤンデレゲー

まず最初に目につくのはこの絵。可愛い、かなり好み



初音ミクのブラック☆ロックシューターに影響を受けまくってるが作者はボカロ世代なのかしらん…
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ストーリーはよくあるメンヘラ彼女モノだが、彼女だけではなく実はカレシ(主人公)もメンヘラというのがちょっと面白い




タイトルはヤンヘラであってヤンカノではないしね(ヤンヘラがヒロインだけとはいってない。まあヤンカノだとヤンキー彼女みたいだが)



メンヘラフレシアも主人公がメンヘラだったが、あれはさりげなかった



だがヤンヘラはあるシーンでそれがかなり露骨




まあそんなふうに悪くないデキだけど、



■ゲーム紹介文

選ぶ選択肢で彼女の愛情の表し方が変わります。
 三日間の放課後デートを楽しんでみよう。






この愛情の表し方〜〜〜という文言に、もっと新しい演出を仕掛けてくると期待していたので(彼女のキャラクターがごっそり変わるとか)、そこはガッカリ







クリアしたらメタ的にキャラクターが俺たちみたいにならないように恋人にはちゃんと気持ちを伝えよう!!





と説教してくるのだが、お前が言うな感があって一番笑った






評価D
55点


もう一工夫欲しかった。ヤンデレ好きならおすすめ



















2017年12月14日

ぶっちょさんが推理しちゃう?! 〜私立高校女子水泳部クルーザー合宿殺人事件〜 レビュー感想 古き良き…を狙いすぎてスベってる(ネタバレ)

▼レトロゲームを意識した古典的推理ADV。見た目は今風の同人ゲームだが、中身は無骨で攻略も結構難しい






…のはまあいいとして、いくら何でもゲームバランスが悪すぎる。






普通、推理ゲームは徐々に難易度が上がっていくものだが、このゲームは序盤が難しくて徐々に簡単になるという逆仕様。最終チャプターなんて、調べるところがほとんどない。


序盤が一番面倒臭くて調べるところが多いので、推理ゲームに慣れていないプレイヤーは即積んでしまうだろう












▼そもそも選択肢が無駄に多すぎる。




かの名作、ファミコン探偵倶楽部Uでさえ、調べるポイントはせいぜいこの程度

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ところが本作はたった1シーンでこれだけある(実際はこれが何十倍も、何十往復もある)

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多過ぎ!!!








ここまでやると捜査ではなくただの作業になるんで、テンポは著しく落ちる






リードミーのADVに対するコメントにはシンパシーこそ感じたが、これは一体何のゲームに影響を受けたのだろう…












▼中年のセンスが、萌え絵に比べると余りにも古臭すぎてパロディやギャグが極めて寒い。



中年のおじさんが、無理して若い言葉を使ってるような不自然さ、厳しく追求すると痛々しさが酷いんですよ







川越シェフはまだしも、郷ひろみがジジイになったとか、こういう台詞って50代くらいがいいそうだが、女子高生のセリフではあり得ないでしょ(そもそもゲームユーザーの多くは、郷ひろみの若い頃を知らないだろう)



毒にも薬にもならないオヤジギャグを執拗に連発するのも寒かった。これ、明らかに「主人公の言葉」じゃないでしょ。


こういうの、叩かれて炎上してた「クロエの流儀」もそうだけど、萌えキャラを通じて自分の意見を主張したいだけというウラが透けて見えてしまう


消火器を調べると、消火器にもA火災用、B火災用、C火災用と種類があるんだよと雑学を話すので為になるんだが、なぜこの路線でやれなかったのか











▼さて肝心の推理物として。


推理はロジカルでもなんでもなく、ほとんどただの答え合わせ。犯人当ては一つでも間違うと全てやり直しで、ヒントも0なので、ちょっと難しいかもしれない。


終盤まではヒント機能があるので初心者はそれを見ると攻略出来る。












▼肝心のストーリーは非常に安っぽく、これといったドラマなし。このあたりの丸投げっぷりは、本当に酷い







ストーリーもドラマも何も無く、推理モノの王道である犯人との対決も無ければ、悲しい動機も事件の闇も、マジで何も無いまま終わる






しかも終盤は、ただ淡々と1人で捜査するだけ。ラストも犯人があっさりと自首してENDという、余りにもあっけない結末にガッカリ。







二転三転やハラハラドキドキの展開もなく、多くのプレイヤーが最初に「こいつが犯人だ」と踏むであろうつぐみ先生が、何の工夫も無くそのまま犯人で、非常に拍子抜け


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見るからに怪しい奴がそのまま犯人じゃあ…なあ。







予想では、自殺したセリはつぐみの妹なのだが…そのあたりの動機、人間関係も全てスルー。

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(昔の神風動画っぽいキャラだな)







そしてつぐみの共犯者と思われた他のキャラの暗躍も、全てスルー。伏線丸投げで終わってしまった











▼というかこれ、本当にエンディングなのかな?


