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2017年12月24日

格ゲーガール! レビュー感想 ラブコメる格ゲー女子

ハイスコアガールに影響されて作ったゲームかな?



と思ったが作風はまるで違い、ゲームを題材にしたラブコメという感じ



実在ゲームは登場せず、全部捩っただけのパロディなので、盛り上がりに欠けた(スト2とギルティギアを混ぜたようなストギア2とか)








とはいえゲームシーンもあるんだけど、作者の筆力が低いせいで非常にグダグダ。冗長な実況シーンは要らなかったと思う







かといってモブキャラがほぼいないので会話におかしな部分が多い



ストーリーは罰ゲームでクラスの美少女に告白した主人公と、そんなヒロインのラブコメがメイン








…なんだけど、告白に成功(?)してからも友達がそれを囃し立てるようなシーンがなかったり、え、結局なんだったのという投げっぱなしなシーンが多い。こういうところはやはりモブが必要

















ヒロインはゲーム好きでネットの世界では格闘ゲームが強いが、あがり症なのでゲーセンには行けない。



でも主人公が駄菓子屋の息子なので駄菓子屋の客がいない時間帯に、レトロ格闘ゲームで遊ぶというのがちょっと面白い(まあすぐにゲーセンデビューするんだけど)。




ラブコメシーンだけ見るとかなり展開が唐突かつ強引で、大した関係でもないのにキスを迫ったり、違和感のあるシーンが多い



「格闘ゲームと恋愛のファイト。」というからには、サブヒロインも含めて三角関係をやって欲しかった




でも最終的にはほっこりする話でした






ただ問題はやはり動作関係。処理が非常に重く音楽が消えることが多々ある。立ち絵が表示されるときに前の立ち絵衣装が残ってたり、おかしなところが非常に目立つ。もうアップデートはないだろうけど、直してから配信して欲しかった







絵の枚数も少なくて、季節が冬に移っても夏服のままで、「寒い」といってたり、いや服着ろよってつっこみたくなる、変なところが目立った




作者が描いた背景も余りにも雑で、もう少し丁寧さが欲しい。立ち絵は可愛いんだけどね










評価C
60点




意外とゲーセンネタは少ない。無難なラブコメでした










しかしこのタイトル画面…
無題.jpg









オプーナにしか見えんな

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I:ROBOT trial レビュー感想 世界観の構築が凄い

バックグラウンドは明かされてないが、朽ちた駄菓子屋や道路標識があり、荒廃した近未来の日本っぽい世界を徘徊するADV。




背景は全てアニメだがクオリティは激高で、しかも動く














これにはアムロ・レイさんもびっくり













世界観、作風としてはブレスオブファイアX〜ドラゴンクォーター〜やICO、クーロンズゲート、serial experiments lainに似てるかも



キャラデザや美術はあきまんっぽさもある




これらの作品が好きな人はハマるかも




音楽も相俟って、独特の雰囲気を作り出すことに成功している









セリフもインパクトがあり、なかなかいい味出してる。






キャラの半分くらいはロボット。

ロボットの台詞にある、ロボットは無限に動けると思われているが消耗するから寿命もある、などのロボット論はなかなか面白い。


台詞自体は機械だから常識だろって感じだが、それをロボットが言うことに面白さがある






ゲームシステムはアイテムを使ったり背景をクリックして先に進める、シンプルな脱出ゲームタイプだが、インターフェースがかなり雑で、アイテム一つ使うのも面倒臭いのが難点



クリックポイントも非常に小さい



ガチャガチャを遊ぶにはコインアイコンを背景のアニメ絵にドラッグする。こういうのは直感的でいいんだが、面倒な要素が多かった







絵はハイクオリティだがシステムが非常に雑なのが惜しいが、恐らくこれはスマホで遊ぶ事を想定したゲームデザインではないか。クリックは面倒だがタッチ、フリックなら一発だな、というところが多い


