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冬桜と温泉旅(4)

冬桜」の名所は、桜山公園だけでなく城峯公園も有名です。
城峯公園は、下久保ダム建設により誕生した神流湖を見おろす公園として整備され、
薄紅色の小さな八重の花をつける十月桜が植栽されています。
神流川の埼玉県側に位置し、冬桜を鑑賞できるほか、下久保ダム(神流湖)を一望でき
テントサイトやバンガローなどのキャンプ場もあり、バーベキューやジンギスカンができます。
城峯公園に行くには、本庄駅からバスに乗り神川町神泉総合支所前バス停まで行き、
そこで町営バスに乗換えて城峯公園バス停で降りることとなります。
車の場合は、本庄児玉I.C.から国道462号を群馬県方面へ向かい、約45分で到着します。
国道462号を進み、鬼石の町を過ぎると登坂車線が現れ、下久保トンネルをくぐってすぐを
左折すると下久保ダムに到着するので、そのまま通り過ぎ「冬桜の宿神泉」へと向かいます。
視界が開けたところの右側に「冬桜の宿 神泉」を確認したら、もう城峯公園に着きます。
もう一つ、国道462号の登坂車線が始まる手前を左折していくルートもありますが、
下久保ダムを経由する方がわかりやすくて走りやすいと思います。
ちなみに、公園内には無料の駐車場が複数箇所用意されています。
城峯公園桜山公園に比べると標高が低いため、12月くらいでも冬桜は未だ咲いており
ちょうど紅葉の時期と重なり、さくらもみじを同時に楽しめます。
また、桜山公園は自然のままを活かした造りになっていますが、城峯公園の方は
下久保ダム建設に伴って整備された公園という関係上、それほどアップダウンも無く
景観の見やすさに配慮されているところもあり、若干人工的ではあるのですが
それゆえ花見や紅葉見がしやすく、見栄えも考えられている感じになっています。
どちらが良いとか悪いとかいうのではなく、それぞれの利点を選んでいただければ
それでいいのではないかと思います。
キャンプ場が併設されているので、売店や食事処もありますが、公園内の一施設といった
感じで、桜山公園のような観光地のお土産屋さん街といった賑やかさではありません。
標高が多少あるところなので、キャンプ場は冬場は閉鎖され、4月〜10月中旬までです。
ただ、併設されているといった感じで「冬桜の宿 神泉」という宿泊施設があります。
神泉」というのは、かつてこの地域が神泉村という地名であったためで
バス停も「神川町神泉総合支所前」といい、「神泉」という名称が残っています。
冬桜の宿 神泉」は温泉ではありませんが、城峯山からの清流水が使われています。
城峯公園冬桜はライトアップされますので、宿泊ができると安心です。
また、下久保ダムの直下流の神流川は「三波石峡(さんばせききょう)」と呼ばれる
景勝地ですので、冬桜と渓谷美をゆっくりと味わうという楽しみにもつながります。

〜じゃらん〜

[冬桜の宿 神泉]の宿泊プランは、こちらをどうぞ!


三波石峡
ここは断崖絶壁が連続し、結晶片岩の奇岩や巨岩が散在する処で、江戸時代以前から
旅人相手に観光案内をして生計をたてていた人がいた、というほどの名所であり
三波四十八石」として、特徴的な石には名前がつけられているほどです。
また、石英が緑色の紋様を示す結晶片岩は、高価な庭石として重宝されています。
かつて、この流域は三波川と呼ばれていたので「三波石」と名付けられたようです。
ここで発見された結晶片岩は三波川結晶片岩と命名され、このような低温高圧型の
変成岩が分布するこの一帯は三波川帯と呼ばれる日本最大の広域変成帯となっており
地質学上でも非常に貴重な場所と位置付けられています。
自然の造形としても地質学上の重要さからも、大切に保護し保全すべきものと認められ、
1957年(昭和32年)に国指定の名勝となり、三波石は天然記念物の指定を受けました。
そのため、石の大小にかかわらず許可無く採取すると、文化財保護法違反となり
処罰されますので、ご注意ください。
ところが、下久保ダムが完成すると、取水された水が峡谷を越えて下流に放流される
構造であったため、ダムで川の水は堰き止められ、三波石峡の流水が涸渇してしまい、
三波石は黒ずみ苔が生え、川底には雑草が繁茂し荒廃する有り様となってしまいました。
地元では「洪水は三波石の化粧水」とも呼び、洪水による土砂で磨かれ美しい緑色を
保つと考えられ、そこでダムからの配管工事を行なうこととし、2001年(平成13年)に
完成を迎えたので、今では河川に清流が戻り、少しずつ以前の姿へと近づいています。
三波石峡には、城峯公園から下久保ダムへと向かう道とは逆の方向に山を下っていくと
神流川を渡る赤い鉄橋を渡りますので、その先で左に折れて川沿いを進んでいくと、
大きな三波石峡見学者用の駐車場に辿りつきます。
国道462号からは、ダムへと向かう登坂車線の直前を左折するルートの先が駐車場へと
進んでいく道となります。