このレビューは一応これをエンディングとして書くけど、これがミスリードで、真犯人がいる真ENDがまだある可能性もあるので、その場合後々加筆修正します。


つぐみは一言も自分が犯人だとは言ってないしね




というかこれで真エンドが無かったら余りのショボさにガッカリですわ(´・ω・`)














▼そしてそれとは別に何がまずいかって、バグやエラー、誤字脱字が凄まじい。



クリアまでスクリプトエラーが20回以上発生した




リードミーに「推理ゲームは徹底的に同じことを調べよう」とあるのに、いざそれをやるとエラーするので、悪いんですが、なんとも本末転倒で、マヌケでした


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この後、強制シャットダウン。






何度もセーブを取れずに逝ったので、バグ多すぎヤバイって気付いてからは、セーブはホント小まめに取った。










▼テキストが流れるとドラクエ的な効果音が鳴るのだが、テキストを読み切っても効果音だけ鳴っているのが不自然だし、非常に鬱陶しかった。普通は音も切れるものです












▼そんな具合で、「思い通りのゲームを作りたい」というエネルギーだけはあるが、悪く言えば独り善がりな自慰で、ユーザー視点の欠けた、空回りした部分がかなり目立つので、相当人を選ぶゲームじゃないかと














▼評価E
 40点



難しくてクリア出来ないってコメを見るし、バグも滅茶苦茶多い。とても人にはオススメし兼ねます。


でも結構遊べたのは、私がADV好きだからかもしれないですね。















「翼の折れた天使」こと楊莉さんを見てかたわ少女を思い出す

フォロワー200万人! “翼の折れた天使”両腕欠損ガールの動画配信チャンネルに「結婚してくれ!」の声が殺到中!?


というニュース記事を読みました。






以前かたわ少女というゲームをプレイし、プレイ日記を書いてました




そのゲームのヒロインたちは美少女ばかりで、まあこれはないだろうと




手塚琳というヒロインには両腕がありません。とてもヒューマニズム溢れる素晴らしいストーリーでした

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で、最近、楊莉さんという両腕のない女性が話題だが、美人で障害者、現実と戦える才能を持ってる、とまでいくともう完全にフィクションだろうと思っていたのですが、現実にもいるもんですね





2人とも左足で食事してるのは、キレイな方の足とか?




ただ彼女は27歳なので、ガールでも少女でもないわけだけど、17歳の時はやはりまだ悟る前だったのかな









事実は小説より奇なり(ってのはちょっと違うが)