他にも、もしこれが3DSのゲームだったならタッチだけで済むので、さぞや快適にプレイ出来たと思う





道具屋ではカウンターに道具を置いて買物するのだが、店員が反応しないので困った。これは道具を置くポイントがかなり狭いことが原因だった。


バグもちょっとあった




だがこれは体験版なので完成版では修正してくるだろう











評価B+
70点




体験版なので、あくまで体験版としての暫定評価



好きな人はとことん好きなタイプのゲームだし、大化けの香りがする




動作も驚きの軽さで、絵もシステムも技術はかなり高いです。



製品版が楽しみだ

2017年12月23日

どんなフリゲが人気か、どんなフリゲを作れば人気が出るか…フリゲレビューブログ管理人が、裏側を少しだけ話します

フリゲレビューブログは、当然ですがフリゲに興味のある人たちが閲覧しています


ユーザーによるタイトル検索。

作者と思しき人のエゴサ。

リンク。


数多くのパターンで、記事を閲覧していきます。






その蓄積データにより、管理人はアクセス解析から、PV数、ユーザー属性、アクセス時間、リンク元など、様々なデータを見て、次第にどんなゲーム(の記事)が人気があって、どんなゲーム(の記事)が人気が無いかが分かるのです




検索する側ではなく、検索される側ですから、客観そのもの








そんなレビューブログ管理人が、人気のあるフリゲと人気のないフリゲを、考察





フリゲユーザーだけではなく、フリゲ作者も参考になるかも




最初に断ると、あくまで一例にすぎません。




ただ当ブログはGoogleなどでゲームタイトルを検索すると、普段見て下さっている方々のお陰で、大抵の検索結果では上位表示されるので、一定のPV数があり、参考にできるくらい、バロメーターとしての精度は高いかと




ではいきなり結論から述べます。





一番人気があるジャンルは断然ホラーゲームです





ホラーゲームは家庭用ゲームではすっかり廃れてますが、フリーゲーム業界では依然強い。




ふりーむのDLランキングでも上位には常に存在し、なんと今週のTOP10なんて、4作がホラーゲームです(最大で7作の週もあった)




つまり4割。




全盛期のイチローでさえ有り得ない打率






そして、このブログのアクセス順位も上位にはホラー系が必ず入ります。


たとえそれがマイナーなゲームでも









ホラーゲーじゃなくとも、ホラー、鬱要素のあるゲームは強い。


たとえば「END ROLL」「メンヘラフレシア」「親愛なる〇〇へ」のPV数は凄い



この3作は配信からかなり経つのに、いまだに伸びているので人気の高さが伺えます







3作に共通するのは、ホラー要素、鬱要素で売り出していたこと






やはり怖いもの見たさってのがあるんでしょうね





ホラーゲームで検索して来る人が多い


スマホだけではなく、PCからの検索も多い





というわけで人気を狙いたいならホラーゲームがいいかもしれません。




まあ作るのも難しいし、激戦区でもあるんですが、まず最初に遊んでもらえるってのは重要な要素で、ホラーゲームというだけで全てチェックしている人も、一定数いるのでしょうね


そしてその一定数が、他のジャンルよりも多いのでは








じゃあ逆に一番人気が無いジャンルは何か?







ぶっちゃけていうと、ギャルゲーは人気がありません(エロゲーも人気が無い)








ギャルゲー自体が家庭用ゲームでも完全に衰退したけど、ホラーゲームと違い、ギャルゲーの衰退はフリーゲーム業界でも同様のようです。





近年の話題作は、「どとこい」だけじゃないですかね…



奇を衒ったから話題になったのであって、普通のゲームでは、そのまま廃れてしまったかもしれません







あれだけシリーズが続いているキスシリーズのリプキスでさえ、ファミ通のハード総合売上で、VITA版が辛うじてTOP30に入り、3000本。



PS4版に至っては30位以内にすら入れず、ランク外…(30位が1400本なのでそれ以下)





