自宅で自殺未遂を図って病院に担ぎ込まれたあなた。
命に別状はない状態であったものの、目を覚ましたときには、⼼因性の全⽣活史健忘により記憶喪失になってしまっていた。
あなたは⾃分が何者なのかもわからないし、なぜ自殺未遂を起こしたのかも思い出せない。
そんなあなたに、医師のケイコ先生は最新の治療法を施す。これにより、失った記憶は、1時間で50%が、2時間で95%が、3時間で100%が回復するという。
その話を聞いて安⼼するあなただったが、ケイコ先生は、大きな問題が発生したと言う。
病院に、あなたの恋人『早乙女チロル』を名乗る美少女が同時に3人現れたのだ。
普通に考えれば、3人のうち2人は偽物のはず。
3時間後にはあなたの記憶が戻って正体がバレるはずなのに、なぜそんなウソを付いているのか?
混乱するあなただが、とりあえず3人の早乙女チロルと話をしてみようと決める。
その時、あなたのスマホに一通のメッセージが届く。
『早乙女チロルを信じるな』記憶喪失の主人公の前に、恋人を名乗る女性が現れる
それも3人もそして真実を知る何者かが
「その恋人を信じるな」と忠告してくる…
こういう系の設定は「俺の記憶にカノジョはいない」とかがあるんだけど、まあ面白い
もうこの題材の時点で面白い自殺未遂のショックで記憶喪失になった主人公の前に現れたのは、彼女を自称する3人のチロル
早乙女チロル(チア)
早乙女チロル(黒髪)
早乙女チロル(ツインテ)それぞれタイプの違うヒロインで、恋愛サスペンスである以上、当然繰り広げられるのは
ライアーゲーム、嘘つき合戦だ
推理ゲームとしては、意外なことにかなり面白かったミステリを楽しませる基本である知識ネタが数多くあるし、犯人撃退に化学の知識を使うことは、ストーリーともリンクし痛快
重要キャラクターが分かりやすいので「犯人」よりもむしろ
「誰が主人公を助けようとしてるヒロインか」がはっきりしてるんだけど、それでも
ミスリードがかなり上手だ特に主人公の慶人(フォントの所為で「魔人」に見える)のキャラクター性が、上手いことミスリードにプラスを与えている
慶人はサスペンスの主人公とは思えないくらい下品で
脳味噌にチンコ入ってんじゃねえの?ってくらいにバカ
「ほほお。汗まみれのタオルと使用済みの下着ですかぁ。俺にとってはご褒美なんだが?いくら出せば売ってくれんの?」
「一万出すからおじさんにもう一枚おパンツ売ってくれねえかなァ…?もちろん今ここで脱いだホッカホカのおパンツだぜェ…?」
「美少女の足を舐められるんだったら、俺はいくらでもお金を払いますよ!」…などの
ヤバイ名言が大量にあるし、教え子の女子高生とも、普通にセッ〇スしてる
自殺でなく3人のチロルいずれかによる殺人未遂だと判明した後も楽天的で、下半身に忠実なド変態
その愛情や献身が偽物かもしれないと知って尚、3人のチロルにあっさり絆されてしまう
いくらストーリーがラノベチックだからといって、こんなラノベ主人公いないだろ…というくらいには下品
でもそれこそが伏線だとはね…
このような
ギャグに見せかけた伏線、ご都合主義に見せかけた伏線がいくつも張り巡らされてて、騙されたね
語り手である
「主人公がプレイヤーを騙す」というのは、「ダンガンロンパ3」のようだ
キャラクターもキレがあって面白い。
担当医のケイコ先生は畜生ながらに世の中の真実を突くし、こちらも名言を連発だ
バッドエンドではプレイヤーを導く有能で、「3人のチロルを幸せにしてやってくれ」という台詞が、
「(ヒロインの名前)を幸せにしてやってくれ」に変わったことは、なんとも小粋
攻略ヒロインは勿論3人のチロルで、マルチED
無課金でHAPPY END攻略可能なのはツインテチロルだけで、この不器用過ぎる愛情表現は、最早
愛情表現とは別の何か事件解決しても真相が分からないまま終わってしまうのだが、ツインテチロルが一番好きだったから、この仕様にはニッコリ
真相が判明するであろう他のチロルルートに進むには、課金(もしくは膨大な待ち時間と手間)が必要なので、
おそらく犯人もルートによって変わるんじゃないかと思う(配信サイトにも、3人分のスチルがある)。
ツインテルートの犯人は××チロルだが、優しい彼女の本性を知ったときは、悲しかった
2番目に好きだったのに…
…そんな具合で課金システム自体はいいのだが、
ヒロインとキスするにも課金が必要という仕様には心底たまげた(笑)
選択肢を選ぶために課金させるとか、アリか???
(;゚Д゚)
私はこういうゲームをやるたび、
普通に買い切りでええやん…と思ってしまう
まずは体験版を配信し、気に入ったら課金でフルオープン…これがビジネス的にも、メーカー・消費者ともに、最もスマートじゃないか
もちろんショバ代などの経費がかかることは理解しているが、何をするにもここまで課金を促してくるゲームは珍しい…
評価A+
80点
かなりの良作でしたね。真相が知りたくて、
気づいたら時間が経ってるレベルの面白さでした
無課金でもクリア可能なので、良心的です
こんなに面白いのに日本だと全くの無名で、感想らしい感想が殆どないのが残念(レビューページに至っては、0件)
Genius Studio Japanのゲームは初めてプレイしたんだけど、本社は海外にあり、アメリカやイギリスで配信されているオリジナル版は「time only knows」というタイトルのようですね
内容にマッチしていないのに、なぜ「time only knows」?
邦題「3人のチロル」のほうが相応しいのにね
Genius Studioは海外ゲームがメインで「3人のチロル」も洋ゲー移植らしいんだけど、
あまりにも日本向けで驚くね音楽は日本サイトの素材…
トラッドな萌え絵は国産風で、綺麗…(キャラデザ担当の国籍は不明)
何よりストーリーが、
「まさに日本的」でね…
このような下品で人を物として扱うような話って、外国人は理解するの?日本のライトノベルやアニメは外国人にも人気だから、おかしくはないか…
他にもスマホゲーを、複数攻略中
「探しものは、夏ですか。」のスマホ版はフリーゲーム版と結構違いがあって、プチリメイク、完全版といった様相だね
でもこのゲームのヒロイン、かわいいけど性的な魅力が全然ないんですよ
性格もアレだし、現実にいたらモテないタイプだ…
でも「探しものは、夏ですか。」の面白さはガチ