しかも網紅(ワンホン)と呼ばれる人たちらしく、既に成功者らしい。この強靭なメンタルと強かさ、ビジネス、セルフプロデュースの上手さはホントすばらしいですよ









そういえば、かたわ少女は中国版も出てたな。向こうでも思い出す人がいたりして













2017年12月13日

こんな物語 レビュー感想 投げやりなタイトルの理由は1章ラストで分かる

旧作レビューです



恋愛ものなのに、やけに男らしいタイトルフォントが印象的な、本作




絵が微妙なんでスルーしてました。








なんかアゴのトガりかたが学園ハンサムみたいだし










物語は、平和な日常を何かの理由(罪)で捨ててしまった旅人の青年と、旅先で行き倒れた青年を助けた女性の恋愛もの






一章はベタな恋愛モノだが、一章ラストでまさかの主人公死亡






主人公の罪が殺人だとは想定外だった。








殺人て…理由はどうあれもうガチの犯罪者やん…













2章では恋愛ものというより1章の謎解きが行われる





主人公を殺した女性の正体が妹だったのはまあいいとして、主人公の過去に犯した殺人が、極悪人の本性を隠してた恋人から妹を守るためだったのは切ないね。




主人公が殺したのは妹の恋人ではあるけど、妹の幸せを考えると本性を言い出せなかった。


なにひとつ上手くいってない







全体的にせつない話でまとまってるが、さすがにご都合主義が酷くて、自殺しようと飛び降りた妹が、主人公の植えた花壇で助かるってのは、流石にないかなあ







いや死ぬだろ普通


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そんな、クララが立った!みたいに集中線引かれてもさ…











そして更にヤバイのがEDの歌。作詞作曲は悪くないが、いくら何でもボーカルが音痴過ぎる。







フリゲ、同人ゲー史上でも最低レベルの音痴





川澄綾子も裸足で逃げ出すレベル








しかも明らかに録音サイズがおかしいし、これは最後の最後でやらかしたなと











クリア後に出てくる、今でいうboketeみたいなモードもスベってる

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まあ全体的に無難にまとまってました。


評価C
60点





ところで、製作サークルのHPが404なんだけど…


ここも失踪しちゃったのかな…








2017年12月12日

ゲーセンの衰退ぶりが本屋やCD屋より酷いレベル。元ゲームキッズがゲーセン黄金期、90年代を懐古してみた

▼私自身、もう殆どゲーム離れをしたゲームユーザーだし(元ゲームユーザーに等しい)、ゲーセンも完全に廃れたので15年以上も遠ざかってるんだけど(昔過ぎて最後に遊んだゲームが思い出せない)、それでもたまに気紛れで市場調査というか、見物に行く。



だけどやっぱり、どこを見ても遊べそうなゲームがないので、いつも100円をコインインせずに帰る



そもそも私がかつて熱中していた、背中合わせの対戦型筐体が1台すらない店も多い






そして客が少ない











▼ゲーセンがオワコン、衰退、廃れたといわれて久しいけど、かつてゲーセン漬けの少年だった自分でさえもう完全に興味が失せているし、時代の淘汰なんだろうね



今はスマホでゲームをやる時代だし、ネット対戦まで出来ちゃうからね。


反面、ハイスペックなゲームに関しても、家庭用ハードの性能が上がったことで、アーケード筐体のゲームを家庭用ゲームで再現出来ちゃうことが、ゲーセンの衰退にも繋がったね。


スペックは高いに越したことはないけど、ゲーム業界という広い括りで見た場合、こういう弊害もあるわけだ


しかもネオジオのように高額でもユーザー数が少ない訳でもなく、ネオジオCDのように長いロードもない








▼そもそも街にゲーセンやゲーム筐体がないよね。昔はスーパーや駄菓子屋にも筐体がいっぱいあったのにね。軒先に置いてあったり。




MVSって凄い発明だったよね。駄菓子屋というか個人商店にこれが置いてあったのは、すごい衝撃だった。一瞬にして子供の溜り場になった



100円で2ゲーム遊べて、しかも4種類のゲームが入ってたので、気軽にSNKのネオジオのゲームが遊べた。





100メガショック、ネ・オ・ジ・オ♪が懐かしい






屋外に置くことを想定して、なんと日除けが付いてる(笑)

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スーパーに入ってるゲーセン、というかゲームコーナーでも、相当本格的だった。




スーパーマーケット〇〇店のただのゲームコーナーが、今でいう大型ゲーセンくらいの規模





目的は母親が買物してるあいだに子供を遊ばせることなんだけど、今考えるとありえない規模




はあ、凄い時代だ…









▼でもいまのゲームコーナーはその範疇からも外れてるね。イオンにもゲームコーナーあるけど、プリクラや未就学児童〜小学校低学年までのゲームばかりだし、メダルゲームコーナーに至っては高齢者の溜まり場になっている。そこにゲーマーは少ない



90年代にもメダルゲームコーナーに高齢者がいるのを見た事があるが、極めて稀だった。

でも今ではそれが当たり前になっている。本当に時代は変わったね










▼実はゲーセンって、世代交代に失敗した最たる事業じゃないかな?







