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2018年01月07日

トヤマと薬売り レビュー感想 トヤマとかいうぐう畜(ネタバレ)

まず最初に、ティラノスクリプトだが、雪が舞っていたり、主人公トヤマの目線で画面が動いたり、意外とよく動くゲームで驚く。



特にスチルで瞬きすることに吃驚。結構作るの大変なんだけど、手がこんでる。





…でも…




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パチッ

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パチッ

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パチッパチッ


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シパシパッ


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瞬きしすぎ!!


これもう半分ドライアイだろ。








薬売りなら自分で目薬をさせばいいのにね!!





これでたった数秒。もうちょっと自然に作ってくれるとよかった。






しかし少女の耳毛すごいな。













▼薬売りってことで時代背景をせいぜい明治大正かと思えば、普通にストーブや電話が出てきて、拍子抜け。しかも昭和チックな黒電話ではなく、割と今風のコードレスタイプっぽい


電話がある世界なら普通に車が普及してるんじゃない?山奥の村にも楽に来れそうだが…




少女がケモノ系なのにそのことに一切触れられないので、他のキャラの立ち絵はないが、ファンタジー世界なのかも…









▼立ち絵があるのは少女のみ。綺麗なんだけど、少女というより少年みたいなキャラデザかな



雪一面の世界だったり、メッセージウィンドウがなぜか春だったり、全体的に優しい雰囲気







▼ストーリーは富山の若い医者トヤマと、薬売りの少女のほんわかラブコメ。可愛い絵の見た目通りだね。



そんな青年と少女の甘酸っぱい恋愛模様が展開される。といってもまあ殆どがどんどん思いを募らせていくトヤマの片思い描写なんだけど、恋にキュンキュンする青年のもだえる姿がなんとも微笑ましい。











だったのだが、ストーリーは急変




突然トヤマが黒い部分を出し、薬売りに会いたいがために薬をひたすら破棄する。



薬売りはそれをトヤマの病院が忙しいからだと解釈するも、トヤマの黒さは日に日に増していく


病院には既に薬は何も無い、まともな治療はできないレベルにまでなる








▼いやあこのシーンの急展開、怖いね。背景も真っ黒になるけど、さっきまでの空気はどこいったんだよって感じでビビっちゃったよ






▼そして薬売りと連絡が取れず悶々とするトヤマのところに、村人がこの少女を助けてくれと行き倒れの病人を運んでくる。






そう…それが薬売りの少女だった…






自分のせいでまともな治療もできず、苦しむ少女。



トヤマは自分の致命的な愚かさに気づき、膝を折る…








▼結局薬売りは凍傷で脚を切断し、トヤマと結婚。






テーマ的に、少女はトヤマが薬を破棄してたことは知らないんじゃないだろうか…


行き倒れた時も丸腰っぽいし(薬を持ってれば、それこそその薬で治療すればいい話だし)



結局、狂ってしまった父親と同じ轍を踏んでしまったわけだ。違うのはそれでも少女と結婚したことかな







▼いやあ非常に黒くも面白いストーリーでした。絵のパターンも多いし、非常に良作。



作者はサークル三叉路の巴田浩氏。これを一人で作ったなら凄いね




評価B
70点







そういえばタイトル画面の富山旅行記、てっきりクリア後に開放されると思ったけど、クリックしても何も無いんだが…(リードミーによると今後実装予定?)












2018年01月06日

狼の森 レビュー感想 本当の意味での逃げゲー(ネタバレ)

病気のおばあちゃんのところに、お見舞いに行く赤ずきんドロテー



童貞みたいな名前だがもちろん女性





道中、狼から逃げる。猟銃を入手していれば、斃すこともできる。





いやあ面白いねこれ。ありがちな逃げゲーかと思いきや、一石を投じてる



狼の正体が実は病気で狼に変貌したおばあちゃんだとわかったとき、作者の狙いも同時にわかって、ニヤリとした


狼は童話の先入観でオスっていうイメージだったから、余計にね




つまり、本来敵である狼を殺したらバッドエンドになる。



道中拾った猟銃は身を守る武器ではなく、実はトラップアイテムだったと気づく。




猟銃の発動条件が狼との接触なので、やはり今度も逃げる事になる、そう狼を助けるために…




つまりこれまでは「狼に殺されないために逃げるゲーム」だったものが、「狼を殺さないために逃げるゲーム」に変貌する












狼の森が同系色で見づらいのと、道が狭すぎなのは修正して欲しかった。




バグというか狼を撃ち殺した後にマップにハマったのは笑っちゃった。出れないので、仕方なくリセットしました

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評価C+
65点





一応ホラーゲームだけど全然怖くないんで、ホラゲ初心者にもおすすめ。

面白かったです。

第七号車 レビュー感想 俺が第七号車だ!(ネタバレ)




