2018年12月28日
南下野温泉旅(佐野厄除大師)
佐野は、栃木県南西部にあり、東京からは
70kmほどのところに位置しています。
東北自動車道の佐野藤岡ICがあるため、
自動車によるアクセスがとても良いです。
鉄道では、JR両毛線と東武佐野線が走り
両方ともに佐野駅があり接続しています。
JRでは東京から東北新幹線を利用して
小山駅で乗り換え1時間20分弱で到着し、
東武鉄道の浅草駅からは館林駅で乗り換え
1時間20分強となります。
<佐野厄除大師>
佐野厄除大師は「関東の三大師」の一つで
初詣を含め一年を通して参拝者がとても多く
たいへんなにぎわいをみせています。
ところで、一般的に大師というと弘法大師
ですが、「関東の三大師(さんだいし)」は
厄除け大師と呼ばれる元三大師(良源)を祀る
天台宗の寺院で、こちらの佐野厄除大師と
前橋の青柳大師(青柳山 談義堂院 龍蔵寺)
川越の川越大師(星野山 無量寿寺 喜多院)
を指します。
弘法大師を祀る真言宗の寺院に対しては
「関東三大師(関東厄除け三大師)」があり
東京の西新井大師(五智山 遍照院 總持寺)
川崎の川崎大師(金剛山 金乗院 平間寺)
千葉県香取の観福寺(妙光山 蓮華院 観福寺)
とされています。
佐野厄除大師は通称で、正式名としては
「春日岡山 転法輪院 惣宗官寺」です。
開基は藤原秀郷で、平将門降伏誓願として
天慶7年(944年)に春日明神の社殿とともに
奈良の僧である宥尊(ゆうそん)上人により
創建されています。
その後、鎌倉時代に比叡山の僧である俊海が
再興して天台宗となります。
本尊の元三大師(がんざんだいし)は、良源と
いう天台宗の僧侶で第18代天台座主となり
比叡山延暦寺中興の祖として知られています。
諡号は慈恵(じえ)ですが、命日が正月3日で
あったため元三大師として親しまれています。
ちなみに、良源は「おみくじ」の創始者と
言われています。
[厄除法要]
厄除は、厄年に災厄を祓うための祈願祈祷で
厄祓いや厄落としともいわれます。
厄年は男女別に次のようになっています。
【 男 性 】
前厄 本厄 後厄
24歳 25歳 26歳
41歳 42歳 43歳
60歳 61歳 62歳
【 女 性 】
前厄 本厄 後厄
18歳 19歳 20歳
32歳 33歳 34歳
36歳 37歳 38歳
本厄が厄年で、その前年(前厄)と翌年(後厄)の
計3年間を厄除けにあてることとされています。
また、男性の42歳と女性の33歳は大厄と呼ばれ
61歳の還暦は男女共通の厄年ともいわれます。
年齢は「数え年」といって、新年を迎えると
一つ年を取るという数え方をします。
寺社によって新年を一月一日からとする方法と
立春からとする方法の二種類があるのですが、
佐野厄除大師は立春からとしています。
[方位災難除法要]
厄除だけでなく方位災難除というのもあります。
陰陽五行説に基づいて九星によって定められる
一人一人の星廻りが凶方位にあるという場合に
その災難を除けるための祈願です。
凶方位とは、八方塞がりとみなされる中央と
鬼門とされる北東、裏鬼門の南西、
そして北の4つになります。
令和2年(2020年)の方位災難除
・七赤金星:中央(八方塞)
・一白水星:北東(鬼門)
・四緑木星:南西(裏鬼門)
・三碧木星:北
平成31年(2019年)の方位災難除
・八白土星:中央(八方塞)
・二黒土星:北東(鬼門)
・五黄土星:南西(裏鬼門)
・四緑木星:北
立春をもって新しい年となるという考えですので
厄除や方位災難除の法要は、立春が過ぎた後に
行なうようにしましょう。
<佐野やすらぎの湯>
佐野厄除大師から車で北の方向に10分ほど行くと
佐野やすらぎの湯というスーパー銭湯があります。
入浴料は大人だと平日500円・休日600円ですが、
お食事・貸タオル・館内着がセットになっている
やすらぎセットが平日1000円・休日1100円があり
わりあいリーズナブルに利用することができます。
露天風呂は温泉ですが、那須馬頭温泉郷にある
南平台温泉からの運び湯となっています。
源泉の泉質は無色透明のアルカリ性単純温泉で、
ph値9.68のぬるっすべっとした感じのものですが、
運搬しているうえ、循環もしていることもあり、
別に高濃度炭酸泉の湯船も設けられています。
ちなみに、小山やすらぎの湯という同じ系列の
スーパー銭湯もあり、同じように南平台温泉から
運び湯をしています。
馬頭温泉郷の南平台温泉には、南平台温泉ホテル
という宿泊施設と観音湯という日帰り入浴施設が
あり、こちらでは飲泉をすることができます。
また、山形県から取り寄せた成分をもとにした
泥パックも用意されています。
佐野厄除大師だけでなく、佐野アウトレットパークも
あるので、お祓いやお買い物などして疲れた体を
大きなお風呂で癒し、食事もしっかり摂ってから
おうちへ帰るようにしてくださいね!