冬に見る桜は、思いがけなく宝ものを見つけたような気分になれます。
さくらもみじを愛でた後、温泉での〜んびりと過ごしてみませんか。
-----
・桜山公園と桜山温泉センター:[冬桜と温泉旅(1)]
・自然農法の食品と神流川温泉:[冬桜と温泉旅(2)]
・八塩温泉で湯ったり:[冬桜と温泉旅(3)]


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冬桜と温泉旅(3)

冬桜」観賞の後、日帰り温泉に入って急いで帰るのではなく、
宿に泊まって、ゆっくりと温泉を満喫してみませんか?
-----
・桜山公園と桜山温泉センター:[冬桜と温泉旅(1)]
・自然農法の食品と神流川温泉:[冬桜と温泉旅(2)]
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冬桜」のある鬼石の日帰り温泉は「桜山温泉」と「神流川温泉」ですが、
宿泊施設があるのは「八塩温泉」といい、3軒の旅館(ホテル)があります。
八塩温泉」は、群馬県と埼玉県の県境である神流川の群馬県側ですが、
埼玉県側にある「神流川温泉」と神流川を挟んで隣り合うような感じです。
ナトリウム・塩化物強塩冷鉱泉」で、「桜山温泉」とは全然異なりますが
神流川温泉」とは多少似通ったところがあります。
しかし、「八塩温泉」は、無色から薄黄色の源泉温度15.5という冷鉱泉で、
神流川温泉」は、赤褐色で源泉温度が25.4あり濃度が非常に濃い温泉です。
ということから、せっかくなので、2箇所の日帰り温泉をそれぞれ楽しんだ後、
八塩温泉」には宿泊することにして、全ての温泉を堪能してみませんか。
こちらには「神水館」「鬼石観光ホテル」「八塩館」という3軒の宿泊施設があります。

八塩温泉:神水館
神水館」は国道462号線に面して建っています。
玄関を入ると正面は大きなガラス張りになっていて、木々が生い茂る向こうに
神流川が流れているという、自然豊かな情景を目にすることができます。
創業は昭和六年ですが、大正ロマンが感じられる雰囲気が漂っています。
こちらは「日本秘湯を守る会」に加盟しているので
スタンプラリーをしている方には、お奨めの宿泊施設です。

温泉は、男女別になっている大浴場と、混浴の岩窟風呂というのがあります。
大浴場には、湧出温度そのままの冷浴浴槽と加温浴槽が備えられています。
冷浴浴槽は15.5なので、加温浴槽との交互浴という形になります。
冷浴は、入ったことがある方はご存知かと思いますが、じっくり浸かると
徐々に温かみを感じるようになってきます。とはいうものの、15.5というのは、
けっこうカラダの芯まで冷えてしまうという人もいるかと思いますので、
けっして無理はしないでください。
岩窟風呂は、大浴場に入口の左手にある階段を下りたところにあります。
目の前に神流川の流れを見渡せる半露天の加温のお風呂です。
が、河原からは距離もあり高さもあって目隠しもあるので安心です。
混浴ですが、別浴(混浴ではない)時間が、かなり長くとられています。


八塩温泉;鬼石観光ホテル・八塩館
八塩温泉」の他の2軒「鬼石観光ホテル」「八塩館」は国道462号線から
桜山温泉センター」に向かう道沿いに、ほぼ真向かいで建っています。
ちょうど神流川沿いに「神水館」から山の方に向かい「鬼石観光ホテル」と
八塩館」が縦に並んでいる形になっています。
八塩館」はホームページを持っていますが、「鬼石観光ホテル」はありません。
ただ「じゃらん」「Yahoo!トラベル」「楽天トラベル」等で両方とも予約可能です。

〜じゃらん〜

[鬼石観光ホテル]の宿泊プランは、こちらをどうぞ!