ギャルゲーもエロゲーも、今やすっかり売れなくなりました






ギャルゲーではときメモ、サクラ大戦。



エロゲーではトゥハート、kanon、AIR、下級生、YU-NO(これらはCS版すらも大ヒットしたからすげえ)が飛ぶように売れた時代はもう遠い昔。




CLANNADやひぐらしでさえ、気づけばPS2時代のゲームです(今でも出てるけど)




恐らくギャルゲー最後のヒット作のラブプラスでさえ、初代DS。色々やらかして、長くは持たなかった







今や、当時マイナーだった乙女ゲーのほうが、完全に人気



…フリゲでも全く同じ状態です








アニメ円盤も女性向けのおそ松さんなどが大ブレイクしていますが、売れ筋は女性向けタイトルが多く、どうやら最近はフリゲ業界でも女性ファンが増えているようです




乙女ゲー、BL的なゲームはこのブログでも伸びる傾向があります







よって、ギャルゲーを作って人気を出すのは困難かもしれません。





面白いゲームは、今でもあるんですけどねえ…



これは凄いゲームだぞと思っても、ネット上で反響がサッパリなんてこともよくあります。そもそも余りプレイされてない



やはり一度主流から外れてしまうと、戻ってくるのが難しいんでしょうか










ただ面白いもので、前述の「メンヘラフレシア」はギャルゲーなんですよ






つまりこのゲームは「人気のあるジャンル」と「人気が無いジャンル」を混ぜて成功させたという、非常に稀有なタイトルと言えます(配信サイトでも、TOP10入りしてました)




固定ファンが多いので、「メンヘラフレシア」がやりたいというより、CHARONのゲームがやりたい、というユーザーが多いのでしょう


メンヘラ・ヤンデレ系ギャルゲーを数多く作っていますが、フリーゲームに於けるこのジャンルでは、ほぼ一強です











ざっくりとですが、以上のことを参考にゲーム制作をすると、ヒットに近づくかもしれません。


もちろん、自分が作りたいものを作れるのがフリーゲーム、同人ゲームの良さですよ









このブログではCSゲームも一部扱っていますが、実はそういうゲームの記事って訪問者数とPV数が結構多いのに、全く同じ数ってことが多々あるんですよ…


つまりCSゲーをやるユーザーってフリゲには全く興味がないんですかね…








他にも興味深いデータが取れたら、第二弾…


人気のフリゲ作者編とか、変なワードで検索してる人編とかもやるかもしれません

くじらの公式 レビュー感想 にぼしコール(ネタバレ)

▼くじらの公式、クリアしました。



クラノートっていう大学生?の同人サークルが作ったゲームです





9月にDLしたのを少しずつ進めて、やっと終わった。



かなり長くて8時間くらい掛かった。ただ攻略は簡単なので迷うことはなかった。



その間バージョンアップしていた場合、このレビューの内容は初期バージョンに則します






















▼まずOPがとにかく素晴らしい。



断言すると、同人ゲーム史上、間違いなくベスト5に入る。





クリア後に見るとちょっと発見もある。これもまたいい。




2000年代初頭のゲームっぽい、非常に爽やかな歌声。映像や歌唱だけではなく、作詞作曲も良かった





特に作詞はシンプルに少年少女のひと夏の思い出を書いてて多くの人の共感を得られる歌詞。




ただこの歌詞、残念ながらゲーム中の描写とは全く違う。まあこの世界観、「ぼくのなつやすみ」だものなあ





というか、世界観、ストーリーにマッチしてるのは明らかに2番なので、何故こっちを使わなかったのか、疑問





ボーカルソングは3曲もあり、なんとそのうち2曲はプロが手掛けている模様。(でもサークルメンバーの作ったOPのほうが好きだ)