南下野には、宝くじがよくあたるというパワースポットがあります。
[南下野温泉旅(大前恵比寿神社)]で、詳しい情報をご確認ください。
露天風呂付客室にリーズナブルな料金で宿泊できる施設があります。
[南下野温泉旅(思川温泉)]を、ご覧ください。
★混んでしまうので、あまりお知らせしたくはないのですが・・・
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70kmほどのところに位置しています。
東北自動車道の佐野藤岡ICがあるため、
自動車によるアクセスがとても良いです。
鉄道では、JR両毛線と東武佐野線が走り
両方ともに佐野駅があり接続しています。
JRでは東京から東北新幹線を利用して
小山駅で乗り換え1時間20分弱で到着し、
東武鉄道の浅草駅からは館林駅で乗り換え
1時間20分強となります。
<佐野厄除大師>
佐野厄除大師は「関東の三大師」の一つで
初詣を含め一年を通して参拝者がとても多く
たいへんなにぎわいをみせています。
ところで、一般的に大師というと弘法大師
ですが、「関東の三大師(さんだいし)」は
厄除け大師と呼ばれる元三大師(良源)を祀る
天台宗の寺院で、こちらの佐野厄除大師と
前橋の青柳大師(青柳山 談義堂院 龍蔵寺)
川越の川越大師(星野山 無量寿寺 喜多院)
を指します。
弘法大師を祀る真言宗の寺院に対しては
「関東三大師(関東厄除け三大師)」があり
東京の西新井大師(五智山 遍照院 總持寺)
川崎の川崎大師(金剛山 金乗院 平間寺)
千葉県香取の観福寺(妙光山 蓮華院 観福寺)
とされています。
佐野厄除大師は通称で、正式名としては
「春日岡山 転法輪院 惣宗官寺」です。
開基は藤原秀郷で、平将門降伏誓願として
天慶7年(944年)に春日明神の社殿とともに
奈良の僧である宥尊(ゆうそん)上人により
創建されています。
その後、鎌倉時代に比叡山の僧である俊海が
再興して天台宗となります。
本尊の元三大師(がんざんだいし)は、良源と
いう天台宗の僧侶で第18代天台座主となり
比叡山延暦寺中興の祖として知られています。
諡号は慈恵(じえ)ですが、命日が正月3日で
あったため元三大師として親しまれています。
ちなみに、良源は「おみくじ」の創始者と
言われています。
[厄除法要]
厄除は、厄年に災厄を祓うための祈願祈祷で
厄祓いや厄落としともいわれます。
厄年は男女別に次のようになっています。
【 男 性 】
前厄 本厄 後厄
24歳 25歳 26歳
41歳 42歳 43歳
60歳 61歳 62歳
【 女 性 】
前厄 本厄 後厄
18歳 19歳 20歳
32歳 33歳 34歳
36歳 37歳 38歳
本厄が厄年で、その前年(前厄)と翌年(後厄)の
計3年間を厄除けにあてることとされています。
また、男性の42歳と女性の33歳は大厄と呼ばれ
61歳の還暦は男女共通の厄年ともいわれます。
年齢は「数え年」といって、新年を迎えると
一つ年を取るという数え方をします。
寺社によって新年を一月一日からとする方法と
立春からとする方法の二種類があるのですが、
佐野厄除大師は立春からとしています。
[方位災難除法要]
厄除だけでなく方位災難除というのもあります。
陰陽五行説に基づいて九星によって定められる
一人一人の星廻りが凶方位にあるという場合に
その災難を除けるための祈願です。
凶方位とは、八方塞がりとみなされる中央と
鬼門とされる北東、裏鬼門の南西、
そして北の4つになります。
令和2年(2020年)の方位災難除
・七赤金星:中央(八方塞)
・一白水星:北東(鬼門)
・四緑木星:南西(裏鬼門)
・三碧木星:北
平成31年(2019年)の方位災難除
・八白土星:中央(八方塞)
・二黒土星:北東(鬼門)
・五黄土星:南西(裏鬼門)
・四緑木星:北
立春をもって新しい年となるという考えですので
厄除や方位災難除の法要は、立春が過ぎた後に
行なうようにしましょう。
<佐野やすらぎの湯>
佐野厄除大師から車で北の方向に10分ほど行くと
佐野やすらぎの湯というスーパー銭湯があります。
入浴料は大人だと平日500円・休日600円ですが、
お食事・貸タオル・館内着がセットになっている
やすらぎセットが平日1000円・休日1100円があり
わりあいリーズナブルに利用することができます。
露天風呂は温泉ですが、那須馬頭温泉郷にある
南平台温泉からの運び湯となっています。
源泉の泉質は無色透明のアルカリ性単純温泉で、
ph値9.68のぬるっすべっとした感じのものですが、
運搬しているうえ、循環もしていることもあり、
別に高濃度炭酸泉の湯船も設けられています。
ちなみに、小山やすらぎの湯という同じ系列の
スーパー銭湯もあり、同じように南平台温泉から
運び湯をしています。
馬頭温泉郷の南平台温泉には、南平台温泉ホテル
という宿泊施設と観音湯という日帰り入浴施設が
あり、こちらでは飲泉をすることができます。
また、山形県から取り寄せた成分をもとにした
泥パックも用意されています。
佐野厄除大師だけでなく、佐野アウトレットパークも
あるので、お祓いやお買い物などして疲れた体を
大きなお風呂で癒し、食事もしっかり摂ってから
おうちへ帰るようにしてくださいね!
南下野には、宝くじがよくあたるというパワースポットがあります。
[南下野温泉旅(大前恵比寿神社)]で、詳しい情報をご確認ください。
露天風呂付客室にリーズナブルな料金で宿泊できる施設があります。
[南下野温泉旅(思川温泉)]を、ご覧ください。
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