ゲーム内容:

”私”は第七号車で、一人の少女に出会った。
終点まで、まだ時間がある。
暇をつぶすために。
少女は自分のことを話し出した…






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2014年に中国の面白いゲームとして話題になった作品ですな。



絵も美麗だし二転三転するストーリーと結末は非常に面白かった




ワードの気になる部分を指摘し選択するシステムも地味に新しい、「御神楽少女探偵団」っぽい







特に主人公の正体が、第七号車、列車そのものというオチがいい









しかし本当に感心したのはあらすじ



”私”は第七号車で、一人の少女に出会った。






この一文。余りにもストレートな叙述トリックに吃驚した。


レビュー感想を見てるとこれについて触れてる人がいなくて、それにはもっと驚いた。まさか気付いた人がいないってことはないだろうけど




”私”と強調されているのもいいですね。作者がトリックに込めた自信が伺えます





こういうゲーム以前の説明文で、既に答えが示されてるのは、実は非常に高度なトリックなんです






というわけで、この古いゲームについて新しく言えるのはそのくらいですかね







良作でした



評価B+
70点






ところで少女が執拗に手首を隠す理由(実は1度も手首をこちらに向けていない)、これは自殺未遂のときにできたリスカを隠してたんだろうけど、
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折角腕を上げたポーズなんで、






パイスラもちゃんと描いて欲しいんですよ

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それがこの良作(と私の頭)の残念なところでした
















2018年01月05日

ほろびのゆりかご レビュー感想 ラストシーンで判明する真相は、最早SFファンタジーのスケールを超えた(ネタバレ)

▼物語の結末まで書いてます



二転三転どころか七転はするストーリー展開といい、作中で使われている壮大なトリックといい、完全攻略前に読むと、著しく面白さが落ちてしまいます



なのでこの記事はクリア後に読むことを推奨しますが、間違いなく名作と断言出来る、素晴らしい作品でした。




感動ともまた違う、「何か」









▼ではレビュー感想、プレイ日記





あなたを待ち受けるのは、究極の選択。



【あらすじ】
主人公「ホタロー」は
4人の女の子と白い場所で生活している。
ある日、彼女たちは
地下に食料を取りに行くというが・・・








物語は主人公が何か水の音を聞きながら恐怖するシーンからスタート。



だがそれは怖い夢だった。ママに起こされるところからゲーム操作開始


今回はRPGツクールで作ってるんで、雰囲気が違うね。ジャンルはADVなんだけど






▼ゆりかごという舞台で、男は主人公は1人だけ、あと4人全員美少女(成人女性もいるが)というありがちなハーレム設定。


まあタイトル通り、これ明らかに隔離された空間での話なんだよね。ゆりかごってことは宇宙船か、地下シェルターかしら






▼物語冒頭、いきなり主人公の母親が死んでしまう。それも何者かに殺されるという形で。



衝撃展開でびっくりだ。ママ、メインヒロインだと思ったのに



凄く引き込む冒頭だ





一致団結してるのに、裏切者が残された食料を焼き払ったり、B級映画っぽい。



「クチダケ」もこのパターンだったが、寄せ集めの「クチダケ」と違い、10年連れ添った仲間同士なだけに、悲壮感が凄い(プレイ直後なんで10年といわれても、さほど感情移入はしていないが)






▼旧作キャラと被ってるキャラもいるけど、キャラデザは今回も目を惹くね。


CHARONのゲームは、サムネで少し見ただけでCHARONのゲームだと分かるほどの存在感が、異彩を放ってる。



作画枚数も膨大で、フリー素材ゲームなどとは、まるで違う力の入れよう




特に立ち絵は、ヒロインのバストアップではなく「顔」を中心に描くのも迫力がある





そんなヒロインズは皆可愛いけど、一番好きなのはやっぱエンゼリカだね。


読書家という設定もいい。


特に、笑顔の可愛い女性って現実でもバーチャルでも好きなんですよ





守りたい、この笑顔
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アレッッッ!?!?!?

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ええええ、えっ、エンゼリカー!!


てめえが裏切者だったのかよ!!