90年代ゲーセンを舞台にした漫画はハイスコアガールとかがあるけど(アニメにもなる)、2000年代、2010年代を舞台にしたゲーセン漫画って、もう製作自体が困難だし(何かある?)、ヒットさせるとなると益々ムリだよね。


何せヒット作が無いので、漫画の題材にしても盛り上がらない


誰も知らないゲームをネタにするという不合理な事になっちゃう。



スト2はスーパーヒットタイトルだからこそ多くのゲーム漫画がネタにしたのだし、名作だからこそ、ハイスコアガールのスト2回は面白いからね

















2017年12月11日

学級日誌 レビュー感想 悲壮感のオンパレード、隠れた良作










サークルKITYが2011年の夏コミで100本販売した同人ゲーム。製作1作目。



100本しかないCD-R版のジャケット
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これまでネット上では体験版のみがアップされていたのかな?12月9日から配信されているのは完全版ということで、プレイ




まず最初に思ったのはテキストが普通のADVとは違うな、ということ。




ゲームのスタンダードである会話文ではなく、地の文が中心になって書かれている。



それによりビジュアルノベルというより小説に近い構成




テキストや画質で90年代のセガサターンやPCゲームの雰囲気があり、菅野ひろゆきやタクティクスの影響を受けたのかな






とある問題を抱えた子どもたちが、そんな子どもたちや、それを管理する人間のみで構成された島に隔離され、歪んだ友情劇が繰り広げられる、といったやや変わった青春モノ(だと解釈した)






主人公やヒロインの問題が徐々に解き明かされていくことがシナリオのコアになっている



終盤、クラスメイトたちの本性が露呈するシーンではちょっと怖さがあった。タイトルにもなっている「学級日誌」の謎も解け、緊張感のある展開が続き、ギャグは殆どない




定番のバトルロワイヤルもどきもある






かなりエグイ描写が多く、ラストもハッピーエンドとは到底いいがたい、非常に印象に残るストーリーだ


ほとんどの設定には理由付けがあり、丁寧なシナリオ





惜しいのは画像関係で、素材なのでテキストとグラフィックのギャップが酷い。





まず隔離された島という折角の設定が全くそうは見えない。




設定からいえばもっと閉鎖的な世界観の筈だが、妙に開けている





離島なのに、海なども出てこない




プレイしていてやっと海が出てきたと思えば、明らかに湖







めっちゃ小さいし砂浜も波も何も無いけど……




言うほど海か?
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(この立ち絵はいつも鼻に違和感がある。モアイみたいで)










他にもヒロインたちが貧乳扱いなのに明らかにでかかったり(Blue Forestは巨乳多い)、シーンにそぐわない絵が非常に多い





こういうのは単純に萎えるんで、絵関係はもう少し頑張って貰いたい




技術に未熟な部分があり、処理もとても重たい




ボリュームも、終盤長すぎてグダグダになったので、カン蹴りの後がラストになる構成でもよかったかと。あと30分はカット出来る





マイナスファクターも多いが、シナリオはなかなかキレがあり、活動していないためかなり無名のサークルとゲームだけど、捨て置くにはもったいない、隠れた良作でした




特に、このクオリティで、2011年の公開から現在まで、DL数がたったの6回ってのは有り得ない








評価B
70点


このシビアさ、刺激…おすすめです。








公式サイトのメンバー紹介…


<メンバー>
シナリオ担当 :REI
音楽担当   :psycolo
スクリプト担当:夕貴
秘書     :ひととせ
※4人が揃う頻度=ワールドカップレベル
 


もうすぐワールドカップなためか3作目を開発中の模様。期待したい




ゲーム業界に就職したかつての友人の現在




















昔の友達が、ゲームファンなら誰もが知ってるゲームメーカーに、就職したんです






大学を中退してまで業界入りしたのはすげーよ。 いま勤めてるメーカーが、2,3社目らしい。まだ若いのに随分転々としている





友達といっても、もう前の話だし、 むこうはこっちのことなんて覚えてないでしょうけどね。




かくいう私も、彼のハナシをとあるソースで知るまでは、 きれいさっぱり忘れてました



で、久しぶりに連絡を取り合ってみたんです。色々話を聞きました









この業界はオタクばっかで、変わった人が多いと思うんですが、そのゲームメーカーはオタ向けの濃いゲームばかり出しているのに、意外にも普通の人ばかりで話が合わないとのこと(ただこいつが濃すぎるだけじゃなかとも思う)








昔の彼は、あまりにも豊か過ぎる感性を持っていて、 ゲーム業界に入ったことはすんなり納得した







当時からプログラミングからデザインまで出来たスゴイやつだった。






特にグラフィックではとあるコンテストで全国1位を受賞しています。しかも短期間での開発で、即興同然だった









と、実力は間違いなくある筈なんだが…










実は彼から年賀状や同人誌を貰ったことがあるが、捨ててしまった。





もしかしたら、クリエイタークラスに上り詰めて、 すげープレミアになったりして?






