2013年03月10日
箱根温泉旅(2)
底倉温泉には、「てのゆ」の目の前に「函嶺(かんれい)」という温泉施設があります。
☆「てのゆ」については、[箱根温泉旅(1)]をご覧ください。
<底倉温泉:函嶺>
「函嶺」とは箱根山の異称で、「函」は函館と同じように“はこ”と読み
「嶺」は山を示す峰と同じ意味を持つ漢字で“ね”という読みがあります。
「函嶺」自体を“はこね”とも読むことができ、山をも指す意を含んでいます。
旧い洋館のような建物で、かつては「函嶺医院」という施設だったそうです。
富士屋ホテルの主治医や地元の人々のお医者さんの役割を担っていたようで、
温泉による治療/療養を行なっていたのかもしれません。
以前は宿泊も行なっていたとのことですが、現在は貸切ができる日帰り入浴施設
というスタイルになっているようです。事前に電話をして空いている時間を
教えてもらって予約するという形で利用することができます。
洋館の玄関を入って料金を支払いますが、お風呂は洋館の右手奥にあり、
外を歩いていくこととなります。以前は、丸い湯船と四角い湯船という2種類の
お風呂を使っていたようですが、今は四角い方だけを利用しているようです。
味わいのある洋館とは異なる一昔前の民家のような雰囲気の脱衣所の先に
ナトリウム−塩化物泉の温泉が、ドバドバと溢れる半露天風呂があります。
早川の渓谷に向けて大きく開けた造りになっていますが、竹林などの木々が
目の前に広がり、温泉浴と森林浴が楽しめます。
人気観光地の箱根にあって、訪れる人もあまりなく、心閑かな気持ちになれる
秘湯のような佇まいを魅せる、そんなスポットです。
<宮ノ下商店街>
国道138号を底倉温泉から国道1号に向かうと、宮ノ下の交差点があり
国道1号沿いに商店街が広がっています。中心に建つ富士屋ホテルが、当初
外人専用ホテルであったことから街並みも外国を意識して整備されたことで
エキゾチックでレトロな雰囲気があり、セピア通りと名付けられています。
富士屋ホテル直営のベーカリー&スィーツのお店「PICOT(ピコット)」には、
様々な商品がありますが、富士屋ホテルオリジナルもあり、その一つに
レストラン「ザ・フジヤ」で提供しているカレーの味に限りなく近づけた
「クラシックカレーパン」があります。カレーの味もさることながら、揚げパンが
冷えていても脂っぽくなっておらず、思ったよりもさくさく食べられるので、
小腹が減った時のおやつにいいと思います。
パンといえば、お正月の箱根駅伝では欠かせない「温泉シチューパン」は
富士屋ホテルの右手にある「渡邊ベーカリー」で扱っています。宮ノ下の
交差点を国道138号ではなく左折し国道1号の坂を登っていくと左側です。
「渡邊ベーカリー」の手前には、「La Bazza(ラバッツァ)」というイタリアンが
あります。元は地方信金の建物ということで、すっかり階段になっている
エスカレーターとか、窓口カウンター跡のようなところとか、今は冷蔵庫と
して利用している大金庫とか、不思議な空間になっています。が、シェフは
富士屋ホテルで修業したという話に違わず、しっかりとした味に出会えます。
パスタは、少し細めのフェデリーニといった感じで、ゆで加減も最適です。
バケットも硬さが手ごろで、添えられるサワーバターとオリーブオイルが
相性がよく、さっぱりすっきりと食べられます。メインとなるお料理も、
牛ハラミ肉ステーキでしたが、口の中で柔らかく溶けていくようでした。
「オニオングラタンスープ」も、口コミでの人気も高い一品です。
☆「La Bazza」は仙石原に支店があります。
軽くパンを口にしてから、日帰り入浴施設で、の〜んびりと体をほぐし、
そのあと、不思議な雰囲気のイタリアンでおなかを満たして帰路につく、
というのも、素敵な一日の過ごし方かもしれません。
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☆「てのゆ」については、[箱根温泉旅(1)]をご覧ください。