[八塩館]の宿泊プランは、こちらをどうぞ!


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冬桜と温泉旅(2)

冬桜」を観賞し「桜山温泉」で休んだ後、([冬桜と温泉旅(1)]参照)
ヤマキ醸造「御用蔵」を訪ねてみるといいかもしれません。
鬼石の町の道沿いにたくさん看板があるので、迷わずに着けると思います。
化学合成添加物などを使わない有機栽培で作った味噌・醤油・豆腐といった
大豆製品を主に販売しているのですが、お食事もできる処です。
自然な食品を通して、健康をカラダに取り入れることができます。

食欲を満たした後は腹ごなしに、もうひとっ風呂というにはいかがですか。
鬼石には日帰り入浴施設があと1軒あります。「桜山温泉センター」とは
神流川をはさんだ対岸側にある「湯郷 白寿の湯(ゆごう はくじゅのゆ)」です。
県道22号線の「渡瀬郵便局」の近くにある「ファミリーマート」の隣です。
泉質がまるっきり異なるとっても特徴のあるオレンジ色の温泉で
浴室のタイルにこびりつく温泉成分に、きっとびっくりすると思います。
全然違う2種類の温泉を、ほとんど目の前にような近さで体感できるなんて、
そんなにあることではないので、是非とも、入り比べてみてください!


ヤマキ醸造:御用蔵
安全・安心・健康』を第一に、農薬・化学肥料・除草剤などを使わない
自然農法(有機栽培)による大豆や小麦、米など、こだわった食材で
おいしいものを提供している処ですが、実は水にもこだわっています。
その水は、「神泉水」という花崗岩をくぐって濾過された天然湧水で、
加熱処理していない、日本で市販されているミネラルウォーターの中でも
希少な「生きた水」で、天然ミネラル成分を自然のままの状態で身体に
取り込めるというものです。このように、素材も作り方もすべて含めて
貴重な自然の恵みから生まれた、特に大豆を原材料にした製品、
味噌・醤油・豆腐・納豆・豆乳などを、直売店である糀庵(こうじあん)で
購入することができますし、喫茶コーナーでは、瑞々しいお豆腐のほか
豆腐の入った「豆庵どーなつ」とか、豆腐や味噌のソフトクリーム、
おからに野菜などの具が沢山詰まっている「うの花まんじゅう」に、
豆乳練り込みうどんと豆乳入りつけ汁がセットの「冷やし豆乳うどん」、
糀から作られた甘酒といったもの等を味わうことができます。
しっかりとした食事を採るなら、「紫水庵」が用意されており、
安全に生産された有機野菜と、つくりたての豆腐や湯葉などを使った
創作料理が提供されています。

★JAFカードを提示すると、「神泉水」のペットボトルを1本もらえますよ。
商品のお取り寄せは、【楽天市場】ヤマキ御用蔵へ


神流川温泉:湯郷 白寿の湯

ここの泉質は、「ナトリウムー塩化物強塩温泉」でオレンジ色の温泉です。
非常に濃い温泉で、最初の頃は源泉のまま給湯していたら、配管が
すぐに詰まってしまい、仕方なく多少純度を落としているようです。
浴室のタイルにはオレンジ色の温泉成分が“鱗(ウロコ)”状に堆積しています。
そして、露天風呂はあえて温度を低めに設定してあるのですが、じっくりと
温泉の効能をカラダに染み込ませてほしい、という心遣いからということです。
坐(あぐら)湯」という浅い湯船も用意されています。
内湯も露天風呂もすべてがオレンジ色(赤褐色)に染まっているこの温泉は、
温泉ファンであるなら、一度は味わっておくべきではないでしょうか。
東京練馬I.C. から、わずか2時間ほどの近さに、こんなにも高濃度の温泉が
あるのですから、是非とも体験していただきたいと思います。
食事もできますし、無料で使えるわりと高性能なマッサージ機もあるので、
温泉に出たり入ったりしながら、一日のんびりゆったり過ごすことができます。
ほぼ毎週木曜にビンゴ大会があり、それも楽しみの一つといえるかもです。