ママを殺したのもこいつ。



マジで許せねえ…(ブチギレ)

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まあ最初からこんなですわ口調の関西人みたいなお嬢様、臭いと思ってたわ(熱い掌返し)








▼本性を現したエンゼリカに他のヒロインは脚をギロチンで切断されたり、半殺しにされてしまう。


誰かが犠牲になれば他の人を助けるといったのに、結局皆殺しにされそうになる。





ほんととんでもないドクズだったんだな、これは絶対に許せない。


もうバッドエンド確定の流れだから、次のプレイでの復讐を誓った





だがそんなピンチで助けてくれたのはママ。ロボットだったんだね…

普段おっとりしてて怒る事もないママの、…これは「怒り」か…
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こんな姿になってもわが子を守るとか、実の母じゃなくても、人間じゃなくても母と母の愛は偉大だわ






▼ということで、Bルートになってしまったので、やり直し。




どうやら、エンゼリカの台詞を読み解くに、マッマをエンゼリカと二人にさせてはいけないと解釈した



なので序盤の選択肢で無理矢理にでもマッマから離れない。



展開が変化し…おお、Aルートになってる…



無事バッドエンドルートを抜けたね…


BルートってのはBADの略だったのかしら





▼このシナリオでは選択肢を一つ間違えるとバッドエンド直行なのだが、他のゲームでは正解であろう選択肢を選ぶとバッドになってしまうのがCHARONらしい皮肉さでいいね





ヒロインを見殺しにしないと先に進めないなんて画期的だ






▼Aルートでは打って変わってママではなく、何故かエンゼリカが居なくなってしまう



そんな中で食べた、しょっぱかったカレーの正体がなぜかいなくなったエンゼリカの人肉




しかもAルートでは、ママがエンゼリカを殺しているという事実に驚愕




「ゼノギアス」のソイレントシステムでさえ人肉を缶詰にするだけで料理はしてなかったというのに、仲間を殺して食うって…これはもう「ゼノギアス」を超えてしまったんじゃないか。まさかの人肉料理だなんて





ママが主人公を生かすために、自分の体を食わせるのも恐ろしい。


カニバリズムじゃない、これはもう、愛だよ、愛




ほんと吃驚するネタが多いわ。ギリギリを攻め過ぎ。



CSじゃ出せないだろ







▼ストーリーを進めると、このゆりかごというのが実はシェルターであることが分かる。



地上の世界は既に氷河期のような大寒波が来ており、ヒロインたちのいたホツカイドは滅んでいるという。だが決意を改め地上に出る案を模索する




だが「楽園」を作りたいママは反対。やがて仲間との殺し合いにまで発展




主人公は仲間か母親、どちらを殺すかの決断を迫られる






ここ凄いシーンだね。母か仲間、どちらかを撃ち殺す選択肢って。まあ正直別に殺す必要性はないんだが…




でも、これでもまだ、「究極の選択」ではない。


仲間とはさほど仲が良くなかったので、もっと深い仲なら、その2人を天秤にかけることを、究極の選択と呼べたかもしれない。




母親を撃ち殺すと血を流して死亡する(あれ?ロボットじゃなかったの?)




母親や仲間の犠牲や死を乗り越え、地上に出るも、そこは極寒の世界。あえなく倒れてしまう…





またもバッドエンド。




え?終わり?





もう選択肢もないしEDも埋めた筈なんだが…




ああそうか、クリアパスワードね。


そういえば丁度6文字か。




今作は、ただのオマケではなく、進めるためにパスワードが必須なんで、メモりましょう。ミスして検索で飛んで来た人のために、攻略としてパスワードも記します







▼これまで集めたクリアパスワード、「きぼうのはこ」を入力し、ニューシナリオへ。




そこは「メンヘラフレシア」にもあったCHARONお得意の異空間




なるほど、ゆりかごってのは本当は、これを意味してたのか







▼待っていたのは母そっくりの謎の女性。


このあたりも、「メンヘラフレシア」にそっくりだね。


同じ音楽も使ってるし、同じ作者だから当然だけど、世界観や設定まで似てるってのは珍しい。メタネタも同じ








▼そこで明かされるのは、死んでいった仲間たちの抱えている闇と、まだ赤ん坊だった主人公が、なぜシェルターで生活するようになったかという過去。



メギの正体や、ホタローとメギがいかにして親子になったかという経緯までが回想される。




ホツカイドが滅びる際に、シェルターを仕切っていたのがママの叔父。



一見良識人に見えた叔父は、シェルターで突如豹変。大人たちを皆殺しにした


叔父は性奴隷を欲して、幼い少女だけを残した。


まだ赤ん坊だった主人公は、殺されそうになったところを、幼い少女だったママに救われた。



だから生き残りが少女ばかりだったんだね…。


ただのハーレム設定に見えて、ちゃんとストーリーがある。






ロリコン鬼畜叔父が社会の目を逃れて少女・性奴隷を作った場所。それこそがシェルター、「ほろびのゆりかご」の正体







鬼畜叔父が実の姪をはじめ、性奴隷にするための幼い少女たちを裸にして並べるのは、凄いインパクトだ
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あ、こっちだったわ
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▼エンゼリカの悪魔化も、自殺した双子の妹だったんだね…



