遥ルートは紆余曲折あって親友と別離しながらも遥と結ばれる、割と平凡なストーリー。
遥がヤンデレに行くかと思いきや意外にも冷静に主人公を見てて、別れる寸前まで行ったのが意外。もしラストに居合わせなかったらそのまま別れてそうだし
てっきり暴走する恋心がテーマだと思えば、妙に冷静
そして間違いなく本編、和ルートがなかなか「怖い」
遥の告白を断り、和ともつかず離れずで過ごしていた主人公。和の家出をきっかけに関係が激変してしまう。
一度物語はいい話に向かうと思わせて、抑圧された生活を送ってきた和は人格が幼児化、遥とは致命的な亀裂が入り、関係は完全崩壊。遥は廃人化…
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悲しいなぁ……
ラストシーンの、壊れたラジオみたいな音楽もなかなか怖い
しかも主人公と和は全く相思相愛じゃないし、一度は和が親から愛されているといういい話に持って行ったのに、結局こちらも崩壊(した描写はないが、まあそうなんだろう)
重い話で、全く救いどころがない。
タイトルの恋をする生き物だからが和の台詞なので、寧ろテーマ性のある本編はこっちかな
ボイスコ陣も上手いです。
ただボイスコの声含めて、主人公たちが中学生ってのは無理あったかな。声が低すぎるし、高校生でいいのに。遥も変な巨乳だし、給食を食べてるってテキストには凄い違和感。
幼馴染設定とかも、特に意味がないしね(和の父親が主人公の事を全く知らなかったり(多忙だから?その頃は本当に娘に興味すらなかった?)、設定を詰め込みすぎで、一つ一つが薄い)
評価C
65点
絵は安っぽいがシナリオはなかなか。
30分で遊べるお手軽鬱ゲーの良作でした。
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