2013年03月13日
箱根温泉旅(3)
今回の温泉旅では、底倉温泉での日帰り入浴を楽しんだ後、
宮ノ下温泉の富士屋ホテルに宿泊しました。
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底倉温泉の入浴施設
・てのゆ:[箱根温泉旅(1)]
・函嶺:[箱根温泉旅(2)]〜宮ノ下商店街〜
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箱根登山鉄道の宮ノ下駅を降りて駅前の道をいくと国道1号に出ますが、
もうそこが宮ノ下商店街で、宮ノ下温泉がある処です。
そこから国道138号が分岐する宮ノ下交差点付近までが宮ノ下商店街の
中心地で、宮ノ下交差点のちょっと手前に富士屋ホテルがあります。
<宮ノ下温泉:富士屋ホテル>
宮ノ下温泉には、[富士屋ホテル]を中心に多くの旅館やホテルがあります。
箱根は、底倉温泉に「太閤石風呂」があるように昔から温泉が湧く処で、
箱根七湯と呼ばれる温泉湧出地帯ですが、温泉地として発展をするのは、
明治11年に富士屋ホテルが開業してからとなります。
富士屋ホテルの創業者である山口仙之助は、明治維新の動乱の中で単身
渡米しホルスタイン種を日本に初輸入し酪農を試みるなど、チャレンジ
精神豊かに行動する人物で、実業家になるべく、慶応義塾で福沢諭吉に
教えを請い、外貨獲得のアドバイスを得て、外国人目当てのホテル業を
思い立ち、観光地としての箱根の魅力を見い出して、当時の藤屋旅館を
買収し西洋の感覚を取り込んで改装した上で開業しています。
創業時の建物は明治16年の火災で焼失してしまいますが、現存の本館は
唐破風を取り入れた和洋折衷の木造建築で、明治期の建築様式を現代に
伝えるもので、食堂などいくつかの建物とともに登録有形文化財に指定
されています。山口仙之助の“外国人の金を取るをもって目的とす”と
いう言葉から、外国人対象の本格的なリゾートホテルを目指し、外国人
専用ホテルという時期も長く、日本の伝統文化を伝える工夫に加えて、
ビリヤード場にプールや温室、また、バーや理容美容室といった趣向を
凝らしていました。観光客のアプローチから箱根の発展を考え、道路の
整備や安定した電源を確保するための水力発電などにも注力しており、
他にも、日本初となるホテルマンの育成スクールを立ち上げています。
※このスクールは後に立教大学観光学科設立へとつながっていきます。
宮ノ下の街並みは、明治から昭和にかけ外国人旅行者が数多く滞在して
いたことから、外国を意識して作り上げられていった結果、現在では
大正浪漫が感じられるようになり「セピア通り」と呼ばれています。
富士屋ホテルは、その成り立ちから有名な外国人も多数宿泊しています。
国賓級ではタイ王国国王・王妃が滞在しており、他では喜劇王といわれる
チャールズ・チャップリンや、社会福祉教育家であるヘレン・ケラーに、
ビートルズのジョン・レノンなどが訪れています。
☆宿泊者向けに、館内ご案内ツアーというのが用意されています。毎日
16時から30分程度で、館内各所を紹介してくれるものです。
こちらでは、プール・大浴場・貸切風呂・客室風呂に宮ノ下温泉が給湯
されています。泉質は、塩化ナトリウム物泉となっています。
プールは室内と屋外の2つありますが、屋外は夏季期間の限定利用です。
室内プールは、ほとんど利用者がいないようで、自由に遊泳することが
可能です。プールとは廊下をはさんだ向かい側に大浴場がありますが、
実はそれほど大浴場ではありません。女性用の方が若干広めとはいえ、
4人程度しか入れない湯船に少ないカランという造りになっています。
外国人専用ホテルという成り立ちから、大人数で裸浴するということを
想定していないのでしょう。客室にあるお風呂もビジネスホテルにある
とりあえず湯船になっているけど、実際のところは実はシャワーブース
という感じのものです。ただ、貸切風呂はどこにでもあるような感じの
3人程度入ることができる湯船にカランが2つ用意されているスタイル
なのですが、利用料金がちょっと高めです。〜2,100円/45分間〜
メインダイニングである「ザ・フジヤ」か、和食の「菊華荘」あるいは、
カジュアルレストラン「ウイステリア」にて、食事をいただけます。
ティーラウンジ「オーキッド」は喫茶がメインですが、ライトミールも
提供しており「箱根富士屋バーガー」などが用意されています。
多少、高めの値段設定ですので、近隣のレストラン等に出向くという
手もあります。参考:こちらをクリック⇒<宮ノ下商店街>
朝食も“えっ、この値段!”という、貸切風呂の料金よりも高額なもの
なのですが、朝のまどろむようなひとときは、落ちつきを感じることが
できる高級ホテルの雰囲気をじっくりと味わいながら、ゆったりとして
いただきたいものですから、朝食込の宿泊プランを選んでもらいたいと
思います。その際には、「ザ・フジヤ」の3種のブレックファーストが
お奨めです。例えば「CakeBreakfast〜ケーキブレックファースト〜」の
フレンチトーストは、ふんわりと蕩けるような食感が絶妙です。
〜じゃらん〜
[富士屋ホテル]の宿泊プランは、こちらをどうぞ!