思いの外闇が深い連中ばかりで、驚きだ



そして全ての事実を知った主人公は、つよくてニューゲーム的に得た知識と経験で正史を変えようとする。


まあSFファンタジー的なループものやな








▼ここで本当の本章スタート…。


クリアパスワードってのは、あくまで中盤までクリアってことだったのね。「メンヘラフレシア」みたいにこれでもう攻略だと思ってたから、更なる展開に吃驚だ






▼おお、OPカッコいい…!
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これまでのは本当に長い長い前振り、前章だったんだ…








▼本編であるCルートでは3周目の記憶を持った主人公が奮闘し、歴史を改変していく。



Cルート、ホタローのやる気を象徴しているのか、世界観とまるで違うやけに熱いサウンドが面白いな。ちょっと笑っちゃった。






結果誰も死なず、全員が和解。



楽園にあんだけ拘ってたメギすらも、話し合いだけで案外あっさり考えを改めたのは、ちょい拍子抜け。


Aルートではそれで殺し合ってたのにね






▼Cルートは平和的で、本当にいいシーンが多いね…特にエンゼリカの改心シーンが泣けた。


自分が殺したも同然の、双子の妹デモニカの死を乗り越えて、悪魔に魅入られない強さを得たんだね…


Bルートの犯人も実際にはデモニカ。エンゼリカは、魅入られてしまっただけ。つまり彼女もまた、被害者であると言える




本当は心の綺麗な女の子だったんだ…そう妹の心を取り込んでしまうくらいに…




まあ最初から信じてましたよ



1度たりともエンゼリカを疑ったことはないです(熱い掌返し)






▼そして犠牲者を一人も出さず、いよいよほろびのゆりかごを脱出する日、ママに呼び出される。



この世界が、胎児である主人公が、母胎で見ている夢という衝撃の事実を告げられる。





!!!



これには本当に衝撃が走った。母親というテーマは何度も出ているが、母胎という発想はなかった



母胎なんて宇宙に比べたら極小にも拘わらず、途轍もないスケール感だ






そして究極の選択。このまま夢の中の仲間たちと過ごすか、それでもつらい現実に産まれてくるか




主人公は現実を選び、母親の大きな愛に包まれて生まれてくる






そう母の愛に守られていた、お腹の中という「ほろびのゆりかご」から…
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たとえ、逃げられない現実が待っていたとしても…



地球という、「ほろびのゆりかご」へ…

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▼……



はああ…頭真っ白感……





いやあ、この一連のシーン、素晴らしかった。最後の最後で、また壮大…。


途方もない展開の連続だ



「ほろびのゆりかご」とは何か?ってのをどんどん推移させていく展開は実に上手い。




新しい世界が出来るって点は「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を思い出した




元ネタはそのまま「ドグラ・マグラ」作中の「胎児の夢」なんだろうけど(同じ文章も出てくるし)、この世界観からこの着地点に持っていくのはお見事(夢野久作が好きな人には、オチが読めたかもしれないけどね…)




特にタイトル画面が主人公が生まれるシーンになってる演出は、思わず唸り過ぎて、唸り声を上げてしまった
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オギャーーーーーーーーーー!!!!って






▼そして本当に驚愕したのはこの次。


はじめからをリスタートして、冒頭のぴちゃぴちゃした水の音らしきものが(アイキャッチでも同様)、母胎の音の表現である事実に気づいた。


この時の衝撃のでかさといったら、なかった。(あくまで私の解釈だが)




早鐘を打つという言葉の通り、ボーンボーンボーン…という古い時計の音も、心臓の音の再現かもしれない




主人公が外の世界とも取れる現実を怖がってる点といい、実はゲーム冒頭から、もう全ての伏線を張って、答えを提示してたんだね、ぶったまげたよ。







▼ちなみに最後の究極の選択を間違えると、主人公はこれまで何があっても守ってくれた母親からも母の愛が伝わらない子として糾弾され、かなり悲痛な最後を迎える事になる。



しかもタイトル画面から笑顔のメギは消え去り、真っ暗になり(トゥルーエンドを見た後は変わらない模様)、セーブデータまでもがバッドエンドで上書きされてしまい、ロード不可能に(多分後半のデータなら読み込める)。



これは怖い。ショッキングシーンが連発されるゲームだが、ここが一番怖い



このバッドエンドに私は初代プレステの名作「moon」を思い出した。





あれも最後、主人公が現実か、ゲームの世界かの選択を迫られ、現実を選ばなかったら悲惨な結末になった


まるで違うゲームだが、根底にあるメッセージ性は同じだ






▼凄いゲームだった。2018年一発目なんだが、いきなりとんでもないゲームをやってしまった。少なくとも今年はもうこれを超えるゲームは出ないんじゃあ…?