八塩温泉には3軒の宿泊施設がありますが、「冬桜」を鑑賞し、お豆腐を食べて、
泉質が異なる「桜山温泉センター」と「湯郷 白寿の湯」を試してみるという、
そんな一日を過ごす日帰り旅も、たまにはいいのではないでしょうか。

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冬桜と温泉旅(1)


冬桜」は、神流川の上流にある下久保ダム周辺に植えられており、
群馬県鬼石の桜山公園に1905年に植栽されたものは「三波川の冬桜」として、
国の天然記念物となっているとのことです。
群馬県と埼玉県の県境に位置し、群馬県側の桜山公園と埼玉県側の城峯公園
特に名所として知られ、シーズン中にはライトアップも行なわれています。
冬桜」とはいいますが、開花時期は10月下旬位から12月上旬頃となっており
どちらかというと「晩秋に咲く桜」です。
しかし、「秋桜」とするとコスモスと混同してしまうので「冬桜」と呼ぶのでしょう。
マメザクラ」と他のサクラ(オオシマザクラ等)との交配でできた種類とされており、
花は白から薄ピンク色の一重で、「コバザクラ(小葉桜)」とも呼ばれています。
春と秋の年2回花を咲かせますが、同様に花をつける「十月桜」「子福桜」などを含め
あわせて「冬桜」と呼ばれているようです。

桜山公園の「冬桜」は、日露戦争の戦勝記念で明治41年に植栽した桜1000本の中に
たまたま冬桜の苗が400本弱ほど混ざっており、11月上旬から12月中旬まで開花し
当時は「冬桜」は知られていなかったので、冬の季節に桜が咲いたと評判になり、
一ヵ所にまとまって咲くことから、昭和12年に国の名勝・天然記念物の指定を受けました。
山火事で一部が焼けましたが、2代目を植え、今では冬桜が約7000本になっています。
春には「ソメイヨシノ」など約3千本と合わせ計 1万本の桜が咲き誇る景観を楽しめます。

桜山公園に行くには、本庄駅・新町駅・丹荘駅・群馬藤岡駅からバスに乗り、
鬼石郵便局バス停で降り、徒歩で約1時間40分か、タクシーで約15分となっていますが、
冬桜のシーズンには臨時シャトルバスが運行されている、とのことです。
車の場合は、本庄児玉I.C.から国道462号を群馬県方面へ向かい、約40分で到着します。
公園への入場は無料ですが、駐車場は有料(500円)になっています。
国道462号を進み「桜山公園」を目指し、八塩温泉を通り過ぎ「鬼石」の街に入り
県道177号線を曲がり、「冬桜:桜山公園入り口」の看板か幟を見つけたら、
それに従って進んでください。桜山公園近辺は、駐車場入場待ちの都合で一方通行に
なっていることがありますので、案内に従って走行するのが無難です。
八塩温泉周辺や鬼石付近も、「冬桜」があちらこちらにあり、桜色に染まっているため、
桜山に対する期待感が大きく膨らんできます。しかし、桜山公園は山道をぐんぐん登るので
麓が満開という時は、山頂付近は既に時期を過ぎている状態になっています。
桜山公園の場合は、たぶん例年、11月前半頃がピークではないでしょうか。
ただ、紅葉は11月後半になってからの方が色を増し、彩りが鮮やかになると思われます。
駐車場は有料ですが、普通車が491台駐車可能というほど大きく、そのせいもあり
駐車場の周りを多くのお店が囲んでおり、食事ができ、お土産品は採れたて野菜や苗木など
多種多様のものを買うことが出来ますし、山頂なので見晴らしも良く、なぜか噴水もあり
日常とは異なる空間にいることを実感できる処といえるのではないでしょうか。

桜山温泉センター
桜山公園は、かなり敷地が広く、平地ではないためアップダウンもけっこうあり
山を吹き抜ける風も紅葉の頃には、だいぶ冷たさも感じられるようになるので
疲れをほぐし、カラダをいたわるためには、温泉につかることにしましょう。
桜山温泉センター」という日帰り入浴施設があります。