道理でクオリティが高いわけだと










▼主人公以外フルボイスだが、主要キャラのボイスコがめちゃくちゃ上手い。



普通これだけの長編ともなれば、同時に台本も分厚くなるので、疲れや手抜きによる棒読みが出るものだが、ブレが全く見られない




特にくじらは感情表現や終盤の覚醒時の声質も使い分けてるし、ヒロインだけあって一番上手い。有名な人なのかな




モブキャラも喋るが素人同然で、しかも収録が雑なのか、なぜかエコーがかかったような音質になっている。



無理に声つける必要なかったんだけど、主人公以外フルボイスってのを無理矢理にでも売りにしたかったのかな




まあスタッフも混じってるようなので、記念収録かもしれない













▼海の町を舞台にした物語で、記憶喪失の少女を拾ってひと夏の思い出が描かれるという王道もの。




舞台となった町は合志という名前だが、熊本にある実在の市とは多分、別







くじら供養碑がまんま出てくるので和歌山っぽいが、作中に出てくる食堂が東京都大島町だったりでなんかごちゃごちゃ(笑)



いわゆる聖地巡礼ってのは大抵1つの町だけだが、これは色んなところから撮影しているようだ。


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だが残念なことに、せっかく撮影ロケまでした背景写真は、全て化工されてしまっていて、実写ならではの自然美がまるでなかった。




人物が移り込んでるなら仕方ないが、風景までぼかす必要はあったんだろうか…




これもう半分CGだろってな背景ばかりで非常にがっかりした









▼キャラ絵は漫画的で可愛いのだが、なぜか3姉弟のモデルが一目で分かるレベルでサザエさんをモデルにしている



これは愚策だった。





ワカメを萌えキャラにしたような若音(この名前も滑ってる)がサブヒロインとして主人公に片思いしているが、いや別にワカメに好かれても…と何度も我に返ってしまった



他にも唐突にガンダムや漫画のパロディが入るのも、結構寒かった(夏が舞台なのに)









▼立ち絵も非常に少ないので、キャラクターがいつも同じポーズを取っているのが違和感あった





普段神社の掃除をしている真子が、どのシーンでも箒を持ってる(;^ω^)



イカダレースの応援に駆け付けるシーンでも掃除をしているのがなんともシュール





これもう半分清掃会社の社員だろ


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(それにしてもこのシーンの勝男、なかなかのクズだな)















▼さてノベルゲームということで、肝心のストーリー。









前述したように非常に王道で、プレイヤーの予想外のことは何一つないくらい





メインシナリオ中にtipsというサブシナリオファイルが入手でき、街や428では用語解説だったけど、本作ではストーリーを補完できます。本編がグダグダにならないいいアイディア










夏休みのイカダレースのためにみんなでイカダを作ったり合宿したり、少年少女の夏休みの思い出といった内容




終盤急展開し、くじらは真子の先祖で、生贄になったかつての巫女ということが分かる




またも海の底に戻ってしまったくじら…




それを呼び起こすために皆で決めた掛け声を荒げるところからくじら復活が最高にアツかった。



実に少年漫画的なストーリーだ(ちょっと戻ってくるのが呆気なかったな、とは思ったが)









▼ヒロインが複数いるゲームということで恋愛要素もあるが、こちらはかなり薄く、唐突さが目立った


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お互い殆ど好意をほとんど見せなかったのに、ラストで唐突にキスしたり、作者が描きたいシーンだったんだろうけど、その過程はかなり雑だなーという印象


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まあいいシーンなんだけどね、キスするような関係じゃないでしょ。そんな流れでもなかったでしょ









くじらは若音が主人公を好きなことにも気づいてないかもしれないが、それにしたって若音をムシで三角関係にならないのも変だし、設定ありきでストーリーを練れてない



若音が主人公を好きという設定は序盤から引っ張ってきたのにまるで消化されないので、結局なんだったの?という





友情9、恋愛1くらいの割合なのに、ラストだけ恋愛ってのがかなり違和感があった

























評価B
75点




面白かった。王道でよく出来たゲームでした。



バッドエンド埋め(埋めるほどないだろうけど)とtipsは今後やっていきます。














▼しかし…






EDスタッフロールの勝男wwwww



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(すっかりただの高校生カップルになった主人公とくじら。しかしなぜカメラ目線?)