クリアまでせいぜい2,3時間やで?それでこの超密度、マジ信じられんて。

総じてクオリティが高いゲームだ





世界観の練り込みも素晴らしい。「メンヘラフレシア」はクリアしても考察の余地が残ったのですっきりしない点もあったが、本作はほぼすべての解き明かされるので、カタルシスも凄い





練られた世界観、プレイヤーを翻弄するギミック、刺激的な展開…





これぞゲームの本質である。ゲームの真髄である。










▼評価S+
100点




とんでもない傑作でした。CHARONの最高傑作だと思う




なんでも次回作でサークル活動休止らしいが(フリゲ活動休止だった模様?)、大変勿体ない才能







▼そういえば同じく満点をつけた「夏ゆめ彼方」も母親が裏テーマっぽかった。「ほろびのゆりかご」は、メインテーマだけどね。


「ほろびのゆりかご」も、一貫してテーマが母子愛なのがいいですね。大抵、こういう義理の親子モノって、強引にでも恋愛に持っていきがちだし



「マザー」シリーズといい、母親をテーマにしたゲームは名作が多い


「ポポロクロイス物語」も名作だった




2018年01月04日

狂い月 レビュー感想 ホラー版「真冬の蛍」(これら2作のネタバレあり)

▼2016年のDL1位ということで既に多くのユーザーがプレイしてるんでしょうけれど、クリアまで5,6時間かかるというので敬遠してたのを、今更クリアしました。



(有名なゲームなので、この記事は、ほとんどのネタが既にプレイしたユーザー向けの、レビューというよりトークです)










▼攻略難易度も結構高く、バイオ的な「そこを歩く恐怖」はないんだけど、ホラーシーンの作画がかなり気合入ってて、怖かった




テイスト的には「P3」以降の「ペルソナ」シリーズっぽいキャラで、「零」っぽい謎解きとホラーを作った感じ(そういえばメニューの横顔も「P3」、タイトルロゴも「零」に似てる)





そして何に一番似てるかというと「真冬の蛍」にそっくり





優等生の主人公といい、





セーラー服にポニテの幼馴染といい、

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昔住んでた洋館というオチといい、



双子ネタといい、



双子を使ったトリックといい、



もう何から何までそっくり。




ただテイストは「真冬の蛍」が泣ける系なのに、「狂い月」は胸糞系








▼配信はこっちが先だけど、開発は多分同時期くらいなので、パクリでもないはず。



お互いの作者は偶然被ってしまって、ちょっと損をしたと思ってるかも







▼キャラが次々に殺されていくサスペンス風な展開だけど、真犯人をずっと新岡梓紗だと思ってたんですよ。




もう消去法でそれしかないし、響也を殺した犯人も新岡だとばかり思ってた。



響也が「新岡さんもここに呼ぼうよ」だなんていかにもな台詞を喋るもんだから、余計にね。


あ、こいつ、既に館に来てる新岡に殺されるんだな…(察し)ってね。






でも響也を殺したのって梢なんだね。梢が出現するときの画面が赤くなる演出もなかったし、もっと人為的なものだと思ってたのに、まさかの心霊にブチ殺されたとは


別に推理ゲームじゃないけど、犯人はもう少しヒネってもよかった







ゴルァ新岡!!出てこいやぁぁ!!!