桜山」と付いていますが、残念ながら桜山公園の隣にあるわけではありません。
桜山公園を麓まで下り、国道462号を八塩温泉まで戻ります。
野栗神社のそばにある三差路を「桜山温泉センター」の看板を見て曲がり、
八塩温泉の「八塩館」「鬼石観光ホテル」という2つの旅館をを通り過ぎると
桜山温泉センター」に到着します。
ここの泉質は、「ナトリウム・カルシウム一塩化物・炭酸水素塩泉」です。
ただ、含有量がそれほど多くないせいか、温泉感はあまり感じられませんが
露天風呂から眼下に八塩温泉がある鬼石の風景を見渡せる造りになっています。
さすがに湯船に入ったままでは見ることができませんが、目隠し部分が低めで、
屋根となる覆いも無いので、開放感が十分にあり、けっこう気持ちがいいです。

ここには食事処のほか、宴会場のような場所も用意されており
演歌歌手などがちょっとしたショーを行なうみたいです。
ほかに貸切個室もあるので、人目を気にせずに寛ぎたい時には利用できます。
冬桜」を探しに山道を歩きまわった後は、ここでホッとしてください。

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鎌倉日帰り旅〜大仏と極楽寺族〜





源氏山から北鎌倉まで」たどった葛原ヶ岡・大仏ハイキングコースを、
北鎌倉とは逆方向に進むと、鎌倉の「大仏」に出合えます。
こちらのルートも緩い起伏のある山道となりますが、途中で木々の合間から
鎌倉の海を望むことができ、最後に急な階段を下りきると、大仏が待っています。

銭洗弁財天

銭洗弁財天」は、源氏山から西よりに降りて行く途中の鳥居のあるトンネルをくぐると
洞窟になっている境内につながります。こちらは正式には
銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)」といいます。
境内の洞窟にある湧き水でお金を洗って使うと、何倍にもなって返ってくると伝えられており、
そのため「銭洗弁財天」として知られています。
謂れによると、源頼朝が巳年(1185年)の巳の月(旧暦4月)巳の日に見た霊夢にもとづき、
佐助ヶ谷の岩壁に湧く霊水を見つけて、そこに洞を穿ち社を建てて宇賀神を祀ったとあり、
北条時頼がこの霊水で銭を洗って一族繁栄を祈ったのが「銭洗」の始まり、とのことです。
この霊水は「銭洗水」と呼ばれ、鎌倉五名水の一つに数えられているそうです。
銭洗いをする場合は、ざるが用意されており、これに硬貨や紙幣を入れて洗います。
中には、財布ごと洗う方もいるようです。

佐助稲荷
銭洗弁財天」からハイキングコースを進んでいくと、「佐助稲荷」に着きます。
朱塗りの鳥居がずらりと並んでいる、こちら「佐助稲荷神社」は、源頼朝
佐殿(すけどの)と呼ばれていた幼い頃、病の床で見た夢に「隠れ里の稲荷」からの
兵を挙げて平家を討つべし!”とお告げがあり、その神託により平家討伐を成したとし、
頼朝が鎌倉に入った後、「隠れ里の稲荷」を見つけ出し、佐殿を助けたという意で
佐助稲荷」と名づけたそうです。祭神は「銭洗弁財天」と同じ「宇賀福神(うがふくじん)」で、
銭洗弁財天」は財運や繁栄の神様として、「佐助稲荷」は出世稲荷として知られています。

鎌倉大仏

高徳院」という浄土宗の寺院にある国宝の阿弥陀如来像で、鎌倉市長谷(はせ)にあるため
長谷の大仏」とも呼ばれています。
正式には「大異山高徳院清浄泉寺(こうとくいんしょうじょうせんじ)」という寺院です。
開基(創立者)と開山(初代住職)はともに不詳で、大仏の造像の経緯についても史料が乏しく
不明な点が多いとのことです。初期の頃は真言宗でしたが、のちに臨済宗に属し建長寺の
末寺となり、江戸時代に江戸増上寺祐天上人により再興され、その時に浄土宗に属し
高徳院」と称するようになったということです。
大仏堂は鎌倉時代に建立され、木造大仏の開眼供養が行なわれた記録があるようです。
銅造大仏の造立が開始された記述は不明で、また、大仏堂がいつ無くなった(倒壊した?)
のかもわかっていないようです。通説では、室町時代の地震(明応地震:1498年9月20日)と
津波で倒壊したといわれていますが、それ以前に著された書物によると、1486年時点で
無堂宇而露坐(大仏堂は無く露天で坐している)」との記述があるようです。
また、1369年に大仏堂が倒壊したという記録があり、2000〜2001年の発掘調査では
1369年以後に再建された形跡は見出されなかったようで、地震や津波で大仏堂が
無くなったわけではないと思われています。
ちなみに、像の内部は空洞で入ることができ、一般の拝観者であっても大仏内部を見学する
ことが可能です。