こんなん笑うわ



「スペシャルサンクス 長谷川町子」にも笑うわ






白子一族の話 レビュー感想 全てが直球

白子一族、つまりはアルビノの一族が何故アルビノかというお話





時代背景などが謎だが、黒い御伽噺っぽい内容








全ての表現が直球で、一切のボカシを入れてない






タイトル画面を埋め尽くすあらすじはなかなかインパクトがある。これ含めて1000文字なのかな











近親相姦、レイプ、殺人、なんでもあり

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ただ主人公が女の子に見えなかった。




だからパッパが娘である主人公をレイプしようとするシーンで、パッパはホモ?と思ってしまった






もっと少女っぽい絵のほうがインパクトがあったかと







評価C
60点




おすすめ


色をいれず、キャラを白と赤のみで描いたのもよかった(多分意図的)



















2017年12月22日

少年の日へ レビュー感想 雰囲気ゲーとは言い得て妙

▼具体的に何かが起こるわけではない少年の日常シーンの連続。

雰囲気ゲーという言葉はよく使われるが、自称雰囲気ゲーとして成立している







音楽とグラフィックの完成度が素晴らしい。



音楽はフリー音楽だろうけど、シーンにマッチしてる









▼グラフィックは恐らく全て作者の自作で、作画クオリティは非常に高い。


短いゲームだが、立ち絵がなく、全て固有グラフィック。多くの枚数を描いてる










▼プレイタイムは3分となっているが、3分ではまず終わらない



映画的な演出で、かなり「間」を持たせてあるので、結構な時間が掛かり、ボリュームを感じた。絵には動きこそないが、スクロール演出などで、見せ方には拘ってる







そして終わってから概要を見て、これが1000文字作品であると知って驚いた。


とても1000文字とは思えない長さに感じた。これは初めての感覚だ






1000文字くらい鯖読んでない?



























評価C
60点






短いながらに長さを感じる不思議な一作、良作です。

暗転したままバグるところがあるので、修正だけして欲しい










▼しかし今回は、作者のゲームで初めて女性キャラと恋愛に近い関係になるが…(でも多分少年は少女が好きじゃない)



そもそも、冒頭いきなり女性キャラが登場して驚いたのだが…







それでも…





何かこう……







……



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…………


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Rene レビュー感想 ストーリーもちゃんとある雰囲気ゲー

画面をクリックして進める脱出ゲームのスタイルだが、ほぼ強制的に進むので実質クリック型ノベルゲーム



主人公が最初から自分は死んだと言ってたりあらすじにもそうあったり、基本設定に忠実なストーリーで、ラストシーンにはちょっとハっとした



前作「Goodbye Carol」はプレイしてないけど、クリア後に目を閉じてるのは本当に逝ったってことなのかしら…




絵は恐らく全部自作で、クオリティも高いです。
ポップな絵柄なのにややグロで、テキストもセンスある(SPIEGEL EIとibを意識してるかもしれない)




独特の雰囲気があるゲームでした。サクっと遊べる良作。







評価C
65点






ハブタエクエスト レビュー感想 RPG風ネタゲー


RPG風のグラだがジャンルはADV


福井ネタあるあるはいいがRPGあるあるがもっと欲しかった。



王様が勇者に少ない軍資金しか渡さない事への言及が入った時、あるあるって笑っちゃったんだけど、そういうネタがもっと欲しい。









魔王可愛い


守りたい、この笑顔


無題.jpg




バッドエンドだとブチ殺されるけどね!
(´∀`)9 ビシッ!












ボイスもあるが魔王以外は棒読みで多分ボイスコではない人が当てている。でもネタゲーなんで下手でもアリだと思う。



だが、折角ボイス入りなのに音量のバランスが悪く、デフォルトではボイスが殆ど聴こえないので設定変更をおすすめ。







評価D
55点



無難に笑えるネタゲーでした。唐突に実写で銘菓が出てきたり、ウケル。何気にRPG風のグラも凝ってます。





後書によると、作者は学生なので多作だが、今後は創作に飽きたのと就活でタイトル数が減るかもしれない模様だが、社会人になると自由時間が激減するから今の内作るのもアリかもしれない。