とまで思ってたんだけど、新岡は全くの無実だった











▼評価C+
65点




作画レベルが高い、それだけに怖い



2回くらいうわぁぁぁぁ!って怖くて声上げました。



2018年01月03日

境世ノ死神 レビュー感想 青鬼系ゲームだが、鬼は(ネタバレ)

ストーリー

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紅月学園の修学旅行中、
生徒達の乗っていた観光バスが、トラックと正面衝突を起こし……
それは死傷者が数名、重体・重傷者が多数出るほどの大惨事となった。

その大事故から一週間後……。
重傷、或いは軽傷まで身体の傷が回復したにも関わらず、
意識を取り戻さない4人の生徒が居た。

4人の名前は、辻本綾(つじもとあや)、白石晶(しらいしあきら)、
見崎美穂(みさきみほ)、神谷悠斗(かみやゆうと)。
『脳に損傷などもなく、意識を取り戻さない原因は不明』
それが、病院の診断だった。

意識が戻らず、病室で懇々と眠り続ける彼らを心配し、
家族達が巫女(霊能者)を呼んで、4人を診せたところ、

『4人の魂は事故のショックで肉体から離れ、
あの世とこの世、その狭間の世界である『境世(さかいよ)』を彷徨っている。
そして、4人の魂は死神に狙われている』

と言う、事実が判明した。

家族達に助けを請われた巫女は、
4人の命を救う為、霊体となって境世へ向かうが……。

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▼この世に未練のある4人の少年少女の魂を、あの世とこの世の境世で助ける巫女のお話





ベタな探索謎解きゲーで、ホラーゲームだがホラー要素は突然出てくる敵クリーチャーくらいで、脅かし系はなし。





敵クリーチャーは青鬼サイズの、長髪の赤ちゃんみたいな死神



何故か全裸で追ってくる







エンカウント率は低いが、初見殺しが非常に多いのでゲームオーバーはかなり多くなると思う






▼攻略難易度は高め。謎解きは数字の知識が必要なので、ゲームとしてどうかなと思った。





知識がなくても、頭をヒネれば小学生でも解けるのが謎解きの理想(そもそも知識は使わず地頭の良し悪しを計るのが謎解き)なんだけど、これじゃ小学生はまず解けないだろうし


パズルや間違い探しは、大人が解けなくても子供はあっさり解けたりするが、あれが理想的な謎解き



他には譜面を入手してピアノを弾いたり液体で障害物を溶かしたり、バイオっぽい解法だった









▼マップも無駄に広いのに何十回も往復しないといけないんで、ワープアイテムが欲しかった







▼逃げゲーなのにラストのみなぜかバトルというお約束だが、右上で待ち構えて攻撃してから逃げると簡単に倒せるのでお勧め


Zキーで攻撃出来るが、エフェクトが何も無いので、これで攻撃が出てるのか?と困惑してしまった。ただSEが鳴るだけなんだもん








▼さて肝心のストーリー。バッドエンドとトゥルーエンドがあり、初回はまずバッドになるだろう。条件もかなり突拍子もないもので、もう少しヒントが欲しかった







▼主人公の巫女、小夜は探索の途中で手に入れた弓矢で、見事死神を打ち倒す。



死神も終わればあっけないもんである








救った4人と一緒に、現世に帰る小夜。







「これでやっと帰れるんだよな!」







歩く5人







「まだ着かないのか?」











小夜「……………」











…あっっっ(察し)










そう実は死神というのは主人公小夜のこと。






追ってきた死神こそが









巫女だった









この姿、何だろうって思ってたんだけど巫女だったんだね。




なんだよ長髪の赤ちゃんって









見事してやられた4人は死神に食われてしまう。







断末魔が結構怖い。








▼いやあストーリーはなかなかよく出来てますな。思えばタイトル画面の小夜が何故かホラーテイストで描かれてることがずっと謎だったんだけど、なるほどね











▼でも伏線というにはかなり雑で、もっと上手くやれたと思う。



たとえば死神は折角全裸なんで、女性的に胸の膨らみがあれば、巫女だと判明するシーンにかなりインパクトが出たんじゃないだろうか。



多分私みたいに死神を坊やだと思ってるプレイヤーは多いよ。







▼評価C
60点




謎解きゲー好きにお勧めです。怖いシーンがほとんどないので、そこはもう少し頑張って欲しかった。








▼…しかし、小夜は下級死神って設定なんだけど、なんとレベルがたったの8(笑)。



パラメーターも凄く低い。



いくらなんでも下級すぎる(笑)




この物語が低レベル同士の戦いってのはアレなんで、せめてレベル30くらいあってもよかった

2018年01月02日

夏の波音に レビュー感想 完成版に期待が持てる一作

海沿いの町、潮彩町に引っ越してきた主人公、瀬田川夏海(せたがわなつみ)は、2人の女の子と出会う。
喫茶店の看板娘。
下宿先の夫婦の一人娘。
彼女たちとどのような時間を一緒に過ごすのでしょうか。
