だったら惜しいコトをしたなあ。






なんて思ってたんだけど、どうやら相当苦戦しているらしい。







同じ業界人の女性と結婚したはいいが奥さんは体が弱く退職。結構生活が厳しい、というレベルらしい。







名前で検索するとスタッフリストやインタビューが載ってるページにヒットするし、技術もかなり高い筈だが、もうゲーム業界そのもので食っていくのが難しい









しかも能力は高いのに大学中退(高卒)ということで余り評価もされない。ボーナスも求人票には6.0と書かれてるのに、一銭も出ない(でも退職するときに貰えたらしい、これも不思議な業界)









ゲームやらアニメやらのメディアを扱う専門学校への入学だけは、絶対にやめておこうといわれた







ゲームメーカーもまた「会社」であるように、専門卒などでは出世はできないからだって(それどころかいつまでたっても下っ端)







最悪の場合卒業しても就職できないし、中退でもしようものならそれが最終学歴になってしまうからと







まあ、「最終学歴 代々木アニメーション学院中退」(パワーワードすぎる。まあ代アニはもうないらしいが)では、 後々自分の人生を振り返ったとき、あまりにも恥ずかしいからなあ








宮本でさえ今の自分の学歴じゃ任天堂に入る事すらできないと言ってたけど、ゲームユーザーにとっては「優秀な開発者=面白いゲームを作れる人材」だけど、会社としてはそうじゃないんだなあ








それでも我こそはという人たちには、是非ゲーム業界に入って頑張って欲しい








でもね…この友達にはとてもいえないけど、ゲーム業界はあくまで遊びを作る企業なので、絶対に飽きによる大きな不況、下火が来ることは考えなくても分かることだったよね…





結果異業種に就職したかつての仲間(彼よりも偏差値も低くゲーム制作のセンスもない)が彼よりも遥かに安定した人生を歩むことになったと思うと、なんとも…





だって別にゲーム制作が出来ても、ゲーム業界自体が沈んだら無意味だからなあ…(他に技術を生かせる業界も限られてるし)



でも自動車や食品は必ずどの時代でも一定の需要がある




俺はゲーム制作のセンスがあります!なんて言っても、まず間違いなくツブシがきかないからなあ…







ここがフリーゲーム・同人ゲームレビューブログだから言うわけじゃないけど、やっぱりゲーム制作は趣味で留めたほうがよさそう(コナミ感)





2017年12月10日

モカブレンドをブラックで。 レビュー感想 小粋なセンスの良作(ネタバレ)

「早く大人になりたい、早くお嫁さんになりたい」と少女。


「そうなんだ」と顔を赤らめる少年。






いかにもフラグビンビンで、将来恋仲になりそうな幼馴染の少年少女だったが、少女が突然容体を崩すシリアスな冒頭からスタート









だがシーンは切り替わり、かつて少年だった冴えない浪人生の物語として、ギャグテイストの本編に入る











幼い頃にフラグをビンビンに立てた少年少女のありがちな恋愛モノかと思いきや、実はこの恋が少年の背伸びとウソによる失恋に終わっていて、少女は少年の事なんて、なんとも思っていない。しかも19歳にして2歳の子供もいる





といった、お約束を裏切る、恋を成就させる恋愛モノではなく、恋を諦める物語というのが意外性があってよかった。









中盤からのストーリーは面白い

音楽もいい









ラストは春になり、無事大学に入学できたリクが実は先輩だったコメットと再会し、リクの新たなる恋がスタートし、ゲームは終わる。






主人公が唐突に新しい恋を始める事はご都合主義だが(作者も書いてる)、主人公が安易に幼馴染とくっつかなかったことは妙にリアルで、クリスマスを一緒に過ごす男女の話なのに妙にもの悲しい雰囲気が漂ってて、コーヒーに物事を例える言い回しといい、センスのあるゲームでした





クリア後のオマケと、タイトル画面に戻るとクリスマスツリーが桜の木になってる演出もなかなか洒落てた。





絵も可愛いけど、折角2人の作者がコラボしたんだから、一枚絵も欲しかったかな












評価B
75点







クリア時クレジットでなぜかコメットの設定が見れるが…


コメットはでかい(コナミ感)
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