「そうなんだ」と顔を赤らめる少年。
いかにもフラグビンビンで、将来恋仲になりそうな幼馴染の少年少女だったが、少女が突然容体を崩すシリアスな冒頭からスタート
だがシーンは切り替わり、かつて少年だった冴えない浪人生の物語として、ギャグテイストの本編に入る
幼い頃にフラグをビンビンに立てた少年少女のありがちな恋愛モノかと思いきや、実はこの恋が少年の背伸びとウソによる失恋に終わっていて、少女は少年の事なんて、なんとも思っていない。しかも19歳にして2歳の子供もいる
といった、お約束を裏切る、恋を成就させる恋愛モノではなく、恋を諦める物語というのが意外性があってよかった。
中盤からのストーリーは面白い
音楽もいい
ラストは春になり、無事大学に入学できたリクが実は先輩だったコメットと再会し、リクの新たなる恋がスタートし、ゲームは終わる。
主人公が唐突に新しい恋を始める事はご都合主義だが(作者も書いてる)、主人公が安易に幼馴染とくっつかなかったことは妙にリアルで、クリスマスを一緒に過ごす男女の話なのに妙にもの悲しい雰囲気が漂ってて、コーヒーに物事を例える言い回しといい、センスのあるゲームでした
クリア後のオマケと、タイトル画面に戻るとクリスマスツリーが桜の木になってる演出もなかなか洒落てた。
絵も可愛いけど、折角2人の作者がコラボしたんだから、一枚絵も欲しかったかな
評価B
75点
クリア時クレジットでなぜかコメットの設定が見れるが…
コメットはでかい(コナミ感)
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