親戚でもなんでもない家に年頃の男女が同居…ってのはファンタジーだが、それならもっと一つ屋根の下イベントが欲しい。



家でのシーンが殆どないので同居してる感じが全然しない





同様に、タイトルにもなっている夏の波音が全く印象になかった。もっと世界観に拘って欲しい。









ストーリーは極めて平凡な日常モノで、変化らしい変化はないが、最初はこちらを遠くで眺めてるようなヒロインが、親しくなった途端突然馴れ馴れしくなるのはちょっとインパクトがあった。





しかもなんかフレンドリーを通り越して「あのさぁ…」みたいな口調で












絵も上手くはないけど可愛い。

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背景はぼかし加工しないほうがいいと思う。モザイクは長時間見ると目が痛くなる。題材的にも実写のほうが効果的だし








文章はもうちょっと本を読み書きしたほうがいいかも。「すくっと立ち上がる」は完全に間違いではないが、文章なら「すっくと立ち上がる」のほうが適切だろうし、他にも気になったところが多い










クリアまで30分程度で、現在公開されてるのは共通ルートのみのバージョンなので、完成版に期待。配信されたらプレイします






評価C
60点








そういえばヒロインとの出会いでカレイをぶっかけられて海水まみれになることを「そんな出会い聞いた事が無い」と友人キャラに言われてたが、「北へ。〜Diamond Dust〜」の温子は主人公との出会いで大量のイカをぶちまけていたな…




マキシマムデイズ レビュー感想 笑いのセンスが凄い

絶対シリアスなんかに負けたりしないギャグADVということだけど、ギャグは本当に面白い。


パロディやネットスラングを乱発してくるが、これは一般ゲームではなくネット配信同人ゲームなので、プレイヤーはほぼ必然的にネットユーザーだから、アリ。





パロディもキレキレでクリアまで15回くらい笑った。







特に『装甲騎兵ボトムズ』のパロディは声に出して笑った

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といっても私はボトムズは全く知らないのだが(生まれてないし…)、それでもこのギャルゲーのメインヒロインとしては余りにもアレな顔による力技で無理矢理笑わされた








ドラゴンボールZのパロディも面白かった。しかも多分だが、スタッフが担当している物まねが地味に上手い。


スタッフがボイスコもやることは多々あるが、大抵棒読みなだけで「ただ声を入れただけ」なので、多芸で驚いた(本当にスタッフかは未確認だが…)