レベル1でもラスボスを倒せるゲームはポケモンやSO3があるかな(ポケモンは最低レベルが2だが)















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2017年12月20日

デイが幸せになるまで レビュー感想 ショートフィルムのような短編ADV

目を覚ましたら記憶喪失、館を探索して何があったか思い出すという定番ストーリー




dnoitizoku_mini.jpg
(この絵、王子の首を絞めて持ち上げてるように見える)






短いながらにシナリオが興味深く、なかなか面白かった。



謎解きも最初イラっとしたけどシンプルでよく出来てる。




ドット演出も上手。EDじゃなくてOPにスタッフロールを入れたり、まるで短編映画のようだね。


でも大雨の設定なのに、効果音だけで雨が降ってないのは違和感があった









EDは3つあるが回収が簡単なんでこれもサクサク進められた。






グッドエンドでのタイトル伏線回収は見事だが、結局王子は何者だったんだろう、なんで雨の中うろうろしてたんだろう。壺の中身の甘い香りの正体も気になる











評価C
60点

サクっと遊べる良作でした。













ところでこのシーンで初期のバイオハザードを思い出したのは私だけではないはずだ。今にもケルベロスがガラスバリーンして飛び出してきそうな雰囲気がある



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???「おい!それってYO!のびハザのネタじゃんか!アッアッアッアッ」







2017年12月19日

chaos pastel orange レビュー感想 言うほど画期的でギャルゲーか?(ネタバレ)

▼VIP発のギャルゲー





本作のキャラは特定のシーンに到達するまですべて顔が似顔絵。




それも結構不気味な


優しい世界_No-0000.jpg







ギャルゲーはまず一にも二にも絵なので、その絵で勝負できない状態では、完全にシナリオ勝負ということになる。ここに男気設定がある。



だがシナリオの引っ張りは非常にパワーがあって、こんな絵でも楽しめた



顔の見えない間はフキダシにマークがついて、表情を表現している(顔が見えるようになってからもフキダシがあるので、演出ではなくただの作者の癖かもしれないが…)








でも、前提を語るとコンセプトの「画期的なギャルゲー」「画期的なギャルゲー思いついた」はかなり違和感があって違うかな。












作者は消せない消しゴムくらい画期的なギャルゲーというフレーズを押し出したかったんだろうけど、一般的にいうギャルゲーのフォーマットと本作はかなり差異がある












ギャルゲーと言えば大きく分けてSLGではときメモタイプ、ADVではメモオフや葉鍵のようなノベルタイプがあるんだけど、それらに共通するのは特定のヒロインが複数いて、SLGならパラメーターを上げて、ADVなら正しい選択肢を選んで好感度を上げて、そんなヒロインたちを攻略できるという点。










でも本作はそれらの要素が一切ない上、ヒロインは完全に固定。(寧ろギャルゲーというからには他の女性キャラ攻略させてくれよ)






ギャルゲーは男女比がほとんど女に偏っているが、本作は男女のキャラ比にほとんど差がないので、ギャルゲーというにはかなり無理があった。青春群像劇っぽい。









勿論ギャルゲーといっても攻略要素がないものとか色々あるんだけど、これをギャルゲーといってしまうともうなんでもギャルゲーになっちゃうので、やはり違うかなって感じ。これについては他にもそう思う点があって、後述します








別に、サクラ大戦はギャルゲーじゃない、みたいなことが言いたいわけじゃないんだけどね。サクラ大戦はギャルゲーだし
















▼さて本作は話題作だったのでその存在を知ってはいたが、かなりの長編と聞いてたので、例によってスルーしてました。





私は4,5時間と聞いたらかなり躊躇、10時間と聞いたらまずプレイしません。






まずプレイタイムを確保できず積むからです。10時間もあれば1時間のゲームを10本もクリア出来る訳だし






で、これもそんな具合でスルーしてきたタイトルの一つ








▼当時イロモノを攻略するギャルゲー、乙女ゲー、漫画などが流行ってたので(最近でもまた、原始人が恋愛対象の少女漫画とかあるね)、これも似顔絵を攻略するイロモノバカゲーギャルゲーだと思ってたんだけど、結論からいうと全く違った