<底倉温泉:函嶺>
「函嶺」とは箱根山の異称で、「函」は函館と同じように“はこ”と読み
「嶺」は山を示す峰と同じ意味を持つ漢字で“ね”という読みがあります。
「函嶺」自体を“はこね”とも読むことができ、山をも指す意を含んでいます。
旧い洋館のような建物で、かつては「函嶺医院」という施設だったそうです。
富士屋ホテルの主治医や地元の人々のお医者さんの役割を担っていたようで、
温泉による治療/療養を行なっていたのかもしれません。
以前は宿泊も行なっていたとのことですが、現在は貸切ができる日帰り入浴施設
というスタイルになっているようです。事前に電話をして空いている時間を
教えてもらって予約するという形で利用することができます。
洋館の玄関を入って料金を支払いますが、お風呂は洋館の右手奥にあり、
外を歩いていくこととなります。以前は、丸い湯船と四角い湯船という2種類の
お風呂を使っていたようですが、今は四角い方だけを利用しているようです。
味わいのある洋館とは異なる一昔前の民家のような雰囲気の脱衣所の先に
ナトリウム−塩化物泉の温泉が、ドバドバと溢れる半露天風呂があります。
早川の渓谷に向けて大きく開けた造りになっていますが、竹林などの木々が
目の前に広がり、温泉浴と森林浴が楽しめます。
人気観光地の箱根にあって、訪れる人もあまりなく、心閑かな気持ちになれる
秘湯のような佇まいを魅せる、そんなスポットです。
<宮ノ下商店街>
国道138号を底倉温泉から国道1号に向かうと、宮ノ下の交差点があり
国道1号沿いに商店街が広がっています。中心に建つ富士屋ホテルが、当初
外人専用ホテルであったことから街並みも外国を意識して整備されたことで
エキゾチックでレトロな雰囲気があり、セピア通りと名付けられています。
富士屋ホテル直営のベーカリー&スィーツのお店「PICOT(ピコット)」には、
様々な商品がありますが、富士屋ホテルオリジナルもあり、その一つに
レストラン「ザ・フジヤ」で提供しているカレーの味に限りなく近づけた
「クラシックカレーパン」があります。カレーの味もさることながら、揚げパンが
冷えていても脂っぽくなっておらず、思ったよりもさくさく食べられるので、
小腹が減った時のおやつにいいと思います。
パンといえば、お正月の箱根駅伝では欠かせない「温泉シチューパン」は
富士屋ホテルの右手にある「渡邊ベーカリー」で扱っています。宮ノ下の
交差点を国道138号ではなく左折し国道1号の坂を登っていくと左側です。
「渡邊ベーカリー」の手前には、「La Bazza(ラバッツァ)」というイタリアンが
あります。元は地方信金の建物ということで、すっかり階段になっている
エスカレーターとか、窓口カウンター跡のようなところとか、今は冷蔵庫と
して利用している大金庫とか、不思議な空間になっています。が、シェフは
富士屋ホテルで修業したという話に違わず、しっかりとした味に出会えます。
パスタは、少し細めのフェデリーニといった感じで、ゆで加減も最適です。
バケットも硬さが手ごろで、添えられるサワーバターとオリーブオイルが
相性がよく、さっぱりすっきりと食べられます。メインとなるお料理も、
牛ハラミ肉ステーキでしたが、口の中で柔らかく溶けていくようでした。
「オニオングラタンスープ」も、口コミでの人気も高い一品です。
☆「La Bazza」は仙石原に支店があります。
軽くパンを口にしてから、日帰り入浴施設で、の〜んびりと体をほぐし、
そのあと、不思議な雰囲気のイタリアンでおなかを満たして帰路につく、
というのも、素敵な一日の過ごし方かもしれません。
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タグ:箱根
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