更にこのワンシーンの為だけに、ドラゴンボールZのBGMを自作(素材かもしれないが)してるんですよ。笑いのためにここまで手のこんだゲームも珍しい。




そんな感じでギャグは最高に面白いが、肝心のシリアスが正直微妙だ。




ギャグはこのライター特有の持ち味だが、シリアスはだれでも書ける話だなあ…という感じ





シリアスと戦うADVというからには、シリアスっぽい空気になったらギャグに無理矢理持っていく話かと思ったんだがなあ…





しかも驚いたことに最後もかなり中途半端な終わり方で、完結しない。





唐突にスタッフロールが流れるので、ああ、また終わったと見せかける演出か、と思えばまさか本当に終わるとは思わなかった







これ、書いてないんだけど、シリーズものの1らしいです。










キャラデザも可愛いが、絵は綺麗なのに塗りが異様に薄く、ヒロインの髪の毛がピンクという設定だが、全くピンクには見えない




余りにも色素が薄い塗りなんで、久々にPCの色設定をいじった









評価B
70点





笑いたい人へお勧めの一作です











哀ノ文ーアイノフミー レビュー感想 絵だけ

事故死した幼馴染が残したメッセージを辿る微ホラーADV




謎解きとお使い中心で、とにかくお使いがしつこい





鍵を手に入れる為に教室へ行って、そこで鍵を手に入れ、今度はまた別の教室へ〜〜、そこでも鍵が…



最後までこの繰り返し





謎解きも同じ系統のものばかりで飽きる






マップも無駄に広い割に分かり辛い。


視聴覚室や音楽室などの教室は同じフロアにまとめるべき。


とにかくマップを何十往復もすることになるので作業感が酷い。マップアイテムも無い(取り逃しでなければ)。




しかもシナリオが進むごとにマップの中身がリセットされ、全て洗い直すことになる。これが本当に面倒臭い





一部のアイテムは光るがキーアイテムは光らないので、手あたり次第に調べる事になり、作業感の酷さに拍車をかけている






シナリオもつまらないです。


ヒロインが事故死した理由もこれといった牽引力のあるものではなく、なんともお粗末。




しかもヒロイン、あんまり性格がよくないんだよね。というかかなり自分勝手で、むしろ畜生寄りの人間。



優しいのも主人公にだけだし




過去に友達と問題を起こした件も明らかに自分に非があるのに反省してないし、シナリオ上でもなかったかのようにされてて、投げっぱなしで意味不明な展開





主人公は主人公で、プレイヤーがすぐ気づく幼馴染の影の正体やメッセージにすら気づかない。





心にぽっかり穴が開いたようだったー、


本当は愛が好きだった、何よりも大切な存在だったー、



失って改めて痛感したし、気持ちを伝えるべきだと後悔したー、



出会えてよかったー、







やら、




ずっと一緒に居てよかったー、




後悔じゃない、



大切な思い出―、



伝えたいことがまだあるんだー、







だの……






臭くて安っぽいJポップみたいな台詞は、まるで響かない





こういうのって、ゲームの台詞じゃなくてツイッターとかで中学生がツイートしてるレベルの、変なポエムだよなあ…


大人がやるには相当キツイ



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評価E
30点


攻略難易度もそこそこ高いのでクリアは大変。謎解きが得意な人以外にはおすすめしかねる。



キャラデザだけは可愛い。


長所はそれだけです。






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2017年12月31日

2017年下半期に配信されたおすすめ名作フリーゲームランキング ベスト5

下半期といいつつ前回忘れてたので諸事情により9月からです。



上半期はこちら








それでは早速始めます






第5位


掌編ミステリのニューフェイスとして期待が持てる



・安楽木(やすらぎ)さんは席についた ―消えた一億円の謎―






偏屈そうな女性を主人公にしたラノベでよくある短編推理モノだが、このテの主人公は性格が悪い守銭奴ばかりなのに対して、安楽木は実は人情派。ラストも爽やかだ



2を予定してるそうで、期待








第4位

絵と塗りのセンスが光る洋画風ゲーム



・ぼくの帰る町






いじめられっこの少年がいじめっこの殺人計画を立てる




非常に洋画的な展開と台詞回しで、痛々しくも瑞々しい青春映画を見終えた後のような感傷を、クリア後に得られる











第3位



快適ステルスアクションという、地味な新ジャンル




・クチダケ
無題.jpg




簡単操作だが面白いステルスアクションで、敵の視界が画面上に表示されているので初心者でも遊べます



惑星に不時着した人間同士で一時的に手を組むものの、殺意を持った裏切り者がメンバーに居る、誰だ…という緊張感の中進むシナリオも面白いが、終盤は方向性が変わったことが残念











第2位



男子小学生と女子高生の、苦みを覚えながらも爽やかな青春模様






・夕焼け空の下

2.jpg




夕焼けがテーマだけに、可愛い絵柄ながら哀愁漂うADV


乙女チックな描写で女性向けとして配信されているが、男でも楽しめた。


ヒロインの真相などはベタだが、絵も上手いしプレイヤーを引き込みます



「オチルチカ」という外伝的続編が出ているが、こちらは苦いだけの話となっているが、プレイヤーにとっては、ある意味爽快でもある








そして栄えある(?)第1位



親子二世代から更に若い新世代までを描く、少年の数十年を描く大河浪漫




・夏ゆめ彼方
優しい世界_No-0000.jpg




将棋の名人を目指すプライドの高い天才小学生が、夢を追うストーリー


「夢とは何か?」を描いた、フリゲに限定しなくても稀有な名作



ファンタジーの中にも、予定調和と想定外の事態が連続するストーリーも非常に面白かった。




ヒカルの碁の藤原佐為と違ってファンタジーな存在である昔の達人が主人公以外にも見えて、それを活かしたストーリーも面白い





次点


・もみじ色の子どもたち

優しい世界_No-0003.jpg



2010年に開発サークルがコミケで販売したゲームを配信化。



シナリオはCSゲームでは間違いなくCERO18で、過激さが好きならハマるかと


というかこの内容、多分CSだと出せません






特別賞

・いつも仲よしボクの家



怖いゲームというより「キモイ」ゲーム


たった2,3分のゲームでこれをやったことは凄い。


EDは必ずゾワっとします






▼たった3ヶ月なのに面白いゲームが非常に多かったです。フリーゲーム製作者の方々、大変お疲れ様でした。


今年も面白いゲームをありがとうございます。






このブログも1日50PVあればいいやくらいに思ってたら、意外にもPVが多くて予想外の事態で嬉しいです。


フリーゲームの人気、需要がまだまだ高い証拠でもあると思います






本当は「おちん○んがふっくらするフリゲヒロインTOP5」とかもやろうと思っていましたが、想定外に多くの方が見てらっしゃるので、やめました




来年も宜しくお願い致します



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