似顔絵なのはシナリオ上の都合であって、イロモノ設定とはまた別(ニュースサイトではイロモノという扱いだったが、プレイしていないか、スタッフがそういう押し出し方をしてたんだろう。「画期的なギャルゲー」として)









▼この、人の顔が似顔絵に見えるというのがシナリオの最大のキーなんだけど、初めて色葉の顔が見えるシーンの衝撃は大きかった。



何せそのシーンに至るまで数時間、ずっと似顔絵(落書き)だったから


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キャラデザが誰かも知らないしどんな画風かもわからないから(例えば有名漫画家ならある程度予想出来てしまうだろう)完全に未知数だったが想像以上に可愛くてびっくり。作画レベル、高すぎ




そして予想してた作風による画風とも違ってた(もっと萌えに寄ってると予想してた。開発中はもっと萌え寄りの絵だったようだが)。






だが色葉を筆頭に、どのキャラも、本当の顔がイメージとあまりにもピッタリでそこに衝撃を受けた






だからこそ、初めて色葉の顔が見えるシーンはゲームならではの衝撃がある。






漫画やアニメではなくて完全に主人公の視点で、主人公に感情移入してプレイするから、なんか本当に自分の霧が晴れたような気分になった

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▼シナリオは、非常にシリアスかつハートフルで素晴らしかった。実は過去からすべてが繋がっているというシナリオ構成もいい





キャラクターもいい味出してる。特にヒロインの色葉のぐう聖ぶりは素晴らしい。













主人公が徐々に記憶を取り戻して目の前の似顔絵が剥がれていくシーンがどれも感動的

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特に百花の顔が見えるシーンは、似顔絵が溶けたら泣いているというのが実に設定を活かした演出で良かった

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ヒロインの色葉でさえ、スチルこそあれ割と普通の顔だったんだが(というか色葉以外の女性キャラは単独スチルすらないんだが…)、百花の場合、似顔絵では分からなかった表情というポイントがクローズアップされてて非常にテーマが引き立つシーンだ













▼ミステリとしては主人公がヒロインの色葉のことまで犯人として疑っているのが意外とドライで驚いた。







金田一少年にしろコナンにしろヒロインは無条件で犯人候補から外れてて疑いもしないんだけど、ヒロインを疑う主人公は珍しい、「裏切りの密室」くらいしか知らない













▼ただ肝心の犯人当てはここまでの展開から、言ってみれば「逃げ」の、凛が犯人と見せかけて晃が真犯人という結果になってしまった



これまで顔の見えた女性キャラを犯人にしてたら作者が真っ向勝負してると感心したんだが、残念ながら非常にベタで、消去法でパターンが読めてしまう内容だった



名探偵コナンで烏丸があの方だったくらいの予定調和





次々に友人たちが何者かに殺されていく過程はゾクゾクしたが、まあヌルいもので全員結局生きているし






実弟晃との対決…路上で柔道はマジヤバイ

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▼晃が主人公を恨んでいる理由が母親の事というのも、顔の見えるようになった女性キャラが主人公に恋してない(百花は微妙だが)というのも、前述したようにギャルゲー的ではない理由の一つ



ギャルゲーというからには晃が主人公を恨む理由は、色葉の気持ちが自分に向かないからってのが王道だけど、そういうのは一切無いんだよね。





他の女性キャラも、葵は幼馴染、百花は親戚のお姉さん、凛は主人公に興味すらないし





(そういえば百花が実は親戚だったとわかるシーンで、叔父側の親戚なんで主人公とは当然血は繋がってないのに、主人公が僕と顔が似ているのかなと疑問に思うのが変だった。設定ミス?)











