2012年11月21日
鎌倉日帰り温泉〜稲村ヶ崎温泉・えのすぱ〜
北鎌倉から源氏山、そして大仏を巡り温泉へと足をのばし、ココロとカラダを癒しましょう。
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・北鎌倉〜源氏山:[源氏山から北鎌倉へ〜[縁切寺]さだまさし〜]
…ルートを逆にたどることもできます
・源氏山〜大仏・極楽寺:[鎌倉日帰り旅〜大仏と極楽寺族]
⇒このあと、稲村ヶ崎の温泉へ
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稲村ヶ崎のレストランが改築で井戸を掘っていたところ、たまたま鉱泉が出てきてしまい、
鎌倉唯一の温泉として、日帰り入浴施設ができてしまいました。
稲村ヶ崎というのは、江ノ電で鎌倉駅から5つ目(10分210円)の稲村ケ崎駅から
歩いて5分程度のところにある岬で、由比ヶ浜と七里ヶ浜の間に位置し、
七里ヶ浜側は「稲村ガ崎公園」になっています。
※「稲村ヶ崎」という表記は歴史的用法や国の史跡の名称で使われ、
住居表示等では「稲村ガ崎」となります。
ここには、次のような伝説が『太平記』に記されています。
鎌倉幕府末期、新田義貞が鎌倉を攻めるにあたり、稲村ヶ崎の海岸を渡ろうとしたところ、
切り立った崖が続き、岩が数多く、道幅が狭いため、軍勢が越えられそうにありませんでした。
そこで、新田義貞が後醍醐天皇に下賜された黄金の剣を、潮が引くのを念じて海に投じると、
みごと干潟ができ、それを利用して鎌倉に攻め込み、鎌倉幕府を滅亡においやりました。
20年ぶりに現れる伝説のビッグウェーブといわれている「ジェーン」を待つサーファー達の
ドラマを描いた青春物語です。桑田佳祐が手掛けた映画ということで前評判は高く1990年度
日本映画配給収入年間ランキングで4位になるという、興行的には成功した作品です。
残念ながらDVDは発売されていませんが、1991年にVHSはリリースされています。
<稲村ヶ崎温泉>
「稲村ガ崎公園前」信号の横に、以前は「Sundish(サンディッシュ)」という名前だったレストラン
「Main」があります。ここの敷地内に温泉が湧出し、日帰り入浴施設「稲村ヶ崎温泉」が
オープンしました。
ここは18歳未満利用禁止のため、落ち着いた雰囲気の中で過ごす大人の寛ぎ空間です。
利用料金は1,300円とちょっと高めで、そのせいもあり混雑もなく、ゆったり過ごせるようです。
泉質は「ナトリウム - 炭酸水素塩泉(純重曹泉)」の黒湯(くろゆ)モール泉で、源泉温度18度の
冷泉沸かし湯です。沸かし湯の内湯と露天風呂のほか、源泉かけ流しの湯船があり、
他にサウナが用意されています。源泉浴槽はさすがに18度で、しかも露天エリアにあるため、
通常はサウナから出た後の水風呂として使われています。とはいうものの、なんといっても
源泉があふれているのですから、外気温が高い時期にじっくりと味わいたいものです。
露天の周囲は塀に囲まれており風景などを見る事はできませんが、空は大きく広がっており
潮の香りが漂ってきます。しかも、脱衣所と浴室だけで休憩室というものはない公共浴場
といった造りで、ひたすらお湯を楽しむという処です。
<Restaurant Main>
「稲村ヶ崎温泉」と同じ敷地内にあるレストランです。生みの親といったところでしょうか。
駐車場は共有となっていますし、温泉利用者には割引券が配られているようです。
創業1968年の老舗洋食レストランで、道路を挟んだ目の前に海があり、店内から江の島や
富士山を見ることができます。
☆湘南の海と「稲村ヶ崎温泉」の間に「Main」が建っているという位置関係になります。
温泉からあがったら、湘南の海が夕焼け色に滲んでいく情景を眺めながら、ステーキや
海鮮を味わってください。
営業時間が「11:00〜23:00」ですので、ランチからディナーまで食事を楽しむことが可能です。
最大100名様まで収容可能なので、パーティーや披露宴から二次会までを行なうことができる
ということです。
<Venus Cafe>
「Venus Cafe」という「Main」の姉妹店が由比ヶ浜にあり、こちらも海が目の前です。
こちらはテキサス・メキシコ料理を提供するお店で、江ノ電の長谷駅から国道134号線を
海沿いに7分ほど歩いたところにある鎌倉海浜公園の近くです。
「Main」とは、稲村ヶ崎を挟んで建っている感じになります。
以前はパーティースペースとして営業しており、映画『稲村ジェーン』で有名になりました。
2003年「Venus Cafe」として生まれ変わり、深夜25時(金・土・祝前日は26時)まで営業し、
深夜のオアシスと変わりました。こちらには、音響設備やプロジェクターがあることから、特に
披露宴から二次会で利用されることも多いとのことです。
ちなみに、フジテレビドラマ『最後から二番目の恋』のロケでも使用されていました。
<えのすぱ>
江ノ島まで足を伸ばす(江ノ電で稲村ケ崎〜江の島は11分210円)と、「えのすぱ」があります。
こちらは水着で楽しむスパリゾートといった感じのレジャー施設です。
「稲村ヶ崎温泉」では渋くしっとりとした時間を過ごし、「えのすぱ」は友人同士でわいわいと
賑やかに楽しむ感覚です。こちらにはいろいろな料金プランがありますが、ベーシックプランは
「Spa&Healing(スパ&ヒーリング)」といい2,650円になっています。ただし、7月と8月の
土日祝は、ハイシーズンということで500円増しとなるとのことです。
水着着用の男女共通エリアとしてプールがあり、富士山が一望でき、まるで海と繋がっている
かのように感じられる屋外エリアと、江の島の岩場と一体化した洞窟空間で神秘的な気分に
なれる「洞窟泉」などがある屋内エリアがあります。
屋外エリアには『源泉』があったりしますが、冬季(12月〜2月)は営業していない施設がある
ので、注意が必要です。『富士海湯』というのが男女別々の温泉エリアで、地下1500m から
湧き出した「ナトリウムー塩化物強塩温泉」に入れます。ここには人工なのですが、高濃度の
炭酸泉もあり、泡がカラダ中にたくさんくっつくので、けっこう楽しめます。
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屋外プールエリア施設:源泉・露天泉・トルマリン泉
屋内プールエリア施設:天陽泉・洗芯泉・落下泉
洞窟エリア施設:滝泉・彩色泉・洞窟泉・清泉・採暖室(ドライサウナ)
富士海湯(江の島温泉):中温湯・高温湯・炭酸泉・冷水風呂・サウナ
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いろいろとたくさんのプールや温泉が用意されており、海が見渡せるレストランもありますし、
他にもエステやセラピーも充実しているので(料金もけっして安いわけではないですし)、
あわてることなくゆったりと充実した時間を過ごすべきところなのですが、残念なことに、
こちらには宿泊設備はなく、提携ホテルでの宿泊セットプランを利用する形になっています。
〜じゃらん〜
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タグ:鎌倉
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