長谷観音
大仏から江ノ電の方向へ進むと、「長谷寺(はせでら)」があります。
こちらの本尊は十一面観音で、「長谷観音」と呼ばれ親しまれています。
長谷寺」は、浄土宗系統の単立寺院で、山号は海光山で院号は慈照院といい、開山は
徳道(とくどう)上人です。伝承によると、大和の長谷寺(奈良県桜井市)の開基でもある
徳道上人が、楠の大木から2体の十一面観音を造り、その1体を大和の長谷寺の本尊とし、
もう1体を祈請の上で海に流したところ、相模国三浦半島に流れ着き、そちらを安置して
開いたのが鎌倉の「長谷寺」であるということです。
観音堂など主な堂宇は海を見晴らす山腹にあり「あじさいの径」で巡ることができます。

極楽寺
江ノ電の長谷駅から江の島に向って1つ隣に極楽寺駅があります。駅を降りて江ノ電の
線路を跨ぐ桜橋という名の赤い橋を渡るとすぐに「極楽寺」に着きます。
鎌倉では珍しい真言律宗の寺院であり、山号は霊鷲山で、正式には
霊鷲山感応院極楽律寺(りょうじゅさんかんのういんごくらくりつじ)」といいます。
もと深沢(鎌倉西部)にあった念仏系の寺院を、鎌倉幕府の六波羅探題を務めていた
北条重時が移したようです。開山は忍性(にんしょう)上人とされており、古絵図には、
施薬院・療病院・薬湯寮などが見られ、医療・福祉施設としての役割も果たしており、
最盛期には七堂伽藍に49箇院の子院が立ち並んでいたといわれています。
極楽寺駅周辺は、1976年のテレビドラマ「俺たちの朝」のロケ地となったことより、
観光客が突然急増し、「極楽寺族」と呼ばれる人たちでたいへん賑わったようです。
今では、鎌倉といえば Southern All Stars ですが、彼らがデビューする前までは
俺たちの朝」のドラマの世界として知れ渡っており、今でも放送当時の面影を
残している場所があります。むかし懐かしい昭和の雰囲気に浸ることができ、
ちょっと時間を遡る小さな旅といった感じでしょうか。

★「俺たちの朝」については、[続きを読む...]をクリック!

少し歩き疲れたなと思ったら、「長谷」にあるスィーツ系のお店を紹介しますので、
江ノ電で「極楽寺」に向かう前に、ちょっと一休みを・・・

鎌倉ジェラート
添加物や香料・着色料などを使用していない、毎日手造りの本格イタリアンジェラート。
長谷観音前」の大きな交差点から大仏の方に向かうと「長谷郵便局」があり、
その向い側にお店があります。ジェラートは、シングル・ダブル・トリプルとあり、
フレーバーは毎日12種類用意されているとのことです。季節や旬の果物が
メインですが、天候や店長の気まぐれで、メニューが決まるそうです。
また、焼き立てワッフルがあり、熱々ワッフルとジェラートのコラボが絶妙です。



カフェ四葩店
こちらは、あぶらとり紙で有名な「鎌倉四葩(かまくらよひら)」のカフェです。
長谷郵便局」から大仏の方へ、もうしばらく行くと、「鎌倉四葩」の本店と
並んでお店があります。
☆ちなみに「よひら」とは、四つの花片という意味で「あじさい」の別名という
ことです。
カフェでは、お餅で作ったワッフルである「モッフル」とソフトクリーム、それに
甘酒「糀ストレート」をいただくことができます。
あと「たまごケーキ」というカステラ風のテイクアウトもあります。
せっかくですから、隣の「鎌倉四葩」にも寄って、あぶらとり紙も買って帰ると
いいと思います。

また、その隣には「和紙よひら店」という、和紙雑貨和紙素材を扱っているお店があり、
封筒便箋葉書・ポチ袋・化粧紙・和紙素材といった和紙関連の商品を購入できます。
☆「鎌倉四葩」は北鎌倉にも支店があります。
 「縁切寺(東慶寺)」と「浄智寺」のちょうど中間ぐらいの処になります。


この後は、ちょっと足を伸ばして、稲村ヶ崎まで温泉に入りに行きましょう!


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