▼事件解決までのストーリーはどれも伏線が綺麗に消化されてて面白かったが、シナリオの起承転結の結で終わるかと思いきや、この後の種明かし編が長すぎてダレてしまった。



結末と種明かしを同時に行うような構成にして欲しかった








そしてグダグダ長い割に、どうにも「書き忘れた」ことが多い。




色葉は、自分が主人公の母親を殺したとずっと思い込んでいて、気に病んで主人公の告白まで断っていたのに、いざそれが冤罪で、真犯人が晃だと分かったのだから、そこにもっと葛藤の描写を入れて欲しい。



事件解決後はなんか本当にただあの時は何何だった〜、実は何何だった〜と長々と解説するだけなんだもん








行間を読むとどうも晃は全くの悪人ではないんだが、そこに触れられなかったことが残念だ。例えば女にチャライ紺野を本気で怒ってたり、女性にも思い遣りがあるのは間違いないんだが、それも何故か主人公たちは気づかない





哀れ晃





























イケメンチビの主人公…なんか笑ってしまう(笑)

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叔父叔母と本当の親子になるくだりは泣ける話だ。叔父がゴリラ過ぎて笑っちゃったけど




叔母さんは美化されてない妙にリアルな中年女性で意外だった。

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▼全てを終え7カ月後、ラストの強引な水着シーンがギャルゲーっぽくって笑ってしまった。



葵だけ隠れてて水着姿が見えない(悲報)。しかし、海なのにヘアバンドって…


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まさかこれがラストシーンだとは思わなかった(笑)。最後の台詞がヒロインのものじゃないってのもね。












全てを終えタイトルに戻るとシルエットのキャラの姿が見えるように…最後の最後で小粋な演出だ



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作り込み的に勿体ないのは、これだけ絵に拘ったゲームなのになぜか背景だけがほぼすべて素材であること。




他でよく見る背景はやはり安っぽい



さっきまで夕方だったのに次のシーンで昼になってたり、おかしな部分も多い。





これだけ力を費やしたならもう全部お手製で頑張って欲しかった。










目パチするキャラも色葉だけなので、これは全員分実装して欲しかった






絵のセンスも優れているが、血がピンク色だったりダンガンロンパにでも影響受けたのかな?ってシーンが多くて折角の緊迫の場面もイマイチ緊張感に欠けた

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▼さて、総評するとシナリオ、自作絵、ともに素晴らしいクオリティの良作でした。特にキャラグラは美麗過ぎ。




10時間はキツかったし終盤ダレたけど、やっぱり長いゲームは充実感、達成感もありますね








同人ゲーム離れしたハイクオリティと、同人ゲームらしい低クオリティが混在した一風変わった作品





評価A+
80点












配信サイトは複数あるけど、そのどこでも受賞してないっておかしいでしょ、ふりーむの審査員はモグリだな。








とか思ったら、なんとこれだけの作品が、コンテストには参加すらしていない模様。シナリオもグラフィックも斬新さもあるので、出せばまず何か取れる。もったいなかったね









フリーゲーム・オブ・ザ・イヤー2014(DLランキング)で76位と、クオリティからすれば前評判の割に隠れた名作になってしまった。この出来ならベスト3に入ってもなんらおかしくはないのだが、やはりこの絵なんで、奇を衒ったゲームだと話題にこそなっても、DLしてまで遊ぶ人が少なかったんだろうな。




ギャルゲーといいながらも顔が落書きのままだから、やはりユーザーの目は引けないしね。




ギャルゲーでユーザーが真っ先に見るのは絵・キャラで、その気に入ったキャラを攻略したいというのがプレイ動機だからね(でもカオパスはヒロイン攻略要素すらない…)







まぁこういう性質のゲームだから仕方ないけどね。










製作サークルもツイッターをまるで更新してないのを見ると一斉失踪したんだろうか。また何か作って欲しいが、これももったいないね。












スタッフロールが2chのコテハンだらけなんで、ここであ、そういえばこれVIPのゲームだったなって思い出したよ





ここまでVIPネタがないVIPゲーも珍しい


「限りなく閉ざされたこの世界で」なんて、主人公とヒロインがVIPPERだったからね(笑)

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本作の場合VIPネタやパロディがないこともよかったかと



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