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温泉 ブログランキングへ
宮ノ下温泉の富士屋ホテルに宿泊しました。
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底倉温泉の入浴施設
・てのゆ:[箱根温泉旅(1)]
・函嶺:[箱根温泉旅(2)]〜宮ノ下商店街〜
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箱根登山鉄道の宮ノ下駅を降りて駅前の道をいくと国道1号に出ますが、
もうそこが宮ノ下商店街で、宮ノ下温泉がある処です。
そこから国道138号が分岐する宮ノ下交差点付近までが宮ノ下商店街の
中心地で、宮ノ下交差点のちょっと手前に富士屋ホテルがあります。
<宮ノ下温泉:富士屋ホテル>
宮ノ下温泉には、[富士屋ホテル]を中心に多くの旅館やホテルがあります。
箱根は、底倉温泉に「太閤石風呂」があるように昔から温泉が湧く処で、
箱根七湯と呼ばれる温泉湧出地帯ですが、温泉地として発展をするのは、
明治11年に富士屋ホテルが開業してからとなります。
富士屋ホテルの創業者である山口仙之助は、明治維新の動乱の中で単身
渡米しホルスタイン種を日本に初輸入し酪農を試みるなど、チャレンジ
精神豊かに行動する人物で、実業家になるべく、慶応義塾で福沢諭吉に
教えを請い、外貨獲得のアドバイスを得て、外国人目当てのホテル業を
思い立ち、観光地としての箱根の魅力を見い出して、当時の藤屋旅館を
買収し西洋の感覚を取り込んで改装した上で開業しています。
創業時の建物は明治16年の火災で焼失してしまいますが、現存の本館は
唐破風を取り入れた和洋折衷の木造建築で、明治期の建築様式を現代に
伝えるもので、食堂などいくつかの建物とともに登録有形文化財に指定
されています。山口仙之助の“外国人の金を取るをもって目的とす”と
いう言葉から、外国人対象の本格的なリゾートホテルを目指し、外国人
専用ホテルという時期も長く、日本の伝統文化を伝える工夫に加えて、
ビリヤード場にプールや温室、また、バーや理容美容室といった趣向を
凝らしていました。観光客のアプローチから箱根の発展を考え、道路の
整備や安定した電源を確保するための水力発電などにも注力しており、
他にも、日本初となるホテルマンの育成スクールを立ち上げています。
※このスクールは後に立教大学観光学科設立へとつながっていきます。
宮ノ下の街並みは、明治から昭和にかけ外国人旅行者が数多く滞在して
いたことから、外国を意識して作り上げられていった結果、現在では
大正浪漫が感じられるようになり「セピア通り」と呼ばれています。
富士屋ホテルは、その成り立ちから有名な外国人も多数宿泊しています。
国賓級ではタイ王国国王・王妃が滞在しており、他では喜劇王といわれる
チャールズ・チャップリンや、社会福祉教育家であるヘレン・ケラーに、
ビートルズのジョン・レノンなどが訪れています。
☆宿泊者向けに、館内ご案内ツアーというのが用意されています。毎日
16時から30分程度で、館内各所を紹介してくれるものです。
こちらでは、プール・大浴場・貸切風呂・客室風呂に宮ノ下温泉が給湯
されています。泉質は、塩化ナトリウム物泉となっています。
プールは室内と屋外の2つありますが、屋外は夏季期間の限定利用です。
室内プールは、ほとんど利用者がいないようで、自由に遊泳することが
可能です。プールとは廊下をはさんだ向かい側に大浴場がありますが、
実はそれほど大浴場ではありません。女性用の方が若干広めとはいえ、
4人程度しか入れない湯船に少ないカランという造りになっています。
外国人専用ホテルという成り立ちから、大人数で裸浴するということを
想定していないのでしょう。客室にあるお風呂もビジネスホテルにある
とりあえず湯船になっているけど、実際のところは実はシャワーブース
という感じのものです。ただ、貸切風呂はどこにでもあるような感じの
3人程度入ることができる湯船にカランが2つ用意されているスタイル
なのですが、利用料金がちょっと高めです。〜2,100円/45分間〜
メインダイニングである「ザ・フジヤ」か、和食の「菊華荘」あるいは、
カジュアルレストラン「ウイステリア」にて、食事をいただけます。
ティーラウンジ「オーキッド」は喫茶がメインですが、ライトミールも
提供しており「箱根富士屋バーガー」などが用意されています。
多少、高めの値段設定ですので、近隣のレストラン等に出向くという
手もあります。参考:こちらをクリック⇒<宮ノ下商店街>
朝食も“えっ、この値段!”という、貸切風呂の料金よりも高額なもの
なのですが、朝のまどろむようなひとときは、落ちつきを感じることが
できる高級ホテルの雰囲気をじっくりと味わいながら、ゆったりとして
いただきたいものですから、朝食込の宿泊プランを選んでもらいたいと
思います。その際には、「ザ・フジヤ」の3種のブレックファーストが
お奨めです。例えば「CakeBreakfast〜ケーキブレックファースト〜」の
フレンチトーストは、ふんわりと蕩けるような食感が絶妙です。
〜じゃらん〜
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タグ:箱根
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